出版者
日経BP社 ; 2002-
雑誌
日経ビジネスassocie (ISSN:13472844)
巻号頁・発行日
vol.15, no.1, pp.95-98, 2016-01

内藤流・資産運用術のポイントは、上に挙げた4項目。円と外貨など投資先を分散し、不動産のような実物資産にも目を向ける。根底にあるのは、「分散投資」という考え方だ。 「大きな狙いは〝リスク〟を分散させることにあります」(内藤さん)。
著者
荒川 龍雄
出版者
公益財団法人 日本醸造協会
雑誌
日本釀造協會雜誌 (ISSN:0369416X)
巻号頁・発行日
vol.78, no.5, pp.323-327, 1983

タバコは銘柄によって味.香リが異なリ特徴がある。タバコは一種類の葉ではなく.品種.収穫年度.産地などによって区分けされた2,000余の原料葉たばこの品質特性を官能的に熟知し.調合することによりでき上るという。この調合を行う人がブレンダーであり.ブレンダーはタバコの味について全責任を負う。ブレンダーの養成課程を解説して戴いたが.嗜好品ということでは立場を同じくする醸造業界にとっても大いに参考になることと思う。
著者
大石 裕
出版者
慶應義塾大学法学研究会
雑誌
法学研究 (ISSN:03890538)
巻号頁・発行日
vol.89, no.2, pp.63-88, 2016-02

関根政美教授退職記念号1 はじめに : 公共圏としてのメディア2 『敗戦後論』はどのように論じられたか3 『永続敗戦論 : 戦後日本の核心』はどのように論じられたか4 考察
著者
山田 奨治
出版者
国際日本文化研究センター
雑誌
日本研究 (ISSN:09150900)
巻号頁・発行日
vol.35, pp.527-536, 2007-05

この論文では、日文研でのCMの共同研究の成果を踏まえて、テレビ・コマーシャル(CM)による文化研究の過去と現状を通覧する。日本のCM研究は、映像のストックがない、コマーシャルを論じる分野や論者が極めて限定されていたという問題がある。CMによる文化研究という面では、ロラン・バルト流の記号分析を応用した研究が八〇年代初頭からみられた。しかし、研究の本格的な進展は、ビデオ・レコーダが普及した八〇年代後半からだった。その後、CMの評価の国際比較、ジェンダー、CM作品の表現傾向と社会の相関を探る研究などが生まれた。 現代のCM研究者は、CMという言葉から通常私たちが想像するような、一定の映像様式が存立する根本を見直しはじめている。名作中心主義による研究の妥当性、CMに芸術性をみいだそうとする力学の解明、CMを独立した単体ではなくテレビ番組との連続性の中に定位しようとする研究、CMと国民国家の関係を問う研究などが進められている。 しかしながら、CM研究をさらに進めるには、映像資料の入手可能性、保存体制などに大きな限界があり、研究環境の早急な改善が必要である。
著者
柴田 博仁 堀 浩一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.44, no.3, pp.1000-1012, 2003-03-15
参考文献数
39
被引用文献数
5

本研究の目的は,「書きながら考え」「考えながら書く」デザインプロセスとしての文章作成を支援する環境を構築することである.本稿では,試行錯誤的な文章作成の状態から文章の全体構造が明確になる段階までのプロセスを一貫して支援する新たな枠組みを提案する.枠組みの特徴は,表現の自由度が高い二次元空間と,全体構造の把握が容易な木構造表現とを,書き手の思考プロセスを阻害することなく統合する点にある.提案する枠組みの検証を目的とし,文章作成支援システム iWeaver を試作した.システムを利用した文章作成プロセスの分析から,提案する枠組みの有用性を確認する.The goal of this research is to support a considering-while-writing and writing-while-considering process as a design process. We propose a novel framework to support writing process from ill-formalized state to well-formalized state consistently. Its characteristic is to integrate a two-dimensional space, which has a flexibility in expression, and a tree, which is superior for over viewing a whole document structure, so as not to contradict writers' natural thinking. Based on this framework, we have built a system named iWeaver. In a user study, we show that our framework is an effective aid for constructing documents.
著者
新美 芳二 阿部 誠 野水 利和
出版者
新潟大学
雑誌
新潟大学農学部研究報告 (ISSN:03858634)
巻号頁・発行日
vol.58, no.1, pp.29-33, 2005-08

無加温ビニルハウスで栽培したオオミスミソウは開花したあと前年に形成された葉を展開したあと,根茎先端でクラウン形成を始めた.クラウンはまず鱗片葉を形成し,花芽は4月中旬頃に鱗片葉の基部に初めて観察された.鱗片葉形成および花芽分化は7月下旬まで求頂的に続き,花芽数はクラウン当たり7個となった.その後一部の花芽が枯死し,開花直前の3月下旬のクラウン当たりの生存花芽数は約4個前後であった.4種類の温度に設定した照明付インキュベーター(16h明期/8h暗期,PFD 20-30μmols-1・m-2・sec-1)で栽培した株では,15℃恒温条件下で栽培した株で花芽分化・発達が最もよく,花芽数が最大となった.Four year-old H. nobilis plants cultivated in a non-heated polyethylene house began to develop a new apical bud (crown) on the top of rhizome after flowering and leaf development. The bud formed scale leaves, followed by development of flower bud in the axils of each scaly leaf. Flower bud was observed late in April for the first time, and the initiation and development of bud scales and flower buds continued acropetally to late July. About 5 to 7 flower buds per crown were formed until late August, and then a few flower buds wilted. About 4 flower buds per crown existed late in March. When plants were cultivated in the incubators at different temperatures under a 16 photoperiod with fluorescent lamps at a PFD of 20-30μmols-1・m-2・sec-1, the initiation and development of flower buds were stimulated best at 15℃ compared to other temperature conditions.
著者
宮川 俊行
出版者
長崎純心大学・長崎純心大学短期大学部
雑誌
純心人文研究 (ISSN:13412027)
巻号頁・発行日
vol.7, pp.25-56, 2001-03-15

The personal presence of the Risen Jesus Christ in the community of believers is a fundamental belief of the Catholic Church, repeatedly referred to in the official documents of the Vatican 11 and subsequent magisterium. This study intends to attempt a systematic reflection on the main questions of this theme from a Catholic theological view point.
著者
木内 敬太
出版者
一般社団法人 日本支援対話学会
雑誌
支援対話研究 (ISSN:21882177)
巻号頁・発行日
vol.3, pp.15-29, 2016

近年、成人の発達障害者の支援においては、高等教育、職域ともに、これまでの障害者を見守り、支えるという支援だけでなく、障害者の個性を活かし、活動能力を高めるための積極的な関わりが、支援を行う専門家と、教職員や管理監督者などの非専門家の双方に求められるようになってきている。そこで、クライアントの強みに目を向け、活動能力を高めることに焦点を当てた対話的支援法であり、障害者と関わる非専門家の研修にも応用できる、コーチングへの期待が高まっている。すでに欧米では、発達障害者に対するコーチングの実践と研究が進んでいる。本稿では、ADHD、自閉症スペクトラム障害、学習障害、境界性知的機能を取り上げ、障害の特徴と大学や職場での困難について記述するとともに、各障害に対するコーチングの有効性と日本における発達障害者へのコーチングに関する今後の課題について論じた。発達障害者が他の人々と同等に自立した生活を送れるようにするためには、コーチングにより、修業、日常生活、就職、就労の一貫した支援を行うことが重要である。我が国においてそのような体制を確立するためには、発達障害者へのコーチングの有用性と必要性についての啓発、実践家の養成、発達障害者へのコーチングの効果研究、非専門家のコーチング技能習得の有効性の研究を進める必要がある。
著者
齊藤 栄
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1377, pp.138-141, 2007-02-05

静岡県熱海市は温泉町として知られ、年末年始も大勢の家族連れで賑わいました。観光地として、例年よりも元気が良いように見えます。 そんな中で2006年12月5日、私は熱海市民に対して「熱海市財政危機宣言」を発表しました。現在の状態のまま財政運営を行えば、近い将来、財政再建団体に転落する可能性があるという内容です。
著者
小野 三嗣 高橋 泰光 尾谷 良行 高橋 基泰
出版者
日本体力医学会
雑誌
体力科學 (ISSN:0039906X)
巻号頁・発行日
vol.14, no.3, pp.104-112, 1965-09-01
被引用文献数
2 1

東京都区立東山中学校の男子1年生106名, 男子2年生224名の体力測定を行い, 各測定項目相互の関係を追究の結果, 太要次のような結論を得た。<BR>1.反復横跳, 懸垂屈腕, ステツプテスト点の3者には学年差がみとめられなかつたが, 他の測定項目は2年生の方が優れていた。<BR>2.中学2年生において体重50.0~55.0kg群が短距離疾走能力最大であり, 体重の増減に従つて低下する。1500m以上の短離では体重最低の35.0kg末満群が最も速く, 体重増加に従つて速度が低下する。<BR>3.1500m以上の疾走速度はステプテスト点, 肺活量に対する相関度よりも100m疾走能力との間の相関度の方が高い。<BR>4.走幅跳と脚力の相関関係には学年差がないが, 走幅跳と25m走所要時間との間の逆相関度は2年生の方が高い。<BR>5.背筋力及び懸垂跳は1年生では体重の増加に従つて大きくなり, 体重最大の45.0kg以上群が最大であるが, 2年生では50.0~55.0kg群が最大であり, それよりも体重が減少するに従つて低下すると同時に, それ以上の体重でも低下している。<BR>6.懸垂屈腕能力では中学2年の場合体重45.0~50.0kg群が最もすぐれ, この群を中心として体重増減いずれの場合でも低下度が強くなる。1年生でも類似の傾向がみとめられるが2年生ほど著名でない。<BR>7.中学2年生では, 比体重値32.5~35.0の間の群が懸垂屈腕力が最もすぐれているが, この群において身長をcm単位で表した無名数との差は107.132±0.461であつた。
著者
高田 誠二
出版者
日本物理教育学会
雑誌
物理教育 (ISSN:03856992)
巻号頁・発行日
vol.51, no.2, pp.137-141, 2003
参考文献数
20

作用量子定数hは1900年末にプランクによって提唱され,有効3桁の数値を与えられたが,この業績にノーベル賞が与えられるまでには18年の歳月が必要であった。この時間差を学術と社会の両面から分析し,供せて,プランクの諸活動が日本の物理教育に及ぼした影響を総括する。