著者
木村 文平 城所 達士 橋爪 満 駒形 清則 時光 昭二 山岸 光夫 大石 不二夫 佐藤 信英 大和 剛
出版者
日本肺癌学会
雑誌
肺癌 (ISSN:03869628)
巻号頁・発行日
vol.30, no.7, pp.1021-1027, 1990-12-20
被引用文献数
2

大多数の一般市民が日常診療を受ける場としての地域病院,診療所において肺癌を早期発見治療するための診療の組織化を試み,切除211例となったため,協同診療体制の効果について検討した.7病院16診療所が連携して1個の肺外科を共有し,呼吸器グループに胸部X-pを集中して読影,共同して早期診療に努めた.症例の特徴として,年齢層が高くI期例とくにp-Tl例が多く,腺癌が多く,他疾患診療中の発見例が多く,5年生存率は全体で46%であった.地域医療機関の組織化により,肺癌の早期診療を大幅に充実させうると考えられる.

1 0 0 0 OA 町方書上

出版者
巻号頁・発行日
vol.[25] 鮫河橋并ニ権田原町方書上,
著者
福沢 仁之 FUKUSAWA Hitoshi 加藤 めぐみ KATO Megumi 山田 和芳 YAMADA Kazuyoshi 藤原 治 FUJIWARA Osamu 安田 喜憲 YASUDA Yoshinori
出版者
名古屋大学年代測定資料研究センター 天然放射性元素測定小委員会
雑誌
名古屋大学加速器質量分析計業績報告書
巻号頁・発行日
vol.9, pp.5-17, 1998-03 (Released:2010-05-18)

第10回名古屋大学タンデトロン加速器質量分析計シンポジウム(平成9 (1997)年度)報告 「最新型タンデトロン加速器質量分析計(加速器年代測定システム)による高精度・高分解能14C年代測定の利用分野・方法の開拓(II)」

1 0 0 0 OA 大赦調書

出版者
巻号頁・発行日
vol.[59] 二十五 四分冊ノ三 御転任御兼任御祝儀御赦ニ付前々伺無,
著者
奈良 成泰 天田 拓磨 西出 隆志 土井 洋 吉浦 裕
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.58, no.9, pp.1464-1482, 2017-09-15

個人や組織の活動にともなって時系列的に発生する情報をサーバで安全に集計することは実世界で大きなニーズがある.この集計において,サーバは受け取る時系列情報の範囲をあらかじめ予想できないため,情報の受取りにともなって集計表の値の加算だけではなく,集計表の拡張を行う必要がある.本論文では,時系列情報の安全な集計問題を新たに定義したうえで,秘密分散によって時系列情報を秘匿しながらマルチパーティ計算によって集計する方式を検討する.まず,秘密分散とマルチパーティ計算によって個々の値を秘匿しても,アクセスパターンを通じて集計表の推定が可能になることを示す.表の全探索によって値の加算と表の拡張を行う方法を提案し,アクセスパターンは秘匿できるが通信量が大きいという問題点を明らかにする.この分析に基づいて,全探索を避けながらアクセスパターンを秘匿するために,再帰的Path ORAMを用いる手法を提案し,通信量のオーダーレベルの削減効果を明らかにする.
著者
寺田 雅之 山口 高康 本郷 節之
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.58, no.9, pp.1483-1500, 2017-09-15

個人に関わるデータの公開・提供にあたっては,開示されたデータから個人のプライバシが漏洩することを防ぐ必要がある.本稿では,それらのデータを匿名化された個票データ(microdata)である匿名化個票として開示する際において,強い数学的な安全性が示されている差分プライバシ基準を充足しつつ,データの有用性を高く保つ方式を提案する.提案方式は,属性空間を完全に分割した分割表と個票データは多重集合の意味で等価であることに着目し,完全分割表に対するLaplaceメカニズムの適用と,ベクトル空間における最近傍探索に基づく非負制約,整数制約,総数制約の充足により匿名化個票を得る.また,提案方式の有用性を評価するために,売上履歴を模したロングテイル性を持つ擬似的な個票データを用い,L2距離,KS-距離を指標として従来方式と定量的に比較評価し,従来方式と比べて元データの性質をより強く保持する匿名化個票が得られることを示す.
著者
鷹野 美紀
出版者
日経BP社
雑誌
日経レストラン (ISSN:09147845)
巻号頁・発行日
no.331, pp.68-71, 2003-08

「100席以上もある郊外のラーメン店に行列ができるんですよ。すごい時は、駐車場に入る車まで列を作っとる。ウソやと思うでしょ?でもホンマなんですわ」。53歳とは思えないほどの張りのある大きな声で、布施正人社長は熱く語る。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1283, pp.42-44, 2005-03-14

安定成長を続けている企業は儲けを社員に十分還元しているのか。代表選手であるトヨタの場合、数字から導き出される答えは「否」だ。2003年度のボーナス込みの年間給与(年収)は平均822万円(36.9歳)。決して低くないが、東証1、2部上場企業全体では100位にも入らない。連結純利益が過去最高を更新し続け、他を圧する1兆2000億円に迫る中では物足りない。
著者
万里, 集九
出版者
巻号頁・発行日
vol.[18],
著者
河本 泉 今村 正之
出版者
日本内分泌外科学会・日本甲状腺外科学会
雑誌
日本内分泌・甲状腺外科学会雑誌 (ISSN:21869545)
巻号頁・発行日
vol.33, no.2, pp.97-100, 2016 (Released:2016-07-28)
参考文献数
13

本邦では2015年4月に「膵・消化管神経内分泌腫瘍(NET)診療ガイドライン 2015年第1版」が発刊された[1]。ガストリノーマの診断と治療に関してはCQ1-2「ガストリノーマをうたがう症状は何か?」,CQ3-2「ガストリノーマの手術適応と術式は?」,CQ4-2「十二指腸NETに対する内視鏡的治療の適応および推奨される手技は何か?」,CQ4-4「膵・消化管NETの内分泌症状に対して推奨される薬物療法は何か?」に記載されている。またガストリノーマは多発性内分泌腫瘍症1型(MEN1)に伴い発症することが多いこと,転移をきたすことが多く悪性度が高いことが知られており,ガイドラインにはMEN1に伴う膵・消化管NETの手術適応と術式,NET(G1/G2)に対して推奨される抗腫瘍薬についても記載されている。ガイドラインをもとにガストリノーマの診断と治療について解説を行う。
著者
上神 貴佳 佐藤 哲也
出版者
日本選挙学会
雑誌
選挙研究
巻号頁・発行日
vol.25, no.1, pp.61-73, 2009

本研究の目的は,政党や政治家の政策的な立場を推定するために考案されてきた様々な方法論を概観し,その現状と発展の可能性について考察することである。政党や政治家の政策的な立場を推定する方法を大別すると,公約の内容分析とアンケー ト調査の二種類に分けることができる。アンケート調査とは異なり,内容分析には,政党や政治家の立場を明らかにすべき争点の選択が客観的であるという長所がある。しかし,この方法には分析コストの高さや結果の信頼性について改善の余地がある。そのための手段として,本研究はコンピュータによるコーディングの自動化を提案する。具体的には,政策の内容分析に必要であるコーディング作業について,「教師付き学習に基づく分類の自動化」を行う。実際に,2005年総選挙と2007年参院選における各党のマニフェストにこの方法を適用し,その有用性と可能性を示す。
著者
豊国
出版者
ト山口
雑誌
錦絵
巻号頁・発行日
1856
著者
林 裕子 門間 正子 井瀧 千恵子 木口 幸子 森 康子 辻 紀代子 山田 惠子
出版者
札幌医科大学保健医療学部
雑誌
札幌医科大学保健医療学部紀要 = Bulletin of School of Health Sciences Sapporo Medical University (ISSN:13449192)
巻号頁・発行日
vol.6, pp.9-17, 2003-03

本研究は、札幌市内の看護系大学および専門学校に在籍する女子学生180名(平均年齢20.2±1.6歳)を対象に、自覚的健康状態と健康に関わる食生活について調査した。朝食欠食の有無によって自覚的症状や食品の摂取内容、栄養バランスに差があるかどうかを知る目的で、対象者を昼食や夕食の欠食の有無に関わらず、毎日朝食を摂取している者(以下、朝食群)と朝食を欠食する者(以下、朝食欠食群)の2群にわけて解析を行った。対象者の61.8%が朝食群であった。朝食群の23.1%、朝食欠食群の41.2%の者が「風邪をひきやすい」、朝食群の67.3%、朝食欠食群の82.4%が「頭が重い感じがある」と回答し、これらの症状を持つ者は朝食欠食群で多かった(p<0.05)。朝食群と朝食欠食群共に6割以上の学生が食事に関心を持っていた。朝食群の肉類、魚類、緑黄色野菜、乳製品の摂取割合は朝食欠食群より多く、卵、大豆製品の摂取割合は逆に低かった。朝食欠食者のインスタント食品の摂取割合も朝食群より高く、食品摂取バランスも悪いことが示された。以上の結果から、朝食欠食が健康に与える影響について考察した。The subjective health condition and dietary habits of 180 female students aged 18 through 24 were investigated in a self-evaluation questionnaire survey. The subjects were divided into two groups, one eating breakfast regularly and the other not. A total of 61.8% of subjects ate breakfast regularly and 23.1% and 67.3% of them answered, "I am susceptible to colds" and "my head feels heavy", respectively, whereas 41.2% and 82.4% of those not having breakfast answered, "I am susceptible to colds" and "my head feels heavy", respectively. About 60% of total subjects were interested in dietary habits. Subjects who ate breakfast regularly had a higher frequency of intakes of meat, fish, green and yellow vegetables and dairy products than that who did not have breakfast. Subjects who did not have breakfast also ate much fast food. The result of our questionnaire survey clearly shows that not eating breakfast had a bad influence on the health of female students.
出版者
日経BP社
雑誌
日経ニューメディア (ISSN:02885026)
巻号頁・発行日
no.1357, 2013-02-18

総務省の「メタル回線コストの在り方に関する検討会」は2013年2月13日に第3回会合を開催した。今回は、2012年11月に開催した第2回会合以降、12月から1月にかけて非公開で行ったワーキンググループでの検討結果が報告され、接続料の原価である「施設保全費」や「回…
著者
長池 将幸
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.56, no.1, pp.28-35, 2013

事業のグローバル化等,事業環境の急速な変化に対応するために,知財担当業務の拡大,知財サービスの品質向上が求められるようになり,これに伴い知財業務のリソース配分見直しが必要になった。このような環境下,知財業務の1つである特許侵害調査業務では,侵害リスク軽減と調査負荷軽減を共に満足する「経済的な調査手法」について検討した。公報抽出時の母集合を機械的に縮小する手法を整理したことで,それぞれの手法で縮小可能な規模とこれにより生じるリスクが見えてきた。本稿では,調査範囲を爆発的に膨らませずに侵害リスク回避に寄与する集合作成手法と,ここで必要な検索システムの機能を紹介する。