著者
近藤 光治 秋庭 孝信 寺井 直 砂田 文宏
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. DSP, ディジタル信号処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.539, pp.65-72, 2002-01-04

業務用移動通信における適応変調方式の検討として、伝搬路特性の推定と共にドップラー周波数の推定結果を考慮した新たな適応変調方式を提案する。ドップラー周波数の推定法としては、挿入されたパイロットシンボルのIQ平面正規化移動距離の時間平均値を用いる。本提案方式では、推定されたドップラー周波数fdを閾値で分類し、その分類結果に基づいた各fdのクラスに応じて、異なる変調制御(適応変調/固定変調の切換や変調多値数の選択基準の切換)を行う。これによりフェージング変動の速さに応じて切換制御ができ、適応変調方式のfdに対する適用範囲が拡大される。提案方式のシミュレーション結果を報告する。
著者
石井 信 柴田 和久
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.87, no.3, pp.467-472, 2006-12-20

この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。研究会報告
著者
我妻 栄
出版者
有斐閣
雑誌
ジュリスト (ISSN:04480791)
巻号頁・発行日
no.236, pp.11-28, 1961-10-15
被引用文献数
2
著者
沖浦 達幸 西村 浩治 西向 弘明 三宅 仁
雑誌
DNA多型 = DNA polymorphism
巻号頁・発行日
vol.13, pp.274-277, 2005-05-30
参考文献数
5
被引用文献数
1
著者
阿江 茂
出版者
日本鱗翅学会
雑誌
やどりが (ISSN:0513417X)
巻号頁・発行日
vol.1982, no.107, pp.41-43, 1982
著者
岩澤 真理 寄藤 和彦 戸井田 敏彦
出版者
公益社団法人 日本皮膚科学会
雑誌
日本皮膚科学会雑誌 (ISSN:0021499X)
巻号頁・発行日
vol.119, no.11, pp.2165-2171, 2009

コンドロイチン硫酸・鉄コロイド注射液(以下ブルタール<sup>®</sup>)は鉄欠乏性貧血の治療に使用される鉄コロイド製剤である.我々は成田赤十字病院皮膚科外来にて,平成18年3月から5月にかけて,ブルタール<sup>®</sup>による薬疹4例を経験した.従来原料として使用していたウシ由来のコンドロイチン硫酸ナトリウムを,平成17年11月サメ由来品に変更後より副作用報告が急増した.平成18年7月よりブルタール<sup>®</sup>の自主回収が実施され,被害の増加は防がれたが,原因は解明されていない.今回我々は,ブルタール<sup>®</sup>の材料に使われたコンドロイチン硫酸を分析し,その結果,ウシ由来のコンドロイチン硫酸は4位に硫酸基が結合したN-アセチルガラクトサミン(CSA)が主たる成分であり,サメ由来のコンドロイチン硫酸は6位の硫酸基が結合したN-アセチルガラクトサミン(CSC)が主たる成分であった.ヒトのコンドロイチン硫酸はCSAが主成分であることが知られており,硫酸化度,分子量などの構造の変化により薬疹を生じた可能性を推測した.
著者
いぇ 京禄
出版者
The City Planning Institute of Japan
雑誌
都市計画報告集 (ISSN:13482858)
巻号頁・発行日
vol.9, pp.48-51, 2010

欧州ランドスケープ条約は、ランドスケープに関わる国際条約としては世界初めてのものであり、2000年欧州評議会で採択されて以来、ヨーロッパの30ヶ国が批准、7ヶ国が署名している。本条約の目的は、欧州大陸のランドスケープの持つ役割の重要性を認識し、地域のランドスケープの質を守るために、欧州全住民・政府の役割と責任を規定することにある。2008年の国土利用計画ではランドスケープと言う用語が初めて公式用語として登場しているが、そのきっかけとなった欧州ランドスケープ条約の内容や意義について紹介されて例は数少ない。本研究では、欧州諸国が当条約を取り入れるようになった社会的背景と意義、ランドスケープの用語定義に焦点を当て、既往研究・資料を基に諸議論の内容・結果を分析する。
著者
立入 郁 武内 和彦
出版者
日本造園学会
雑誌
環境情報科学. 別冊, 環境情報科学論文集 = Environmental information science. Extra, Papers on environmental information science (ISSN:03896633)
巻号頁・発行日
vol.12, pp.107-112, 1998-11-16
参考文献数
10
被引用文献数
3

旧日本軍が作成した1930年代の地形図と中国科学院が作成した1980年代の砂漠化類型園を比べた結果,中国内蒙古自治区奈量旗でも,周辺で報告された結果にほぼ一致する約1.8倍の流動砂丘の拡大がみられた。 1980年代における砂漠化程度は,地形では砂丘,低位段丘,氾濫原の順に大きく,土壌では風積砂土が湿草地を上回った。大半のカテゴリでは, 1930年代に砂漠化地域だったところのほうがそうでなかったところより1980年代の砂漠化の度合いが大きかったか,例外的に逆の結果になるものもあった。
著者
豊田 和弘 池田 聡子 森川 淳一 稲垣 善茂 一瀬 勇規 山本 幹博 白石 友紀
出版者
日本植物病理学会
雑誌
日本植物病理學會報 (ISSN:00319473)
巻号頁・発行日
vol.69, no.1, 2003-02-25

エンドウ褐紋病菌Mycosphaerella pinodesのマメ科植物に対する病原性が調べられた結果,本菌は自然宿主であるエンドウの他に,赤クローバー,ナツフジ,キハギ,アルファルファに感染する.これら植物における感染は,同菌の生産するサプレッサーによるナシ黒斑病菌に対する受容性誘導の程度と一致し,サプレッサーが本菌の宿主範囲を決定する因子であることをすでに報告した(Oku et al.,1980).ここでは,植物疾病の分子機構の解明に向けた新たなモデルシステムの開発を目的として,アルファルファに近縁であるMedicago truncatulaに対する褐紋病菌の病原性について調べた.この結果,各国より集められた18種のエコタイプの全てに感染し病斑が誘導されたが,うち2種では柄子殻の形成が認められた.M.truncatulaは,ゲノムサイズが小さく,遺伝子地図・ESTの充実,形質転換の容易さなどから,近年,マメ科のモデルとして選定されている.M.truncatula-M.pinodesの相互作用のモデル化は,病原性・共生といった多様な微生物との相互作用の理解につながる格好のモデルになるものと考えられる.
著者
伊藤 潔 廣瀬 伸良 前川 直也
出版者
一般社団法人 日本体育学会
雑誌
日本体育学会大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.67, pp.246_2-246_2, 2016

<p> 柔道の投技により有効なスコアを取得するためには、施技者が最高のパフォーマンスを可能にするための組手の確保、すなわち如何に相手を両手でコントロールできるのか、が重要な鍵となる。柔道発祥の地である我が国においては、柔道着の「袖」と「襟」を両手で掴んでの施技が最も合理的であり有効とされ、それゆえスタンダードな組手戦術行動と考えられてきた。しかしながら、現在、柔道は国際化を遂げており、技術・戦術行動が急速に進歩している現状が、近年の国際大会における様々な国の選手のメダル獲得により推測される。そこで本研究ではオリンピックや世界選手権への出場選手と同等な競技レベルの選手が出場するGrand Slam Paris 2016の男子競技を研究データとし、組手戦術行動を1)施技時の組手部位、2)組替戦術の有無、3)クロスグリップ戦術の有無、の3項目を検討項目としてスコア取得に至る有効な組手戦術行動を解明し、我が国の柔道の組手研究およびコーチングの一助としたい。本研究の結果および考察については大会当日の発表とする。</p>
著者
丁 圓 今井 正次
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.69, no.577, pp.41-48, 2004
参考文献数
12
被引用文献数
1

This paper dicusses the arrangement planning of libraries in regional areas, based on encouraging users' selecting activies. We try to build a selection model and analyze the spread of service areas and the sphere of selecting activities. Comparing with previous research further, we summarize the conclusions as follows: (1) It is worthy to note that in the areas where selecting activities can be permitted, the service area becomes larger than the model based on setting up single-library-using as the planning premise. (2) Although the service area differs in collection-of-books of a library, if the characteristic libraries have been arranged every 7km-10km, service efficiency becomes the highest according to selection model. (3)The sphere to which selecting activities are easy to take place maybe differs in many different areas, and various situations need to be examined in detail now, but as a methodology, it is clearly clarified on theory that this method based on selecting activities is effective for arrangement planning.