著者
中澤 璃乃 三浦 大和
出版者
独立行政法人 国立高等専門学校機構豊田工業高等専門学校
雑誌
豊田工業高等専門学校研究紀要 (ISSN:02862603)
巻号頁・発行日
vol.52, pp.52-17, 2020 (Released:2020-02-25)

One-pod method is applied for the student chemical experiment using chemilumine- scence phenomenon. An activated oxalate ester (cppo) is suitable for it to perform.
著者
酒井 健夫 早川 徹 長尾 壮七 小倉 喜八郎 三浦 道三郎 矢部 光広 児玉 幸夫 渡辺 文男
出版者
公益社団法人 日本獣医師会
雑誌
日本獣医師会雑誌 (ISSN:04466454)
巻号頁・発行日
vol.38, no.9, pp.576-580, 1985-09-20 (Released:2011-06-17)
参考文献数
46
被引用文献数
2 2

搾乳牛13頭を4群に分けて, 50%ブドウ糖注射液500mlを通常注射および点滴注射し, あるいは25%キシリトール注射液1,000mlを同様に注射して, 負荷後の内分泌応答について観察した.ブドウ糖の通常注射群は, 負荷直後に血糖は直前値の6.9倍に (T1/2=30分, k=2.2%/分), インスリンは5.6倍に増加し, いずれも120分後に回復した. 点滴注射群は, 負荷直後に血糖は直前値の2.0倍に, インスリンは4.4倍に増加し, いずれも45分後に回復した. 負荷後のグルカゴンは, 通常負荷, 点滴負荷ともに大きく変動しなかった.キシリトールの通常注射群は, 負荷直後に血中キシリトール濃度は最高値228mg/100ml (T1/2=11分, k=6.35%/分) に達し, 120分後に検出限界以下となった. 血糖は120分後に直前値の2.1倍, インスリンは15分後に16.8倍, グルカゴンは45分後に3.6倍にそれぞれ増加した. 点滴注射負荷群では, 血中キシリトールは負荷直後軽度の増加, 血糖も直前値の1.3倍にやや増加したが, グルカゴンは変動が小さく, インスリンも2.3倍の増加を示したにすぎなかった.
著者
三浦 洋
出版者
日本西洋古典学会
雑誌
西洋古典学研究 (ISSN:04479114)
巻号頁・発行日
vol.45, pp.72-83, 1997-03-10 (Released:2017-05-23)

アリストテレスは『形而上学』Θ巻第6章(以下, Θ6)で様々な行為を「エネルゲイア(活動)」と「キーネーシス(運動)」に区別している.その一方の「ネルゲイア」とは,現在進行と完了が同時に成立する行為であり,「見る」がその典型例である(「見ている」と同時に「見てしまった」といえる).他方「キーネーシス」とは,一定の目的に向かう末完了的な過程を持つ行為であり,現在進行と完了が同時には成立しない.その典型例は「建築」である(「建築している」と同時に「建築してしまった」ということはない).この区別をめぐっては従来,他のテキストとの関連が注目される一方で,このような排他的区別の成立を根本的に疑う見解が研究者から示されてきた.とりわけ,アクリルが投げかけた疑問と,それを解消するべくペナーが提起した「二局面構造説」は,区別の成否を検討する上で重要な論点を提示している.本稿は,ぺナー説を批判的に検討しつつ,アクリルの疑問の発生源である「一つの現実態を構成する二つの項」をめぐる問題を解明し,疑問の解消を目指すものである.関連テキストにおけるアリストテレスの議論を検討することにより, 「エネルゲイア」と「キーネーシス」の区別が,単一の現実態,すなわち単一の事態について必然的に成立する区別であることを明らかにしたい.
著者
三浦 史仁
出版者
メディカル・サイエンス・インターナショナル
雑誌
LiSA (ISSN:13408836)
巻号頁・発行日
vol.27, no.2, pp.211-223, 2020-02-01

はじめに次世代シークエンサー(NGS)の登場により,核酸を対象としたオーミクス解析は大きく発展した。このような網羅的な解析を個々の細胞に対して実施する試み,いわゆるシングルセル解析に関する報告数は,ここ数年で急増している。ゲノム,トランスクリプトームのシングルセル解析は,ライブラリーの自動調製装置が市販され,より多くの細胞を解析することが可能な環境が整っている。エピゲノムに関しては代表的なエピゲノム情報をシングルセルレベルで検出する技術が出そろった。本稿では,シングルセル解析を理解するための基本となるライブラリー調製に焦点をあてて概説する。
著者
村山 綾 三浦 麻子 Aya Murayama Asako Miura
雑誌
日本社会心理学会大会発表論文集
巻号頁・発行日
no.54, pp.41, 2013

日本社会心理学会2013年度第54回大会
著者
小川 宏高 松岡 聡 佐藤 仁 高野 了成 滝澤 真一朗 谷村 勇輔 三浦 信一 関口 智嗣
雑誌
研究報告ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC) (ISSN:21888841)
巻号頁・発行日
vol.2017-HPC-160, no.28, pp.1-7, 2017-07-19

国立研究開発法人産業技術総合研究所 (以降,産総研) では,平成 28 年度二次補正 「人工知能に関するグローバル研究拠点整備事業」 の一環として,平成 29 年度末に,東京大学柏 II キャンパスに,「AI 橋渡しクラウド (AI Bridging Cloud Infrastructure)」 (以降,ABCI という) の導入を計画している.ABCI は,我が国の人工知能技術開発のためのオープンなリーディングインフラストラクチャの実現を目指し,アルゴリズム (Algorithm),ビッグデータ (Big Data),計算能力 (Computing Power) の協調による,高度な人工知能処理を可能にする大規模かつ省電力なクラウド基盤である.本稿では,ABCI のサーバシステムにフォーカスしつつ,ABCI の概要と,システム設計上の論点と我々が採った方策について紹介する.
著者
松尾 政輝 三浦 貴大 坂尻 正次 大西 淳児 小野 束
雑誌
研究報告アクセシビリティ(AAC) (ISSN:24322431)
巻号頁・発行日
vol.2016-AAC-2, no.12, pp.1-4, 2016-11-25

これまで晴眼者と視覚障害者がともに利用可能なアクション RPG (ロールプレイングゲーム) を開発してきた.このゲームは,画面情報を音や触覚を用いて提示することで,視覚障害の有無によらず利用できるものであった.また,全盲者も音情報を用いてゲーム用の地図を作図可能な地図エディタを開発した.このゲームシステムを発展させ,よりリアルタイム性が高く,複数人での同時プレイが可能な横スクロールアクションゲームを開発したので,その内容を報告する.
著者
池田 光良 三浦 均也 操上 広志
出版者
Japan Society of Engineering Geology
雑誌
応用地質 (ISSN:02867737)
巻号頁・発行日
vol.40, no.2, pp.70-85, 1999-06-10 (Released:2010-02-23)
参考文献数
24
被引用文献数
2 2

地下水温は最も有効な環境トレーサーの1つとされており, 地下水の涵養域では平均値よりも低温, 流出域では高温となる. この原理を用いて, これまで地下水流域が明らかにされていなかった北海道美々川地下水域の範囲を次のように推定することができた. (a) 隣接する遠浅川上流域のうち馬追丘陵を除く流域は美々川地下水域に属する. (b) 遠浅川中流域では美々川と遠浅川の地下水分水界が存在する. (c) 西側の境界は西方火山灰台地の90mピークであり, かって漠然と考えられていた支笏湖から美々川流域への漏水は考えにくい. (d) 地下水温から推定された地下水分水界は有限要素法による熱移流拡散解析, 地下水面の位置, および水収支による結果と整合する.近年, 地下水温は地球温暖化の指標として注目されている. 本調査地でも, 都市化に伴う地下水温の上昇が見出された. また, 土木工事の大型化に伴い, 地下水流動系規模の環境影響評価が必要となってきている. 今回の調査結果は以上のような目的に対しても, 地下水温調査が有効であることを示唆している.
著者
三浦 大助 幡谷 竜太 宮腰 勝義 井上 大榮 小俣 雅志 佐々木 俊法 川崎 泰照 佐藤 賢 宮脇 明子 田中 竹延 宮脇 理一郎
出版者
一般社団法人 日本地質学会
雑誌
地質学雑誌 (ISSN:00167630)
巻号頁・発行日
vol.110, no.5, pp.255-270, 2004 (Released:2005-01-07)
参考文献数
49
被引用文献数
3 2

糸—静線活断層系南部の白州断層の活動履歴を再検討した. 白州断層南部には, 北西—南東方向に連続する2列の断層崖 (東・西断層崖) が分布し, 西側の断層上のトレンチ調査結果から2回の古地震イベントが明らかとなった. これらは1695~2720 cal y BPおよび7325~8360 cal y BPの間と考えられ, 後者は東側の断層上の最新地震イベント発生時期と近い. トレンチ調査による西側断層の活動間隔は約5000年, 鉛直の平均変位速度は0.4-0.6(-0.7) mm/yrである. 白州断層全体の鉛直の平均変位速度はイベント間で0.4-0.8 mm/yr, 周辺の変形を含めると1.0-1.8 mm/yrとなり, 少なくとも1.0 mm/yrのネットスリップ速度を持つ可能性が高い. トレンチの断層産状は横ずれ成分を含む斜めすべりを示すフラワー状構造であり, 従来の見解である西傾斜の衝上断層と区別できる.
著者
三浦 覚
出版者
THE JAPANESE FORESTRY SOCIETY
雑誌
日本林学会誌 (ISSN:0021485X)
巻号頁・発行日
vol.82, no.2, pp.132-140, 2000-05-16 (Released:2008-05-16)
参考文献数
36
被引用文献数
12

林地表層における雨滴侵食保護に関わる林床の被覆状態を明らかにするために,林床植生および堆積リターの両者による総合的な被覆指標として林床被覆率を新たに定義し,急傾斜地にあるヒノキ,スギ,アカマツ,落葉広葉樹林の林床の被覆状態を評価した。その結果,スギ,アカマツ,落葉広葉樹林の林床被覆率は,林齢によらず常に90%以上で高かった。一方,ヒノキ林の林床被覆率は,10~20年生の幼~若齢期に著しく低下し,40年生前後の壮齢期に林床植生が回復し始めるまで低い状態が続いた。林床被覆率を支配する因子は,スギ,アカマツ,落葉広葉樹林では堆積リターであったが,ヒノキ林では林床植生であった。林床被覆率とこれに対する林床植生および堆積リターの寄与の強さは,樹種や林齢によって大きく変化する。したがって,林床の被覆状態を評価するためには,林床植生と堆積リターの消長の特質を明らかにし,林床被覆率のように両者による被覆を一体として捉えうる指標を用いる必要がある。
著者
三浦慎悟監修
出版者
金の星社
巻号頁・発行日
2012

1 0 0 0 社会

著者
三浦慎悟著
出版者
東京大学出版会
巻号頁・発行日
1998