著者
鈴木 桂二
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン (ISSN:18849644)
巻号頁・発行日
vol.20, no.4, pp.218-232, 1966-04-01 (Released:2011-03-14)
被引用文献数
1 1

筆者が1954年2月ロンドンで開かれたCCIR SG XI, 1955年3月ウィーンで開かれたCCIR SGX, XIの会議に出席し, 各国代表とヨーロッパの放送事情について論議し, その後, イギリス, オランダ, 西ドイツ, フランス, イタリアの各放送局, 研究所を訪問し, 各国のテレビ放送事情と研究分野を調査した結果を報告したものである.

1 0 0 0 東亜の黎明

著者
乗杉 嘉壽[作詞]
出版者
ビクター
巻号頁・発行日
1939-09
著者
山川 真 山本 忠司 水谷 洋子 西谷 博 八星 元彦 平田 純生 堀内 延昭 清水 元一 山本 啓介 岸本 武利 前川 正信
出版者
社団法人 日本透析医学会
雑誌
人工透析研究会会誌 (ISSN:02887045)
巻号頁・発行日
vol.15, no.2, pp.115-127, 1982-03-31 (Released:2010-03-16)
参考文献数
55

炭酸塩の析出という重曹透析液の欠点は, 酢酸ソーダを緩衝剤として用いることによって解決されたが, 透析法の発達によって新たに酢酸透析の問題点が指摘されるようになった. まず, dialyzerの効率の上昇に伴って, 透析液から生体に負荷されるacetate量がその代謝能を超える可能性があることと, 患者の中にはacetateの代謝能が低いものがあることがわかった. またacetateの大量負荷が生体のTCA-cycleに影響を及ぼすことが明らかにされた. 第2は, 酢酸透析では, dialyzerを通して血液から失われるHCO3-とCO2が大きいため, 適正な酸塩基平衡の是正が行われないこと, またCO2の低下から生ずるPO2の低下も考えられた. 第3はacetateの心機能抑制作用と, 未梢血管拡張作用が, 透析に不利に働いて, 透析中の不快症状の原因になっていることが示唆された. 第4はacetateの代謝経路から考えて, 長期には脂質代謝に何等かの影響が及ぶことが推測される. 第5は, まだ知見は少ないが, 重曹透析がCa代謝に有利に働くことが期待される.実際, 酢酸透析を重曹透析に移行することによって, 透析中の不快症状の発現が激減し, 種々の検査成績も改善することが示された. 重曹透析はすべての透析患者にとって有利な透析を提供すると考えられるが, 特に酢酸不耐症、 重症合併症、 心循環系合併症, 導入期, 大面積短時間透析等の症例に有効である. 重曹透析液は炭酸塩の沈澱を防止することが最大の課題であるが, そのためには, 液のpHの安定化をはからねばならない. このことはとりもなおさず, 液のPCO2の安定化に他ならない. 現在では, 重曹透析液は2原液法によって作製されるが, 安定した組成の液とその混合供給装置が開発され実用化している. 重曹透析は生理的で有用であるが, その取扱いはやや煩雑で、 高価になるので, 今後これらの点の改良が望まれる.
著者
中谷 武
出版者
経済理論学会
雑誌
季刊経済理論 (ISSN:18825184)
巻号頁・発行日
vol.50, no.4, pp.5-15, 2014-01-20 (Released:2017-04-25)

置塩信雄『蓄積論』(初版)は1967年に出版された。その後,世界や日本の経済が成長率の低下やさまざまな危機を経験する中で,経済理論自体も大きく変貌してきたが,現在の近代経済学(主流派経済学)の基本的な枠組みは変わっていない。これに対するマルクス経済学やポストケインズ派経済学などの批判的経済学にも新しい動きが出てきている。本稿は,置塩『蓄積論』の基本的メッセージを,(1)資本制の歴史性,(2)不均衡とその累積性,(3)利潤と投資の主導性,(4)資本制の長期法則の4点から整理し,現時点でその重要性を評価する。次に,批判的経済理論の一つとして最近多くの研究が行われているカレツキ等のポストケインズ派を対象に,その貢献と問題点を論じる。
著者
北 正人 藤井 信吾
出版者
一般社団法人 日本老年医学会
雑誌
日本老年医学会雑誌 (ISSN:03009173)
巻号頁・発行日
vol.37, no.7, pp.507-510, 2000-07-25 (Released:2009-11-24)
参考文献数
22

閉経とは卵巣機能の衰退・消失によって起こる月経の永久的な閉止である. ヒト女性の閉経年齢は平均50歳前後であり, 環境因子や排卵状態などの個体差の影響を受けにくい. 卵巣の寿命を規定する遺伝子はX染色体上にあると考えられているが, その発現メカニズムは明らかになっていない.卵巣機能の最初の老化徴候は35歳頃より卵胞からの inhibin 分泌が低下しはじめることであると考えられている. 40歳代を過ぎると, この傾向が著明になり下垂体からのFSH分泌は亢進する. 卵胞期間は短縮し黄体の寿命も短縮し月経周期は短縮する. 卵巣の原始卵胞数は急に減少しはじめる. 卵胞のホルモン反応性が悪くなると今度は卵胞発育は遅延し, 月経周期の延長や無排卵周期がみられるようになる. この間, 原始卵胞の数はますます減少する. 卵胞からのE2分泌の低下を代償するために, 間脳からのGnRH分泌は亢進し下垂体からのLH分泌も亢進する. しかし, しばらくするとFSH・LHの上昇にも卵胞は反応しなくなり, 卵胞発育は不十分となり排卵に至らなくなる. E2分泌は低下し, 子宮内膜の反応も低下する. じきに月経は停止し閉経となる.閉経後2~3年以内に卵巣の卵胞は消失し, estrogen の分泌がなくなる. その後の estrogen の主体は体内の末梢組織のアロマターゼで androgen から転換された estrone であるが, その値は閉経前に比べてかなり低く, 閉経以降の女性は相対的に androgen 過剰状態となる. GnRH・LH・FSH分泌は亢進の状態が続き, 70歳代にはいって徐々に下降する.閉経による低 estrogen 状態は身体的悪影響を及ぼすが, 基本的にはホルモン補充療法によって代償が可能である. しかし, 閉経に伴う排卵の停止の予防や治療は困難である.
著者
権 赫麟
出版者
観光学術学会
雑誌
観光学評論 (ISSN:21876649)
巻号頁・発行日
vol.4, no.2, pp.121-133, 2016 (Released:2020-01-13)

本研究は、ポピュラーカルチャーの観光対象化を文化構築主義の観点から分析するものである。本稿が事例として取りあげる鳥取県境港市と長野県上田市は、マンガと歴史という対照的な二つの文化要素を対象とする観光地である。しかしながら、本研究の考察は表面的な様相とは違い、実際これらの地域で観光される文化はポピュラーカルチャーと伝統文化という規範的な範疇に収まるものではないことをみせてくれる。伝統文化とポピュラーカルチャーが「観光されるために」相互浸透的に脱文脈化するという事実は、現代観光が既存の二分法では説明できない新たな文化的価値を構築していることを示している。