1 0 0 0 RPニュース

出版者
ラヂオプレス (RP) 通信社
巻号頁・発行日
1900
著者
小谷 二郎 高田 兼太
出版者
森林立地学会
雑誌
森林立地 (ISSN:03888673)
巻号頁・発行日
vol.42, no.1, pp.9-15, 2000
参考文献数
19
被引用文献数
1

冷温帯下部のスギ人工林内に侵入した広葉樹53種の葉数の季節変化やシュートと葉の伸長様式を調べた。出現樹種の伸長パターンは,順次伸長タイプと一斉伸長タイプに分けられた。高木性のオニグルミ・ホオノキ,小高木や低木性のニワトコ・イボタノキなどはシュート当りの葉数が多く,葉の寿命も短く,伸長期間の長い顕著な順次伸長パターンを示した。このタイプは,ギャップ内で成長を拡大するのに有利な伸長様式を備えているようである。逆に,高木性のヤマモミジ・ミズナラ,小高木や低木性のエゾユズリハ・ツリバナなどは,シュート当りの葉数が少なく,葉の寿命が長く,伸長期間の短い顕著な一斉伸長パターンを示した。このタイプは,被陰ストレスに対し耐性的な性質を備えているようである。順次伸長を持つヒメアオキを除く常緑樹は,一斉伸長タイプに属した。一斉伸長を持つコマユミを除く半常緑樹は,順次伸長タイプに属した。以上のことから,スギ人工林内での樹種によるフェノロジーの違いは,ギャップに対する依存性の違いを反映しているものと思われた。

1 0 0 0 OA 觀文禽譜 6巻

著者
[堀田正敦] [編]
巻号頁・発行日
vol.[7], 1000

1 0 0 0 OA 目次・表紙

雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.58, no.10, 2017-09-15
著者
田上 善夫
出版者
公益社団法人 日本地理学会
雑誌
日本地理学会発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.2012, 2012

Ⅰ 風の祭祀の背景 風の祭祀には,それが行われる周辺の景観とのかかわりがみられる。また農山漁村における生業の違いや,風の局地性による地域ごとの風の違いからも,風の祭祀の地域的な特色が形成されると考えられる。ここではまず海,平,原,山などのような景観と,風の祭祀のかかわりの解明を試みる。Ⅱ 現在の風の祭祀の特色 「風祭」に代表される風の祭祀の名称は,北九州では風鎮祭,近畿では風願済祭や除風祭とよばれる。中部から東では一般に風祭とよばれるが,一部では風神祭や風鎮祭とよぶところがみられる。東北南部でも多くは風祭で,会津や朝日山麓など局地的に風神祭とよばれる。Ⅲ 主要な祭祀の祈願古くからみられる風の祭祀での祈願の一つに,海上安全がある。祭神の神功皇后に関して,壱岐北部で風待をしたときに名付けた風本,また爾自神社の東風石など,風にまつわる地が多い。壱岐郡に応神天皇を祀るのは18社,神功皇后は14社があるが,ただし風祭は少ない。さらに,天下泰平が祈願される。宇佐付近で風止祭などが行われるが,付近は半島や南九州に向かう地でもあった。そこでの放生会の蜷流しは,養老四(720)年に隼人との戦での霊を鎮めるためといわれる。風雨順調は祈願の一つである。祭りでは,鉾や,御柱,また鎌立てなどがみられる。農耕における順調が祈願される。越中八尾のおわら風の盆で,おわらは名のごとく原とのかかわりが認められ,さらに祭りの行われる地には水とのかかわりもみられる。Ⅳ 風の祭祀の地具体的な風祭は,北九州での名称にみられるように,風止め,風除け,風鎮めなどがあり,海での航行安全にかかわるとみられる。山では,風祭にかかわる行事として,風の神送り,風塞ぎ,通せん坊,風神などがみられる。原で行われる御射山祭では,天地の安寧が祈られる。なお風の祭祀の地には、アズミの名がみられることが多い。安曇氏の名は海人津見の転訛とされ,九州から近畿,東海,伊豆から,さらに山形に広がる。長野の安曇野も同様であるが、そこにはとくに風の祭祀が集中する。風の祭祀は全国的にみられるが、海や平と山や原などでの展開の間に、それらがかかわることが考えられる。
著者
久富木原 玲
出版者
日本文学協会
雑誌
日本文学 (ISSN:03869903)
巻号頁・発行日
vol.40, no.12, pp.1-15, 1991

神功、応神神話が八十島祭という即位儀礼をモデルとして成立したことは、すでに阪下圭八、倉塚曄子によって論じられた。阪下は神功皇后像が八十島祭における巫女と乳母の姿を複合したものだと説いたが、皇后と二人三脚の形で活躍する武内大臣もまた、この祭で重要な役割を演ずる宮主を投影する。八十島祭を平安期以降の創始とする説もあるが、神功皇后、武内大臣というこの神話の主人公達の造型という視点からすれば受容し難い。
著者
池 玟京
出版者
東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻
雑誌
言語情報科学 (ISSN:13478931)
巻号頁・発行日
vol.10, pp.37-53, 2012-03-01

本研究は韓国語接続助詞neundeを対象にその機能を明らかにすることを目的とする。従来の研究で示されなかった分類の基準を設定して、実際のデータを分析、neundeで接続される前後関係をまとめた。neundeの用例は条件関係の有無、条件命題との一致、従属/対等、時間的連続性の有無、前件の必要性という五つの基準で、六つのケースに分類される。今回の分析ではneundeが他の接続助詞とは異なって、順接と逆接の両方を表せること、neundeの解釈を決めるのは前後の命題内容であることが確認された。本研究はneundeに概念的意味はなく、各ケースはneundeであり得る一つの解釈であると考える。また、今回の分析結果はneundeを手続き的情報だと主張したNoh(2008)の問題点を改善したものと考えられる。Noh(2008)の「セグメント分離指示」という説明では、単文の連続とneunde文に同じ解釈過程が想定され、neundeの特徴が示せない。そこで、本研究はneundeが「関連付けを意図明示的に指示する手続き的コード」であることを提案し、Noh(2008)の問題点を解決した。この提案によって、neundeは単文の連続や他の接続助詞とは性質の異なるものとして位置づけられる。
著者
佐志 傳
出版者
慶應義塾大学
雑誌
史学 (ISSN:03869334)
巻号頁・発行日
vol.31, no.1, pp.168-192, 1958

慶應義塾創立百年記念論文集一 序言二 秦氏のまつる神三 宇佐八幡宮の祠官四 祠官と祭神との関係五 結語It is believed that the Usa-Hachimangu had long been enshrined as a native god in the Usa district, though it was only during the 8th century that people began to deify him as a national god. In the year 725 the Shrine was built for the first time, for previously they had only had the primitive megalithic form of worship. There are two kinds of gods, male and female, in the Hachiman God, Of the two, the Goddess had been worshipped from much older times than the male God by the Ogas 大神氏 in the Izumo circle 出雲系 and the Kara- shimas 辛島氏 who were naturalized Japanese. The male God was worshipped by the Usas 宇佐氏 a powerful family in Usa district. In the later period, those Gods and Goddesses were generally called the Usa-Hachiman-Shin. The Ogas and the Karashimas were both Shamans and accordingly, the Usa-Hachiman's primitive form was Shamanism. It was propagated to the central part of Japan soon afterward through those Shamans who communicated oracles to the people which gave considerable influences upon them. Finally the Hachiman-Shin from being a mere local god came to be worshipped by all the people, including the Emperors, as the National God.

1 0 0 0 OA 庶物類纂

著者
稲生, 若水
出版者
巻号頁・発行日
vol.[100],