著者
永田 郁 大蔵 佑美 叶 菜奈
出版者
崇城大学芸術学部
雑誌
崇城大学芸術学部研究紀要 (ISSN:18839568)
巻号頁・発行日
no.9, pp.135-148, 2015

This paper is a report on the state of Workshop by the Seminar in Workshop 2015 (@Faculty of Art, Sojo Universty, 25th Octobor 2015). The seminar in Workshop is part of the new curriculum of Art and Culture, Dep. of Fine Art, Faculty of Art, Sojo University, for undergraduate students 2013 academic year. The purpose of this seminar is to regard social relations as art through the practical method called the art workshop with together students. We carried out a workshop as a part of the class, in the one of the programs of Techno Fantasy 2015 held on Sunday 25th Octobor 2015 at Sojo University. As for this workshop program, all the enforcement was carried out from a plan by students. This report makes voice of the student who took charge reflected, and students wrote every taking charge one. The contents insist of the following five chapters: Introduction, 1. Deciding the Planning, 2. The Embodiment of the Planning, 3. The Setting up the site of the Workshop, 4. The Execution of Workshop, 5. Summary. And voice of the students who have finished a workshop as the summary at the end of this report is carried.
著者
中野 治房
出版者
The Botanical Society of Japan
雑誌
植物学雑誌 (ISSN:0006808X)
巻号頁・発行日
vol.55, no.654, pp.281-287, 1941

予ハ昭和十二年七月札幌ニ於ケル日本植物學會大會ノ折, 此問題ニ就イテ少シク講述スル所ガアツタガ, 今ヤ予ノ知見モ増進シ稍完備ニ近ヅイタト思バレルノデ此篇ニ纒メテ見タ次第デアル。<br>偖前囘ハ荒川沿岸ノをぎ-のからまつ基群叢ニ就イテノ統計ニ基イタノデアルガ, 今囘ハ更ニ之レニ加フルニ信州霧ケ峯ノすすき-みつばつちぐり基群叢ニ就イテノ研究ヲ以テシタノデアル。ソシテ前囘ハ一々個體ヲ數ヘタガ, 今囘ノモノハ頻度ノ統計カラ個體密度ヲ概算ニ依リ算出シテ見タノデアル。爰ニ斷ラネバナラナイコトハ個體ト云ツテモよし, をぎノ樣ナ各莖個々ニ分離シテ居ルモノハタトヒ地下莖デ結合シテ居ルトハ云へ個個ノ莖ヲ一個體ト見做シタノデアルガ, 之ニ反シすすきノ樣ナ束状植物ハ其一束ヲ一個體ト見做スノデアル。<br>本報告ノ主目的ハ<b>ヅリエー</b>ノ恆存種ナルモノノ新定義ノ當, 不當ニ對スル批判ニアルガ, 研究ノ結果新定義モ亦舊定義ト同ジク完全ナモノデナク, 要スルニ恆存種ナルモノハ植物群落學上其儘デハ存立スルコトガ出來ナイト云フ結論ニナルノデアル。今其理由ノ主ナルモノヲ云フト同氏ノ新定義ニ依ル「恆存種」ナルモノハ, 基群叢内ニ規則正ク出現スル種類ト定メラレテ居ルガ, 頻度 (恆存度) ノ非常ニ小イ種類ガ規則正ク, 換言スルト「正常的分散」ヲシテ居ルコトガアルカラ, 氏ノ「規則正ク」ヲ此「正常分散」ノ意味ニ解釋スルト恆存種ハ種々ノ個體密度ノモノニ相當シ又氏ノ定義ヲ好意的ニ解釋シテ特ニ頻度ノ傑レタノニ當テルト, 之ハ優占種ト略同ジ意味ニナリ, 何レニシテモ恆存種ナルモノハ不可解ナモノニナルト云フニ歸着スルノデアル。
著者
山田 徹
出版者
日本史研究会
雑誌
日本史研究 (ISSN:03868850)
巻号頁・発行日
no.534, pp.22-46, 2007-02
著者
木下 聡
出版者
東京大学
雑誌
東京大学史料編纂所研究紀要 (ISSN:09172416)
巻号頁・発行日
vol.19, pp.29-44, 2009-03
著者
吉田 賢司
出版者
吉川弘文館
雑誌
鎌倉遺文研究 (ISSN:13450921)
巻号頁・発行日
no.26, pp.55-80, 2010-10
著者
大野 雄子
出版者
敬愛大学・千葉敬愛短期大学
雑誌
千葉敬愛短期大学紀要 (ISSN:03894584)
巻号頁・発行日
vol.30, pp.61-71, 2008-03

自己愛の発達とその病理については,自己愛および,対象との関係に関する理論的考察や,幼少期の愛着と適応に関する諸研究によって拡充されてきた。とりわけ,親子間の相互作用についての研究は,自己愛性人格障害患者の早期の性格形成や,その行動の特徴の理解に役立つ現象に焦点を当てられてきた。自己愛の歪みは,青年期に自己同一性を獲得していくうえで,対人関係や進路選択を通し,他の立脚点に立てないということからくる苦悩としてあらわれる。青年期は,特有の自己愛の高まりがあり,大人になるうえで健康的な自己愛へと調整を図る最終段階なのである。本稿は,自己愛傾向が強く「いい子」と言われてきた青年期の女性が健康的な自己愛や対象関係を獲得していく過程を示し,青年期に見られる,傷つきやすさと防衛,対象関係における特徴について考察する。
著者
若菜 章 広川 隆一 藤田 稔 熊沢 元春
出版者
Japan Oil Chemists' Society
雑誌
油化学 (ISSN:18842003)
巻号頁・発行日
vol.20, no.6, pp.352-356, 1971

Authors prepared three lubricating base oils having different pour points (0°, -5°, -10°C) by dewaxing of solvent refined waxy raffinate, and then three kinds of representative commercial pour point depressants (naphthalene-chlorinated paraffin condensation product, phenol-chlorinated paraffin condensation product and polyalkylmethacrylate) were added to them in the concentration range of 0.10.5wt%. Thereby the authors measured the ordinary pour points, Federal test method (cycle C) pour points and observed the pour point reversions.<BR>Variance analysis of experimental values showed that Federal test method pour points depended upon the dewaxing temperatures and kind of additives but not affected by the quantity of additives, while the pour point reversions were influenced by these three factors.<BR>Generally, pour point reversions were higher for the samples prepared from base oils of higher pour point.
著者
多々見 和子
出版者
文化学園大学
雑誌
文化女子大学紀要. 服装学・生活造形学研究 (ISSN:0919780X)
巻号頁・発行日
vol.24, pp.169-180, 1993-01

V字ウエスト切り替えのワンピースドレスは舞台衣裳, ウエディングドレス,イブニングドレスなどに多く見られ, 又, 学生も好んで製作してきた。V字ウエスト切り替えのフレアースカートのワンピースドレスについて, これまで何回か製作を行なってきたが, 的確な製図方法はなかった。つまり, 従来の方法では, 身頃よりスカートのつけ寸法が大きく, 縫い合わせる段階でつけ寸法を調整したり, 感覚的に補正することが多いことに疑問を持ち, V字の傾斜のポイントが変化しても, 身頃とスカートのつけ寸法が合い, フレアーがきれいに落ちつくような, 補正の少ない正確な製図を出せないものかと思い, 理論的に解決すべく, 研究することにした。その結果, V字ウエスト切り替えのワンピースドレスのフレアースカートの製図について, ひとつの製図の方式を作り出すことができた。又, ギャザースカートへも同じ理論づけを得ることができ, これをヒントに, 円裁ちスカートの製図について, 全円のみでなく, 色々な角度のフレアースカートとギャザーフレアースカートに応用発展させていくことはできないものかと考え, 数値化を試み, 最終的には, フレアースカートとギャザーフレアースカートの製図半径を算出し, 表にまとめ, 色々な角度の円裁ちスカートを, これまでよりも容易に製図できるようになった。
著者
加瀬 裕子 久松 信夫 横山 順一
出版者
一般社団法人 日本社会福祉学会
雑誌
社会福祉学 (ISSN:09110232)
巻号頁・発行日
vol.53, no.1, pp.3-15, 2012

認知症の行動・心理症状(Behavioural and Psychological Symptoms of Dementia ;以下,BPSD)が改善した204事例を収集し,行われた介入・対応についての記述データをカテゴリー化することで,BPSDへの効果的アプローチの構造を探索的にモデル化することを試みた.[介護側のコミュニケーションの改善][健康面への介入・対応][環境面への介入・対応][能力を維持するための課題への介入・対応][家族・介護者状況への介入・対応][事業マネジメントの改善]の6つのカテゴリーが生成された.効果が認められたBPSDの心理社会的要因へのアプローチでは,利用者の役割や社会性を強化するための「場」を調整することの重要性が示唆された.
著者
橋立 博幸 島田 裕之 潮見 泰藏 笹本 憲男
出版者
日本理学療法士学会
雑誌
理学療法学 (ISSN:02893770)
巻号頁・発行日
vol.39, no.3, pp.159-166, 2012

【目的】本研究は生活機能低下の危険のある高齢者において筋力増強運動を含む機能的トレーニングが生活機能に及ぼす影響を検証することを目的とした。【方法】二次予防対象者に選定された地域在住高齢者68人(平均年齢77.4歳)を,下肢粗大筋群の重錘負荷運動およびマシンを用いたトレーニングを行う筋力増強運動群(n = 40)と,下肢粗大筋群の重錘負荷運動とともに姿勢バランス練習,歩行練習を行う機能的トレーニング群(n = 28)に群別し,運動介入を3ヵ月間行った。介入前後には,下肢筋力,姿勢バランス能力,歩行機能(timed up & go test(TUG),最大歩行速度(MWS)),活動能力,主観的健康観を評価した。【結果】介入前後において機能的トレーニング群は筋力増強運動群に比べてTUG,MWS,主観的健康観の成績の有意な改善を示した。【結論】二次予防対象者における3ヵ月間の筋力増強運動を含む機能的トレーニングは,筋力増強運動のみの実施に比べて,歩行機能,主観的健康観の向上が得られる有用な介入である可能性が示唆された。
著者
神宮 英夫
出版者
日本味と匂学会
雑誌
日本味と匂学会誌 (ISSN:13404806)
巻号頁・発行日
vol.19, no.2, pp.157-162, 2012
参考文献数
6

香りによって行動が改善される可能性を明らかにするために、情意との関係を考えた3つの研究を紹介する。これらは、認知症の高齢者への音楽療法と徘徊を抑える試み、および言語治療場面の研究である。各々の研究において、香りの強さは、刺激閾から認知閾程度の弱いものを使用したが、弱い香りにおいても行動改善の効果が認められた。このことから、認知症の高齢者や赤ちゃんなどのように、言語によるコミュニケーションが難しい場合に、官能評価以外で香りの効果を評価する方法として、行動変化を利用できる可能性が示唆された。