著者
角山 照彦
出版者
広島国際大学看護学部
雑誌
広島国際大学看護学ジャーナル (ISSN:13495917)
巻号頁・発行日
vol.11, no.1, pp.45-50, 2014-03-31

「日本のことを英語で発信する」を基本コンセプトに,通訳案内士として30年以上にわたって活躍されているひろしま通訳・ガイド協会常務理事の古谷章子氏を講師に迎えて実施した公開講座「日本のココが面白い-通訳ガイドよもやま話」について報告する.講座は西日本の観光名所の写真をふんだんに取り入れたスライドを活用しながら受講者が外国人観光客向けツアーを疑似体験する形式で進められ,受講者にとっては日本の様々な事象を英語で表現するための手法を学ぶと共に,自国の魅力を再発見する良い機会をなった.公開講座報告広島国際大学 第6回国際人としての教養講座
著者
吉原 英夫
出版者
北海道教育大学
雑誌
札幌国語研究 (ISSN:13426869)
巻号頁・発行日
vol.3, pp.左1-左60, 1998
著者
名尾玄乗 編
出版者
水交社
巻号頁・発行日
1912
著者
勝又 健太郎
出版者
農林水産省農林水産政策研究所
雑誌
農林水産政策研究 (ISSN:1346700X)
巻号頁・発行日
no.6, pp.51-81, 2004-03

WTO体制下における諸外国のセーフガード(SG)の発動事例について、農産物に関する事例に重点をおいて、発動状況、発動条件の運用実態及びWTOの紛争処理の過程でパネル及び上級委員会により示された発動条件の運用に関する国際規律を整理・分析した。SG協定発効前後で発動件数は、減少から増加に転じた。全体的に農産物の事例の方が鉱工業製品の事例に比べて、発動手段についてはより数量管理的(輸入数量制限、関税割当)、発動期間についてはより長期の措置となっている。農産物に関する事例についての発動条件(輸入増加及び損害指標の定量的評価等)の運用実態については、輸入が減少している事例があり、また、全ての損害指標の評価結果が低下している訳ではなく、評価を定性的・間接的・代替的に行った事例がある。農産物に関する事例の中では、韓国の脱脂粉乳調整品、米国の小麦グルテン及びラム肉、チリの小麦・小麦粉及び食用植物油の輸入に関する措置が紛争案件となり、パネル及び上級委員会で検討されたが、全てSG協定違反とされた。SG協定の規定に対して厳密な解釈が行われ、各国の事例の実態をパネル及び上級委員会が示した国際規律に照らして判断すると、発動条件を完全に満たすことは困難である。発動の前提として、産品の同種性・直接的競合性の解釈や損害指標の評価手法と因果関係の分析手法の確立が不可欠である。
著者
勝又 健太郎
出版者
農林水産省農林水産政策研究所
雑誌
農林水産政策研究 (ISSN:1346700X)
巻号頁・発行日
no.6, pp.51-81, 2004-03

WTO体制下における諸外国のセーフガード(SG)の発動事例について、農産物に関する事例に重点をおいて、発動状況、発動条件の運用実態及びWTOの紛争処理の過程でパネル及び上級委員会により示された発動条件の運用に関する国際規律を整理・分析した。SG協定発効前後で発動件数は、減少から増加に転じた。全体的に農産物の事例の方が鉱工業製品の事例に比べて、発動手段についてはより数量管理的(輸入数量制限、関税割当)、発動期間についてはより長期の措置となっている。農産物に関する事例についての発動条件(輸入増加及び損害指標の定量的評価等)の運用実態については、輸入が減少している事例があり、また、全ての損害指標の評価結果が低下している訳ではなく、評価を定性的・間接的・代替的に行った事例がある。農産物に関する事例の中では、韓国の脱脂粉乳調整品、米国の小麦グルテン及びラム肉、チリの小麦・小麦粉及び食用植物油の輸入に関する措置が紛争案件となり、パネル及び上級委員会で検討されたが、全てSG協定違反とされた。SG協定の規定に対して厳密な解釈が行われ、各国の事例の実態をパネル及び上級委員会が示した国際規律に照らして判断すると、発動条件を完全に満たすことは困難である。発動の前提として、産品の同種性・直接的競合性の解釈や損害指標の評価手法と因果関係の分析手法の確立が不可欠である。
著者
山本 真子 小松 孝至
出版者
一般社団法人 日本教育心理学会
雑誌
教育心理学研究 (ISSN:00215015)
巻号頁・発行日
vol.64, no.1, pp.76-87, 2016 (Released:2016-04-11)
参考文献数
16
被引用文献数
3

本研究では, 小学生の書く日記において, 書き手と書く対象との関係, 書き手と読み手との関係の二側面において明確化する子どもの固有性を自己として捉える観点から, 公立小学校4年生3名が, 小学校での学習の一つとして取り組んだ日記の質的分析を行った。事前調査として学年全体(218名)に質問紙調査を実施した上で, その結果と日記の内容を参考に3名の日記(計537篇)を選択して検討し, うち14篇を用いて, 特に書かれた他者および読み手としての他者との関係に注目したまとめを行った。書き手と書く対象との関係の視点からは, 時系列的に類似する内容を繰り返し書くスタイルの中で, 細部への視点の焦点化, 直接話法を用いた対話的表現, 他者への批判的な表現, 他者との対比などの形で子どもの視点が明確化する際, 他者が種々の役割を果たしている状況が観察できた。また, これらの書き手と対象との関係に関する表現のレパートリーは, 同時に書き手と読み手の関係において, 書き手が自己を定位する行為として考えられた。
著者
柿山 浩一郎 多賀 昌江 城間 祥之 スーディ・神崎 和代
出版者
日本感性工学会
雑誌
日本感性工学会論文誌 (ISSN:18840833)
巻号頁・発行日
vol.15, no.3, pp.337-343, 2016 (Released:2016-04-28)
参考文献数
8

It is important to clarify the potential users' value system when one designs a new product. In this research, the authors reasoned that it is effective for the users to learn various evaluation standards. The first purpose of this research is to lift the potential users with different knowledge and experience to a level which enables them to evaluate a product appropriately by an on-line questionnaire research method. The second purpose of this research is to explicate the elements of a burial cradle that may heal a grief for stillborn. With two purposes in mind, the authors conducted an on-line questionnaire and analyzed the results. As the results, an on-line questionnaire method has increased user's understanding of the product and its benefits. Therefore this product design method could be a useful tool in a product evaluation and its standardization. It may also allow the researchers to obtain more accurate product evaluation from the subjects.
出版者
日経BP社
雑誌
日経Linux (ISSN:13450182)
巻号頁・発行日
vol.12, no.3, pp.19-33, 2010-03

Part1では,2万円台で購入可能な比較的新しいネットブックを中古で購入し,UbuntuやFedoraといった最新Linuxディストリビューションをインストールしチューニングを行います。 ネットブックと呼ばれる超小型低価格PC(Ultra Low-cost PC)が登場し約2年が経ちました。中古市場では,手ごろな価格のネットブックをさらに安く購入できるようになっています。
著者
山下 藍 Ai YAMASHITA
雑誌
宮崎公立大学人文学部紀要 = Bulletin of Miyazaki Municipal University Faculty of Humanities
巻号頁・発行日
vol.22, no.1, pp.261-280, 2015-03-13

「目標の可視化・明確化」は、ゲーミフィケーションにおける必修要素と言えるが、心理学やインストラクショナルデザインなど、様々な分野においてその重要性は確認されている。そのためゲーミフィケーション要素を正しく認識、導入するにあたり、どのような方法で戦略を立て強化を行うかが重要である。そこで本論では、韓国語授業において「目標の可視化・明確化」の強化を行い、その結果、学習者の動機づけと学習効果にどのような影響を与えるのかについて論じる。また、授業での検証結果を基に強化方法を見直し、今後の韓国語授業において「目標の可視化・明確化」を含むゲーミフィケーション基本4条件をどのように強化していくべきか、具体案を示しながら述べることとする。
著者
梶並 知記
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.27, 2013

本稿では,TETDMを利用した,情報系学部における専門教育の実践例を報告する.TETDMは,情報分析者がテキストデータマイニングを行うことを主目的とする統合環境である.本稿の目的は,TETDMを用いた専門教育の実践例を通して,TETDMの,専門教育支援ツールとしての活用可能性について検討することである.情報検索やテキストマイニングに関するセミナーにおいてTETDMを用いた事例に基づき,情報系学部の学生にとって必須であるプログラミングスキルの研鑽を兼ねた,専門知識の理解支援について述べる.
著者
柏熊孝昌 大竹恒平 植竹朋文 岡誠
雑誌
第76回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, no.1, pp.249-250, 2014-03-11

近年、経済状況の変化により、非正規雇用者(アルバイト)が増加の傾向にある。しかしながら、一般的に、アルバイトの1年以内の離職率は正規雇用と比べて高い。これは、モチベーション管理が十分でないためである。アルバイトを対象に行ったアンケート調査の結果、モチベーションの向上には、「良好な人間関係」と他者から褒められることによる「承認欲求の充足」が重要であることが明らかになった。本研究では、モチベーションを維持・向上させる手法として近年注目を集めている、ゲーミフィケーションに注目し、モチベーション向上支援システムの構築を行い、その効果の検証を行った。コンビニエンスストアを対象に行った効果実験の結果、本システムの有効性が検証された。
著者
西山勇毅 米澤拓郎 中澤仁 徳田英幸
雑誌
研究報告ユビキタスコンピューティングシステム(UBI)
巻号頁・発行日
vol.2013-UBI-38, no.21, pp.1-8, 2013-05-09

近年,個人の動機付けや行動改善のためのアプリケーションが普及してきた.今後,研究プロジェクトチームやスポーツチームなどの明確な目標を持ち,様々な立場の人間が所属するチームでの利用が考えられる.本研究では,個人の貢献度の可視化がチームの動機づけに与える影響の調査を行った.情報共有アプリケーションを実装し,ランダムに抽出したチームに対して,他人に個人の貢献度を見せた場合と見せない場合での比較実験を行い評価した.
著者
面谷 信
出版者
The Imaging Society of Japan
雑誌
日本画像学会誌 (ISSN:13444425)
巻号頁・発行日
vol.50, no.6, pp.534-538, 2011

人間の感覚量であるところの 色 の認識過程をブラックボックス化することなく分析しその解明結果を工学的に利用するという目標に対し,若干のヒントとなりそうな話題をいくつか提供する.話題としては,視覚認識過程の要素分けから始め,反射物と発光物とは見分けられるか?発光型ディスプレイは本質的に疲れやすいか?色の恒常性とは?印刷物や反射型ディスプレイと発光型ディスプレイとではどちらが照明条件によって表示色が変化して見えがちか?金 · 銀色は本当に色か?その認識メカニズムは?金 · 銀色インク印刷の意義は?人間にとって色彩情報の位置づけは?という素朴な疑問等について順次採り上げ,筆者らの簡単な実験結果の紹介を織り交ぜながら見解を述べる.本報告は必ずしも素朴な思い込み通りにならない実例の紹介を通じて,色の面白さや落とし穴の一端を読者に伝えようとするものである.
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.868, pp.75-78, 1996-12-02

光の力を利用して化学変化を起こす光触媒の新機能。水の膜が,汚れや細菌を引きはがす。「邪魔な現象」を新しい発見に,発想転換が決め手だ。雨が降ると新品同様にきれいになる窓ガラス,簡単な水洗いで油汚れも落ちてしまうキッチンタイル,シャワーを浴びても全く曇らない洗面鏡——。こんな機能を持った素材が登場したら,生活はずいぶん楽になるに違いない。