著者
川崎 慎治
出版者
日本鉄道電気技術協会
雑誌
鉄道と電気技術 (ISSN:09159231)
巻号頁・発行日
vol.24, no.5, pp.29-32, 2013-04-30
著者
塚本 浩司
出版者
日本物理教育学会
雑誌
物理教育 (ISSN:03856992)
巻号頁・発行日
vol.52, no.2, pp.133-139, 2004-07-09 (Released:2017-02-10)
参考文献数
25
被引用文献数
1

"仮説実験授業"は,板倉聖宣(国立教育研究所,当時)によって1963年に提唱された科学教育の授業理論であり,学校教育現場で大きな成果を上げている。しかし日本国外には,その理論・実践はこれまでほとんど紹介されることはなかった。にもかかわらず,近年の米国・英国を中心とした物理教育研究と問題意識が似通っている点が多い。本論文は,この仮説実験授業の基礎理論およびその具体的内容・成果と,欧米における近年の物理教育研究史を対比しながら論じる。
著者
田中 信行
出版者
早稲田大学法学会
雑誌
早稻田法學 (ISSN:03890546)
巻号頁・発行日
vol.92, no.3, pp.245-273, 2017-03-30
著者
内山 博之 今園 隆彦 後藤 浩一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MBE, MEとバイオサイバネティックス
巻号頁・発行日
vol.97, no.525, pp.29-33, 1998-01-31
参考文献数
9

鳥類の網膜への遠心性投射系, 向網膜系の機能的意義を探った. 甘利, Arbibの基本競合系に準じた数理モデルは, 向網膜ニューロン間の競合の実測したデータをよく再現した. 実際に得られたデー夕に基づいた2次元配列基本競合系モデルのシミュレーションは, 向網膜系が選択的注意の神経機構として機能していることを示唆した.
著者
田口 亮 村田 裕
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CAS, 回路とシステム
巻号頁・発行日
vol.93, no.34, pp.69-74, 1993-05-21

インパルス雑音除去やエッジ保存平滑化を目的に提案されている非線形フィルタにα-Trimmed平均値フィルタがある。本稿ではそのα-Trimmed平均値フィルタを多種の雑音が混合して重畳されている場合や重畳している雑音が非定常な場合に対応させるために、フィルタパラメータαを処理点ごとに可変させる適応型α-Trimmed平均値フィルタを提案した。αの可変は、局所統計量を用いて行うため、処理画像の先験的な情報を必要としない。さらに、適応型α-Trimmed平均値フィルタを2重窓型に拡張することにより、窓幅設定に関しても先験情報を必要としないフィルタ処理アルゴリズムとなった。
著者
神森 眞 田久保 海誉
出版者
一般社団法人 日本老年医学会
雑誌
日本老年医学会雑誌 (ISSN:03009173)
巻号頁・発行日
vol.41, no.4, pp.365-368, 2004-07-25 (Released:2011-03-02)
参考文献数
16
被引用文献数
1

テロメアは染色体末端に存在し, 染色体の安定に貢献している. また, 正常培養細胞における細胞老化はテロメア短縮によって説明されている. 今回, 我々は組織切片を用いたテロメア長測定法を開発したので, テロメア長測定法を中心に記述し, テロメア研究の進歩について述べる. 従来は, 細胞や組織から抽出したDNAを制限酵素で切断し泳動像のピーク値などをテロメア長としていた. 1996年に培養細胞を用いた細胞分裂中期 (metaphase) の染色体個々のテロメア長測定が quantitative fluorescence in situ hybridization (Q-FISH) により可能となり, 癌組織では, 特異的に限られた染色体のテロメアが短縮していることが報告された. 培養細胞や末梢血のテロメア測定は flow cytometery による flow FISH が行われ, 多くの白血病細胞におけるテロメア代謝が明らかにされた. 組織切片を用いたテロメア長測定法 (tissue FISH) は, 少数の論文の中で紹介されていたが良好な結果を得ることが困難であった. 我々の研究グループにより確立された組織切片を用いたテロメア長の測定法を紹介し, この方法は測定が容易であると同時に, 組織像と対比できる点で利点が大きく, 今後の組織のテロメア代謝の解明に貢献すると思われる.
著者
西念 星宝 谷津 元樹 原田 実
出版者
日本知能情報ファジィ学会
雑誌
知能と情報 (ISSN:13477986)
巻号頁・発行日
vol.31, no.5, pp.797-807, 2019-10-15 (Released:2019-10-15)
参考文献数
10

照応詞と照応関係にある先行詞を同定することは,ロボット対話や質問応答などの自然言語処理の応用研究において,高精度を達成するために必要な要素技術とされている.そこで意味解析システムSAGEを用いて文を意味解析し,語間の意味的類似度を用いて指示代名詞の先行詞を高精度に同定する照応解析システムAnasysDを開発した.先行詞らしさを数値化するために,先行詞文節と照応詞の受け側文節との共起類似度素性や先行詞文節の上位概念分類と先行詞文節の深層格による2次元の事後確率など12種類の素性を設定した.NAISTテキストコーパスを用いてナイーブベイズ法で正解率の確率分布を学習し,先行詞らしさの確率が最も高い文節を先行詞文節とする.5分割交差検定で評価した結果,63.42%の精度を達成した.
著者
サイエンスウィンドウ編集部
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
サイエンスウィンドウ (ISSN:18817807)
巻号頁・発行日
vol.4, no.3, pp.1-36, 2010-06-01 (Released:2019-04-11)

サイエンスウィンドウ2010初夏号の冊子体一式(PDF版)およびHTML版は下記のURLで閲覧できます。 https://sciencewindow.jst.go.jp/backnumbers/detail/3 目次 【特集】 単位から見える世界 p.06 もし、この世に単位がなかったら… p.08 中国から伝わった尺(しゃく)と貫(かん) 英米ではヤードとポンド p.10 世界共通のものさし SI 単位に統一へ!! p.12 メートル誕生物語 p.14 「キログラム」の普遍性を求めて p.16 単位に遊び 単位に親しむ 【連載】 p.02 似姿違質:ニホンイシガメ VS ニホンスッポン p.18 人と大地:ナイル川とアスワンハイダム(エジプト) p.20 タイムワープ夢飛翔:国際単位系/名称には大物科学者がずらり p.22 いにしえの心:貨幣が起源の「匁(もんめ)」「貫(かん)」 p.23 サイエンスのお仕事図鑑:地球観測衛星データ利用の案内役 p.24 ふるさと食の楽校:ウナギ 静岡県榛原郡吉田町 p.25 かがくを伝える舞台裏:『RikaTan』編集委員会を訪ねて p.26 動物たちのないしょの話:カワネズミ(東京都多摩動物公園) p.28 光っているひと:人から学んだ実験を人に伝えたい 小森栄治さん p.30 イチから伝授実験法:気分はプロの計量士 マイはかりで重さを量ろう p.32 発見! 暮らしのなかの科学:膨らむ粉、小麦粉の内部では何が起こっている? p.34 せんせいクラブ p.36 人と大地:解説
著者
野口 聡 田中 雄也
出版者
日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会論文誌 (ISSN:13498290)
巻号頁・発行日
vol.42, no.Suppl., pp.033-036, 2018-12-20 (Released:2018-12-21)
参考文献数
5

本研究では,人に教える活動に取り組む生徒の意識が,学習に対する自己評価に与える影響を明らかにする.そのために,活動に取り組む生徒の意識の構成要因が,理科学習の4観点(興味・関心,知識理解,科学的思考,観察実験)の自己評価に与える影響を分析した.その結果,生徒の意識の構成要因として,「①振り返り・まとめ方」,「②自然現象との関連」,「③書き方の工夫」,「④調べ直し」の因子が抽出された.さらに,興味・関心は①,②が,知識理解は①,③が,科学的思考は②が,実験観察は①が,影響することが示唆された.
著者
蔵本 由紀
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会誌 (ISSN:09120289)
巻号頁・発行日
vol.77, no.2, pp.137-140, 2011-02-05 (Released:2011-08-05)
参考文献数
6
著者
下沢 勝井
雑誌
日本文學誌要 (ISSN:02877872)
巻号頁・発行日
vol.23, pp.113-115, 1980-02-10
著者
下沢 勝井
出版者
法政大学
雑誌
日本文學誌要 (ISSN:02877872)
巻号頁・発行日
no.23, pp.113-115, 1980-02-10
著者
高野 秀之 タカノ ヒデユキ Hideyuki Takano
雑誌
嘉悦大学研究論集
巻号頁・発行日
vol.56, no.1, pp.87-106, 2013-10-25

本稿は機能主義言語学の入門研究である。ここで言う「機能主義」とは、Saussureが築き上げたヨーロッパ構造主義言語学の伝統における「一つの研究動向」のことを意味している。彼の後継者の業績の中から、特に、言語使用の目的、その目的が果たされる場面、言語使用の場面や状況において発現する意味(即ち、機能)に関心を寄せるものを選び、それらが言語体系の構造を記述するという目的を果たすために、どのような手段(方法)を講じているのかを概観する。 言語学という特定領域の歴史において、対立しているかのようにも見える二つの研究動向(即ち、構造主義と機能主義)がどのように扱われてきたのかを見直すことは、言語学史の研究のみならず、最新の言語理論を理解するうえでも有意義なことである。 本研究が扱う業績は、「コミュニケーション理論」、「場の脈絡という概念」、そして、言語学の主たる目的を意味の研究として定め、「意味はコンテクストの中で機能するという言語観」に限られる。それらはみな、行き過ぎた客観主義への反省に基づいて、「目的-手段」というモデルを共有している。