著者
山口 直比古 平輪 麻里子
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.64, no.6, pp.213-217, 2014-06-01

医科大学図書館における人的支援サービスとしてのレファレンスサービスには,事項調査,文献レビューの作成,文献検索などがある。中で,文献検索の技術を用いた診療ガイドライン作成支援などの新たなサービスを紹介した。また,アメリカにおける医学図書館員の新たな役割としてのInformationistの活動について紹介した。
著者
Nakayama Masataka Saito Satoru
出版者
Elsevier B.V.
雑誌
Cognition (ISSN:18737838)
巻号頁・発行日
vol.131, no.3, pp.415-430, 2014-06
被引用文献数
4

An essential function of language processing is serial order control. Computational models of serial ordering and empirical data suggest that plan representations for ordered output of sound are governed by principles related to similarity. Among these principles, the temporal distance and edge principles at a within-word level have not been empirically demonstrated separately from other principles. Specifically, the temporal distance principle assumes that phonemes that are in the same word and thus temporally close are represented similarly. This principle would manifest as phoneme movement errors within the same word. However, such errors are rarely observed in English, likely reflecting stronger effects of syllabic constraints (i.e., phonemes in different positions within the syllable are distinctly represented). The edge principle assumes that the edges of a sequence are represented distinctly from other elements/positions. This principle has been repeatedly observed as a serial position effect in the context of phonological short-term memory. However, it has not been demonstrated in single-word production. This study provides direct evidence for the two abovementioned principles by using a speech-error induction technique to show the exchange of adjacent morae and serial position effects in Japanese four-mora words. Participants repeatedly produced a target word or nonword, immediately after hearing an aurally presented distractor word. The phonologically similar distractor words, which were created by exchanging adjacent morae in the target, induced adjacent-mora-exchange errors, demonstrating the within-word temporal distance principle. There was also a serial position effect in error rates, such that errors were mostly induced at the middle positions within a word. The results provide empirical evidence for the temporal distance and edge principles in within-word serial order control.

3 0 0 0 OA 籠球競技訓

著者
籠球研究会 編
出版者
体育評論社
巻号頁・発行日
1942

3 0 0 0 OA 史料通覧

著者
日本史籍保存会 編
出版者
日本史籍保存会
巻号頁・発行日
vol.小右記 一, 1918
著者
池田 広子 H. Ikeda 京都創成大学
雑誌
京都創成大学紀要 = Kyoto Sosei University review
巻号頁・発行日
no.3, pp.71-78, 2003-01-31

今や地球規模で動く時代に入り、日常生活の中で英語をコミュニケーションとして用いる能力が求められる。中学・高校で英話を学習してきたにもかかわらず、英語を聞いても分からない、英語でコミュニケーションができないという学生が多く見られる。TOEFLやTOEICのスコアも、日本人の平均値はアジア地域の中でもかなり低い状態が続いている。日本人学生はなぜ英語が聴き取れないのか、聴き取れるようになるためにはどのように学習すべきかを、リスニング・ストラテジーを構築し、日本語と英語の音声の違い、英語のリスニングに必要な様々な要素、弱点と思われる要素、効果的に補強するための要素、英語の音声を聴き取るためのストラテジー、内容理解のためのストラテジーなど、リスニングの困難点や問題点を提示し、リスニング能力の向上とリスニングの効果的な指導について考察している。
著者
中島 琢磨
出版者
龍谷大学
雑誌
龍谷法学 (ISSN:02864258)
巻号頁・発行日
vol.44, no.1, pp.388-339, 2011-07-22
著者
岡田信一 著
出版者
奎運堂
巻号頁・発行日
vol.前編, 1894

3 0 0 0 OA 将棋新誌

著者
伊藤宗印 編
出版者
伊藤宗印
巻号頁・発行日
vol.第15集, 1892
著者
藤沼祥成 横野光 PascualMartinez-gomez 相澤彰子
雑誌
研究報告音声言語情報処理(SLP)
巻号頁・発行日
vol.2014-SLP-101, no.3, pp.1-8, 2014-05-15

あるイベントの盛り上がりに対して,それに関するツイートにも変化が現れその変化に着目することで盛り上がりを検出することが可能であると考えられる.本研究ではこの盛り上がり時間帯中のツイートに用いられている表現の特性を解析することを試みる.はじめに各時間帯のツイート集合とツイートより構築した言語モデルの関係をクロスエントロピーで算出した.実験結果より複数のハッシュタグ間における一部の盛り上がり時間帯のツイートはツイートより構築した n-gram 言語モデルに従うことを示す.また,盛り上がっている時間帯とそうでない時間帯において,クロスエントロピーにおいて統計的に有意差があることを示した (p<0.02).また,n-gram 言語モデルでは捉えられない素性も検討するため,Support Vector Machine (SVM) と Random Forest により各ツイートを盛り上がり時間帯の二値分類を行い,盛り上がり時間帯の特徴として漢字数が少ないことが明らかになった.
著者
渡部 由紀
出版者
京都大学国際交流センター
雑誌
京都大学国際交流センター論攷 (ISSN:2185680X)
巻号頁・発行日
vol.1, pp.95-103, 2011-02

大学間の国際交流、協力を促進するイニシアティブとして、また大学の国際化の施策として、国際共同 学位プログラムの導入が世界的に進んでいる。その一方で、その名称や定義が共有されておらず、プログ ラムの質保証が課題となっている。本稿では、国際共同学位プログラムに関する文献を用い、その類型と 定義、そして日本の大学でプログラムを開発する課題を検討する。Knight(2008)が提案した国際共同学 位プログラムの類型と定義は、学修成果―学位の数と学位レベルの組合せ―を明確にすることにより、プ ログラムの質保証に言及したものであり、現在の混然とした国際共同学位プログラムのあり方に一指標を 提示した。しかし、既存の制度と法律の範囲内で国際共同学位プログラムの開発を目指すわが国は、学修 成果を基準にそのプログラムを類型化することが難しい。グローバル化する高等教育市場において、国際 教育連携の先進的な活動を支援する対応が望まれる。
著者
Yusuke IZUMI Yuki HOSHINO Kenji HOSOYA Satoshi TAKAGI Masahiro OKUMURA
出版者
JAPANESE SOCIETY OF VETERINARY SCIENCE
雑誌
Journal of Veterinary Medical Science (ISSN:09167250)
巻号頁・発行日
pp.14-0347, (Released:2014-12-05)
被引用文献数
1 2

The present study involved the isolation and characterization of canine tumor endothelial cells (TECs) from two malignancies. TECs were isolated using magnetic cell sorting following FITC labeling with UEA1 lectin, and they were characterized by measuring genetic and histopathological endothelial markers. Isolated TECs exhibited a cobblestone-like morphology and expressed both vascular endothelial growth factor receptor 2 (VEGFR2) and Von Willebrand factor (vWF). Further, both TECs and tumor cells derived from a seminoma exhibited increased C-X-C chemokine receptor type 7 (CXCR7) expression. However, CXCR7 expression was not detected in TECs and tumor cells derived from a hepatocellular carcinoma. Understanding TEC specific traits may be important in the development of more efficacious anti-angiogenic therapies that do not induce adverse effects.
著者
長尾 有記 梅室 博行
出版者
社団法人日本経営工学会
雑誌
日本経営工学会論文誌 (ISSN:13422618)
巻号頁・発行日
vol.63, no.3, pp.126-137, 2012-10-15

近年感情的な経験を提供する重要性が主張され,産業界では顧客に良い感情経験を与えるサービスや製品のキーワードとして「おもてなし」という言葉が使われるようになってきている.しかし一方でおもてなしという概念やそれを構成する要因は未だ明確にされていない.本研究では,おもてなしを提供するサービスや製品の設計指針を与えるために,文献調査や専門家へのインタビュー,フォーカスグループインタビューの結果に基づいておもてなしを構成する要因を抽出し体系化する.さらにそれらの要因に基づいてサービスや製品のおもてなし達成度合いを評価する評価ツールを開発し,実際のサービスや製品に適用することによりその実用性を示す.
著者
秋月 俊幸
出版者
北海道大学
雑誌
北大百年史
巻号頁・発行日
vol.通説, pp.603-621, 1982-07-25
著者
比嘉 広樹 国吉 真史 堂上 高司 西原 賢
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MBE, MEとバイオサイバネティックス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.370, pp.5-8, 2006-11-15
参考文献数
4
被引用文献数
3

本研究では,ALS患者を対象とした入力インターフェースを検討した.具体的には,画像処理を用いて眼球運動の検出を行い,文字入力を行うための入力インターフェースを作成し,文字入力の評価実験を行った.実験結果より,ほぼリアルタイムで眼球運動を取得することができ,英数字9.2文字/minで文字入力が可能であることが示された.
著者
八重樫 徹
出版者
大阪大学
雑誌
特別研究員奨励費
巻号頁・発行日
2011

本研究の最終年度にあたる本年度は、エトムント・フッサールの後期備理思想における愛と便命に関する考察を手がかりに、人間的行為者に固有の自由がもつ感情的基盤に注目し、これを明らかにすることを主な目的として研究を進めた。前期フッサールによれば、われわれの自由とは、合理的な熟慮にもとついて、価値があるとみなした事態を行為によって実現することにある。この発想自体は後期においても変わらないが、自由な自己決定の外側にある事実性への着目が、後期倫理思想に固有の論点として付け加わる。われわれは合理的意志決定によらない仕方で、特定の人を愛したり、特定の活動を自分にとって重要なものとみなしてそれに身を捧げたりする。そのようにして何かを大事に思うことは、いわばわれわれの生き方の中核をなすものである。「私はそれをせずにはいられない。なぜならこれが私にとって大事なものだからだ」。このように語るときの「せずにはいられない」という義務感は、外側から押し付けられたものではなく、その人自身の生の中心から湧いてくるものである。こうした現象は行為者の自由とは対極の不自由さを構成しているように思われるかもしれないが、それはむしろ人間に固有の自由を可能にしているものである。なぜなら、合理的な熟慮に実質を与え、そのつどの意志決定を根底で支えているものこそ, 何かを大事に思うことから生じる義務感あるいは使命感にほかならないからである。後期フッサールの倫理思想に見られるこうした発想には、B・ウィリアムズやCh・コースガードといった現代の倫理学者による「人生のプロジェクト」や「実践的アイデンティティ」と呼ばれるものを重視する立場に通じるものがある。われわれの生き方の中核にある不合理性を積極的に認めることは、道徳的義務のみに着目する狭い意味での倫理学を超えて、「愛」や「ケア」といった概念を重視し、「人生の意味」や「生きがい」といった価値を明らかにしようとする、より開かれた倫理学的探究を可能にする。自由意志の現象学的解明を目的とした本研究の主な成果は、人間的自由の感情的基盤を探ることを通じて、価値の現象学的探究が愛や人生の意味に関する重要な洞察を与えるという可能性を示したことにある。