2 0 0 0 OA 旅みやげ

著者
川瀬巴水 画
出版者
[渡辺版画店]
巻号頁・発行日
vol.第3集, 1924
著者
中川 公恵
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
YAKUGAKU ZASSHI (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
vol.133, no.12, pp.1337-1341, 2013-12-01 (Released:2013-12-01)
参考文献数
20

Natural vitamin K is found in two forms: a plant form, phylloquinone (PK) and bacterial forms, menaquinones (MKs). PK is a major form of dietary vitamin K; however, the most prevalent form of vitamin K in animals and humans is menaquinone-4 (MK-4). Despite its high concentrations, the origin of MK-4 is yet to be defined. It is postulated that PK is converted into MK-4 and accumulates in extrahepatic tissues. The molecular mechanisms for these conversion reactions have been unclear. To identify the MK-4 biosynthetic enzyme, we screened the human genome database for prenylation enzyme. We found UbiA prenyltransferase domain containing 1 (UBIAD1), a human homologue of Escherichia coli prenyltransferase menA. The short interfering RNA against the UBIAD1 gene inhibited the conversion of deuterium-labelled vitamin K derivatives into deuterium-labelled-MK-4 (MK-4-d7) in human cells. We confirmed that the UBIAD1 gene encodes an MK-4 biosynthetic enzyme through its expression and conversion of deuterium-labelled vitamin K derivatives into MK-4-d7 in insect cells infected with UBIAD1 baculovirus. UBIAD1 was localized in endoplasmic reticulum. Our results show that UBIAD1 is a human MK-4 biosynthetic enzyme. This identification will permit more effective decisions to be made about vitamin K intake and bone health.

2 0 0 0 OA 初等科国語

著者
文部省 編
出版者
文部省
巻号頁・発行日
vol.教師用 第7, 1943
著者
吉田 悠記子
出版者
日本経営学会
雑誌
日本経営学会誌 (ISSN:18820271)
巻号頁・発行日
vol.45, pp.29-42, 2020 (Released:2021-09-01)
参考文献数
38

What value can startups derive from investment by non-financial companies? It has been revealed that venture capital (hereinafter VC) provides not only capital but also various supports for early growth of startups (Carpenter and Petersen, 2002). Financial companies including banks are also analyzed as the source of capital for startups, especially in terms of their differences from VC (Winton and Yerramilli, 2008; Marcus et al, 2013). In addition, the importance of open innovation is increasing (Chesbrough, 2003). Because of non-financial company’s benefits by collaborating with startups, the investment ratio of non-financial companies is still high. However, the impact caused by non-financial companies on the growth of startups has not been fully clarified in previous research. Based on the institutional logic and the resourced-based view, this study analyzed the impact caused by non-financial companies as well as VC and financial companies on initial public offerings (hereinafter IPOs) of startups. This study analyzes the data of startups that went public on the Japanese stock exchange from 2007 to 2009. The dependent variable is the period up to IPO, which is an indicator of the speed of growth of startup. The independent variables are the investment ratios of five types of investors before IPO, non-financial companies, financial companies, corporate venture capital (hereinafter CVC) by non-financial companies, CVC by financial companies and independent VC, which are indicators of impact caused by investors. As a result, it is confirmed that the period until IPO is shortened when the investment ratio of non-financial company is high. This means that the growth of the startup up to IPO was promoted earlier because of the investment by non-financial companies. The contribution of this research is that it has clarified the impacts for the growth of startup caused by non-financial companies, under the situation with several types’ investors.
著者
丸山 真男
出版者
岩波書店
雑誌
世界 (ISSN:05824532)
巻号頁・発行日
no.77, pp.122-130, 1952-05

2 0 0 0 OA 紅黄紫白

著者
川合梁定 編
出版者
豊田愛山堂
巻号頁・発行日
1915
著者
横井 敏郎
出版者
一般社団法人日本教育学会
雑誌
教育學研究 (ISSN:03873161)
巻号頁・発行日
vol.73, no.4, pp.432-443, 2006-12-29

安定的な雇用が得られにくいこの時代において、若者はいかに自らの進路を見出すことができるのか、また彼らを支援できる政策や実践とはいかなるものなのか。近年の日本の若者自立支援政策は、若者と企業のマッチングを主に若者側のキャリア意識の育成によって改善しようとする労働市場政策を中心としたものにとどまっており、福祉の給付と就労を結合させたワークフェア政策として把握できる。この政策を超えて、若者の進路と支援実践に求められる視点と方向を見出すために、2つのNPOの若者支援活動を分析し、また完全参加社会やベーシック・インカムなどの新しい社会構想を検討した。これらを通じて、就労と自立、有給雇用と社会有用活動の区別、労働の権利の保障、新しい雇用と活動の創出、共同的な社会参加の道を若者たちに開いていく普遍的なシティズンシップといった視点と方向を提起した。
著者
石原 望 纐纈 良 山本 剛史 渡辺 侑一郎 安藤 易輔
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement
巻号頁・発行日
vol.2014, 2015

【はじめに,目的】現在,スポーツ場面や学校,職場などで障害予防を目的に様々なストレッチが行われている。身体の総合的な柔軟性を評価する検査としては,立位にて膝関節を完全伸展させたまま体幹を前屈させ指先と床面との距離を測定する指床間距離(以下,FFD),ハムストリングスの伸張性に着目した検査では背臥位にて膝・股関節を90°屈曲させた状態から他動的に膝関節を伸展させる膝窩角(popliteal angle以下,PA)などがある。近年,柔軟性が低下した者に対する新たなストレッチ法としてジャックナイフストレッチが提案されている。現時点で健常成人を対象にその効果を検証する研究がいくつか行われているが,従来から行われてきた立位にて体幹を前屈させるストレッチとジャックナイフストレッチの効果を比較した報告はない。本研究の目的は,全身的な柔軟性の指標としてFFD,ハムストリングスの伸張性の指標としてPAを用い,ジャックナイフストレッチが柔軟性に及ぼす効果を明らかにすることである。【方法】健常成人22名(男性15名,女性7名,年齢25.3±3.5歳,身長167.5±8.1cm,体重60.1±9.9kg)を対象とした。課題はジャックナイフストレッチを行った群(以下,JS群)と体幹前屈ストレッチを行った群(Trunk Forward Bending以下,TFB群)の2つとし,無作為に割り付けた。課題はそれぞれストレッチ時間10秒×5回とし,JS群はしゃがんだ姿勢から足首を把持し大腿部と胸部を離さないように膝関節を伸展させていくように指示した。TFB群は立位にて膝関節完全伸展位を保持したまま,ハムストリングスの伸張痛が出現する直前まで体幹前屈を行うよう指示した。各ストレッチは朝・夕の1日2回,4週間毎日実施した。FFD,PAの測定は介入開始前,介入終了後の計2回測定した。FFDの測定は被験者は30cmの台上に立位となり,膝関節伸展位で体幹を前屈し上肢を下垂させ,中指と床面との距離をメジャーで計測した。PAの測定は,股・膝関節90°屈曲位からの膝関節伸展の他動運動とし,挙上側の股関節内・外転,内・外旋は中間位,足関節は中間位とした。測定時は,Tilt Table上背臥位にて対側大腿部・骨盤をベルトで固定し代償動作を極力除き,対側股関節・膝関節は伸展位とした。測定により疼痛が出現する直前の角度をPAとし,測定はゴニオメーターを用いて行った。統計解析は介入前の測定値と身体的特性(年齢,身長,体重)において,2群間で統計的に有意差がないことを確認した後,介入の効果判定としてFFD,PAを指標とし,1要因に対応がある二元配置分散分析を用いて比較した。なお,有意水準は5%未満とした。【結果】介入前後での比較では,JS群はFFD 30.2±8.7cmから21.1±6.1cm,PA 155.9±11.3°から165.4±10.3°,TFB群はFFD 35.1±12.0cmから28.1±10.8cm,PA 152.7±11.6°から160.0±14.4°となり,両群においてFFD,PAともに有意差が認められた。ストレッチ間での比較では,FFDではJS群21.1±6.1cmに対し,TFB群28.1±10.8cm,PAではJS群165.4±10.3°に対し,TFB群160.0±14.4°とFFDのみ有意差が認められ,PAでは有意差は認められなかった。【考察】結果より,ジャックナイフストレッチが柔軟性に及ぼす効果として,ハムストリングス以外の要因に対してより大きなストレッチ効果を及ぼす可能性が示唆された。JS群でよりFFDの改善が得られた要因として,ジャックナイフストレッチは自己の股・膝関節伸展筋力によって筋を伸張させるのに対し,体幹前屈ストレッチは自己の体幹重量のみで筋を伸張させる。よって,ジャックナイフストレッチでは筋により高強度な伸張を加えることができると考える。また,ジャックナイフストレッチはその実施方法から,肩峰と足首の距離が規定されるため常に腰椎屈曲位を強制されることになる。一方,体幹前屈ストレッチは,膝関節完全伸展位を規定し体幹前屈を行うためハムストリングスに対してはストレッチが強制されるが,腰椎の屈曲は強制力が働きにくい。そのため,柔軟性低下の原因が腰椎の屈曲制限による被験者ではストレッチの効果が得られにくかった可能性がある。今後の課題として,今回は柔軟性の要素の一つとしてハムストリングスを指標として検討したが,その他にも骨盤や腰椎の可動性などについても検討が必要であると考える。【理学療法学研究としての意義】ジャックナイフストレッチがFFD,PAに及ぼす効果が確認できた。また,ジャックナイフストレッチはハムストリングス以外の関節,筋肉などにより大きな効果を及ぼす可能性が考えられた。本研究が柔軟性向上を目的としたストレッチを行う上での一助になると考えられる。
著者
宮城 道雄[作曲]
出版者
ビクター
巻号頁・発行日
1942-12
著者
鷹津 英 八木 佑加子 大前 隆仁 山口 崇
出版者
日本緩和医療学会
雑誌
Palliative Care Research (ISSN:18805302)
巻号頁・発行日
vol.16, no.3, pp.267-270, 2021 (Released:2021-09-16)
参考文献数
12

本邦では腎不全患者に対してヒドロモルフォンを使用し,神経毒性を呈した報告は多くはない.この度,腎機能障害患者に対してヒドロモルフォンを開始または増量したところ,せん妄を呈した症例を2例経験した.症例1ではがん性疼痛に対してヒドロモルフォン持続注射を2.4 mg/日から3.6 mg/日に増量する過程でせん妄が出現した.減量後,せん妄は改善した.症例2では咳嗽・呼吸困難に対してヒドロモルフォン2 mg/日の内服を開始したところせん妄が出現し,中止後改善した.それぞれヒドロモルフォンによりがん性疼痛や咳嗽・呼吸困難は改善されていたが,有害事象によりヒドロモルフォンの継続が困難なため,オピオイドスイッチングを要した.腎不全患者に高用量,長期間のヒドロモルフォンを使用することで神経毒性を呈する報告はあるが,少量・短期間の投与でも神経毒性を呈することを経験した.
著者
高柳 匡 西岡 辰磨 笠 真生
出版者
一般社団法人 日本物理学会
雑誌
日本物理学会誌 (ISSN:00290181)
巻号頁・発行日
vol.69, no.6, pp.361-369, 2014-06-05 (Released:2019-08-22)

重力を含む全ての力を統一すると期待される超弦理論は,AdS/CFT対応と呼ばれる重力理論と場の理論の等価性(ホログラフィー原理)を予言する.近年,この考え方を量子多体系の物理や物性物理学へ応用する動きが高まっており,高温超伝導体などに代表される強相関量子多体系において,普遍的と期待される性質が重力理論を用いて盛んに解析されている.その中でも特に「エンタングルメント・エントロピー」と呼ばれる,量子多体系の量子状態の量子的なもつれを測る指標が注目を集めている.ホログラフィー原理に基づくと,量子臨界点にある量子多体系のエンタングルメント・エントロピーは,反ド・ジッター空間中の「曲面の最小面積」で与えられる.従来の複雑な計算方法と異なり,このホログラフィック公式は相互作用する系に適用可能な新たな解析方法である.一方,量子情報理論および数値物性理論では,量子系の波動関数を,しばしばテンソルネットワークと呼ばれる形式で表示し,波動関数に含まれるエンタングルメントの見積もりが行われる.ホログラフィー原理とテンソルネットワークは,一見何の関係もないように見える.ところが最近の研究では,テンソルネットワークを用いて異なったエネルギースケールでのエンタングルメントの記述を考えると,自然に反ド・ジッター空間中の曲面の構造が現れることがわかってきた.このように,エンタングルメント・エントロピーを通じて,量子多体系,量子重力理論,量子情報理論の間の関係性が明らかになりつつある.特に,ホログラフィック公式とテンソルネットワークの類似性は,重力理論における時空そのものが量子エンタングルメントの集合体であるという,全く新しい見方を提起している.本記事では,ホログラフィック公式を中心に,この3つの分野におけるエンタングルメント・エントロピーに関する最近の発展を解説する.まず2節では量子多体系のエンタングルメント・エントロピーを導入し,強劣加法性などの基本的性質について述べる.また,エンタングルメント・エントロピーのスケーリングが,量子多体系の種々の相を区別するのに有効な指標であることを見る.次の3節では系のエネルギースケールを変えたときのエンタングルメントの変化を考察する.特に系が持つ「有効自由度」はエネルギーが低くなるにつれ減少するはずだが,そのような有効自由度を測る関数が,エンタングルメント・エントロピーを用いることで具体的に構成できることを示す.4節ではまずホログラフィー原理の具体例であるAdS/CFT対応を解説し,重力理論を用いたエンタングルメント・エントロピーのホログラフィック公式を導入する.その後,この公式が重要な性質である強劣加法性を満たすことを確認し,AdS/CFT対応で記述される非フェルミ流体に触れる.最後に5節ではMERAと呼ばれる,繰り込み群の考え方に基づいた量子多体系のテンソルネットワーク波動関数を紹介し,MERAとAdS/CFT対応におけるホログラフィック公式の類似性を考察する.