著者
魚住 惇
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.63, no.3, pp.125-131, 2022-02-15

Scrapboxにて教材を公開し,Scratchでプログラミング演習を行い,ロイロノートで提出を行うという,高等学校普通科の情報科目「情報の科学」の授業実践報告である.本実践により,生徒が自分のペースで演習を進められるようになり,個別最適化することができた.また,生徒らが互いに教え合うようになり,自然と協働学習が行われるようになった.そして,ロイロノートの提出箱という機能を利用することで,同じ課題を解いたプログラムであっても生徒によってブロックの組合せがまったく違ったものとなったことが共有できた.解答を共有することで,生徒同士の学び合いにつながった.新しく登場したツールを組み合わせることで,新しい授業の形態を模索した実践報告となっている.
著者
台湾総督府鉄道部 編
出版者
台湾総督府鉄道部
巻号頁・発行日
vol.第18年報(大正5年度), 1917
著者
台湾総督府鉄道部 編
出版者
台湾総督府鉄道部
巻号頁・発行日
vol.第19年報(大正6年度), 1918
著者
川井 北斗 中川 里沙子 高相 真鈴 中西 智之 高 淳澔 一杉 正仁
出版者
一般社団法人 日本交通科学学会
雑誌
日本交通科学学会誌 (ISSN:21883874)
巻号頁・発行日
vol.19, no.1, pp.27-32, 2019 (Released:2020-09-30)
参考文献数
12

自動車の衝突事故以外の死亡例として、一酸化炭素(CO)中毒、熱中症、溺水などが報告されている。しかし、これらに対しては具体的な分析に乏しく、効果的な予防策が構築されていない。今回、自動車内で不慮のCO中毒により死亡した剖検2事例、およびわが国における同様事例を調査し、予防策について検討した。剖検例は、1例が雪による排気管の閉塞、もう1例は自動車衝突後の排気管破損放置が原因でCO中毒死を遂げていた。一方、わが国の報告例は、自動車内における不慮のCO中毒者は39人であり、うち14人は死亡していた。発生原因については、死亡例は本剖検例のような車両の整備不良が42.9%、雪による排気管の閉塞が21.4%であり、生存例は雪による排気管の閉塞が92.0%であり、車両の整備不良が8.0%であった。CO中毒予防策について、まず、死亡例においては、車両の整備不良による一酸化炭素中毒になる危険性について広く啓発するとともに、排気管の損傷等を確認すべく、点検・整備を受ける必要がある。次に、生存例においては発生原因の92.0%が雪による排気管の閉塞であり、約半数は乳幼児が犠牲になっているという特徴があった。対策として、積雪時には必ず排気管のテールパイプ周囲の雪を除雪してエンジンをかける必要がある。また、自動車に関するCO中毒事例の登録制度の構築によって、全事例の詳細な分析が望まれる。さらに、自動車内のCO濃度を測定して警報を発するシステムの導入といった車両の安全対策も望まれる。
著者
中村 典
出版者
日本保健物理学会
雑誌
保健物理 (ISSN:03676110)
巻号頁・発行日
vol.35, no.2, pp.217-223, 2000 (Released:2010-02-25)
参考文献数
14
被引用文献数
1
著者
北野 喜正
出版者
一般財団法人 運輸総合研究所
雑誌
運輸政策研究 (ISSN:13443348)
巻号頁・発行日
vol.20, pp.006-019, 2018-03-23 (Released:2018-04-23)
参考文献数
28

東京圏の都市鉄道は世界でも有数の利便性を誇る鉄道である.しかし,運賃は事業者ごとに設定され,乗継ぐ際には事業者別に計算した運賃を合算した併算運賃となり,シームレスなものとはなっていない.事業者ごとに初乗り運賃がかかるため割高となり,遠回りといった非効率な交通行動の一因となっている.本研究では割高な併算運賃を解消するため,現状を考慮し,よりシームレスな鉄道運賃を検討した.具体的には①現状分析から併算運賃の問題点を明らかにした.②この問題に対する国内外の取り組みを調査した.③改善案を作成しその効果を評価した.2事業者のケースでは採算性を確保しつつ,社会的厚生を増大できることを試算により明らかにした.
著者
安藤 朗
出版者
一般財団法人 日本消化器病学会
雑誌
日本消化器病学会雑誌 (ISSN:04466586)
巻号頁・発行日
vol.112, no.11, pp.1939-1946, 2015-11-05 (Released:2015-11-05)
参考文献数
26

ヒトは進化の段階で4つの門に属する細菌を選択し,腸内細菌として備えている.腸内細菌はヒトには備わっていない機能を通してヒトの生命維持に重要な役割をはたしている.われわれは,腸内細菌が食物繊維を分解して生じる短鎖脂肪酸(酢酸,プロピオン酸,酪酸)を利用してエネルギーホメオスタシスを維持している.一方,ヒトは腸内細菌と共生するために,複雑かつ巧妙に制御された免疫機構を発達させてきた.われわれのからだはヒトと細菌からなる超生命体と呼ばれるが,分子生物学的解析法の進歩によりヒトと腸内細菌の共生関係の詳細が明らかにされつつある.今回の特集に当たり,腸内細菌とその機能について概説する.
著者
西頭 知子 佐々木 くみ子 末原 紀美代
出版者
日本母性衛生学会
雑誌
母性衛生 (ISSN:03881512)
巻号頁・発行日
vol.53, no.1, pp.81-88, 2012-04

本研究は,過疎認定地域に住む中学生の性行動と性意識の実態について明らかにすることを目的に実施した。過疎認定地域にある中学校の生徒を対象に自記式質問紙調査を行い,有効回答が得られた171名(71.3%)を分析対象とした。質問紙の内容は,属性,性行動について,性意識について,その他性行動・性意識に関連すると考えられた要因で構成した。得られた結果は,以下のとおりである。1.好きな人がいる割合,デート経験率,初デートの平均年齢において全国規模の調査と同様の結果が得られ,男女差がないという特徴も共通していた。2.今までに受けた性教育は,身体の生理や性感染症の病態的側面に関することが多かった。3.生徒たちは,家族,友人など周囲の人々と親密な関係を築いていることがうかがわれた。4.性に関する情報源は"友人"が多く,その他"雑誌"や"ビデオ"などのメディアがあげられた。5.生徒の約6割が友人と性に関する会話をしており,性に関する会話をしている生徒では友人の性的な行動や経験への関心が高かった。

15 0 0 0 OA 大日本地誌大系

著者
蘆田伊人 編
出版者
雄山閣
巻号頁・発行日
vol.第13巻 風土記稿9, 1933
著者
植田 康孝
出版者
江戸川大学
雑誌
江戸川大学紀要 = Bulletin of Edogawa University
巻号頁・発行日
no.27, pp.1-34, 2017-03

「シンギュラリティ(技術的特異点)」とは,人工知能が人間の能力を超える時点を言う。ヒトは自らの学名を傲慢にもホモ・サピエンス(賢明なヒト)と名付けたが,ホモ・スタルタス(愚かなヒト)になる瞬間である。近年の急激な技術進化により「シンギュラリティ」はもはや夢物語とは言えなくなっている。英オックスフォード大学のニック・ボイスロム教授の調査では,「シンギュラリティ」が到来しないと回答した人工知能分野の研究者は僅か10% に過ぎなかった。厚生労働省発表に拠れば,2016 年に生まれた子供の数(出生数)が98 万1,000 人となり,初めて100 万人を割り込んだ。出産に携わる20 ~ 39 歳の女性は2010 年(1,584 万人)から2014 年(1,423 万人)の4 年間で160万人以上減るなど構造的な問題であり,今後も進展する。団塊世代のピーク1949 年には269 万,第2 次ベビーブームのピーク1973 年には209 万人もいたから,半分以下の激減である。猛スピードで少子高齢化が進展する日本では,特定職種における労働力不足が深刻化している。人手不足を解消する,という社会的要請に応じる形で,人工知能の浸透が進む。人工知能に置き換えられる労働人口の割合はアメリカ(47%)やイギリス(35%)と比べて,日本(49%)が最も高い。これは,労働者が比較的守られて来た日本で,置き換えが遅れていたためである。人工知能の進化によって,産業構造や人の働き方が激変する。伴って,近い将来,私たち生活者の価値観や生き方が大きく変わるようになる。人工知能によって労働や生活における問題の大半が解決された場合,人間はどのような悩みを持つ存在になるのか。人工知能の進化は,人間の拠って立つ軸,例えば,信念や価値観,行動の判断基準を変えることを迫る。日本人は子供の頃から「働かざるもの食うべからず」と教えられ,「勤勉」を尊ぶ価値観が日本人の精神には深く根付いて来た。しかし,2016 年女性人気が爆発した深夜アニメ「おそ松さん」は,6 人の兄弟が揃って定職に就かず,遊んで暮らす「脱労働化生活」を送る。全員同じ顔と性格を持つ6 つ子が登場していた原作に対し,それぞれに細かくキャラクタを設定し声優の割り当てを別としたことにより,キャラクタごとに「推し松」と呼ばれる熱狂的な女性ファンが続出し,社会現象となった。人間は,2030 年に到来すると予想される「シンギュラリティ」以降には,仕事を減らすための人工知能が増え,「おそ松さん」的脱労働化生活を送るようになる。「おそ松さん」的ライフスタイルとは,ある程度,物質的な欲望を満たした場合,「モノ」の充足を超えて,文化や芸術,旅行,あるいは自分自身の想い出など,「コト」についての関心を増やすことである。政府がすべての国民に対して最低限の生活を送るために必要とされる現金を支給する「ベーシック・インカム」制度の導入により,お金のために労働する,お金を使って消費するという生活から少しでも自由になることを可能にする。社会のために必要な「仕事」を人工知能が肩代わりしてくれるのであれば,賃金が支払われるだけの「労働」を行うことを中心とした生き方よりも,個性を大切にする生き方の方が余程「人間らしい」と言える。過去の常識に振り回されることを防いで,創造的な行動を行うことが,「おそ松さん」的「脱労働化生活」を実現することである。歴史家ホイジンガが説いた「人間はホモ・ルーデンス(遊ぶ存在)」の体現である。

15 0 0 0 OA 岩倉公實記

著者
香川敬三 總閲
出版者
[皇后宮職]
巻号頁・発行日
vol.上卷, 1906
著者
荒井 章司 阿部 なつ江
出版者
公益社団法人 東京地学協会
雑誌
地学雑誌 (ISSN:0022135X)
巻号頁・発行日
vol.117, no.1, pp.110-123, 2008-02-25 (Released:2010-02-10)
参考文献数
56
被引用文献数
9 7

This article reviews interpretations of the geological and petrological nature of the Moho, which is defined as a discontinuity in terms of Vp, with a view to preparing for the Mohole on the ocean floor in IODP. We strongly propose discarding non-seismic terms for the Moho, such as “petrologic Moho”. The nature of the Moho has been controversial for a long time; an isochemical phase transition boundary between gabbro (crust) and eclogite (mantle) was favored for the Moho by some researchers, while a chemical boundary between mafic rocks (crust) and peridotite rocks (upper mantle) is now favored by a majority of researchers. Boundaries between completely or partially serpentinized peridotite and fresh peridotite may be applicable as the Moho at some parts of the ocean floors of a slow-spreading ridge origin. Antigorite serpentinite can be expected to be observed at the lowermost crust if the Moho is the serpentinization front at the stability limit of serpentine. The Moho beneath the Japan arcs can be estimated using mafic-ultramafic xenoliths in Cenozoic volcanics. Peridotitic rocks scarcely mix with feldspathic rocks, indicating that the Moho at that location is the boundary between feldspathic rocks (mostly mafic granulites; crust) and spinel pyroxenites (mantle). Possible fossil Mohos are observed in well-preserved ophiolites, such as the Oman ophiolite. Two types of Moho are distinct in the Oman ophiolite; gabbro-in-dunite Moho, where a gabbro band network in dunite changes upward to the layered gabbro within a few to several tens of meters, and dunite-in-gabbro Moho, where late-intrusive dunites intruded into gabbros. The former is of a primary origin at a fast-spreading ridge, and the latter is of a secondary origin at a subduction-zone setting in the obduction of the oceanic lithosphere as an ophiolite. The gabbro/peridotite (dunite) boundary as the primary Moho forms in embryo as a wall of melt conduit at fast-spreading ridges as well as at the segment center of slow-spreading ridges. The oceanic primary Moho is modified to various degrees by magmatism, metamorphism and tectonism in subsequent arc and continental environments. The gabbro-in-dunite Moho formation in the Oman ophiolite is an embryo of this modification. We expect in-situ sampling across the primary oceanic Moho formed at a fast-spreading ridge through the Mohole of IODP. Ultra-deep drilling at gabbro/peridotite complexes exposed on the ocean floor is indispensable for our understanding of the suboceanic upper mantle. Studies on appropriate ophiolites and deep-seated xenoliths from oceanic areas should complement the Mohole and other ultra-deep drillings to grasp the whole picture of the oceanic upper mantle.
著者
清末 知宏 鎌田 博 原田 宏
出版者
Japanese Society for Plant Cell and Molecular Biology
雑誌
植物組織培養 (ISSN:02895773)
巻号頁・発行日
vol.6, no.3, pp.162-164, 1989 (Released:2010-04-30)
参考文献数
11
被引用文献数
26 33

ニンジン (Daucus carota L. cv. US春蒔五寸) 実生の頂芽を含む組織片を高濃度 (0.1-0.4M) の塩化ナトリウムを含むMS培地で培養した後, これを含まない Murashige & Skoog 培地に移植・培養することで, 植物ホルモンの添加無しに, 体細胞から不定胚形成を行わせることに成功した.
著者
吉城 秀治 辰巳 浩 堤 香代子
出版者
公益社団法人 日本都市計画学会
雑誌
都市計画論文集 (ISSN:09160647)
巻号頁・発行日
vol.51, no.3, pp.380-386, 2016-10-25 (Released:2016-10-25)
参考文献数
8

幼少期の思い出や経験、体験は一般的にその後の生き方に影響を及ぼすものとされている。商業地を指向させる上でもその重要性が示されつつある幼少期の思い出は、都心商業地と郊外型SCの競合が生じている昨今での商業地の選好意識を理解する上でも重要と考えられる。そこで本研究では、幼少期における都心ならびに郊外型SCでのポジティブな思い出およびネガティブな思い出について調査しその実態を明らかにした後、それら思い出と商業地の選好意識との関係を明らかにした。その結果、それぞれにおける関わりの実態や今も記憶に残っているポジティブな思い出およびネガティブな思い出を把握できている。そして、都心で遊ぶといった楽しい経験が思い出になく、さらに都心で退屈な時間を過ごした経験や怒られるといった経験が今なお記憶として残っていることが、都心ではなく郊外型SCを選好させる要因になり得ることを明らかにできている。

15 0 0 0 OA 大衆人事録

著者
帝国秘密探偵社 [編]
出版者
帝国秘密探偵社[ほか]
巻号頁・発行日
vol.第12版 北海道・奥羽・関東・中部・外地・満州・支那・海外篇, 1938
著者
大泰司 章
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.61, no.7, pp.708-713, 2020-06-15

PPAP(【P】asswordつきzipファイルを送ります,【P】asswordを送ります,【A】n号化,【P】rotocol)とはなにか,その歴史をひもとく.また,ISMSやプライバシーマーク対策として流行したという都市伝説があるが,それが本当かどうかについても考察をする.どうすればPPAPをなくすことができるか,そのために今後起こしていくアクションについて述べる.
著者
Makoto Kodama Hirotaka Oda Masaaki Okabe Yoshifusa Aizawa Tohru Izumi
出版者
The Japanese Circulation Society
雑誌
JAPANESE CIRCULATION JOURNAL (ISSN:00471828)
巻号頁・発行日
vol.65, no.11, pp.961-964, 2001 (Released:2001-10-25)
参考文献数
16
被引用文献数
21 26

The frequency of myocarditis and the prognosis for patients remains uncertain and, moreover, the clinical classification of myocarditis is controversial. From 1985 to 2000, 71 adult patients with clinically suspected myocarditis were admitted to 11 cardiovascular centers. Of these, 48 cases had histology proven myocarditis: 41 cases of lymphocytic myocarditis, 6 of giant cell myocarditis and 1 of eosinophilic myocarditis. Myocarditis was classified as acute (30 cases) or chronic (18 cases) according to the onset of the disease, and acute myocarditis was further categorized into common or fulminant type depending on whether or not patients required mechanical circulatory support in the management of heart failure (9 and 21 cases, respectively). Chronic myocarditis was divided into 3 subgroups: a persistent type lasting over 3 months after distinct onset (3 cases), a recurrent type (2 cases) and a latent form (13 cases). The early mortality of these 5 subtypes of myocarditis were acute common 22%, acute fluminant 43%, chronic persistent 33%, chronic recurrent 50%, and chronic latent 38%. The overall early mortality of all patients with myocarditis was 38% in spite of aggressive treatment during hospitalization. On the other hand, the long-term prognosis of patients with myocarditis was favorable; only 4 cases, who survived the active phase, died in the late phase: 1 had fulminant myocarditis and the other 3 had the chronic latent form. Thus, the early mortality of patients with myocarditis was very high regardless of the subtype, but if patients can survive the active phase, they have a favorable prognosis except with the chronic latent form. (Jpn Circ J 2001; 65: 961 - 964)
著者
藤井 優子 上野 忠浩
出版者
日本重症心身障害学会
雑誌
日本重症心身障害学会誌 (ISSN:13431439)
巻号頁・発行日
vol.44, no.2, pp.369, 2019 (Released:2021-10-30)

幼いころ誰もが好きだったブランコ。風を切り揺れる感覚は何とも気持ちのいいものでした。重症心身障害児や座位保持が不安定な肢体不自由児にも、療育の現場では様々な工夫をしながら揺れ遊びを提供してきました。しかし、ベルトやクッションを駆使しても姿勢の安定性に欠け、十分に揺れを楽しめず、抱っこでは子どもの表情が見えず、スピードの調整が難しい状況でした。 今回、横浜市リハビリテーション事業団30周年記念事業としてのプロジェクトに採択されたことをきっかけに、研究開発課とチームを組み、横浜市西部地域療育センターに屋外用車いすブランコ「リバティスイング」を設置し、さらに屋内用姿勢保持機能付きブランコを製作しました。 「リバティスイング」はオーストラリアで2000年に考案され、今やアメリカ、ニュージーランド、イギリス、フランス、スペインなど世界各地に広まっています。http://www.libertyswing.com.au/ 日本には岩手県一関市の遊水地記念緑地公園にあるオーストラリア日本友好公園に1台あるのみです。今回日本の輸入代行会社に依頼し2018年8月当センターの園庭に設置しました。 また、「姿勢保持機能付きブランコ」は、研究開発課と遊具製作業者で設計・試作を重ね、リクライニング可能な姿勢保持機能付き遊具(1号機)を完成させました。その後軽量化を目的とし別のメーカーと研究を行い、介助者一人で取り付け可能な製品(2号機)を完成させました。現在は当療育センター通園のお子さんを中心に日常の療育の中で使用し未定頸のお子さんから、自閉症や知的障害で運動面に障害はないものの持続的な姿勢の保持が苦手なお子さんも、安定した姿勢の中で揺れを楽しむことができ、保護者や療育者も安心・安全に遊びを提供する幅が増えました。 申告すべきCOIはない。