著者
久保田 収
出版者
密教研究会
雑誌
密教文化 (ISSN:02869837)
巻号頁・発行日
vol.1959, no.43-44, pp.49-72, 1959-08-31 (Released:2010-03-12)
著者
遠藤 武 エンドウ タケシ Takeshi Endo
雑誌
史苑
巻号頁・発行日
vol.17, no.1, pp.28-46, 1956-06
著者
林 正治
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.71, no.4, pp.159-164, 2021-04-01 (Released:2021-04-01)

機関リポジトリとは「機関の構成員が作成した学術資料についてのオープンなウェブベースのアーカイブ」である。情報システムとしてみると,ウェブサーバとデータベースから構成される所謂ウェブアプリケーションであるが,そこには機関リポジトリならではの技術が存在する。本稿では,機関リポジトリに関係する標準化された技術について,メタデータ流通,アイテム登録,ユーザ認証という視点から説明する。また,その技術が登場した背景,特徴,課題について解説する。
著者
高橋 康雄
出版者
札幌大学
雑誌
札幌大学総合論叢 (ISSN:1342324X)
巻号頁・発行日
vol.8, pp.322-157, 1999-10-31
著者
福山 正治
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木学会論文集 (ISSN:02897806)
巻号頁・発行日
vol.1994, no.488, pp.31-40, 1994-04-20 (Released:2010-08-24)
参考文献数
10
被引用文献数
2

波動理論を用い時間, 距離空間上での交通密度分布特性を分析する手法を示す. 単独交差点での密度分布特性の考察により, 密度分布を規定する微分方程式の特性を調べる. さらに, 連続に定義される波を衝撃波 (疑似衝撃波) で近似し, 数値解法により密度分布を形成していく過程を示す. また, 疑似衝撃波の概念を用いたモデルの一般化を図り, 道路ネットワーク上での密度分布の分析を可能とするモデルを提示する. 特に, 需要の変化, 交通流の分岐を新たに取り入れている.
著者
北尾重政 画
出版者
和泉屋市兵衛[ほか2名]
巻号頁・発行日
1805

北尾重政画の花鳥絵本。色摺り。半紙本6巻合1冊。初編3冊。文化2年(1805)正月、原板西村宗七、書林大阪・柏原屋清右衛門、江戸・岡田屋嘉七、同和泉屋市兵衛梓。二編3冊。文政10年(1827)孟春(書肆名削除)。料紙は奉書紙。絵師署名に「北尾紅翠斎模」とあり、初編の月所外史の序に「頃模写乎所其楽作一帖名曰花鳥真図」とあるように、模写を基本とした絵本で、狩野派などの花鳥画巻や舶載、和刻の画譜類を手本にしたと考えられる。『詩経』に所出の鳥や草木を中心に据え、「柀に文鳥」「戎葵に白頭翁」「菫菜 砕米菜 雲雀」(初編)など、漢名と和名両方を挙げながら、草花と鳥類をバランスよく描出する。彫りは精密であり、凡例に「画都て色を設されは一々真に迫ることあたはす」と、当初は墨摺りによる板行を想定していたが、急遽、極彩色の色摺りが出された。通常の板摺に拭きぼかし、没骨、合羽摺りなどの技法を併用し、多様な彩色を施す。当該本の初編の摺りはとくに佳良。(鈴木淳)
著者
近江 崇宏
出版者
Institute of Industrial Science The University of Tokyo
雑誌
生産研究 (ISSN:0037105X)
巻号頁・発行日
vol.70, no.3, pp.151-155, 2018-05-01 (Released:2018-05-30)
参考文献数
11

近年,高頻度金融データと呼ばれる取引単位の大規模データが利用可能になったことを背景として,このようなデータを解析するための手法が求められている.その中で最近,点過程が高頻度金融データを解析する有用な手法として注目を浴びている.点過程はある注目する事象が発生するタイミングを記述する確率モデルであり,その一種であるHawkes(ホークス)過程は実際に観測されるようなクラスター状に起こる取引や注文の発生パターンを再現できる.この解説ではこのような点過程を用いたモデリングについての簡単なレビューを行うとともに,それを用いた高頻度金融データの解析に関する私たちの研究についての解説を行う.

3 0 0 0 OA 万葉集新釈

著者
沢瀉久孝 著
出版者
星野書店
巻号頁・発行日
vol.上巻, 1935
著者
野中 舞子
出版者
一般社団法人 日本認知・行動療法学会
雑誌
行動療法研究 (ISSN:09106529)
巻号頁・発行日
vol.41, no.1, pp.55-65, 2015-01-31 (Released:2019-04-06)
被引用文献数
1

チックに対する行動療法は、ハビット・リバーサルを中心としてエビデンスが蓄積されてきた。しかし、チックの抑制に伴う反動への懸念は臨床家の間でもみられている。そこで、本稿ではハビット・リバーサルの有効性と限界を理解するとともに、国内の現状と課題を明らかにすることを目的として文献を概観した。その結果、(1)ハビット・リバーサルのエビデンスの蓄積はなされているが、低年齢の場合、併発症がある場合、音声チックに対してはまだ不十分であること、(2)社会機能の改善やコントロール感の向上を重視した介入効果研究が増えてきていること、(3)国内では単純チックへの単一事例の報告が多く、家族の関係調整の必要性が唱えられることが多いことが示された。今後は音声チックを伴う例や併発症を有する例を対象に実践研究を積み重ねるとともに、家族関係の調整による効果の実証的な検討が望まれる。
著者
福田 宏幸
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第34回 (2020)
巻号頁・発行日
pp.4K2GS302, 2020 (Released:2020-06-19)

広告やマーケティング活動において、世の中の流行(トレンド)をいち早くキャッチし、それを新たなビジネスに繋げることは不可欠になっている。一方で、世の中に多数の情報が溢れるにつれ、近年、流行の賞味期限は、日に日に短くなり、流行の移り変わりが激しくなっていると感じられる。本研究では、流行を反映していると考えられるTwitterのデータを活用し、生存時間分析等により流行の賞味期限を可視化する。
著者
田代 大祐 中原 雅美 中川 昭夫
出版者
一般社団法人 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
雑誌
日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 (ISSN:18817319)
巻号頁・発行日
vol.30, no.2, pp.228-232, 2022-04-28 (Released:2022-04-28)
参考文献数
20

【目的】本研究は,椅子座位と便器座位の姿勢の違いおよびその身体的負担を検証し,便器座位姿勢の特徴を明らかにすることを目的とした.【対象と方法】健常若年成人男性19名を対象とし,椅子座位と便器座位の2つの姿勢において3次元動作解析装置を用いた姿勢計測(脊柱角度,体幹角度,骨盤角度,大腿角度,臀部の高さ)と胸壁計測(胸部・腹部における呼吸変化量),床反力計を用いた臀部荷重率,表面筋電計を用いた体幹筋活動量(腹直筋・腰部脊柱起立筋)を計測し比較した.【結果】上部脊柱角度,体幹角度,臀部荷重率,上部胸郭の胸壁体積変化量において便器座位が椅子座位に比べて有意に高値を示した.また,骨盤角度,大腿角度,臀部の高さにおいて便器座位が椅子座位に比べて有意に低値を示した.【結語】便器座位は,姿勢を脊柱後弯位に変え,呼吸努力を増加させるため身体的負担が大きい姿勢であることが示唆された.
著者
田中 康友 田中 貴子 新貝 和也 北川 知佳 陶山 和晃 城石 涼太 力富 直人 津田 徹 宇都宮 嘉明 神津 玲
出版者
一般社団法人 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
雑誌
日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 (ISSN:18817319)
巻号頁・発行日
vol.30, no.2, pp.195-200, 2022-04-28 (Released:2022-04-28)
参考文献数
20

【背景と目的】慢性閉塞性肺疾患(chronic obstructive pulmonary disease:以下COPD)患者の入院原因を調査するとともに,併存疾患による入院と健康関連生活の質との関連を検討すること.【対象と方法】安定期のCOPD患者を対象に過去1年間の入院の有無・回数・原因とCOPD assessment test(以下CAT),を評価した.【結果】解析対象者は103例で,入院回数は全原因を含めて63回であった.そのうち併存疾患による入院は28回(44%)で,内訳は心血管疾患が10回(16%)と最も多く,運動器疾患など他の疾患は5%程度であった.また,重回帰分析の結果,併存疾患による入院とCATとの関連は認められなかった(P=0.607).【結語】COPDの増悪に加えて,心血管疾患を含めた併存疾患にも配慮した全身管理やセルフマネジメント指導の必要性が示唆された.