2 0 0 0 OA 茶人連名記

巻号頁・発行日
1000
著者
小川 亮
出版者
日本マーケティング学会
雑誌
マーケティングジャーナル (ISSN:03897265)
巻号頁・発行日
vol.38, no.4, pp.47-62, 2019-03-29 (Released:2019-03-29)
参考文献数
42

本研究は製品開発プロセスの初期段階においてデザインを活用することの有効性を検証する。開発初期段階のコンセプトテストにおいて,接触可能なデザインを活用することで情報の具体性が増加しその結果,消費者からの改良アイデアが出やすくなることについて2つの視点から仮説を構築し実証分析を行った。1つは提示する情報が具体的であるほど,製品の改良アイデアが出やすいという解釈レベル理論に基づく仮説であり,もう1つは実際に製品を触れさせるという提示方法を用いることで,製品の意味概念の活性化が行われるため,改良アイデアが出やすいというハプティック知覚研究に基づく仮説である。富士里和製紙の製品開発プロセスにおいて実際に使用されたトイレットペーパーの提示物を用いて会場調査を行い,コンセプトテストにおいて文字で提示する場合と平面デザイン及び接触可能な立体デザインで提示する場合の改良アイデアの出やすさにおける差を検証した。その結果,文字情報のみを提示した場合と接触できる立体デザインを提示した場合では後者の方が具体性が高く,意味概念の活性化が行われ,改良アイデアが出やすいことに有意に差が見られた。

2 0 0 0 居庸関

著者
村田治郎, 藤枝晃 編著
出版者
京都大学工学部
巻号頁・発行日
vol.第1巻, 0000
著者
ローレンソン マシュウ 大塚 彰 二宮 正士
出版者
養賢堂
雑誌
農業気象 (ISSN:00218588)
巻号頁・発行日
vol.58, no.1, pp.1-9, 2002-03-10
参考文献数
9
被引用文献数
1

仲介ソフトウエア、メットブローカは仲介機構によって作物モデルなど農業モデルに様々な気象データベースへの接続を提供する。本論文ではメットブローカを利用するソフトウエア開発の3つの手法(Javaアプレット、データ橋渡しJavaアプリケーション、Javaサーブレット)について議論する。ソフトウエア開発の参考としてそれぞれの手法を使ったアプリケーションを紹介した。Javaサーブレット以外の手法はクライアントのコンピュータにJava2の実行環境が必要となる。アプレットはソフトウエアの更新が行いやすいことが特徴で、多くのメモリが必要で、かつ起動時間が長いのが欠点である。クライアントのコンピュータで実行されるJavaアプリケーションはメットブローカを利用して気象データを検索し、それをファイルに書き込むことができる。このデータの橋渡し機能によってFORTRANやBASICといったJava以外の言語で記述された農業モデルが気象データを利用することができるようになる。Javaサーブレットとして実装された農業モデルは入出力をHTTPプロトコルで受け渡す。このようなモデルはインターネット接続が可能な携帯電話など簡単なブラウザーで利用できる。JavaビーンズからActiveXコントロールを作成する手法は現在取り組んでいる4番目の手法である。このコントロールによってVisual BasicなどのJava以外のビジュアルな開発環境を使用している開発者がMetBrokerを利用できるようになるだろう。
著者
MASATOMI Hiroyuki
出版者
北海道大學
雑誌
北海道大學理學部紀要 (ISSN:03682188)
巻号頁・発行日
vol.13, no.1-4, pp.187-191, 1957-08
著者
川崎 良孝
出版者
日本図書館研究会
雑誌
図書館界 (ISSN:00409669)
巻号頁・発行日
vol.55, no.4, pp.194-206, 2003-11-01

1977年にマサチューセッツ州ボストン市の近郊の町チェルシーで,教育委員会が学校図書館蔵書を除去した。それにたいして生徒,教師,図書館員,市民グループが,生徒や教員の修正第1条の権利を侵害していると提訴し,当該図書を図書館に戻すように訴えた。このチェルシー事件は1978年に判決が下され,原告勝訴となった。本稿はこの事件の経過,判決を紹介するとともに,判決の意義を考察する。そして学校図書館蔵書をめぐる諸判決なかで,生徒の知る権利を正面から認めた最も積極的な判決と位置づける。
著者
姥浦 道生 小泉 秀樹 大方 潤一郎
出版者
公益社団法人 日本都市計画学会
雑誌
都市計画. 別冊, 都市計画論文集 = City planning review. Special issue, Papers on city planning (ISSN:09131280)
巻号頁・発行日
no.37, pp.811-816, 2002-10-15
参考文献数
11
被引用文献数
2

本研究においては、ドイツ・ノルトライン-ヴェストファーレン州において大型小売店舗の建設誘導計画を通じた立地コントロールの実態を調査・分析している。結論としては、まず立地コントロール規準の適合性の判断に関し、判断資料となる数値の導出過程が明示的ではないこと、及び規準が抽象的なため主体によって適合性の判断基準が異なることが、明らかになった。また、これらの帰結として異なる結論の意見書が出されていたが、それらを専門的観点から調整する場は存在していないことが明らかになった。さらに、一方ではこの立地コントロール規準が、実質的には政治的な裁量の枠を限定していることも明らかになった。
著者
鄭 暁静 大竹 美登利
出版者
一般社団法人 日本家政学会
雑誌
日本家政学会誌 (ISSN:09135227)
巻号頁・発行日
vol.69, no.2, pp.95-104, 2018

<p>  Currently, in Japan and Korea, family characteristics and values are undergoing diversification. This is thought to affect students' attitudes toward family and home life. Accordingly, it is necessary to incorporate this situation into the teaching of home economics, in which students study the family and home life. </p><p>  Therefore, in this study, we conducted a questionnaire survey of high school students in Japan and Korea to clarify the structure of learning about gender equality in home economics education and how gender roles are influenced. </p><p>  It was discovered that, the greater the effect of learning about gender equality in home economics education, the more the students are faithful to school life, the more they emphasize the stability of life and work in the future, and the more they highlight the relationship between married couples in both countries. Furthermore, it became apparent that this consciousness has an influence on Japanese male students in that they take a positive stance about women's social participation.</p>
著者
日本鉱山協会 編
出版者
日本鉱山協会
巻号頁・発行日
vol.第84輯, 1942
著者
下永 皓司 光原 崇文 細貝 昌弘 川住 知弘
出版者
医学書院
雑誌
Neurological Surgery 脳神経外科 (ISSN:03012603)
巻号頁・発行日
vol.46, no.6, pp.501-508, 2018-06-10

Ⅰ.はじめに もやもや病に対する血行再建術後の過灌流症候群は,成人例の報告で38%に及ぶという報告もあるが12),多くは一過性の症状と考えられている.今回われわれは,多発脳梗塞にて発症した,バセドウ病に合併した類もやもや病の直接血行再建術後に,局所過灌流による血管性浮腫が経時的に増大し,集学的治療を行ったにもかかわらず,脳出血を来し転帰不良となった症例を報告する.
著者
樽野 博幸 石田 克 奥村 潔
出版者
大阪市立自然史博物館
雑誌
大阪市立自然史博物館研究報告 = Bulletin of the Osaka Museum of Natural History (ISSN:00786675)
巻号頁・発行日
vol.72, pp.81-151, 2018-03-31

熊石洞は日本の代表的な後期更新世の哺乳類化石産地の一つで,29種が知られている.本稿 ではこれらの中で,ヒグマ Ursus arctos,トラ Panthera tigris,ナウマンゾウ Palaeoloxodon naumanni, カズサジカCervus(Nipponicervus)kazusensis,ニホンカモシカ近似種Capricornis sp., cf. C. crispusの 記載を行った.トラとカモシカ属の化石は,熊石洞からは初めての報告である.その中で,以下の 点について議論し見解を明らかにした.1ヒグマUrsus arctosとツキノワグマU. thibetanusとの上顎 第4小臼歯における識別点,2ナウマンゾウ Palaeoloxodon naumanni の第3・第4乳臼歯と第1大臼歯の 咬板数,3中型シカ類ではカズサジカ Cervus(Nipponicervus)kazusensis のみが産出し,ニホンジカ Cervus(Sika)nipponの産出は確認できない,4ニキチンカモシカNaemorhedus nikitiniはゴーラル属 Naemorhedus ではなくカモシカ属 Capricornis に属する,5日本の更新世のカモシカ属は,現生のニ ホンカモシカより大型である.
著者
Nilay Sahin Ali Yavuz Karahan Gul Devrimsel Ilknur Albayrak Gezer
出版者
The Society of Physical Therapy Science
雑誌
Journal of Physical Therapy Science (ISSN:09155287)
巻号頁・発行日
vol.29, no.5, pp.891-895, 2017 (Released:2017-05-16)
参考文献数
30
被引用文献数
5 15

[Purpose] The aim of this study is to compare patients with failed back surgery syndrome (FBSS) with those with non-specific chronic back pain (NSCBP) in terms of pain, depression, and quality of life levels to explain the effects of surgery experience on low-back pain. [Subjects and Methods] A total of 50 patients with FBSS and 51 patients with NSCBP who consecutively applied to the outpatient clinic from September 2012 to April 2013 were included in the study. Patients completed questionnaires on demographics, body mass index, education level, work history, and pain duration (in months). Lumbar pain at rest, during movement, and at night were measured with a visual analogue scale (VAS). The Short Form 36 scale was used for evaluating quality of life, and the Beck Depression Inventory (BDI) was used for assessing depression. [Results] VAS scores reporting pain at rest and at night and BDI scores were significantly higher in the FBSS group than in the NSCBP group. Role limitations due to physical functioning, which is one of the measures of quality of life, were significantly higher in the FBSS group than in the NSCBP group. [Conclusion] These assessments show that surgery experience in patients with ongoing low-back pain makes their pain and depression worse.
著者
谷口 省吾 冨永 晋二
出版者
福岡歯科大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2002

還元作用の強い輸液剤を投与することで、血液の酸化還元レベルを還元状態にして手術侵襲やショックなどの生体侵襲時に起こる活性酸素による酸素ストレスを防御して、生体の恒常性を保つことが可能かを検討した。1)種々の輸液剤(乳酸リンゲル液、酢酸リンゲル液、フィジオ140、生理食塩水、フィジオ70、EL#3)の酸化還元電位を測定したが、輸液剤の種類により異なる値を示した。還元剤としてはアスコルビン酸およびアルカリイオン水を添加し、アルカリイオン水の生成はイオン専科LB-161、酸化還元電位の測定はpH/ION Meter F-23にて行った。アルカリイオン水やアスコルビン酸添加により輸液剤の酸化還元電位を低下させることができた。2)血液の酸化還元電位を測定し、ある一定の範囲内にあることが示された。また、アルカリイオン水やアスコルビン酸添加により血液の酸化還元電位を低下させることができた。3)手術侵襲や重症ショックなどの生体侵襲時の血液の酸化還元電位を測定し、手術侵襲時には大きな変動は認められなかったが、重症ショック時には酸化還元電位の有意な上昇が認められた。4)酸化還元電位の異なる輸液剤(乳酸リンゲル液、酢酸リンゲル液、フィジオ140)を手術侵襲や重症ショック時に投与し、還元作用の強い輸液剤の投与により血液の酸化還元電位を減少させることができた。この時、代謝性アシドーシスや高乳酸血症も改善傾向が認められた。結論として、輸液剤の酸化還元電位を調節可能であり、この輸液剤を投与して血液の酸化還元電位を調節することが可能であることがわかり、生体侵襲時の酸化還元電位の上昇を防ぎ酸化ストレスを減少させることができる可能性か示唆された。

2 0 0 0 OA 本草図譜

著者
岩崎常正<岩崎潅園>//著
巻号頁・発行日
vol.第3冊 巻26蔓草類2,