著者
須藤寒泉 (荘一) 著
出版者
福岡書店
巻号頁・発行日
1912

1 0 0 0 OA 令集解

著者
国書刊行会 編
出版者
国書刊行会
巻号頁・発行日
vol.苐二, 1913
著者
毛利 美穂 Miho MORI
出版者
大手前大学
雑誌
大手前大学論集 = Otemae Journal (ISSN:1882644X)
巻号頁・発行日
vol.10, pp.(77)-(88), 2009-03-31

日本最古の仏教説話集とされる『日本霊異記』下巻三十八縁には表相譚がえがかれている。表相思想とは、まず前兆「表」があらわれ、その後、その必然的な結果「答」が到来するという考えで、当事者の善悪にかかわる倫理的行為を起因とする仏教の因果応報とは異なる考えであることから、当該縁は、特異な存在として位置付けられている。当該縁には「狐鳴」「狐屎矢」という現象が記され、それが景戒の息子と馬の死をもたらすものをして登場する。この「狐」の凶兆性と、道教医療思想による狐の呪的要素を指摘することにより、景戒が当該縁に課した真の意味を明らかにする。
著者
入江泰吉著
出版者
三彩社
巻号頁・発行日
1968
著者
川村 広
出版者
大阪歯科学会
雑誌
歯科医学
巻号頁・発行日
vol.56, no.2, pp.g99-g100, 1993

小児歯科保健教育の充実化に伴い, 小児の咬合咀嚼の発育と発達に関して, 改めて問われている. なかでも, 乳歯列期の咬合型の発育変化についての報告は数みられるが,いずれも乳歯萌出期の1歳から咬合完成期の5歳までを同一集団で追跡したものはない. 今回, 本研究では, 1歳の誕生日から5年間継続して定期検診を受診し, う蝕予防処置および歯科保健指導を受け続けた集団(男児202名, 女児219名, 合計421名)の咬合型の発育変化を追跡調査した. また, 第二乳臼歯が萌出し咬合位が決定した正常咬合児について, 第二乳臼歯の最大咬合力を測定すると同時に, 厚さが1mmおよび3mmの2種類のバイトワックスをそれぞれ最大咬合力で約3秒間咬合させ, 咬合印記点の厚みを測定した. その結果, 咬合型は正常咬合, 過蓋咬合, 上顎前突, 反対咬合, 切縁咬合, 交叉咬合および開咬の7型に分類された. いずれの年齢においても各咬合型の出現頻度は, 正常咬合が50%以上であり, ついで過蓋咬合, 上顎前突の順であった. また性差は認められなかった. 発育に伴う各咬合型の推移には, 同一咬合型を継承する継承型と他の咬合型へ変化する移行型を認めた. たとえば正常咬合からは正常咬合への継承型と, 過蓋咬合, 上顎前突, 反対咬合, 切縁咬合, 交叉咬合または開咬へと正常咬合以外のすべての咬合型へ移行する移行型を認めた. なお, 正常咬合以外のすべての咬合型からは, すべての年齢において, 正常咬合へ移行する可能性のあることが示された. 1歳における咬合型がどれだけの期間継承され, 4年後の5歳における咬合型とどう関係しているかについては, 正常咬合, 過蓋咬合, 上顎前突および反対咬合の継承期間は1年のものが最も多く, そのため5歳では他の咬合型へ移行するものも多く認められるが, 同一咬合型を4年間継承したものは5歳まで継承する率が高かった. また, 1歳におけるすべての咬合型は, 5歳時には正常咬合に移行する可能性を認めた. 正常咬合型の3歳から5歳までの第二乳臼歯の咬合力は, 歴齢の平均体重を上まわる値を示し, 加齢的な増大を認め, 3歳と5歳との間には200%以上の増大があった. しかし,同年齢児においても最小値は最大値の約1/3であった. バイトワックス上の咬合印記点は, 厚さが1mmおよび3mmのバイトワックスにおいてすべて確認された. またすべての歯の各咬合印記測定点の噛み込み印記量(平均値)はいずれも加齢的に減少し, 年齢差が有意に認められた. 1mmのバイトワックス上では, 上下顎の歯の咬合接触点および噛み込み量の加齢的減少は, どの年齢においても認められた. 3mmのバイトワックス上では, 咬合力の加齢的な増加があって噛み込み量はそれとともに減少したが, どの年齢児においても上下顎の歯の咬合接触点は確認できなかった. しかし, 3mmのバイトワックスを100%噛みしめることができなかった現象は, 乳歯列期における10mesh篩咀嚼効率が5歳までは100%にならないという報告と矛盾するところはない. 以上のことから, 乳歯列期の歯科的健康管理にあたっては, 正常咬合の咬合力は加齢的な増加を認めるが, 咀嚼機能や咬合型は定型であることは少なく, つねに変動していることをよく理解して対処すべきであることが示唆された.
著者
城代 進
出版者
Japanese Society for Food Science and Technology
雑誌
日本食品工業学会誌 (ISSN:00290394)
巻号頁・発行日
vol.15, no.8, pp.335-340, 1968-08-15 (Released:2010-01-20)
参考文献数
8
被引用文献数
3

木酢液から燻煙香料の抽出を目的として研究し,次の結果を得た。(1) 木酢液から燻煙香料の抽出条件を検討し,抽出溶剤の選択と樹種別および製法別木酢液の抽出物について,各燻香,収率,成分組成を比較した。(2) ガスクロマトグラフィーにより木酢液の溶剤抽出物中のフェノール類,有機酸類およびカルボニル化合物の各成分を同定した。(3) 燻香に関与する成分を推定した。(4) 木酢液は燻煙香料の重要な原料であることを確認した。
著者
岩本 博幸
出版者
地域農林経済学会
雑誌
農林業問題研究 (ISSN:03888525)
巻号頁・発行日
vol.48, no.1, pp.116-119, 2012-06-25 (Released:2014-03-14)
参考文献数
3
被引用文献数
1

The purpose of this study is to examine the importance of low calorie content in Japanese consumers’rice purchasing decisions. The Choice Modeling (Random Parameter Logit Model) is used to quantify the welfarechange associated with the change in the level of low calorie content label, local origin label, price attributes for a sample of Japanese consumers taken in March 2009.The consumer has a positive perception of local origin label. The average evaluation of the low calorie content attribute is negative (−116 yen/5 kg). However, half of samples have a positive perception of low calorie content. Their willingness to pay for low calorie content range from 800 to 900 yen/5 kg. The results suggests that latent demand for low calorie labeled rice is limited.
著者
加野 直平 青野 求
出版者
日本海水学会
雑誌
日本海水学会誌 (ISSN:03694550)
巻号頁・発行日
vol.21, no.6, pp.230-234, 1968 (Released:2013-02-19)
参考文献数
6

New procedure for the gravimetric determination of either phophorus or magnesium was proposed. In this procedure, the magnesium ammonium phosphate (MAP) is filtered on glass filter, and then in this state it is ignited to the magnesium pyrophosphate (MPP) at 570-590°C.In order to compare the new procedure with the ordinary gravimetric procedure, 10 samples of the MAP precipitated from a certain ammonium phosphate solution were adopted for each procedure, and the operation was examined from the beginning of the filtration of the MAP to the ending of the weighing of the MPP. Results were as follows.(1) Estimated value of the new procedure agrees with that of the ordinary.(2) Hours required for the two procedure are nearly equal, but actual working hours for the new procedure is 1/3 of that of the ordinary.(3) The standard deviations of the estimated value in the new procedure and the ordinary are 1.34 ppt and 1.68 ppt to the arithmetic mean, respectively.The new procedure offers much saving in time and tedium over the ordinary gravimetric procedure, and is more precise.
出版者
ERATO湊離散構造処理系プロジェクト
巻号頁・発行日
2011-06

近年、コンピュータで処理すべきデータの量がムーアの法則を超える勢いで急激に増加している。このような大量のデータを処理するのに適し、かつ並列計算をあまり意識せず記述できる並列計算の枠組みとして、ワークフローというものが知られている。本講演では次のことについて発表予定である。1. ワークフローとはどのようなものか 2. GXPmake というワークフローシステムの説明と実際のデモ(Povray) 3. ファイルアクセスログと可視化について 4. ワークフローの実際の応用例をいくつか 5. 広域に散らばる計算機を使った時のワークフローのための遅延隠蔽方法
出版者
京都大學經濟學會
雑誌
經濟論叢 (ISSN:00130273)
巻号頁・発行日
vol.164, no.4, 1999-10

1 0 0 0 OA 史料大成

著者
笹川種郎 編
出版者
内外書籍
巻号頁・発行日
vol.第17, 1936
著者
Go SEHATA Hiroaki SATO Toshihiro ITO Yoshitaka IMAIZUMI Taichi NORO Eiji OISHI
出版者
公益社団法人 日本獣医学会
雑誌
Journal of Veterinary Medical Science (ISSN:09167250)
巻号頁・発行日
pp.14-0066, (Released:2015-03-01)
被引用文献数
6

We used real-time RT-PCR and virus titration to examine canine distemper virus (CDV) kinetics in peripheral blood and rectal and nasal secretions from 12 experimentally infected dogs. Real-time RT-PCR proved extremely sensitive, and the correlation between the two methods for rectal and nasal (r=0.78, 0.80) samples on the peak day of viral RNA was good. Although the dogs showed diverse symptoms, viral RNA kinetics were similar; the peak of viral RNA in the symptomatic dogs was consistent with the onset of symptoms. These results indicate that real-time RT-PCR is sufficiently sensitive to monitor CDV replication in experimentally infected dogs regardless of the degree of clinical manifestation and suggest that the peak of viral RNA reflects active CDV replication.
著者
C.R.ワイリー著
出版者
工業数学研究会
巻号頁・発行日
0000
著者
奥野 洋子 萬羽 郁子 青野 明子 東 賢一 奥村 二郎
出版者
近畿大学医学会
雑誌
近畿大学医学雑誌 (ISSN:03858367)
巻号頁・発行日
vol.38, no.3, pp.115-124, 2013-12

[抄録] 対人援助職は, 職務におけるストレッサーが大きい一方, 対人援助職としての成長もあることが明らかになっている. しかしこれらの研究は, 一時点における横断的調査であり, ストレス体験が対人援助職の自己成長感につながっているのかについての縦断的研究は行われていない. 本研究では, 105人の看護師に対して1年間の縦断的調査を行い, 仕事上のストレス体験と1年後の自己成長感との関連を明らかにすることを目的とした. 自己成長感(心的外傷後成長尺度), ストレッサーとソーシャルサポート(職業性ストレス簡易調査票), 個人特性(15項目ハーディネス尺度), 体験ストレスに関する質問紙調査を看護師に対して実施し, 1年後の自己成長感について重回帰分析を行った. その結果, 周囲の状況に対してコントロールできると考える性格傾向であること, 看護職の経験が浅いこと, そして仕事上のストレス体験が多かったこと, 仕事を自分のペースでできていたこと, 働きがいを感じていたこと, 加えて1年後の現在の, 職務上の身体的・環境的なストレッサーが強いこと, 同僚からのサポートがあることと自己成長感との有意な関連性が認められた. 仕事上のストレス体験の多さは, その時点よりも1年後の自己成長感を高め, 個人特性としてのハーディネスのコントロール傾向の高さも自己成長感を高めることが示唆された.