著者
高橋 晃
出版者
公益社団法人 日本心理学会
雑誌
心理学研究 (ISSN:00215236)
巻号頁・発行日
pp.88.15061, (Released:2017-01-14)
参考文献数
44
被引用文献数
1

This study investigated the independence of old and new item processing in recognition judgment. Conventional recognition studies have focused on the “memory” aspects of recognition judgment, while new item processing has been treated as a “residual response” of old item processing. However, prior studies on confidence ratings and the brain research suggest the possibility that old and new items are independently processed. This study conducted recognition judgment tests with the number of learned items as independent variables, and response times for four answer categories (hit, miss, correct rejection, and false alarm) as dependent variables. Hit response times were consistently shorter than misses for all old items, while correct rejection (CR) and false alarm (FA) response times approached equivalence (CR = FA) for new items as the number of old (memorized) items increased. These results suggest that recognition judgment changes according to the number of old (memorized) items. We discuss the idea that new item and old item processing in recognition judgment occur independently.
著者
伊藤 直樹
出版者
公益社団法人 日本心理学会
雑誌
心理学研究 (ISSN:00215236)
巻号頁・発行日
pp.88.16302, (Released:2017-01-14)
参考文献数
25

This study aimed to compare information provided on student counseling center websites of universities and colleges in Japan, the United States, the United Kingdom, and Taiwan. A survey was conducted on websites of 315 centers in Japan, 282 centers in the United States, 70 centers in the United Kingdom and 61 centers in Taiwan. Trends in the provision of information on websites in each country were analyzed and compared for the rate and quantity of information published. Results of multiple correspondence analyses indicated two basic dimensions of information that could effectively distinguish information provided in the four countries. These were provision of necessary information and provision of information for use of individual counseling or support of community. Finally, issues related to websites in student counseling centers of Japanese universities and colleges are discussed.
著者
芹川 忠夫 山田 淳三
出版者
Japanese Association for Laboratory Animal Science
雑誌
Experimental Animals (ISSN:00075124)
巻号頁・発行日
vol.42, no.4, pp.665-671, 1993-10-01 (Released:2010-08-25)

LAS公開シンポジウム「実験動物科学の使命と新たなる展開」の講演要項中, 「獣医学は実験動物科学のなかで何をなすべきか (光岡知足) 」の7ページ, 21行目~25行目に, 記述が不十分なところがあったので, 24行目, 「微生物学的研究・開発の重要性について言えば, 昨年11月から今年1月, 京大医学部附属動物実験施設で起きたラットの腎症候性出血熱とそれに対する対応のしかたに問題があったことからも明らかである。」のあとに, 「このような事件の再発を防止するためにも, また, 適正に行うべき動物実験を, とかく安易に考えがちな実験動物使用者に対して警告を与える意味においても, 本病原体がどのような経路で侵入し, 本事件をどのように処理したか, さらに, 今なお, どのような問題が残されているかについて関係者の見解を表明すべきであったと思う。」を挿入・加筆することを考えたが, 上記のような関係者の報告が掲載されることとなり, ここに7ページ, 21行目~25行目の記述のすべてを削除する。関係者から問題点として指摘された項目を含め, 人畜共通伝染病としての微生物学的研究・開発ならびに情報システムの一層の進展を望むとともに, 同様の事件発生の際には, 積極的に会員に事件についての情報を提供していただくことを切望する。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1470, pp.92-95, 2008-12-15

茂登山長市郎(もとやまちょういちろう)氏。87歳。愛称は「長さん」。1921(大正10)年に東京・日本橋の繊維問屋の3代目として生まれた江戸っ子だ。 出征先の中国・天津にあった西洋人居留地、「租界」で西洋の空気に触れたことが原体験となり、復員後、東京・有楽町の闇市で米国製品を販売して身を起こした。
著者
深沢 力
出版者
The Japan Society for Analytical Chemistry
雑誌
分析化学 (ISSN:05251931)
巻号頁・発行日
vol.8, no.7, pp.454-456, 1959

著者は微量のバナジウムの定量にジフェニルアミンスルホン酸ナトリウムを用いよい結果をえ,諸種の試料に応用した.しかるに著者がこれらの研究に用いた呈色試薬ジフェニルアミンスルホン酸ナトリウムはE..Merck社の製品であり,国産品はいずれも使用できなかったことはすでに報告した.すなわち国産品は純度がわるく,また不純物の影響もあるのではないかと思われるが,これを用いた場合呈色溶液の色もうすく,多量の試薬を用いても本法に使用できるようなバナジウム量-吸光度関係曲線はえられなかった.またMerck製品を用いた場合でも試薬の使用量が多いほど呈色溶液の色は濃くなるが,あまり多いと呈色は不安定になり,吸光度のバラツキも大きくなった.また他の外国品については手許になく検討できなかった.その後G. Frederick Smith社(米国)製品および国産東京化成製品についてバナジウム定量に応用しうるかどうかを検討するために,バナジウム量-吸光度関係曲線を作成し,また呈色溶液の可視部の吸収曲線および試薬の赤外部の吸収曲線などを測定して試験した線果, G. Frederick Smith社製品および最近の東京化成品はMerck品と同様に本法に使用できることがわかった.
著者
鐘 俊生 木下 泉 久保 美佳 杉山 さやか
出版者
水産海洋学会
雑誌
水産海洋研究 (ISSN:03889149)
巻号頁・発行日
vol.67, no.2, pp.65-77, 2003-05-31
被引用文献数
1

浦ノ内湾は土佐湾のほぼ中央部に位置し、東西に細長く伸びたリアス式の奥行き約12kmの内湾である。湾内には顕著な流入河川がなく、淡水は主として降雨によってもたらされる。潮位差は平均1mで、約400mの湾口幅で平均流速は1ktに達することから、毎秒500tの海水が潮汐によって湾口で流出入する。本湾では集魚灯と汀線付近の採集により、135種以上の仔稚魚が確認され、サッパSardinella zunasi、クロサギGerres equulusなど広塩性魚類だけではなく、カタクチイワシEngraulis japonicus、マイワシSardinops melanostictusおよびイソギンポ科Blenniidaeなどの狭塩性魚類も湾内に一定期間生息していることが確認された。そこで、これら湾内に多く生息していた仔稚魚が、どのような機構で進入するかを明らかにするために本湾口部で浮游期仔稚魚の調査を行った。今回、その一部である夏季調査について明らかになったことを報告する。
著者
増田 克忠
出版者
社団法人 有機合成化学協会
雑誌
有機合成化学協会誌 (ISSN:00379980)
巻号頁・発行日
vol.30, no.3, pp.271-279, 1972-03-01 (Released:2009-11-13)
参考文献数
86
被引用文献数
2 2
著者
大津由紀雄編著
出版者
研究社
巻号頁・発行日
2012
著者
田中 俊明
出版者
国際日本文化研究センター
雑誌
日文研叢書 (ISSN:13466585)
巻号頁・発行日
vol.42, pp.417-436, 2008-12-26
著者
田中 利佳 一柳 達幸 角田 和代 Rika TANAKA Tatsuyuki ICHIYANAGI Kazuyo KAKUTA 鈴鹿大学 鈴鹿大学 鈴鹿大学 Suzuka Universitiy Suzuka Universitiy Suzuka Universitiy
出版者
鈴鹿大学
雑誌
鈴鹿大学紀要Campana = Suzuka University journal (ISSN:21896984)
巻号頁・発行日
vol.22, pp.79-92, 2016-03-10

熱気球の運航は、気象の変化に大きく影響を受ける。そのためパイロットは、安全な運航を行うための気象に関する知識と変化を予測する力が必要である。気象の変化をより正確に予測するために必要な知識は、天気図の解読、雲の特徴、地形特有の気象変化などである。さらにパイロットは、見えるもの、感じるもの全てから気象の情報を得る姿勢を持ち、気象の変化を正確に予測するトレーニングを続けることが重要である。不特定多数のゲストを搭乗させる係留は、ロープで地上に固定されていること、活動する時間帯が日中であること、活動が長時間に及ぶことから、自由飛行以上に気象の変化に影響を受ける。したがって、パイロットは、係留を安全に行うために「係留の中止を決定する基準」を持つ必要があり、その基準は、次の1~5であると考えられる。1.風速4m/sec またはパイロット技能の許容範囲を超えているとき2.インフレ時に球皮が暴れクルーが振り回されるとき3.クルーが地上で熱気球を静止させることが不可能なとき4.サーマルの発生もしくは強い上昇気流が発生したとき5.積乱雲の急激な発達が確認されたとき
著者
角 康之 河村 竜幸
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第20回全国大会(2006)
巻号頁・発行日
pp.260, 2006 (Released:2006-12-07)

体験を共有し合う人たちのコミュニケーションを支援することを目的として、体験を記録・利用することの社会的要求と技術動向を概観し、今後の展望を議論する。