著者
渡邊 由紀子 兵藤 健志
出版者
日本図書館情報学会
雑誌
日本図書館情報学会研究大会発表論文集 (ISSN:21879990)
巻号頁・発行日
vol.62, pp.85-88, 2014

大学図書館の学生協働において図書館職員に求められる役割と専門性を明らかにすることを目的に、九州大学附属図書館の学生協働の実践例を対象として、その活動内容を業務日誌等の記録をもとに分析し、学生スタッフと図書館職員それぞれが果たしている役割を特定した。図書館職員には経営管理能力、コミュニケーション能力等の汎用的な能力に加えて、図書館固有の専門的な知識、教育工学等に関する知識、所属大学の教育に関する知識が必要であることがわかった。
著者
高野盛義 著
出版者
大同館書店
巻号頁・発行日
1929
著者
地村 彰之
出版者
広島大学
巻号頁・発行日
2002

博士論文
著者
片岡 勲人 森本 忠夫
出版者
東海大学
雑誌
東海大学紀要. 開発工学部 (ISSN:09177612)
巻号頁・発行日
vol.20, pp.133-137, 2011-03-31

CG(コンピュータグラフィックス)は,現在,映画,ゲームソフト,CM,シミュレーション,バーチャルリアリティなどに盛んに使われている.CG を作成するには,芸術(アート)的なセンスやデザインの知識も必要となる.CG には,2 次元CG と3 次元CG とがあるが,本科目では,主に2 次元CG を製作する上で必要な技術およびアートやデザインとCG との関係を理解することを目的としている.当初,授業プログラムはCG 作成のためのシステム,デジタル画像の表現方法,2 次元図形処理,座標変換などの基礎的な技術の解説,ペイント系,ドロー系の主要なツールの使い方と応用として広告デザイン,イラスト(マンガ)制作を課題とするもので,授業アンケートにおける総合評価では,満足している回答が60〜80%であったが,「問題を発見し解決する能力がついた」と答えた履修生は0〜10%,と改善が望まれた.その要因として,多様なCGソフトウェアの使用方法が学習の目的となり,デザインプロセスによって問題を解決する学習時間が少なく,課題の構想や批評まで至らなかったことがあげられる.この改善として,2007 年度から,携帯電話のデザインプロセスを学習の流れとし,CG ツールを扱う能力,アイデアを具現化する能力,評価する力,プレゼンテーションする能力を連携させた授業プログラムに変更した.再度,授業評価を行ったところ,「問題を発見し解決する能力」,「総合評価」,「関心が持てるような授業内容だったか」について学習効果の向上を確認した.その一方,課題が高度になるにつれ,「授業の内容は分かりやすいか.」「与えられた課題に取り組む時間が十分にあったか.」では,改善を求める意見にて10〜40%の増加を確認したが,制作のやり直しを行う時間的余裕を設けることで解決した.
著者
山田 格 和田 志郎
出版者
独立行政法人国立科学博物館
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2005

本研究では,台湾,タイ,中国,韓国の54施設に所蔵されている計93個体の中型ナガスクジラ属標本について,形態学的ならびに分子生物学的調査を行い,形態学的には38個体,分子生物学的には24個体のツノシマクジラ(Balaenoptera omurai)を確認した.調査の過程でツノシマクジラとの誤同定の可能性が取りざたされていたいわゆるニタリクジラ(Bryde's whales)に含まれるカツオクジラ(Balaenoptera edeni),ニタリクジラ(Balaenoptera brydei)は,それぞれ35個体(形態),23個体(分子)と形態および分子とも1個体であったが,カツオクジラ(B.edeni)のタイプ標本(カルカッタのインド博物館で展示中)と,当初からタイプ標本が存在しないニタリクジラ(B.brydei)については,タイプロカリティで収集されたBryde's whaleとされる標本の精査を行った.また,国立科学博物館独自の予算で,フィリピンおよびインドネシアで調査した個体で全般的にはB.edeni-B.brydei Complexの特徴をもちながら,頭頂骨の形態が異なっている個体に遭遇したが,これらは南アフリカのニタリクジラ(B.brydei)のタイプロカリティで収集された個体にも見られる特徴であることを確認した.従来,タイプロカリティ(響灘,ソロモン海)のみで知られていたツノシマクジラの分布範囲は北緯40°から南緯40°,東経90°から140°の範囲であることを確認した.また,おそらくツノシマクジラは相対的に沿岸性で,カツオクジラと類似しているが,ニタリクジラはかなり外洋性である可能性が高い.タイ湾では,北緯8°付近を境界に,それより北ではカツオクジラ,南ではツノシマクジラが収集されていることが注目される.
著者
浅野 美智留 森 淑江 戸塚 規子 横川 裕美子
出版者
The Kitakanto Medical Society
雑誌
北関東医学 (ISSN:13432826)
巻号頁・発行日
vol.52, no.5, pp.377-384, 2002

【背景と目的】青年海外協力隊経験者の8~9割は再参加を希望するが, 帰国後の還元に関する一連の研究は進んでいない.ゆえに看護職の場合の課題を明らかにすることを目的とした.【対象と方法】協力隊帰国看護職397名に対し, 「再参加の希望」「希望理由」「障害」について郵送式質問紙から得られた回答を意味のある文に区切ってコード化し, 類似するコードごとにカテゴリー化して分析した.【結果】再参加希望者は多いが(289名・72.8%), 障害なしは14名(3.5%)だけであった.再参加希望の理由, 障害は, 1.一番多い理由は自己実現, 2.理由と障害の両方に「専門」と「語学」が挙がる, 3.障害は「家族」「自己」の個人的問題, であった.【結語】他職種と同じく再参加を希望しているが, 再参加者は少なく, 障害に「家族」や「健康」などの個人的問題がある, という女性の多い職種の特徴が浮かび上がった.
著者
松本 豊司 瀬川 忍 末本 哲雄 竹本 寛秋
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ET, 教育工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.453, pp.71-75, 2010-02-26

昨今、我々は情報関連の授業の実践を通じて、自主的な学習の組み立て、グループワークなどをうまくこなせない学生の増加を懸念しており、かつ、きちんと指導をすれば学生は伸びることも感じている。そこで、我々は平成19年度から開講している選択科目「1歩進んだPC活用講座」において、ブレンディッドeラーニングの色々な工夫を実践しており、その取り組みを通じて協調学習を含んだ授業の効果的な構成方法が見えてきた。授業の前半はICTのエキスパート教職員により複数のPCソフトウェア活用法を教え、後半は3, 4人のグループ単位で学習した技術を活用した課題を行う授業構成を考えた。グループ作業の過程でお互いが教えあい、競いあいながら成長することを狙った授業設計である。授業スタート当初はグループ課題は1度であったが、これを2度に増加することにより、はっきりと効果が増加することが確認できた。本論文では、平成19年度後期から平成21年度前期までの授業における協調学習の効果を高める取り組みとその効果について報告する。
著者
鄭 実生 本安 竜平 萬本 義徳
出版者
岡山理科大学
雑誌
岡山理科大学紀要 A 自然科学 (ISSN:02857685)
巻号頁・発行日
no.30, pp.p103-113, 1994

The anomaly of transverse relaxation rate of YBa_2Cu_3O_<7-δ> is mainly observed at 35K and near superconducting transition. The anomaly at 35K can not be explained by dynamical factor. It is considered that the static factor causes the anomaly and it is the change of anisotropy of indirect interaction between nuclear spins because the change of shape of decay curve accompanies with the anomaly. If the interaction between electron spin and nuclear spin obeys Mila-Rice theory even in superconducting state, it is considered that the change of the anisotropy is owing to change of electron spin correlation. As for the anomaly near superconducting transition it seems to be owing to an extraordinarily slow motion such as softening.

1 0 0 0 OA 南無大師

著者
佐伯法雲 著
出版者
日吉丸書房
巻号頁・発行日
1909