1 0 0 0 OA 貝類の毒

著者
神谷 久男
出版者
一般社団法人 日本調理科学会
雑誌
調理科学 (ISSN:09105360)
巻号頁・発行日
vol.14, no.3, pp.146-151, 1981-10-20 (Released:2013-04-26)
参考文献数
8
著者
高橋 知也
出版者
横浜国立大学技術マネジメント研究学会
雑誌
技術マネジメント研究 (ISSN:13473042)
巻号頁・発行日
vol.17, pp.51-54, 2018-03-31

本研究では特に独居高齢者の持つ被援助志向性に焦点を当てた5 つの研究を実施し、主として以下の3 つの成果を得た。第1 に、高齢者における被援助志向性を測定する尺度の作成を行ったことである。先行研究からはこれに該当する尺度が確認できなかったため、研究Ⅰから研究Ⅲを通じて、高齢者用被援助志向性尺度を作成した。第2 に、独居高齢者における被援助志向性の関連要因の検討を行ったことである。研究Ⅲおよび研究Ⅳでは、高齢者用被援助志向性尺度の各下位尺度得点を従属変数とする重回帰分析を行った。その結果、「援助に対する欲求」と「援助に対する抵抗感」の両者に影響を与える要因として、研究Ⅲでは暮らし向き、研究Ⅳでは学歴が認められ、暮らし向きが良いほど、また学歴が高いほど援助に対する欲求と抵抗感の両者を低減させる結果となっていた。第3 に、独居高齢者へのインタビューを通じた高齢者用被援助志向性尺度の妥当性と関連要因の検討を行ったことである。独居高齢者6 名に対するインタビュー調査の内容分析を行った結果、全員の高齢者用被援助志向性尺度の下位尺度得点の高低と、実際の援助に対する考え方がほぼ一致していることが示唆された。以上の成果は、今後さらに増加することが見込まれる独居高齢者に対する身近な人物、あるいは公的機関などによる援助の在り方を検討する上で大きな意義を持つと考えられる。
著者
高橋 知也 小池 高史 安藤 孝敏
出版者
横浜国立大学技術マネジメント研究学会
雑誌
技術マネジメント研究 (ISSN:13473042)
巻号頁・発行日
vol.17, pp.20-30, 2018-03-31

独居高齢者の「援助を受けること」に対する認知的枠組み(以下、被援助志向性)を質的に検討することにより、被援助志向性に影響を与えるライフイベントを明らかにすることを目的として、6 名を対象に半構造化インタビュー調査を実施した。インタビューデータからSteps for Coding and Theorization (SCAT) による理論記述を行った結果、現在における被援助志向性がそれまでに個々人が経験してきたライフイベントに影響されることが示唆された。具体的には、(1) 援助職や小売業といった職業経験が肯定的、あるいは否定的な被援助志向性を形成する要因となり得ることや、(2) 身近な人との互助性を伴うつながりが肯定的な被援助志向性を形成する要因となり得ること、(3)自身や家族の健康、あるいは経済上の変化に伴う公的サービス(介護サービスや生活保護、求職支援など)の利用経験が被援助志向性を形成する要因となり得ることなどが示された。
出版者
巻号頁・発行日
vol.[5],

1 0 0 0 OA 御仕置例類集

出版者
巻号頁・発行日
vol.[56] 乙〔第四輯〕 三十七 等閑又ハ麁忽之部 変死怪我人有之を不訴出又ハ不存罷在候類・博奕等有之を不存類・巧事取拵等を不存類,
著者
北條 具仁 船山 道隆 中川 良尚 佐野 洋子 加藤 正弘
出版者
一般社団法人 日本高次脳機能障害学会
雑誌
高次脳機能研究 (旧 失語症研究) (ISSN:13484818)
巻号頁・発行日
vol.29, no.4, pp.434-444, 2009-12-31 (Released:2011-01-05)
参考文献数
21
被引用文献数
1

脳損傷後に距離判断が困難となった症例の報告は非常に少ない。今回われわれは,脳損傷後に距離判断が困難となった 2 症例 (1 例目は右頭頂-後頭葉の脳出血,2 例目は両側頭頂-後頭葉の脳梗塞 )を報告する。本 2 症例は,Holmes の提唱したvisual disorientation (1 例目は不全型)を呈し,その1 症状として距離判断の障害が出現していた。過去の報告例における距離判断の障害の根拠は主に主観的な訴えであったが,われわれはより客観的な距離判断の障害を検出する目的で,1 例目の症例に対して,大型車や 2 種免許を取得・更新する際に用いられる距離判断の検査機種 (KowaAS-7JS1) を用いて距離判断の検査を行った。その結果,健常者群および左半側空間無視群と比較して有意な成績の低下を認めた。本 2 症例および過去の報告例から,距離判断の神経基盤は,右側を中心とした頭頂-後頭葉の後方,すなわち,上頭頂小葉,下頭頂小葉後部,楔部にある可能性が考えられた。
著者
筆硯道人 編
出版者
天星館
巻号頁・発行日
1913

1 0 0 0 OA 会津読本

著者
会津聯合教育会 編
出版者
会津聯合教育会
巻号頁・発行日
1942
著者
近藤正斎
巻号頁・発行日
vol.[2], 1810
著者
山口 訓史 後藤 丹十郎 大谷 翔子 安場 健一郎 田中 義行 吉田 裕一
出版者
一般社団法人 園芸学会
雑誌
園芸学研究 (ISSN:13472658)
巻号頁・発行日
vol.14, no.3, pp.261-266, 2015 (Released:2015-09-30)
参考文献数
12

生育段階の異なるシュートに対する温度条件がシュッコンカスミソウ‘アルタイル’の形態異常花序発生に及ぼす影響を検討した.シュート長20 cmから2週間15°Cに加温することで,8週間15°Cに加温した場合と同様に,形態異常花序発生が軽減された.2週間加温した個体の切り花長と切り花重は,8週間加温した個体よりも大きくなった.形態異常花序が発生するシュート長と頂芽における花芽分化段階との関係を調べたところ,頂芽のステージが栄養成長からがく片形成期に当たるシュート長が約1~20 cmから15日間の15°C加温で最も形態異常花序が抑制できた.形態異常花序に及ぼす低温の影響を明確にするため,異なる生育段階に対する低温遭遇(7°C)が形態異常花序発生に及ぼす影響を調査した.異なる生育段階に高温(15°C)に遭遇させた実験と同様に,頂芽のステージが栄養成長からがく片形成期までの低温遭遇が形態異常花序発生に大きく関与していた.以上のことから,摘心直後からがく片形成期の期間,株を低温に遭遇させないように温度管理することで,形態異常花序の発生を抑制でき,切り花形質も改善できると考えられた.
著者
阿部 弘 川勝 恭子 大友 英嗣 西島 隆明
出版者
一般社団法人 園芸学会
雑誌
園芸学研究 (ISSN:13472658)
巻号頁・発行日
vol.15, no.3, pp.267-273, 2016 (Released:2016-09-30)
参考文献数
9

エゾリンドウの4年生株における切り花収量の減少要因を明らかにするため,2年生株から4年生株において,塊茎の発達過程と花茎の発生について調査した.2年生株から3年生株にかけて主塊茎の生育は旺盛になり,副塊茎の多くがこの時期に形成された.3年生株から4年生株にかけては,主塊茎の木化が進んで生育が緩慢になる一方で,副塊茎の発達が旺盛になった.株齢による花茎の発生は主塊茎と副塊茎で異なる傾向を示した.3年生株では,主塊茎からの花茎の発生が旺盛であった.これに対して,4年生株では,旺盛に発達する副塊茎からの花茎の発生が盛んになったものの,主塊茎からの花茎の発生が減少することにより,株全体の花茎発生が減少した.主塊茎の頂芽は栄養芽として存続し,側生器官である花茎と副塊茎を分化し続けた.従って,4年生株における主塊茎の発達の停滞は,無限成長性を維持したまま起こると考えられた.
著者
小木曽 智信
出版者
日本語学会
雑誌
日本語の研究 (ISSN:13495119)
巻号頁・発行日
vol.9, no.4, pp.49-62, 2013-10-01 (Released:2017-07-28)

古典語研究の精密化・高度化のためには単語の情報が付いたコーパスが必要とされる。そうしたコーパスの構築のためにはコンピューターによる古典語の形態素解析(自動品詞分解)が必要だが,従来,古典語の形態素解析は困難であるとされていた。こうした中で,筆者らは,既存の解析器と組み合わせて実用的な解析を可能にする電子辞書「中古和文UniDic」を新たに開発した。この辞書は,統計的機械学習の手法に基づき,電子化辞書UniDicの見出し語を拡充し,手本となる単語情報つきの古典語コーパスを作成することで開発された。これにより,平安時代の仮名文学作品について約97%(辞書への未登録語が存在する場合は約96%)の精度で正しく解析することが可能になった。この辞書による解析結果を用いることで,従来は不可能だった用例検索や統計的手法にもとづく新しい古典語研究が可能になった。UniDicは短単位という揺れの少ない斉一な単位を採用しているため,作品や時代を超えて解析結果を比較することができる。中古和文UniDicは無償で一般公開されており,国語研究所の「日本語歴史コーパス 平安時代編」の構築に利用されている。
著者
Yanfei DENG Guiting HUANG Lingxiu ZOU Tianying NONG Xiaoling YANG Jiayu CUI Yingming WEI Sufang YANG Deshun SHI
出版者
JAPANESE SOCIETY OF VETERINARY SCIENCE
雑誌
Journal of Veterinary Medical Science (ISSN:09167250)
巻号頁・発行日
pp.17-0556, (Released:2018-03-08)
被引用文献数
15

Amniotic mesenchymal stem cells (AMSCs) from livestock are valuable resources for animal reproduction and veterinary therapeutic. The purpose of this study is to explore a suitable way to isolate and culture the buffalo AMSCs (bAMSCs), and to identify their biological characteristics. Digestion with a combination of trypsin-EDTA and collagenase type I could obtain pure bAMSCs more effectively than trypsin-EDTA or collagenase type I alone. bAMSCs could proliferate steadily in vitro culture and exhibited fibroblastic-like morphology in vortex-shaped colony. bAMSCs were positive for MSC-specific markers CD44, CD90, CD105, CD73, β-integrin (CD29) and CD166, and pluripotent markers OCT4, SOX2, NANOG, REX-1, SSEA-1, SSEA-4 and TRA-1-81, but negative for hematopoietic markers CD34, CD45 and epithelial cells specific marker Cytokeratin 18. In addition, bAMSCs were capable of differentiating into adipogenic, osteogenic, chondrogenic and neural lineages, with expression of FABP4, Ost, ACAN, COL2A1, Nestin, β III-tubulin. Glycogen synthase kinase 3 inhibitor: kenpaullone promoted bAMSCs to differentiate into neural lineage. This study provides an effective protocol to obtain and characterize bAMSCs, which have proven useful as a cell resource for buffalo cell reprogramming studies and transgenic animal production.