著者
三浦 麻子
出版者
大阪大学
巻号頁・発行日
2002

14401乙第08504号
著者
中川 昌治 M. Santosh 吉倉 紳一 原田 亜実 三浦 正裕 福田 照久 松田 靖正 桑田 泰宏 K. J. Mathew P. T. Ambujakshan H. Thampy
出版者
一般社団法人日本粘土学会
雑誌
粘土科学討論会講演要旨集 第48回 粘土科学討論会 (ISSN:24330566)
巻号頁・発行日
pp.23, 2004 (Released:2006-05-13)

南インドKerala州のTrivandrum近郊では,良質のカオリン粘土の鉱床が多く存在し,紙や衛生陶器用に採掘されている.カオリナイトと少量の石英からなる白色塊状粘土の層が第三紀層中に胚胎し,鉱床上部にはラテライト化した砂質カオリンが分布する.これらの粘土中のカオリナイトはXRDとSEMから結晶性が非常に高い.基盤岩(先カンブリア時代のアルミナ質グラニュライト)が強烈な風化変質作用を受けカオリン化し,近くの湖に堆積してできたと考えられる.
著者
都竹 愛一郎 永塚 守 三浦 龍
出版者
The Institute of Image Information and Television Engineers
雑誌
映像情報メディア学会大会講演予稿集
巻号頁・発行日
pp.139, 2003 (Released:2004-03-26)

Research and development of the stratospheric platform (SPF) has been aggressively pursued. SPF is useful for wireless communications, broadcasting and scientific observations. Although stably control of the SPF is difficult by means of strong wind in the stratosphere. In this paper, we described the wind velocity in the stratosphere, and proposed new operation method of the SPF.
著者
鈴木 基広 永野 柾巨 泰江 輝雄 福島 明 佐藤 功一 小勝 薫 三浦 妙太
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.1103-1106, 1985-09-25

坐骨神経に発生した巨大な孤立性神経鞘腫の一例を経験したので報告した.症例は48歳男性.約10年前,左大腿後面に無自覚性の小結節を生じ,漸次増大した.来院時,腫瘤は24cm×25cm,弾性硬で圧痛があった.術前検査により悪性新生物を考えて手術を行った.腫瘤は大腿二頭筋の深部に存在し,被膜に包まれ,坐骨神経本幹に連続していた.大きさは19cm×13cm×12cm,重さ1,852gと巨大な腫瘍であった.割面は充実性で,肉眼的には黄白色で一部に出血巣が認められた.病理組織はAntoni A型とAntoni B型の混合型の神経鞘腫であった.坐骨神経に発生する腫瘍には悪性のものが多く,神経鞘腫で,本症例のごとく巨大なものは,今日まで報告がなされていない.症例は術後5年間の経過観察をするも,再発の徴候なく,元気に社会生活を送っている.
著者
三浦 英司 高山 慈子 細井 紀雄
出版者
社団法人 日本補綴歯科学会
雑誌
日本補綴歯科学会雑誌 (ISSN:03895386)
巻号頁・発行日
vol.48, no.2, pp.212-221, 2004-04-10 (Released:2010-08-10)
参考文献数
19

目的: 日常臨床において, 金銀パラジウム合金による鋳造鉤の変色がしばしば観察される. 本研究は, 溶体化処理後, 急冷あるいは空冷を行った金銀パラジウム合金製鋳造鉤を用いた部分床義歯を患者に装着し, 変色の経時変化を測定し, 溶体化処理の効果について明らかにすることを目的としたものである.方法: 装着中の義歯の鋳造鉤が, 高度の変色を示している10名を被験者として選択した. 12%金銀パラジウム合金を用いて, 1) 800℃1時間係留後水中で急冷, 2) 800℃1時間係留後, 室温で空冷, 3) 熱処理なし, の3条件の鋳造鉤を用いた部分床義歯を装着し, 装着時, 6ヵ月後, 1年後に鋳造鉤の輝度の測定を行った.結果: 義歯装着時の鋳造鉤の平均輝度は, 3種とも1, 000cd/m2以上の高い平均輝度を示した. 6ヵ月後の鋳造鉤は, 各条件とも装着時の約1/5-1/8と急激な輝度の低下が認められた. 1年後ではさらに輝度は低下し, 装着時の約1/7-1/12となった. 6ヵ月, 1年後ともに急冷を行ったほうが熱処理なし, 空冷に比べ輝度が高く有意差が認められた.結論: 熱処理の方法により鋳造鉤の輝度に有意差が認められたが, いずれも輝度は大幅に低下しており, 口腔内における金銀パラジウム合金の腐食性の高い患者では, 今回行った溶体化処理では耐変色性が十分でないことが示唆された.
著者
上塚 芳郎 三浦 芳則 栗山 正子 伊藤 直人 田中 直秀 木全 心一 広沢 弘七郎
出版者
公益財団法人 日本心臓財団
雑誌
心臓 (ISSN:05864488)
巻号頁・発行日
vol.20, no.12, pp.1450-1455, 1988-12-15 (Released:2013-05-24)
参考文献数
5

41歳の女性で,子宮筋腫からの不整性器出血のため,Hb1.4g/dlと高度の貧血を生じ,心不全,心停止をきたし,心肺蘇生術により蘇生し得た1例を経験した.本症例は,心エコーの記録から,発症急性期には拡張型心筋症のごとく,左室の心筋収縮が全体的に低下しており,また左室腔の拡大も著明であったが,3カ月後には貧血の改善とともに左室壁運動の改善が認められた.また,回復期に右室心内膜心筋生検を施行したが,心筋細胞の大きさのばらつき,配列の乱れや核の変形が認められた.これらの変化は,慢性貧血による心筋障害または心停止→蘇生の際の心筋障害による変化と考えられた.
著者
眞竹 昭宏 佐藤 広徳 三浦 朗 佐藤 陽彦 福場 良之
出版者
Japan Ergonomics Society
雑誌
人間工学 (ISSN:05494974)
巻号頁・発行日
vol.39, no.1, pp.16-21, 2003-02-15 (Released:2010-03-12)
参考文献数
29
被引用文献数
6 5

咬合力の低下は顎顔面領域の成長を抑制し, その顎顔面領域の疾病のみならず, 全身の身体健康や機能障害を招く一因となっていることが憂慮されている. そこで本研究では, 咬合力を発揮する咀嚼筋の中で最も形態的に大きく, 強大な力を発揮するといわれる咬筋に着目し, 超音波法を用いた左右咬筋の弛緩時および緊張時における横断面積と, ストレインゲージによる一歯間の咬合力測定を行い, 咬筋の筋横断面と咬合力との関係について検討した. 咬筋が咬合力を発揮する緊張時の形態的変化として, 筋厚, 筋横断面積が増加し, 筋幅が減少するといった特徴がみられた. また, 最大咬合力は右側で683.7±204.9N (CV=0.299), 左側で693.6±208.7N (CV=0.300) であり, 有意な左右差はみられなかったものの, 左右ともにその標準偏差および変動係数から, 個人差の大きいことがうかがえた. さらに, 咬合力と左右全ての咬筋形態計測値との間で有意な正の相関がみられ, 咬合力の発現には咬筋形態の大きさが影響していることが示された.
著者
天本 優作 明戸 剛 今井 敏夫 三浦 啓一
出版者
一般社団法人 廃棄物資源循環学会
雑誌
廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 第24回廃棄物資源循環学会研究発表会
巻号頁・発行日
pp.321, 2013 (Released:2014-01-21)

下水の水からリンを回収する技術は,HAP法,MAP法などが実用化されている.しかしながら,これらの方法で回収することができるリンは,全体の30%にとどまる.一方,下水汚泥焼却灰に炭酸カルシウムを添加して焼成すると,特性の優れた肥料が得られることが判明している.両者の技術を併用すれば,下水の中のリンの90%以上が,肥料として有効に再資源化できる.
著者
三浦 賢一郎 齋藤 節男 川畑 茂樹
出版者
[東北農業試験研究協議会]
巻号頁・発行日
no.54, pp.117-118, 2001 (Released:2011-03-05)
著者
山本 奬 佐藤 和生 有谷 保 板井 直之 川原 恵理子 三浦 健 若松 優子 YAMAMOTO Susumu SATO Kazuo ARIYA Tamotsu ITAI Naoyuki KAWAHARA Eriko MIURA Ken WAKAMATSU Yuko
出版者
岩手大学大学院教育学研究科
雑誌
岩手大学大学院教育学研究科研究年報 = Research Journal of the Iwate University Professional School for Teacher Education (ISSN:2432924X)
巻号頁・発行日
no.4, pp.223-236, 2020-03-31

本研究の目的は,自殺予防教育の一環として,ソーシャルスキルトレーニングの考え方を参考に「援助要請の仕方・受け止め方」の心理教育プログラムを作成し,小学校3年生から中学校2年生までの児童生徒に実施し,その成果を検証することであった。作成したプログラムについて,援助要請の仕方・その受け止め方共に,当初の自信による適用の禁忌はないことが確認された。援助要請の仕方・その受け止め方の自信の向上については,いずれの学年においてもその効果が認められ,特に小学校中学年において顕著であった。困り事・悩み事の対処姿勢については,中学生と小学校高学年において,肯定的変化が認められた。
著者
三浦 一陽
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.1154-1158, 1997-11-10

精液は大別すると2つの構成成分から成り立っている.精液のそのほとんどは精漿といわれる液体成分であり,残りの細胞成分である精子は全精液の1%にも満たない. 精漿は以前より副性器の機能や精子の運動機能に影響すると考えられており,精漿に対する多くの研究がなされてきた.本稿では精漿成分が精子運動においてどのように妊娠に重要な役割を果たすのか,あるいは精漿が精子運動に対して,いかに抑制的に作用するのかなどについて,筆者らの多少の経験と文献的考察をもとに述べるが,精漿に関しては,その詳細はいまだに不明な点が多いのが現状である.
著者
中島 素子 三浦 克之 森河 裕子 西条 旨子 中西 由美子 櫻井 勝 中川 秀昭
出版者
日本公衆衛生学会
雑誌
日本公衆衛生雑誌 (ISSN:05461766)
巻号頁・発行日
vol.55, no.9, pp.647-654, 2008 (Released:2014-07-01)
参考文献数
20

目的 医科大学敷地内禁煙化の実施によって,医学生の喫煙率はどのように推移したか,喫煙についての学生の意識はどのように変化したかを明らかにする。方法 北陸のある医科大学において敷地内全面禁煙化が2004年に実施された。2001年から2007年まで,毎年約640人の医学生の喫煙状況を定期健康診断時に調査した(回答率91.2%)。また2000年度入学から2006年入学までの新入生全員の喫煙状況を経年的に追跡し,進級による喫煙率の変化が敷地内禁煙化によりどのように変化したかを調査した。さらに,喫煙者の喫煙に対する意識の変化や,敷地内禁煙準備期間から禁煙を開始した禁煙群と継続喫煙群の喫煙に関する意識の比較を行った。結果 2001年から2007年までの 7 年間の全学生の喫煙率は,敷地内禁煙実施前と比較すると,実施後に低下し,男子でもっとも喫煙率の高かった2002年の喫煙率41.2%と,2007年の喫煙率22.1%では19.1ポイントの差があった。毎年の新入生の喫煙率の推移を追跡すると,敷地内禁煙実施前は進級とともに喫煙率は上昇していたが,実施後は進級ごとに喫煙率が低下傾向を示した。敷地内禁煙実施前後に同じ対象者で比較すると,男子学生の喫煙率が実施前の36.0%,から実施後の25.6%へ有意に減少した(P<0.05)。また喫煙者のうち「喫煙をやめたい」と答えた人の割合が,実施前は39.1%であったが,実施後では60.2%と有意に増加していた(P<0.01)。さらに敷地内禁煙準備期間から禁煙した禁煙群70人と,継続して喫煙している継続喫煙群90人の 2 群間の意識を比較したところ,将来患者さんに積極的な禁煙教育ができないと思う者は,禁煙群20.8%,継続喫煙群50.0%であり,継続喫煙群で有意に高かった(P<0.01)。結論 医科大学敷地内全面禁煙化は,医学生の禁煙と喫煙への意識の変化に強い効果がある可能性が高いと考えられた。