著者
菅沼 貞三
出版者
慶應義塾大学
雑誌
哲學 (ISSN:05632099)
巻号頁・発行日
vol.53, pp.223-238, 1968-09

守屋謙二先生古稀記念論文集Chikuden Tanomura (1777-1835), der Verfasser des kleinen Bilderalbums : "Matamataichirakujo", wurde in Chikuden in Mittel-Kyushu, Japan geboren, war am dortigen Hof des Fursten von Oka als konfuzianistischer Gelehrter tatig, schrieb und dichtete, war aber vor allem als Meister des Bunjinga, d. h. als Maler-poet, beruhmt. Oft ging er nach Kyoto und befreundete sich dort mit dem bekannten Konfuzianisten, Sanyo Rai (1780-1832). Das Bilderalbum hat eine eigenartige Entstehungsgeschichte : es war namlich eigentlich fur seinen bekannten Arzt, Suiko Matsumoto gedacht Als Sanyo aber gebeten wurde, ein Nachwort dazu zu schreiben, betrachtete er das Album und es beeindruckte ihn so, dass er es nicht mehr zuruckgeben wollte. Chikuden hielt es fur eine Ehre, dass sein Werk diesem hohen Meister gefiel, malte noch drei Bilder hinzu (eines davon, Botan-Blute, ist abgedruckt) und schenkte es neuerdings mit einem langen Vorwort versehen Sanyo Rai. In meinem Beitrag gehe ich unter anderen auf die stilkritische Beurteilung dieses Werkes sowie die Erorterung seines Entstehungsdatums ein.
著者
里村 豊彦 関東 康祐
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
茨城講演会講演論文集 : Ibaraki district conference
巻号頁・発行日
vol.2014, no.22, pp.25-26, 2014-09-04

By the development of the field of calculation dynamics, the CAE software is complicated with many functions. In addition, it is difficult to predict various analytical techniques and methods that will be suggested from now on. Therefore the software development using a design pattern is flexible, and extensibility is provided. We put Visitor pattern ,Decorator pattern together, and this article applied the Option pattern that simulated an aspect point to FEM program and evaluated the effectiveness and utility.
著者
薄井 道正
出版者
京都大学
雑誌
京都大学高等教育研究 (ISSN:13414836)
巻号頁・発行日
vol.21, pp.15-25, 2015-12-01

Generally speaking, Japanese students are not trained in academic writing before graduating from high school. Nevertheless, they are required to write academic essays just after entering a university. This is why most undergraduate students find it difficult to write papers. Under these circumstances, our university set up a class teaching "Nihongo No Gihou" (The Technique of Japanese Writing) for first-year undergraduate students, on a trial basis. This class aims to ensure the acquisition of academic skills such as paragraph writing, argumentation, and discussion. In this paper, I shall present teaching methods and course materials I have developed for this class. Then, I shall argue for their efficacy with reference to some essays actually written by students in the class. Finally, I shall show that this class contributes to enhancing academic interest and active learning as well as improving skills in academic writing, by comparing results from students who have taken the class and those of other students.
著者
奥田 均 市ノ木山 浩道 須崎 徳高 平塚 伸 松葉 捷也
出版者
THE JAPANESE SOCIETY FOR HORTICULTURAL SCIENCE
雑誌
園芸学研究 (ISSN:13472658)
巻号頁・発行日
vol.7, no.1, pp.129-133, 2008
被引用文献数
4

シートマルチ栽培したウンシュウミカン園などで発生するキク形状を有する果実に対する消費者の嗜好性を評価するため,マルチ栽培で生産されるキク形状を有さない果実(マルチタイプI)とキク形状の果実(マルチタイプII),および露地栽培で生産される果実(露地タイプ)について,16歳以上の309名を対象にアンケートを実施し302名(男127名,女175名)の有効回答を得た.<br> その結果,マルチタイプIIの支持が64.5%で最も高く,マルチタイプI(19.9%),露地タイプ(15.6%)と続いた.選んだ理由には甘み,糖酸のバランスがあげられた.<br> 各タイプの支持者を年齢・男女別に分けて支持の特性を分析したところ年齢が高くなるほど女性を中心にマルチタイプを好むことが明らかになった.<br> 甘みに対する評価はタイプ支持者間で異なったが,いずれのタイプ支持者も酸に対する評価では差はなかった.形状・外観では露地タイプ,マルチタイプIを支持したグループはマルチタイプIIを劣ると判断したもののマルチタイプIIを支持したグループはタイプ間の差は小さいと判断した.剥皮性についてはいずれのタイプ支持者もマルチタイプIIが劣るとした.<br> 本アンケートの結果から供試した3タイプの果実の中ではマルチ栽培により発生したキク形状を有するウンシュウミカン果実の嗜好性が総合的に見て高いことが示唆された.<br>
著者
新岡 大和 上野 貴大 戸塚 寛之 宮崎 哲也 山口 大輔 成尾 豊 荻野 雅史 鈴木 英二
出版者
JAPANESE PHYSICAL THERAPY ASSOCIATION
雑誌
日本理学療法学術大会
巻号頁・発行日
vol.2011, pp.Bd1463-Bd1463, 2012

【はじめに、目的】 ボツリヌス療法(以下、BTX)は筋弛緩作用のあるボツリヌス毒素を痙縮した筋へ直接注射することで筋緊張の緩和を図るもので、世界70カ国以上で痙縮に対する治療として用いられている。本邦でも2010年よりA型ボツリヌス毒素製剤が脳卒中における上肢痙縮、下肢痙縮に対する効能、効果として厚生労働省より適応追加の承認を得ており、脳卒中治療ガイドライン2009においても痙縮に対する治療として推奨グレードAとされている。一方で、脳卒中の上肢痙縮、下肢痙縮改善の目的は単なる痙縮の改善だけではなく、痙縮の軽減による機能及び能力の改善にある。そのためにはBTXとリハビリテーションの併用の重要性がいわれており、先行研究においてもBTXと理学療法を併用した結果、歩行能力が有意に改善したという報告がある(Giovannelliら:2007)。当院ではBTXが上肢痙縮、下肢痙縮に対して承認されてから、痙縮が認められる維持期脳卒中患者に対してBTXを行い、理学療法介入を併用してきた。今回、症例を重ねる中でBTXの後療法としての理学療法の有用性を確認でき、若干の知見を得たので報告する。【方法】 対象は2011年3月より2011年9月の間に当院で脳卒中下肢痙縮に対してBTXを実施した12名(男性10名、女性2名、年齢64.2±10.0歳)である。対象者の下肢痙縮筋(股関節内転筋群、大腿二頭筋、下腿三頭筋、後脛骨筋など)にGlaxo Smithkline社製のボトックス(R)を投与した。注射単位数は対象者の痙縮の程度によって判断した。投与後より1ヶ月間、週2~6回、各60分程度の理学療法を行った。理学療法プログラムは、各種物理療法、関節可動域練習、筋力強化、歩行練習などが行われた。また、対象者に対してBTX施行前、1週間後、1ヵ月後にそれぞれ理学療法評価を行った。評価項目は、筋緊張検査として足関節背屈Modified Ashworth Scale(以下、MAS)、関節可動域検査として足関節背屈関節可動域(以下、ROM)、歩行検査として10m歩行検査、QOL検査としてSF-8をそれぞれ実施した。統計学的手法としてはSPSS for Windows10.0を用い、Friedman検定を行い、有意水準を5%とした。【倫理的配慮、説明と同意】 本研究はさいたま記念病院倫理委員会にて承認を得て実施した。調査にあたっては、対象者に対して本研究の目的及び内容を説明し、研究参加への同意を得た。【結果】 対象者の疾患内訳は、脳出血7名、脳梗塞3名、脳腫瘍2名であり、発症年齢は57.2±8.2歳で、発症からBTX施行時までの経過年数は7.0±3.8年であった。MASに関しては施行前より1週間後、1ヵ月後の順で有意に数値が減少した。ROMに関しては施行前より1週間後、1ヵ月後に有意に数値が増大した。10m歩行検査においては歩行時間が施行前より1週間後、1ヵ月後の順に有意に数値が減少した。歩数は施行前より1週間後、1ヵ月後に有意に数値が減少した。SF-8に関しては施行前より1週間後、1ヵ月後に有意に数値が減少した。【考察】 BTX施行より一週間後において、ほぼ全てのケースで筋緊張、関節可動域、歩行能力が改善されていた。また、BTX施行より1ヶ月後においても更なる改善を認め、先行研究の内容を裏づける結果となった。運動機能が固定されるケースが多い維持期脳卒中患者に対して、このような結果が得られたことは有意義といえる。今回、BTXを施行した多くの対象者は痙縮の改善後も以前の運動パターンが残存していた。筋緊張、関節可動域など改善された機能に見合った動作へ導くためには、正しい運動学習が必要となる。つまり、BTX後の治療の有無が重要ということになる。効果が1ヶ月ではあるが、持続ばかりか向上していた今回の結果は理学療法介入の必要性を示唆するものと考える。しかし、今回の研究は理学療法介入群のみのものなので、今後この点を課題として理学療法介入の有無によるRandomized Controlled Trialでの効果検証が必要だと考える。現在、諸外国ではBTXの後療法としてどのような理学療法介入が効果的か検討されている。今後は当院においても症例を重ねる中で、先行研究をもとに、より効果的な介入方法を検討し、その可能性を提示していくことが重要である。【理学療法学研究としての意義】 本研究は我が国ではまだ報告の少ない維持期脳卒中患者の下肢痙縮に対するBTXの後療法として、理学療法の有用性を示唆できたことに意義があると考える。
著者
植田 宏昭 安成 哲三 川村 隆一
出版者
社団法人日本気象学会
雑誌
Journal of the Meteorological Society of Japan. Ser. II (ISSN:00261165)
巻号頁・発行日
vol.73, no.4, pp.795-809, 1995-08-25
参考文献数
15
被引用文献数
13

西太平洋上の大規模対流活動と風の場の季節変化を、静止気象衛星の赤外黒体輻射温度(T_<BB>)とヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)全球客観解析データを用いて、1980年から89年の10年間にわたり解析した。特に、本研究では西太平洋上20゜N,150゜E付近の大規模対流活動が、7月下旬に急激に北上することを記載する。活発化した対流活動はそこに強い低気圧性循環を作り出し、その低気圧の南側に西風、北側に東風を引き起こす。この強い低気圧性循環は西部熱帯西太平洋上に忽然と出現する。しかし、同時期の110゜E以西のモンスーン西風気流は加速しておらず、この急激な変化はアジアモンスーンシステムとは切り離されていることを示唆している。更に対流活発域の北側には高気圧性循環が生じ、それは日本付近の梅雨明けに対応している。また大規模対流活動の急激な北上は熱帯性低気圧活動に関連していることが明かになった。中緯度では、7月下旬の大規模対流活動の急激な北上前後のジオポテンシャル高度パターンから、鉛直方向に等価順圧構造になっている事が分かり、20゜N,140゜E(西太平洋)付近の対流活発域から、北方の60゜N,180゜E(べーリング海)に向かってロスビー波が北東方向に伝播していることが示された。この他20゜N,150゜Eの海面水温(SST)は、急激な対流活発化の約20日前の7月上旬に、29℃を越える高温に達していることを示した。この北東方向に拡大する温かいSST領域は、7月下旬の対流活発化と密接に関係していることが推察される。この結果より、SSTの上昇は対流活動の急激な北上に対して十分条件ではないが、重要な必要条件の一つであると考えられる。
著者
王 丹凝 王 政 徐 午
出版者
The Gender History Association of Japan
雑誌
ジェンダー史学 (ISSN:18804357)
巻号頁・発行日
vol.10, pp.45-56, 2014

要旨中国女性学協会(CSWS)は非営利団体として1989 年以来、中国のジェンダー研究および女性学の発展に積極的に関わってきた。CSWS は世界中の優れた研究者の協力を得て学術的資源を蓄積し、ジェンダー理論、フェミニスト実践および女性開発のフェミニスト批判の議論を中国本土に紹介してきた。またフォード財団やヘンリー・ルース財団など著名な財団による資金援助の下、本土とディアスポラのフェミニスト研究者やアクティビストらの情報交換や相互の学びをサポートしてきた。本論は、トランスナショナル・フェミニズムの枠組みを通じてCSWS の経験を理解し、その歩みを振り返る。第一に、国家の関心事がいかにグローバルおよびトランスナショナルな性質を持つのかを考察する。第二に、国境横断的な経験がいかにディアスポラと本土の中国人フェミニストたちのアイデンティティの一部を構成するようになったかを論じる。第三に、最も重要な課題として、ローカルな利益とグローバルな重要性の両方を備えた社会活動・社会運動としてのCSWS の経験がいかに重要な国際的協働の事例であるかを検討する。「大きな出来事や変化過程は本質として確かにトランスナショナルであるが、それらは特定のローカル/ナショナルな文脈を介した方法で知覚され、経験され、交渉される。」リーラ· フェルナンデスディアスポラの中国フェミニストの活動に20 年以上参与し観察してきた者として、この紙面を借りて、独自性のあるトランスナショナルな女性組織、中国女性学協会(Chinese Society forWomen's Studies / CSWS)の発展の歴史を振り返ってみたい。このように批判的に回顧することで、中国と世界のフェミニズムをさらに発展させるための道筋を模索できればと願っている。言い換えれば、この願いはローカルな特有性をそなえつつ、明らかにトランスナショナルな展望をもっている。私たちの分析のレンズのほとんどは中国製ではない。さらに、私たちが批判的な検証を行う対象は、国境によって規定されるものではない。このことはすでにグローバル時代の特徴を示しているといえよう。つまり、私たちはローカルとグローバルな文脈の両方に同時的に属している。グローバルな趨勢というものは多様な地点を横断し、まったく同じかたちで経験されることはないのだが、私たちディアスポラのようにトランスナショナルな媒介者たちは、明らかに類似した現象をグローバルに共有することができる。
著者
吉田 美穗子
出版者
Japanese Society for the Science of Design
雑誌
デザイン学研究 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
vol.58, no.6, pp.101-106, 2012-03-31

写真から喚起される時間印象が,境界拡張の生起に及ぼす影響を検討した。実験1では,写真から喚起される時間印象を調査するために,30枚の写真について 20個の形容語による評定が行われた。この結果,無時間・持続・変化の3種類の時間印象が写真によって喚起されることが示唆された。実験2では,実験1の結果に基づいて統制された刺激を 15枚用いて,3つの時間印象を喚起させる写真における境界拡張の程度を評定課題により測定した。その結果,時間印象が境界拡張関連することが示され,無時間の時間印象を喚起させる写真では,持続・変化の時間印象を喚起させる写真よりも境界拡張の程度が少ないという関係性が示唆された。これは,時間的な拡がりの豊富さと大きな空間的拡がりが相関すると解釈された。これらの結果から,写真の喚起する空間的拡がりと時間的拡がりの関係性の一端が実験的に明らかにされた。
著者
吉田 美穗子
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
vol.54, no.5, pp.73-78, 2008-01-31
被引用文献数
1

古い時代、人間が創造した建築物に文様を刻むとき、何らかのメッセージを込めたはずである。それは、建築物に住む側の人間にとって、子々孫々に至るまで生命が永遠に続き、さらにその繁栄を約束するような、そのような祈願を反映した呪術的なものを制作したであろうとの確信から、古建築における植物文様の意匠をCADにより対数螺旋を用いて合成し、再現した。古建築の植物文様において、対数螺旋は植物そのものを表現したり、または単純化されたパターンとなって繰り返したり、渦を巻いたり、植物文様の余白を埋めたりと、リズミカルに見え隠れし、永遠の生命を演出していた。それは見るものに華やかさを与え、植物文様を神聖視させ、永遠に見守られているという信念を抱かせるのに効果的なデザイン要素として、現代に至るまで引継がれ使用されているものであった。
著者
吉田 美穗子
出版者
梅花女子大学
雑誌
梅花女子大学現代人間学部紀要 (ISSN:13499769)
巻号頁・発行日
vol.4, pp.75-88, 2007
被引用文献数
1

古い時代,人間が創造した建築物に文様を刻むとき,何らかのメッセージを込めたはずである。それは,建築物に住む側の人間にとっては幸せな毎日が送れるような,そんな祈願を反映した呪術的なものを制作したであろうとの確信から,古建築における文様の意匠をCADにより対数螺旋を用いて合成し,再現することにより読み解こうと試みた。古建築の植物文様において,対数螺旋は植物そのものを表現したり,または単純化されたパターンとなって繰り返したり,渦を巻いたり,植物文様の余白を埋めたりと,リズミカルに見え隠れし,永遠の生命を演出していた。それは見るものに華やかさを与え,植物文様を神聖視させ,永遠に見守られているという信念を抱かせるのに効果的なデザイン要素として,現代に至るまで引継がれ使用されているものであった。一方,動物文様に関して,動物が文様として用いられる時,それは植物以上に何か意味があったのではないかと考え,植物文様と同じ方法で動物文様を検討。その結果,動物文様における対数螺旋は自ら発する力により見るものを元気付け,生きていることの喜びを共感させながら毎日の生活に息吹を吹き込むのに効果的なデザイン要素として,現代まで引き継がれ使用されているものであった。対数螺旋がその使用目的に応じて使い分けられ,デザイン要素として今日に至るまで使用されていることを明らかにした。
著者
新莊 三郎
出版者
農商務省農事試驗場
雑誌
農事試驗場特別報告
巻号頁・発行日
no.18, pp.1-175, 1902-12
著者
小野寺 英子 仁科 エミ 中川 剛志 八木 玲子 福島 亜理子 本田 学 河合 徳枝 大橋 力
出版者
特定非営利活動法人 日本バーチャルリアリティ学会
雑誌
日本バーチャルリアリティ学会論文誌 (ISSN:1344011X)
巻号頁・発行日
vol.18, no.3, pp.315-325, 2013

To address complaints about irritating sounds on train station platforms beyond the limitation of conventional noise reduction approaches, we applied the hypersonic effect, which refers to the positive way in which inaudible complex high frequency components (HFCs) produces a salutary physiological and psychological effect on human through the activation of fundamental brain. We created a virtual platform acoustic environment in the experimental room as well as actual platform space by reproducing highly accurate broadband recordings of actual platform sounds. We developed hypersonic contents of effective HFCs obtained from a rainforest environment and developed hypersonic public announcements and hypersonic departure bells containing HFCs. We evaluated the psychological and physiological effects of hypersonic contents presented alongside the platform acoustic environment. Subjects showed significantly more positive impression of the acoustic environment and significantly greater alpha 2-electroenchephalography potential, indicating the efficacy of the hypersonic effect in ameliorating the unpleasantness of a noisy environment.
著者
安藤 廣太郎
出版者
農商務省農事試驗場
雑誌
農事試驗場特別報告
巻号頁・発行日
no.7, pp.1-40, 1900-03
著者
村岡 三奈子
出版者
長崎純心大学・長崎純心大学短期大学部
雑誌
純心人文研究 (ISSN:13412027)
巻号頁・発行日
vol.6, pp.25-40, 2000-03-01

「ことばは肉体となった」-ジョン・ミルトン(John Milton, 1608-74)の後期三部作のうち『楽園喪失』および『闘士サムソン』に於いてそれぞれ寓意的に描出される「神の知恵」は、『復楽園』(Paradise Regained, 1671)に於いて、神の御子キリストの受肉として具現化される。キリストは自己の肉体を恩寵のトポスとして、ここに喪失された知恵の回復を実現するのである。一方、敵対する誘惑者サタンのレトリックは、知恵のデフォルメであるサタン自身の化身を示唆している。ルカ伝4章に基づく荒野を舞台に、詩人は受肉のリアリティと化身のヴァニティとの壮絶な戦いを展開して行く。