著者
中村 匡秀 下條 彰 井垣 宏
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ISEC, 情報セキュリティ (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.271, pp.35-40, 2009-11-05
被引用文献数
11

様々な種類のライフログを効率よく連携・集約(マッシュアップ)するためには,ある程度標準化されたデータモデルやサービスAPIが必要となってくる.本稿では,ライフログが備えるべきデータを5W1Hの観点から分析し,アプリケーション依存・非依存のデータ項目を抽出する.抽出したデータ項目に基づき,ライフログのための標準的なデータモデル,および,サービスAPIを考察する.
出版者
國民文庫刊行會
巻号頁・発行日
vol.第5册, 1914

1 0 0 0 OA 訳註大日本史

著者
徳川光圀 撰
出版者
建国記念事業協会・彰考舎
巻号頁・発行日
vol.六, 1943
著者
河村 伊久雄 光山 正雄
出版者
京都大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
1999

Listeriamonocytogenesの主要な病原因子であるリステリオリシンO(LLO)はコレステロール結合型膜傷害毒素であるが、我々はこのLLOが宿主Th1型サイトカイン産生を誘導することを明らかにした。また、このLLOの活性から、LLOをアジュバントとしてワクチンに応用できる可能性が考えられた。一方、細胞に対して傷害性を有するLLOはそのままin vivoに用いることはできないため、本研究では膜傷害性のないLLOのサイトカイン誘導活性の最小単位を決めると共に、抗結核ワクチンへの応用の可能性を検討した。その結果、LLOは第4ドメインを欠失させてもIFN-γ産生誘導能示したが、この第4ドメインを持たないLLOのN末端部分をさらに欠失させると、そのIFN-γ誘導能が低下することがわかった。しかし、このtruncated LLOのIFN-γ誘導活性が消失するわけではないことから、このN末端部分がサイトカイン誘導活性に必要なLLOの立体構造の維持に必要であると考えられた。また、LLOによるサイトカイン誘導活性は、LPSに低応答性のC3H/HeJでは認められなかった。さらに、CD14に対する抗体でLLOのサイトカイン誘導が阻害されたことから、LLOの刺激がLPSのシグナル伝達系を介して細胞内に伝わる可能性が考えられた。また、LLOはJ774.1細胞表面の分子量50-60kDaの分子と結合することが示され、この分子がLLOの受容体として、あるいはアクセプター分子としてLLOサイトカイン誘導に関与すると考えられた。LLOのアジュバント活性を調べるため、単独では防御免疫を誘導できないBCG死菌と共にLLOでマウスを免疫し、防御免疫が誘導できるか否かを調べた。その結果、リポソームに封入したLLOがアジュバント活性を発揮したことから、結核に対するワクチンにLLOを応用できることが示された。一方、LLOより細胞毒性の低いtruncated LLOは、リポソームへの封入効率が悪く、その投与方法を検討する必要があった。
著者
前田 慶博 石橋 豊 福嶋 慶繁
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会冬季大会講演予稿集 (ISSN:13434357)
巻号頁・発行日
no.2013, pp.7-3-1-"7-3-2", 2013-12-18

In this report, we examine effects of stereoscopic vision, olfaction, and haptic sense on the sense of presence in a virtual environment.
著者
大槻 麻衣 大下 勉 木村 朝子 柴田 史久 田村 秀行
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MVE, マルチメディア・仮想環境基礎 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.110, no.382, pp.75-80, 2011-01-13
参考文献数
9

本研究では,立体視可能な複合現実空間において,多数のパーツから構成される仮想の3Dオブジェクトを分解し,その内部や個々のパーツ同士の接続関係,位置関係を至近距離で観察できるシステムを構築する.こうした分解・観察というタスクにおいて誤操作を回避し,操作の快適性,応答の心地よさを向上させるために,実世界で互いに接合・接着された物体の挙動や応答を模倣する3種類のメタファを導入する.本論文では,提案手法の基本概念,それを具現化するメタファとその物理計算モデル,ユーザ・インタフェースとしての実現に関して述ペ,実運用から得た知見や今後の発展させるペき方向性に関して論じる.
著者
安達 俊英
出版者
日本印度学仏教学会
雑誌
印度學佛教學研究 (ISSN:18840051)
巻号頁・発行日
vol.62, no.2, pp.820-815, 2014-03-20
著者
Dao Thi Thanh Huyen Kenji Ureshino Dao Thanh Van Ikuo Miyajima
出版者
一般社団法人 園芸学会
雑誌
The Horticulture Journal (ISSN:21890102)
巻号頁・発行日
pp.MI-092, (Released:2015-12-04)
被引用文献数
9

Rhododendron simsii Planch. is distributed in eastern Asia, such as Ryukyu Islands of Japan, southern China, Taiwan, and Vietnam. It is a semideciduous shrub with five-lobed red corollas and reddish-purple blotches on the upper petals. From microscopic observation, reddish-purple colored cells were distributed only in the adaxial subepidermis of blotch areas in the upper petals, while red colored cells were observed in the whole epidermis of both upper and lower petals. Even though the anthocyanin constitutions of upper and lower petals were the same, the λmax of absorbance of fresh upper petals was 514.9 nm, while it was 505.7 nm in the lower petals. In R. simsii flowers, cyanidin glycosides were major anthocyanins in whole petals. Quercetin glycosides were detected in reddish-purple blotch areas, but they were found only in trace amounts in lower petals. Anthocyanins and flavonols were extracted, and separated by column chromatography. Bathochromic shift (9.7 nm) was observed in mixed solution of anthocyanin and flavonol at a ratio of concentration of 1:7.5. These results were similar to the bathochromic shift obtained between upper and lower petals of intact flowers (9.2 nm). From these findings, co-pigmentation between anthocyanin and flavonol (quercetin glycosides) seems to be a key factor of reddish-purple color of the blotch area in the upper petals of R. simsii flowers.
著者
丸山 剛 青木 伸
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 : 映像情報メディア (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.61, no.8, pp.1222-1224, 2007-08-01

We have developed a stereovision method that uses a monocular head-mounted display (mono-HMD). In the past, both images in stereovision have been set in either a virtual world or in the real world. In the former case, a person wearing special glasses can see 3D images, but other people can't even see 2D images. In the latter case, viewers can only see 3D images from a particular location. Our method solves both problems. In our method, one image is set in a virtual world displayed in a mono-HMD, and the other image is set in the real world. The viewer wears the mono-HMD and moves her body to align one retinal image with the other retinal image. The brain's vision center then perceives the two images as one stereoscopic image. Our experiments have shown that 3D images can be viewed stereoscopically using our method.
著者
安部 文子 山田 眞伍 小山 恭平 福田 博章 清水 郁子
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.36, no.12, pp.53-56, 2012-02-27

昨今,3D表示可能なテレビなどの機器が多く発売され,それに伴い3Dコンテンツの需要も高まっている.本論文では,単眼カメラにより静止している被写体を撮影した動画像から,ユーザが指定した奥行き感(視差量)をもつ3D画像を自動生成するシステムを開発する.本システムは,ユーザがインタフェースから入力した視差量に対し,動画像中のあらゆる2枚の組合せから最も適切な2枚の画像を用いて3D画像を生成してユーザに提示する.このとき,プレ画像,被写体が画像の中央にない画像をあらかじめ候補から除外する.これらの条件を満たす画像のうち,3D画像を生成するための平行化のための補正量が最小であるものを最適な2枚であるとする.実験により,手法の有効性を示した.
著者
平野 実花 竹内 亮太 渡辺 大地
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.36, no.16, pp.119-120, 2012-03-09

映画「アバター」等を始めとする立体視コンテンツの活性化により着目をあびるようになった立体視技術であるが、現状で様々な問題が指摘されている。両眼視差を利用した方法が主流であるが一部の体験者では視機能に異常が存在しないのに立体視を行うことが出来ないことが確認されている。その原因はコンテンツ自体にあるものか、個人の立体視に関する能力によって発生するものなのか解明はされていない。今回は個人の立体視に関する能力や体験者別に異なる要素に着目する。個人差を吸収するにあたって、立体感を強めることや弱めること、視差や再生方法の変更等の解決方法が必要になるのではないのかと仮定した。本研究では立体視の画像にぼかし加工を加え、両眼の視力との関係性を調査した。その上で補正の必要性とその指針について提案する。
著者
坂本 祥太郎 中澤 優比 平山 亮
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.36, no.16, pp.157-160, 2012-03-09

3DCGで制作した3Dモデルに,実写画像を加工し変形して貼り付けることにより,リアリティのある人物の立体視画像を制作することを試みた.
著者
堀内 達夫
雑誌
人文研究 (ISSN:04913329)
巻号頁・発行日
vol.44, no.4, pp.141-164, 1992
著者
小澤 史朗
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.37, no.46, pp.11-16, 2013-10-31

映像に指向性を持たせ,観察位置に応じた角度の被写体映像を表示することで,遠隔会議における人物の向きを表現できる多指向映像表現手法の研究開発に取り組んでいる.映像に指向性を持たせる手法としては,裸眼立体視ディスプレイやマルチビューディスプレイで取り組まれているが,解像度の低下や,輝度の低下あるいは視域の狭さなどが課題になっている.一方で,人物映像を表示については,被写体をモデル化することによって,自由な視点から人物映像を再現する手法が多く提案されているが,被写体人物の映像品質を保持したままでの表示を考えると,撮影した映像をそのまま表示できることが望ましい.本稿では,広い視域を確保する背面投射型のマルチビューディスプレイである"QDAスクリーン"を用いて,複数視点から撮影した人物映像を,一つのディスプレイに重畳表示し,見る位置に応じて映像を切り替えることができるシステムMulDiRoHを提案する.