著者
横山 悟 マナロ エマニュエル 田中 エリス伸枝 高橋 慶 橋爪 寛 ジョン ヒョンジョン 川島 隆太
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. TL, 思考と言語 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.112, no.145, pp.13-17, 2012-07-14

外国語の習熟度の一側面として、処理時間の速度という側面がある。本研究では、日本人英語学習者による英文理解の速度を計測し、その速度と英語の習熟度との関係性を探る。その目的のため、習熟度のバラつきがある日本人英語学習者群に対し、英語習熟度テストと英文のself-paced reading taskを課し、両者の関係性を探索的に探った。本論文では、その実験結果を報告する。
著者
相原 孝俊 松澤 俊明 福島 E.文彦 フレーゼ マーク グアラニエリ ミケレ 玉田 守 広瀬 茂男 三浦 有信
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
ロボティクス・メカトロニクス講演会講演概要集
巻号頁・発行日
vol.2008, pp."1A1-H01(1)"-"1A1-H01(3)", 2008-06-06

We developed weight balanced which we calling "Portable Field Arm". The arm has a reach of 3 meters, possesses 5 Degrees of Freedom, and is easily assembled /disassembled. Because of its compact body, it's easy to transfer. It is a multi purpose arm but in this paper we show configuration as a evaluation setup for metal detectors. This paper explains the arm's mechanism and its positioning accuracy.
著者
洗 津 山田 浩也 遠藤 玄 デベネスト パウロ グアラニエリ ミケーレ 風間 裕人 長友 一郎 広瀬 茂男
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
ロボティクス・メカトロニクス講演会講演概要集
巻号頁・発行日
vol.2013, pp."1A2-P20(1)"-"1A2-P20(2)", 2013-05-22

For the decommissioning of the Fukushima Daiichi nuclear power plant, we need robot arms which have long and slender shape, wide motion range, and radiation-tolerant system. However, existing robot arms are not capable of satisfying those requirements. In particular, the extremely large torque generated by the arm weight is the most difficult problem in the development of such long and slender arms. Therefore, in order to satisfy those requirements, we propose a new robot arm named "3D CT-Arm". The 3D CT-Arm uses a "coupled tendon drive", in which the all joints are driven by motors located on the base through wires and pulleys, and the all motors support the torque on the base joint. Thus, the 3D CT-Arm can maintain its posture even when it extends the arm horizontally. In this paper, we introduce the concept of 3D CT-Arm and show the design and test of a prototype.
著者
福田 エリック駿 伊庭 斉志
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第22回全国大会(2008)
巻号頁・発行日
pp.253, 2008 (Released:2009-07-31)

本研究では、二次元モジュラーロボットが中央集中的ではなく自己組織的に全体として有用な構造をとるための結合ルールをGAによって得る手法と、それに必要なモジュラーロボットの機能を提案する。
著者
坂江 顕太朗 平塚 聡 エリック クーパー 亀井 且有
出版者
日本知能情報ファジィ学会
雑誌
日本知能情報ファジィ学会 ファジィ システム シンポジウム 講演論文集 第30回ファジィシステムシンポジウム
巻号頁・発行日
pp.384-389, 2014 (Released:2015-04-01)

本論文では、作曲者の感性を反映させた楽曲を生成する自動作曲システムの構築のために、スケールとキーに着目し、それらから構成される旋律の旋律印象モデルを提案する。スケールには様々な種類が存在し、その種類によって聞き手に異なる印象を与える。しかし、スケールとは音づかい1つだけでも種類や印象が変化し、どのスケールに属するかは、曖昧である。そこで、任意的に生成された旋律が、どのキーと、どのスケールに属するかをファジィモデルにより定義する。その提案モデルについて、5種類のキーと5種類のスケールから構成される合計25個の旋律についての感性評価実験結果から得られた印象との比較実験を行うことにより、ファジィモデルの有用性を検討する。
著者
荒川 賢一 エリック クロトコフ
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-情報処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.76, no.12, pp.2564-2577, 1993-12-25
被引用文献数
11

屋外での自律移動を目的としたロボットの経路プランニングなどに適用可能な自然地形のモデリングについて,フラクタル幾何を適用した手法を提案する.具体的には,走査型レーザレンジファインダなどを用いて観測された距離データより変換された不規則に配置される地形の高さデータから,任意解像度の3次元地形情報をその不確定性と共に再構成することを問題としている.本論文では,地形がフラクタル形状であるとの仮定のもとで,その地形モデリングの問題を以下の三つの部分問題とみなしてそれぞれについて解法を提示し,シミュレーションおよび実観測データを用いた実験によりその有効性を示している.(a)フラクタルブラウン関数を仮定したフラクタル次元推定法を用いた地形の粗さの推定.(b)地形の粗さ,すなわちフラクタル性の保存した写実的な地形形状の再構成.これには,事後確率最大化による離散的な高さデータの補間を適用している.(c)モンテカルロ法による再構成した地形地図の不確定性分布の推定.
著者
スタワリー ジーラナット 加藤 俊吾 高見 昭憲 畠山 史郎 嘉手納 恒 渡具知 美希子 友寄 喜貴 与儀 和夫 ジャッフェ ダニエル シュバルツェンデゥルバー フィル プレストボ エリック 梶井 克純
出版者
公益社団法人大気環境学会
雑誌
大気環境学会誌 (ISSN:13414178)
巻号頁・発行日
vol.42, no.6, pp.350-361, 2007-11-10
被引用文献数
2

大気中のオゾン(O_3),一酸化炭素(CO),揮発性有機化合物(VOC)を沖縄本島の辺戸岬において2004年の春に観測を行なった。後方流跡線による解析により,C(中国方面),K(韓国方面),J(日本方面),O(太平洋方面)という分類で観測地点まで空気塊が到達する経路ごとに分けた。CおよびK方面からの空気塊でこれらの濃度は高くなり,O_3はそれぞれ56.4,62.2ppbvでCOは240,209ppbvであった。O_3が高濃度だがCOが高くない輸送イベントがあり,それがK方面の方がC方面より月平均O_3濃度を高くしていた。最も低濃度はO方面であった。J方面の空気塊は中間の濃度となった。VOCは炭素数が増えると大気中濃度が減少する傾向が見られ,これは時間が経過した空気塊を測定していることを示している。飽和炭化水素についてこのような傾向が見られるのは,清浄な大気を観測しており近傍の影響を受けないことを示している。VOCの主な除去過程はOH反応や希釈である。観測されたさまざまなVOCの比の変化は,アジアでの国での測定結果と一致している。C方面およびK方面からのイソペンタン/ノルマルペンタンの比はこれらの発生源での組成の変化を示唆している。
著者
ウェイジャー エリザベス
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.57, no.7, pp.443-450, 2014

研究や出版分野における不正行為は今に始まったことではないが,情報技術の発達は出版倫理に大きな影響を与えた。コンピューター•ソフトは,不正行為(剽窃や画像処理等)を容易にさせたが,一方でその不正行為を検出するツールとしても役立つ。また,電子出版により,訂正や撤回文を対象論文に直接リンクすることにより,読者へ問題に関する警告を出すことも可能とした。しかし,強力なツールが利用できても,疑いのある不正行為を扱うには,慎重な判断が必要である。したがって,ジャーナルや機関は,さまざまな状況に備え,適切なポリシーと対処手順を策定しておくべきである。The Committee on Publication Ethics(COPE:9,000以上のジャーナルがメンバーとして参加する国際機関)は,不正行為に関する多様な問題について助言する情報源の1つであり,本稿ではその活動について述べる。不正が疑われる,あるいは明らかにされた場合には,ジャーナルと機関が協力して対処することが重要である。最近,日本の機関が協力して効果的な調査が行われた事例を紹介する。
著者
田中エリス 伸枝
出版者
東海大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2012-04-01

本研究はブレンデッドラーニングを教場とした第2言語(L2)学習者の話者のスピーチサンプルを分析する上で重要な点を明らかにした。始めに、本研究は語学クラスの企画者の意向と クラス内の実際のアクティビティの関係をActor-Network Theoryによって明らかにすることができた。また、学習者がブレンデッドラーニング教場でどのようにタスクを遂行するためにテクノロジーを使用したか明らかにした。最後に今までのCAF(複雑さ、正確さ、流暢さ)の測り方では第2言語レベルの低い学習者のスピーチは測るのは難しかったが、本研究ではhierarchical C-Unitという方法を作り測ることに成功した。
著者
岸本 宏子 羽石 英里 ERICKSON Donna エリクソン ドナ 細川 久美子 鈴木 とも恵 河原 英紀 竹本 浩典 榊原 健一 藤村 靖 新美 成二 本多 清志 中巻 寛子 長木 誠司 八尋 久仁代
出版者
昭和音楽大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2010

音楽学の学際的な研究の試みとしてとりあげた「ソプラノの声の特性」の研究は、音声学、音響学、物理学、医学、声楽演奏、声楽指導、音楽学、音楽療法等の関係分野それぞれに、有益な収穫をもたらした。しかしそれにも増す成果は、研究の進行と共に個々の分野内の研究成果の枠を超えて、「学際的研究」としての総合的な研究への興味が高まって来た。そして、新たな研究代表者の下、本研究の成果を礎とした新たな研究へと発展的に継承されることである(基盤研究C25370117「歌唱時の身体感覚の解明:MRIによる発声器官の可視化と音響分析を中心とした試み」)。