著者
安藤 潤
出版者
新潟国際情報大学
雑誌
新潟国際情報大学情報文化学部紀要 (ISSN:1343490X)
巻号頁・発行日
vol.16, pp.33-51, 2013-04

本論文ではJGSS-2006 の個票データを用い、外食・中食需要関数と夫と妻ぞれぞれの夕食準備に関する拡張版自治モデルを推定した。その結果、主に明らかにされたのは以下の点である。第1 に、妻が常勤職に就いている場合には夫の所得が外食と弁当の利用と、妻の労働時間が中食の利用と、それぞれ有意な正の関係を持つことである。これに対し、第2 に、妻が非常勤職で働いている場合には妻の所得が中食の利用と、夫と妻の労働時間が外食と弁当の利用と、それぞれ有意な正の相関関係を持つことである。そして、第3 に、外食と弁当の利用は常勤で働く妻の夕食準備のみと有意水準は若干低いが負の相関関係を持つこと、つまり、外食と弁当の利用により夕食準備を軽減されるのは常勤職に就く妻だけということである。
著者
山田 太雅 棟方 渚 小野 哲雄
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告 = IEICE technical report : 信学技報 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.114, no.73, pp.27-32, 2014-06-06

近年,gimpに代表されるようなペイントソフトウェアの開発が盛んに行われている.その一方で,作画技術の向上や,ユーザのモチベーション維持を目的とした支援システムについては,あまり研究が進められていない.そこで,ユーザの模写技術向上を目的とした支援システムに着目した.支援システムを作成するにあたり,必要となる特徴量の抽出方法を2つ提案する.2つの抽出法についてそれぞれ精度実験を行い,アルゴリズムの利点や欠点を見つけることができた.
著者
阿部 晋吾 高木 修
出版者
日本犯罪心理学会
雑誌
犯心研 (ISSN:00177547)
巻号頁・発行日
vol.42, no.2, pp.35-42, 2018-08-07

<p>In this study, participants (623 students) were examined using two scenarios whether justifiability evaluation of anger expression would be affected by the differences in victim's position or perpetrator's position, the magnitude of damage, and perpetrator's responsibility. As a result, against the prediction, perpetrators tended to evaluate victim's anger expression as being more justifiable than victims. However, since the magnitude of damage and responsibility had significant influences on justifiability evaluation, and these influences were stronger in perpetrators than in victims, the other hypotheses were supported. Moreover, in the specific situation, it was suggested that expressing anger was evaluated as being more justifiable than suppressing anger.</p>
著者
竹村 真由美 山崎 統道
出版者
福岡国際大学・福岡女子短期大学
雑誌
福岡女子短大紀要 (ISSN:02860546)
巻号頁・発行日
vol.21, pp.1-7, 1981-06-30

新鮮おからと米を用いて味噌製法を試み, 次の結果を得た。1.おから味噌の仕込条件でおから対米の配合割合が1 : 1の場合では, 熟成期間が10日間に短縮された。2.おから味噌はエタノール含量が多く, エステル香が強く, 「なめ味噌」タイプの製品が得られた。3.本仕込み法のおから味噌ではグルタミン酸含量が少なく旨味が乏しかった。
著者
竹村 真由美 山崎 統道
出版者
福岡国際大学・福岡女子短期大学
雑誌
福岡女子短大紀要 (ISSN:02860546)
巻号頁・発行日
vol.26, pp.11-20, 1983-12-30

本報では, おからの保存と大量有効利用を目的として, 乾燥おからを試作し, その乾燥おからと米麹および乾燥おからと米混用全麹の各味噌の製法を考案し, 次のような結果を得た。1. 乾燥おから使用味噌では, 在来の大豆使用味噌に比して, 糖化率, タンパク質分解率および有機酸の生成量の測定結果から, 熟成期間が約1/3に短縮された。2. 全麹使用味噌のF・N/T・Nは, 在来の大豆使用味噌に比して55.2%で, 高い分解率を示し, 特に仕込初期(5日以内)に遊離アミノ酸の増加が顕著であった。3. 乾燥おから使用味噌の色調・化学的組成および風味については, 大豆使用味噌に類似した値が得られたが, 特にグルタミン酸含量では, 大豆使用味噌の1.3倍, 既報の生おから使用味噌の1.8倍と高値を示し, 旨味のある製品が得られた。
著者
ウィリアムズ アンディ
出版者
日本犯罪社会学会
雑誌
犯罪社会学研究 (ISSN:0386460X)
巻号頁・発行日
no.31, pp.52-73, 2006-10-18

近年,イギリスにおける性犯罪者への刑事司法の対応は,急速に処罰の度を高め,刑務所拘禁の長期化と,その釈放後の監督や監視の強化が進んでいる.そのような犯罪者の人権に関して多くの問題が提起される一方,この「厳罰化の上方への螺旋運動」(Nash 2006:105)が,一般大衆に不安や懸念を生ぜしめ,厳罰的な立法の展開を正当化する,メディア由来のモラル・パニックに煽られたものであるとも論じられる.本稿の分析では,モラル・パニックとモラル事業のコンセプトを理論的なフレームワークとして用い,そうした立法的な変化を概括するため,ポーツマスのポールズグローブにおける小児性愛犯罪者に対するデモを取りあげ,小児性愛犯罪者に関するメディアの報道や公衆の反応,さらには,刑事司法システムがその不安の表出にいかに対応したかという,相互に連関するさまざまな問題を検討する.モラル事業は,「犯罪の現実」を定義し,刑事司法政策の形成を助勢する,基本的なフレームワークの創出において,メディア,社会統制機関,モラル事業家,利益集団の間のシンボリックなリンクを生成する.本稿は,モラル・パニックを分析のフレームワークとして用いる諸研究の多くが,このモラル事業のコンセプトを無視することからくる,本来的な欠陥を有するものであることを主張する.
著者
中尾 裕子
出版者
立教大学
雑誌
史苑 (ISSN:03869318)
巻号頁・発行日
vol.66, no.1, pp.105-117, 2005-11-16
著者
榊原 保志
出版者
社団法人日本気象学会
雑誌
天気 (ISSN:05460921)
巻号頁・発行日
vol.46, no.9, pp.567-575, 1999-09-30
被引用文献数
13

郊外に水田域と果樹園域がある長野県小布施町において,都市ヒートアイランドの特徴を調べるため自動車による気温の移動観測を1996年9月から翌年10月にかけて153回行った.その結果,夜間については,1月・2月の積雪期には水田域が最低温域になったのに対し,5月〜7月と10月〜12月では果樹園域であった.このことから都市そのものが気候に与える要因以外に,都市を取り巻く郊外の土地被覆の違いによりヒートアイランド強度は年変化することが分かった.また,冬季に見られる積雪や夏季における水田域の灌水といった土地被覆の季節変化がヒートアイランド強度の年変化に与える影響は認められなかった.さらに夏季日中のヒートアイランド強度における月平均値及び月最大値は夜間の場合と同程度であることが示された.また,5.4℃を示したヒートアイランド強度の最大値は,Fukuoka (1983)やPark (1987)が示した日本の同規模の都市より遙かに大きく,Oke (1973)により指摘された北米の都市で見られる値にほぼ等しい.
著者
兼子 次生 小谷 征勝 鈴木 努 加古 修一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告自然言語処理(NL) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2003, no.108, pp.109-114, 2003-11-06

速記には2つのやり方がある.1つは手書きによる符号速記で,もう1つは特殊なタイプライティングシステムである.今日,手書き速記は生産性改善で大きな壁に直面している.我々は,1つの解決方法は反訳自動システムであると考えている.そこで,新しい電子機械速記法,CAVER Computer Aided Verbatim Realtime Transcribing Systemを開発した.その核技術である速記符号の自動反訳法の設計の考え方について報告したい.There are Two types of Shorthand. One is Line Writing System by hand, the other is Specialty Typewriting system. Today, Manual Shorthand has been faced big wall in improving productivity. We think one solving way should be the Automatic Transcribing System. We have developed a new Electronic Machine Shorthand System named CAVER. Here we should like to report the core part, our concept of designing Transcribing Stenographic Signs.
著者
山下 藍 Ai YAMASHITA
出版者
宮崎公立大学
雑誌
宮崎公立大学人文学部紀要 = Bulletin of Miyazaki Municipal University Faculty of Humanities (ISSN:13403613)
巻号頁・発行日
vol.22, no.1, pp.261-280, 2014

「目標の可視化・明確化」は、ゲーミフィケーションにおける必修要素と言えるが、心理学やインストラクショナルデザインなど、様々な分野においてその重要性は確認されている。そのためゲーミフィケーション要素を正しく認識、導入するにあたり、どのような方法で戦略を立て強化を行うかが重要である。そこで本論では、韓国語授業において「目標の可視化・明確化」の強化を行い、その結果、学習者の動機づけと学習効果にどのような影響を与えるのかについて論じる。また、授業での検証結果を基に強化方法を見直し、今後の韓国語授業において「目標の可視化・明確化」を含むゲーミフィケーション基本4条件をどのように強化していくべきか、具体案を示しながら述べることとする。