著者
袖 美樹子
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.60, no.7, pp.586-587, 2019-06-15

社会の変化に伴い学校教育も改革が進んでいる.高等専門学校では質保証による質の高い工学教育を基礎とし,社会で必要とされる新しいアイディアやものを作り上げる能力の育成を目指している.たとえば,プログラミングコンテストやロボットコンテストなどの各種コンテストや地域連携による教育プログラム,グルーバル人材育成に向けた英語を基本とした教育への取り組みが行われている.そこで,教育の質保証の考え方やその教育の仕組み,コンテストへの取り組み事例などを紹介する.

1 0 0 0 OA 政治原論

著者
市島謙吉 著
出版者
万松堂[ほか]
巻号頁・発行日
1889

1 0 0 0 OA 改進論

著者
市島謙吉 著
出版者
桜井産作
巻号頁・発行日
1888

1 0 0 0 OA 非大同団結論

著者
市島謙吉 著
出版者
林鋳吉
巻号頁・発行日
1889

1 0 0 0 OA 平民論

著者
市島謙吉 (春城) 著
出版者
浜田清
巻号頁・発行日
1888

1 0 0 0 OA 日本改進論

著者
市島謙吉 著
出版者
大鵬館
巻号頁・発行日
1889
著者
阿部 智行 宮川 伸 中村 義一
出版者
公益社団法人 日本薬理学会
雑誌
日本薬理学雑誌 (ISSN:00155691)
巻号頁・発行日
vol.147, no.6, pp.362-367, 2016

アプタマーとは,複雑な三次元立体構造をとることで標的分子に結合する一本鎖のRNAまたはDNA分子である.標的となる分子は,タンパク質,ペプチド,炭水化物,脂質,低分子化合物,金属イオンなど多岐にわたり,その高い結合力と特異性から,医薬品や診断薬,分離剤などさまざまな分野で実用化されている.医薬品としては,世界で初めてのアプタマー医薬であるMacugen<sup>®</sup>が滲出型加齢黄斑変性症治療薬として2004年にアメリカで承認され,いくつかのアプタマーが臨床段階にある.また,ドラッグデリバリーシステム(DDS)のツールとしての研究も進んでおり,医薬品分野におけるアプタマーの重要性がますます高まることが予想される.そこで本稿では,医薬品としてのアプタマーの取得方法,最適化について概説し,臨床試験中のアプタマー医薬の最新の動向について紹介する.
著者
松浦 藍
出版者
大学美術教育学会
雑誌
美術教育学研究 (ISSN:24332038)
巻号頁・発行日
vol.50, no.1, pp.313-320, 2018 (Released:2019-03-31)
参考文献数
8

本研究は,絵画作品鑑賞において,色彩の感情効果学習が生徒の絵画作品鑑賞に与える影響を考察したものである。筆者が指導する生徒308名が,9週にわたり授業開始10分間,週1作品の郷土作家絵画作品を鑑賞した。その上で生徒が絵画作品の題名とその根拠を思考し,作品の主題を予想した。郷土作家絵画鑑賞のワークシートの中から,生徒が記述した造形要素に関する単語数をカウントした。10分以降の授業において,9週の内4週を色彩の感情を考える表現活動や鑑賞活動に充て,造形要素等の記述に見られる傾向の推移について考察を行った。その結果,色彩の感情効果学習を経ることで,生徒が絵画から受け取る主題の根拠として挙げた造形要素やイメージの広がりを示す記述が増えていた。このことから,絵画からイメージすることに課題がある生徒が,自分の考えをまとめ表現する手立てとして色彩の感情効果学習が期待できることが分かった。
著者
高橋 克匡 一谷 幸男 山田 一夫
出版者
Division of Physhology, Faculty of Human Sciences, University of Tsukuba
雑誌
筑波大学心理学研究 = Tsukuba Psychological Research (ISSN:09158952)
巻号頁・発行日
vol.55, pp.1-7, 2018-02-28

Dependence refers to the state of abnormally relying on or needing someone or something. Although the neural mechanisms of drug-dependence have been intensively studied, those of gambledependences are still unclear. Since "gambling disorder" was adopted within the Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders, Fifth Edition (DSM-5) as a mental disorder, researchers have been focusing on developing an effective treatment for the disorder. Deviant decision-making processes, such as risk preference or short-sighted thinking, are thought to be related to both drug- and gambledependences. Elucidating the biological mechanisms of deviant decision-making processes using the rat gambling task (rGT), based on the Iowa Gambling Task for humans, can undoubtedly provide novel approaches to the treatments of drug dependences and gamble disorder. In this paper, we focus on the relationships between drug- and gamble-dependences and decision-making processes and review recent studies that address the biological mechanisms underlying the deviant decision-making processes in rodents.
著者
中村 恵美子
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
ファルマシア (ISSN:00148601)
巻号頁・発行日
vol.54, no.7, pp.706-708, 2018

(株)リボミックはアプタマー医薬の研究開発を専門とする、東京大学発のバイオベンチャーである。一本鎖の核酸であるアプタマーは、それ自体で様々な形を作り、疾患の原因となっているたんぱく質などの分子に結合し、その働きを阻害することで疾患を治療する。本稿では、当社技術の概要をご説明するとともに、現在、加齢黄斑変性症等を適応症として治験の準備を進めているRBM-007についてご紹介する。
著者
宮川 伸 藤原 将寿 西山 道久
出版者
日本DDS学会
雑誌
Drug delivery system (ISSN:09135006)
巻号頁・発行日
vol.23, no.5, pp.534-543, 2008-09-30
参考文献数
24
被引用文献数
2

近年,RNAアプタマーが抗体医薬の次世代分子標的薬として注目されている.RNAアプタマーはSELEX法を用いて取得され,短鎖化および安定化ののちに医薬品候補品となる.PEGを付加することで体内動態特性が顕著に改善される.アプタマーはそれ自身が医薬品となりうるが,抗がん剤などを付加することでデリバリー剤としても利用可能である.本稿では,アプタマー医薬の作製方法と特性を概説するとともに,臨床試験中のvWFアプタマーとリボミック社が開発中のMKアプタマーに関して説明する.
著者
佐伯 大輔
出版者
一般社団法人 日本行動分析学会
雑誌
行動分析学研究 (ISSN:09138013)
巻号頁・発行日
vol.16, no.2, pp.154-169, 2002-03-30 (Released:2017-06-28)

これまで、経済学と心理学は、遅延時間の経過に伴う報酬の価値の減衰を、時間選好または遅延による報酬の価値割引と呼び、この現象の説明を異なる学問的立場から異なる方法論を用いて行ってきた。経済学における初期の研究は、公理的アプローチにより、財消費の現在と未来への合理的配分を表すことのできる指数関数モデルを提案した。しかし、最近の経済学研究は、経済学や心理学における実証的研究の結果から、指数関数モデルでは記述できない逸脱現象を見出し、これらを記述できる新たな割引モデルを提案している。一方、心理学では、ヒトや動物の遅延による価値割引が、指数関数モデルよりも双曲線関数モデルによってうまく記述できることや、収入水準やインフレーションなどの経済学的変数が割引率に関係する事実が明らかになった。今後、仮想報酬間での選択場面を用いてきた経済学の時間選好研究には、実際の選択場面を用いた割引率の測定が求められる。一方、心理学の価値割引研究には、経済学が報告した逸脱現象が、実際の選択場面においても生起するか否かを検討することが求められる。2つの価値割引研究の融合により、この現象のさらなる理解を可能にする学際的研究領域の確立が期待される。
著者
高倉 弘喜
出版者
日本信頼性学会
雑誌
日本信頼性学会誌 信頼性 (ISSN:09192697)
巻号頁・発行日
vol.37, no.3, pp.126-133, 2015

サイバー攻撃の手法は日々進歩している.従来,サイバー攻撃に使用されるプログラムの開発では,有効性確認のためにインターネット上のコンピュータを無差別に攻撃する試し撃ちが世界中で観測された.それを観測・解析することにより攻撃者が狙っている脆弱性の推定,攻撃プログラムの開発状況を把握し,事前に防御策を講じることも可能であった.しかし,2010年代に入り,攻撃者の目的が愉快犯的なものから機密情報や個人情報など価値のある情報窃取に移行したため,試し撃ちの観測は困難となりつつある.攻撃者は事前の綿密な調査を経て,標的とする組織や人物に特化した攻撃プログラムをインターネット上で試用することなく開発し,対象者のPCに直接感染させ乗っ取ることができるようになった.このため,従来の観測手法ではサイバー攻撃の状況を把握しにくくなっている.この問題に対処するため,組織内ネットワークの通信を監視し,基準を超える異常な通信を見つけ出す手法が求められつつある.
著者
秋山 浩一
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.49, no.2, pp.140-146, 2008-02-15

本稿は,ソフトウェアテストの動向の中で「組み合わせテストの設計」に焦点をあてたものである.はじめに,要因間の性質に着目した3つのタイプの「組み合わせテスト技法」について紹介する.続いて大規模ソフトウェア製品へ適用する際の「組み合わせテスト設計」の実際について述べる.
著者
増野 匡彦
出版者
The Society of Synthetic Organic Chemistry, Japan
雑誌
有機合成化学協会誌 (ISSN:00379980)
巻号頁・発行日
vol.58, no.12, pp.1202-1209, 2000-12-01 (Released:2009-11-13)
参考文献数
23
被引用文献数
1 1

We have found a novel metabolic pathway of phenols catalyzed by cytochrome P450 and its chemical models. When various p-substituted phenols (substituent = OPh, NO2, CN, CH2OH, COCH3, COPh, COOH, F, Cl, and Br) were reacted with rat liver microsomes system or meso-tetraphenylporphinatoiron (III) chloride model system, the substituent was eliminated to produce hydroquinone. In the case of p-cresol, p-toluquinol was formed instead of hydroquinone. To elucidate how the substituent is eliminated, we attempted to detect the product derived from the eliminated group. Results indicated that the mechanism of this reaction can be divided into two types : the substituent is eliminated as an anion and as a cation. P450 also catalyzed phenol coupling reaction to give biphenyl derivatives, diphenyl ether derivatives, and dibenzodioxin.