6 0 0 0 OA 田中義麿先生

著者
田島 弥太郎
出版者
日本遺伝学会
雑誌
遺伝学雑誌 (ISSN:0021504X)
巻号頁・発行日
vol.47, no.5, pp.313-314, 1972 (Released:2007-05-21)
著者
増田 芳雄
出版者
帝塚山大学
雑誌
人間環境科学 (ISSN:09193790)
巻号頁・発行日
vol.9, pp.25-73, 2000
著者
大庭 弘一郎
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会誌 (ISSN:03866831)
巻号頁・発行日
vol.36, no.11, pp.962-969, 1982-11-20 (Released:2011-03-14)
参考文献数
29
被引用文献数
2 1

マイクロチャンネルプレート (MCP) の代表的な製法である2段管引き法について述べ, いくつかの問題点にふれるとともに, MCPの動作特性として大切な利得特性, 飽和特性, 寿命, 時間特性, 磁場特性について, 今後の取り組み方を含め紹介する. また高速光電子増倍管, イメージインテンシファイアおよび微弱光2次元像検出への応用について現状を紹介する.
著者
Ian G. Gleadall
出版者
The Japanese Society of Systematic Zoology
雑誌
Species Diversity (ISSN:13421670)
巻号頁・発行日
vol.21, no.1, pp.31-42, 2016-05-25 (Released:2017-02-01)
参考文献数
44
被引用文献数
16 50

The East Asian common octopus has long been synonymized with the Atlantic and Mediterranean species Octopus vulgaris Cuvier, 1797. However, evidence from molecular genetic studies has firmly established that the so-called cosmopolitan common octopus is in fact a group of several biogeographically distinct populations which form a complex of species with closely similar morphology. Here, a diagnosis and brief description are provided which distinguish the East Asian common octopus from O. vulgaris, and as a suitable name for it a former junior synonym of O. vulgaris is identified as a valid species: Octopus sinensis d'Orbigny, 1841. A neotype is designated. Voucher material includes specimens collected in Japan by Philipp Franz von Siebold and deposited in the National Museum of Natural History - Naturalis - in Leiden; and others that were studied by Madoka Sasaki in preparation for the detailed description of this species (as O. vulgaris) in a monograph on Japanese Cephalopoda published in 1929. At present, all species in this complex (particularly O. vulgaris and the East Asian species here identified as O. sinensis) are highly vulnerable to overfishing, so recognizing O. sinensis as a species distinct from O. vulgaris is an important step towards improving sustainable fisheries management policies for each species in this group of commercially valuable octopuses.
著者
西村 仁志 田坂 和之 川西 康友 村瀬 洋
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.73, no.5, pp.1004-1012, 2019 (Released:2019-08-26)
参考文献数
23

カメラ映像中の物体追跡では,物体の変形・遮蔽・回転等,様々な見えの変化が起こる状況でも高精度に追跡し続けることが求められる.本論文では,識別能力の高い相関フィルタと見えの変化に頑健な時系列フィルタを組み合わせた物体追跡手法を提案する.両フィルタを同時利用するために,相関フィルタによって得られた応答マップをパーティクルフィルタの観測モデルとして使用する.相関フィルタは,追跡している矩形領域をもとにパラメータを更新する.そのため,見えの変化が起こった際,追跡している矩形領域が追跡対象からずれ,誤った矩形領域を用いてパラメータを更新してしまう.提案手法では,追跡信頼度の低下によって見えの変化を検知した場合は複数の相関フィルタで追跡を行い,パーティクルフィルタの枠組みを用いて確率的に相関フィルタの更新を行う.これにより,誤った矩形領域を用いた相関フィルタの更新を低減する.実験では,追跡のAUCスコアについて,ベースライン手法が38.38%であったのに対し,提案手法では40.64%に向上し,提案手法の有効性が確認された.
著者
松永 俊男
出版者
公益財団法人 日本学術協力財団
雑誌
学術の動向 (ISSN:13423363)
巻号頁・発行日
vol.15, no.3, pp.3_16-3_21, 2010-03-01 (Released:2010-10-25)
参考文献数
9

6 0 0 0 OA Zenker 憩室

著者
梅崎 俊郎
出版者
耳鼻と臨床会
雑誌
耳鼻と臨床 (ISSN:04477227)
巻号頁・発行日
vol.58, no.5, pp.250-254, 2012 (Released:2013-09-01)
参考文献数
7
著者
藤原 一枝
出版者
医学書院
雑誌
Neurological Surgery 脳神経外科 (ISSN:03012603)
巻号頁・発行日
vol.45, no.12, 2017-12-10

東京大学脳神経外科に1949年から1963年までに入院した,15歳未満の頭部外傷患者362例を検討した中村紀夫先生(東京慈恵会医科大学脳神経外科名誉教授)は,1965年に「小児の頭部外傷と頭蓋内血腫の特徴」について『脳と神経』誌に報告した7,8).症例を検証する中で,受傷時の外力エネルギーが小さい,程度の軽い衝撃でありながら,bridging veinが破綻し,重篤な急性硬膜下血腫を生じさせている小児特有の病態があること,網膜出血は合併する重要な所見であることなどを指摘している.外傷の程度は,よちよち歩きでの転倒やベッドからの転落などの例が挙げられ,「日常生活にちょいちょい起こるような偶発事故」,「打撲部位は後頭部が多い」とある.この病態は,のちに小児の急性頭蓋内血腫の第Ⅰ型として報告され9),「中村(の)Ⅰ型」として知られるようになった. 軽微な頭部打撲による乳幼児の急性硬膜下血腫は,CTが普及し始めた1980年代以降,発見が早ければ救命率も予後も大きく改善した.私も35年以上フォローしている3例を経験している.
著者
下竹 亮志
出版者
日本スポーツ社会学会
雑誌
スポーツ社会学研究 (ISSN:09192751)
巻号頁・発行日
vol.27, no.1, pp.59-73, 2019-03-30 (Released:2019-03-30)
参考文献数
46

本稿は、これまでの研究において看過されてきた「指導者言説」を対象として、戦後の運動部活動をめぐる言説空間を再構成する試みの序説的位置づけを持つものである。具体的には、これまでの運動部活動における中心的な教育的価値として議論の対立軸であった「規律」と「自主性」に着目し、その二項対立的な把握の仕方を乗り越えることを試みた。その際、ミシェル・フーコーにおける自由と安全の作用と戦略の論理の視座から、「規律」と「自主性」を「教育的価値」ではなく生徒の振る舞いを導く「教育的技法」として捉える必要性を指摘した。その上で、1970 年代半ばから1980 年代の「指導者言説」を分析した。 そこには、3つの特徴的な語りを見出すことができる。まず、当時の生徒の利己主義、無気力、無感動、無関心といった問題が認識されるなかで、「人間教育」としての運動部活動という主題が浮上していたこと。次に、そのような状況において、一方では「自主性」が指導者の課す厳しい練習などの「規律」それ自体に向かって発揮されるべきものとして語られていたこと。しかし他方で、「規律」を中心とした指導の困難さが語られるなか、指導者たちは練習と試合を住み分け、前者に「規律」を後者に「自主性」を割り振るという手法に活路を見出したことである。ここに見出せるのは、「規律」と「自主性」の配分問題という、これまでの研究で着目されてこなかった新たな問題設定である。このような当時の「指導者言説」の分析を踏まえて、最後になぜこの時期に指導者たちは突如として冗長に語ることができるようになったのかという問いについて考察した。

6 0 0 0 OA 我国体と皇道

著者
小倉鏗爾 著
出版者
ダイヤモンド社
巻号頁・発行日
1937
著者
丸山 徹
出版者
南山大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2004

ザビエルが来朝した1549年より約100年間の「キリシタン時代」、日本の布教に携ったカトリック宣教師たちは日本語ポルトガル語辞書、日本語文法書、文学書、宗教書などを精力的に編纂した。こうしたキリシタン文献はこれまで何人もの国語学者がキリシタン資料の研究に携り、数々の成果をあげてきた。語学書の中ではとりわけロドリゲスの文法書と日葡辞書が邦訳も公にされここ数十年で研究が大きく進んだ。一方でこうした語学書が、同時代のヨーロッパにおける語学書の構成に倣って(世界各地の現地語について)書かれているからには、研究にグローバルな観点を導入することは不可欠である。ブラジル・トゥピ語文献、インド・コンカニ語文献などとの対比の中で、日本の「キリシタン文献」に光を当てることが重要となる。インド・コンカニ語文献の場合、日本におけるロドリゲス日本語文法書に対応する同時代のコンカニ語文法書(1640年)や同じぐ日本におけるドチリナキリシタンにあたる同時代のコンカニ語ドチリナ(1622年)はインドに印刷に付されたものが現存するが、上で述べた日葡辞書に相当するコンカニ語・ポルトガル語辞書は印刷に付されたものがなく、写本の形でしか存在しない(Goa Central Library、Biblioteca Nacional deLisboa、Arquivo Historico Ultrainarino(Lisboa)所蔵の三つの関連する写本-いずれもDiogo Ribeiro神父の手になると思われるもの-が注目される)。本研究の主たる目的は写本の形で残る17世紀コンカニ語・ポルトガル語辞書の翻刻とコンピュータ入力、印刷、公表、および関連する三写本についての考察をもとに、それら写本成立の背景を探ろうとするものであった。期間内に次の二つのことを遂行した。1.1626年書写コンカニ語・ポルトガル語辞書の翻刻とコンピュータ入力、印刷、公表( ⇒ 当該科学研究費補助金研究成果報告書A4・400ページを参照)2.上記辞書写本翻刻の世界の研究者、国公立図書館への送付