著者
大久保 隆夫
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.57, no.7, pp.630-631, 2016-06-15

乗り物のセキュリティを考える上で,重要なセーフティとセキュリティの概念について説明する.前者は乗り物の製品開発において従来から考慮されてきた概念であり,後者はIT分野を中心に考慮されてきたものである.両者は,共通点もあるが相違もあるため,双方を実現するためには,手法も含め課題が多く存在する.
著者
温井 康介 上嶋 章宏
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告アルゴリズム(AL) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2007, no.23, pp.129-136, 2007-03-09
参考文献数
15
被引用文献数
1

パズルやゲームの面白さの源は,それらの持つ根源的な難しさにあり,これまで数多くのパズルやゲームの計算複雑さが解析されている.本稿では,ペンシルパズルの一種であるスリザーリンクの盤面を正k角格子状に一般化した,k‐スリザーリンクを提案し,k‐スリザーリンクの解の存在判定を問う問題のNP完全性を,制限付きハミルトン閉路問題からの多項式時間還元を用いて証明する.また,別解問題(ASP,Another Solution Problem,問題例とその1つの解が与えられたとき,他の解の有無を判定する問題)についても考察し,k‐スリザーリンクの別解問題について,そのNP完全性を示す.A fundamental difficulty to solve games and puzzles seems to become the basis for interest factors of them, and the computational complexity of puzzle games have been investigated. This paper proposes k-Slither Link Puzzle, which is a generalization of the traditional Slither Link Puzzle concerning the grids. The puzzle is one of many popular pencil-and-paper puzzles on rectangular grids k = 4, we deal with the puzzles on all the rest of regular tessellations of the plane, i.e. triangular k = 3 and hexagonal grids k = 6. This paper presents the NP-completeness of k-Slither Link Puzzle for k = 3, 6.Moreover, the NP-completeness of ANOTHER SOLUTION PROBLEMS (ASP), which are problems to decide if there is some solution other than a given solution, of the puzzles is proved in this paper.
著者
八登 崇之
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告アルゴリズム(AL) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2000, no.84, pp.25-31, 2000-09-21
被引用文献数
3

現在多くの人に遊ばれているゲームやパズルの多くについて,その計算量が解析されている.本稿では,パズルの一種であるスリザーリンクについて,解があるかを判定する問題のNP完全性を制限されたハミルトン閉路問題からの多項式時間還元を用いて証明する.また,スリザーリンクの別解問題(Another Solution Problem,1つ解が与えられた時に他に解があるかを判定する問題)について考察し,そのNP完全性の証明の指針を示す.For many of the widely played games and puzzles, their computational complexities have been analyzed. In this paper, we consider a sort of puzzle "Slither Link" and prove that the problem which determines whether or not a given instance of puzzle has any solutions is NP-complete, by using a polynomial time reduction from the Hamilton Path Problem with respect to restricted graphs. In addition we consider Another Solution Problem for the puzzle, the problem which determines, for a given instance and its solution, whether there is another solution for the instance. We provide a strategy to prove its NP-completeness.
著者
中嶋 英介
雑誌
国文学研究資料館特別コレクション――山鹿文庫目録――
巻号頁・発行日
pp.1-39, 2019-04-01

○本目録は、国文学研究資料館特別コレクション(平戸山鹿家旧蔵)の資料群を収めた。○目録は国文学研究資料館蔵『山鹿家積徳堂文庫目録稿』(Aリスト・Bリスト・別リスト第一分冊・第二分冊。以下、『目録稿』と表記。)及び『山鹿素行著述稿本類目録』( 重要文化財指定書・及び指定附書のリスト)・山鹿文庫受入リストをもとに作成した。原則として『目録稿』の表記順に基づいて作成したが、番号等明らかな誤記がある場合は適宜訂正した。○本目録は国文学研究資料館共同研究「山鹿素行関連文献の基礎的研究」(研究期間:2016~2017年度、研究代表者:中嶋英介)による成果の一部である。
著者
朴 光駿
出版者
佛教大学社会福祉学部
雑誌
社会福祉学部論集 (ISSN:13493922)
巻号頁・発行日
no.6, pp.51-67, 2010-03

東アジア国家・地域では共通的にみられる現象であるが,韓国においても少子高齢化が急速に行われている。そして,2005年少子高齢化に対処するために「低出産・高齢社会基本計画」が策定され,さまざまな政策プログラムが実施されている。同計画は大きく3部門からなっており,その1つが「低出産対策部門」である。 低出産対策は中央政府と地方政府のレベルで行われていて,莫大な公費が投入されている。本稿はその具体的な政策プログラムを考察し,その課題を提示することを研究目的としている。そのためには,韓国において出生率が急激に低下した原因に対する分析が必要であり,その原因については統計学的説明と社会経済的説明に区分して議論している。もし,少子化の真の原因に対する事実認識を誤ってしまうと,政策の実効性が期待できないにもかかわらず莫大な財源負担だけが残る可能性もあるのでこの点についての論議は重要である。 低出産対策のプログラムについては,中央政府プログラムと自治体プログラム,そして国民年金における出産クレジット制度とに分けて紹介している。韓国の福祉低出産対策少子高齢化社会出生率低下東アジア福祉
著者
加藤 圭造 伊藤 彰則
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告音声言語情報処理(SLP)
巻号頁・発行日
vol.2012, no.14, pp.1-6, 2012-01-27

本研究ではデスメタル,メタルコアなどエクストリームメタルと言われるジャンルで頻繁に用いられる,グロウル及びスクリーム歌唱について音響的特徴の分析を行った.先行研究で特殊な発声の音響的な特徴として示されたサブハーモニクスの存在や macro pulse 構造の調査,病的音声の分析になどに使われる jitter,shimmer,HNR の値について測定を行った.In this study, we analized acoustic feauture of growl and scream singing voices used in extream metal music, such as death metal, metal core, and so on. We observed sub-harmonics and macro pulse structures those are reported as accoustic features of rough voice. We also measured jitter, shimmer, and HNR values.
著者
崔 玉花
出版者
筑波大学一般・応用言語学研究室
雑誌
言語学論叢 オンライン版 (ISSN:18826601)
巻号頁・発行日
no.4, pp.29-41, 2011-12-31

本稿は同じ意味内容を表すと思われる日本語と中国語の動詞が結果キャンセル構文の成立において異なる文法性を示す現象を取り上げ、当該構文の容認度に影響する要因を英語との比較を通して考察する。まず、目的語の量が特定されているか否かは日英語の当該構文の容認度に影響する要因であることを示す。また、日本語では自動詞文の表す出来事の性質も当該構文の容認度に影響する要因であることを述べる。次に、中国語では日英語と異なり、目的語の定性と特定性が結果キャンセル構文の容認度に影響しないことを示し、当該構文の容認度に影響するのは動詞のアスペクト性であると論じる。

5 0 0 0 OA 尼崎志

著者
尼崎市 編
出版者
尼崎市
巻号頁・発行日
vol.第3篇, 1935
著者
歴史研究会 著
出版者
田中宋栄堂
巻号頁・発行日
vol.尋常6年用, 1912