1 0 0 0 OA 紀行八種

著者
西村天囚 (時彦) 著
出版者
誠之堂
巻号頁・発行日
1899
著者
佐藤 芳彦 SATO Yoshihiko
出版者
岩手大学人文社会科学部
雑誌
言語と文化・文学の諸相
巻号頁・発行日
pp.145-183, 2008-03-21

近代イギリス予算制度成立史研究の一環として,名誉革命(前後)期(1640年代から1714年アン女王の死まで)を考察対象として扱った拙稿1)においては,当該期における財政面での「立憲体制」の成立過程を総括的に論じることを意図したので,わが国において研究史が殆ど欠落している当該期における具体的な予算の審議過程2)については,冊子体での史料的制約もあり,殆ど全く言及しえなかった。本稿では,(その後に知った)Web上で利用しうる史料3)を利用して,近代イギリス予算制度の完成期(1860年代末)における予算の審議過程に至る歴史的・段階的な位置如何という観点から,「王政復古」Restoration期,とりわけ,その中でも「第二次オランダ戦争」Second Dutch War期(1665年~1667年)に限定して,(1)イングランド議会における予算の審議過程,及び(2)そのような審議過程を経て制定されたいわゆる「援助金及び議定費」法 Act of 'aids and supplies' において初めて導入されてくる4) 「借入及び割当条項」の内容を具体的に明らかにすることにしたい。
著者
山内 貴弘
出版者
プロジェクトマネジメント学会
雑誌
プロジェクトマネジメント学会誌 (ISSN:1345031X)
巻号頁・発行日
vol.4, no.3, pp.34-38, 2002-06-15

お客様満足の向上とコスト削減は,共に現代の企業経営にとって重要なテーマである.一方,企業経営の一端を担っているプロジェクトマネジメントにおいても,この2つのテーマは経営戦略上,設定すべき重要な管理目標となっている.しかし,お客様満足の向上とコスト削減は背反する内容もはらんでいる.お客様満足の向上を進めるあまり不用意なコスト増加に繋がったり,またコスト削減を図ることによりお客様満足の低下をもたらしたりするような場面があるからである.筆者の従事するシステム開発の請負プロジェクトを基に考えるならば,この2つの目標を同時に達成するには,コミュニケーション・マネジメントの効果的適用が重要である.また特に,プロジェクトの開始段階でのチーム・ビルディングのためのキックオフ・ミーティングが効果的であった.本稿では,システム開発プロジェクトにおけるお客様満足向上とコスト削減の関係を明らかにし,それに向けてキックオフ・ミーティングを有効活用したコミュニケーション・マネジメントのあり方を述べる.