著者
鶴田倉造編
出版者
本渡市
巻号頁・発行日
1994
著者
板倉 圭吾
出版者
北海道大学大学院法学研究科
雑誌
北大法政ジャーナル
巻号頁・発行日
vol.18, pp.59-90, 2012-01-31
著者
岡本 保 高橋 邦夫 大澤 寛 大枝 真一 小林 智 茂庭 雅弘 松崎 洋 吉野 広孝 原田 誠 朝倉 健二 石井 弘允
出版者
一般社団法人 照明学会
雑誌
照明学会 全国大会講演論文集 平成21年度(第42回)照明学会 全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
pp.109, 2009 (Released:2010-01-08)

我々はこれまでに、サンマ漁用の高効率な集魚灯としてLED集魚灯を提案してきた。これまでの研究でサンマの視感度に合わせたLED集魚灯の設計・試作を行い、実際に集魚試験も行ってその有効性を実証してきた。本研究は、この成果を発展転用して、小型イカ釣り漁船用LED集魚灯光源の開発の可能性を検討するための基礎研究である。試作したLEDパネルには発光色が白のLEDを6個、シアンのLEDを12個、計18個のLEDを使用して、横240 mm x 縦 150 mmの矩形パネル光源を試作した。サンマの最大視感度波長は510 nm程度であるが、イカ類は482 ~ 494 nm程度であり、この最大視感度波長を配慮するとともに、広い海域での利用も考慮して約100 nmの波長帯域を有するLEDパネルを試作した。また、船のローリングを考慮して±40 deg. 程度の放射角になるように設計した。今後、このLEDパネルを適宜組み合わせて小型イカ釣り漁船の船体構造に適合する形状のLED集魚灯システムを開発し、その実用性を検証する予定である。
著者
倉田 稔
出版者
小樽商科大学
雑誌
小樽商科大学人文研究 (ISSN:0482458X)
巻号頁・発行日
vol.109, pp.70-122, 2005-03
著者
西 亮 三輪 了 田村 佳嗣 大倉 光志
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会技術報告 (ISSN:03864227)
巻号頁・発行日
vol.17, no.34, pp.7-10, 1993-06-24

梅雨前線、秋雨前線や台風などによる集中豪雨がしばしば発生し、大きな被害をもたらすことがある。局地的な集中豪雨は、気象観測所の配置距離に比して狭いことが多いので、その原因の究明は困難である。1990年の台風20号によって引き起こされた宮崎市近郊の集中豪雨は、非常にせまい範囲に起こった一例である。台風と秋雨前線の境目に、太平洋上の湿った空気が流れ込み、前線北側の冷たい空気がその上に流れ込んだために不安定が起こり、地形的な小撹乱によって大きな上下の撹乱に発展し、集中豪雨を引き起こしたものと考えられる。この過程を、ひまわり映像、レーダーイメージ、AMeDASデータ、高層気象観測所のデータなどによって解析した。
著者
長倉 淳子 三浦 覚 齊藤 哲 田中 憲蔵 大橋 伸太 金指 努 大前 芳美
出版者
日本森林学会
雑誌
日本森林学会大会発表データベース
巻号頁・発行日
vol.131, 2020

<p>きのこ原木栽培に用いる広葉樹について、原木利用部位の放射性セシウム濃度を当年枝のセシウム濃度から推定する方法の確立を目指している。本研究は、当年枝のセシウム濃度が同一個体内の採取位置によって異なるかどうかを明らかにすることを目的とした。原発事故後に萌芽更新したコナラ林3サイトの各3個体から8~11本の当年枝(主軸の梢端から下部に向けて5本、および主軸以外の萌芽枝)を採取し、放射性セシウムおよび安定同位体セシウムの濃度を測定した。当年枝の放射性セシウム濃度は、個体によっては採取位置によって2倍以上異なるものもあったが、梢端で高い、下部で高い、主軸で高い、といった採取位置による決まった傾向はみられなかった。放射性セシウム濃度の変動係数は枝間では0.22、個体間では0.29、サイト間では0.51であり、個体内変動よりもサイトによる違いが大きかった。コナラ当年枝の放射性セシウム濃度は枝間や個体間でばらつきはあるが、サイトの指標値として利用できる可能性が示された。</p>
著者
大塚 雄一郎 久満 美奈子 根本 俊光 松山 浩之 堀内 菜都子 福本 一郎 山崎 一樹 米倉 修二 花澤 豊行
出版者
一般社団法人 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会
雑誌
日本耳鼻咽喉科学会会報 (ISSN:00306622)
巻号頁・発行日
vol.124, no.6, pp.903-909, 2021-06-20 (Released:2021-07-01)
参考文献数
14

鼻口蓋管嚢胞は鼻口蓋管の胎生期の遺残上皮から発生する. 近年では低侵襲な内視鏡下の開窓術の報告が増えているが, 鼻口蓋神経や上歯槽神経を損傷するリスクがある. 開窓術による鼻口蓋神経の損傷が疑われた1例を経験した. 症例は55歳女性, 硬口蓋前方が膨隆し鼻中隔が前下方で左右に膨隆していた. CT・MRI で鼻腔内に進展する鼻口蓋管嚢胞を認めた. 全身麻酔下に鼻中隔粘膜を切開し嚢胞壁を切除して鼻口蓋管嚢胞を両側鼻腔内に開窓した. 術後に嚢胞は消失したが, 両側上顎の第1, 2, 3歯の違和感を訴え, 術後3年後も両側上顎第1歯の歯肉部の違和感がある. 開窓時の鼻口蓋神経の損傷が原因と考えた.
著者
赤倉 康寛 竹村 慎治
出版者
一般財団法人 運輸総合研究所
雑誌
運輸政策研究 (ISSN:13443348)
巻号頁・発行日
vol.14, no.1, pp.17-23, 2011

<p>北米航路コンテナ船の最短ルートである日本海に近接しているとの優位性を踏まえ,日本海側拠点港湾の検討が開始されようとしている.しかし,これまで,日本海を通航した全てのコンテナ船を把握することは困難であったため,定量的に通航隻数を把握した統計データや研究は見当たらなかった.以上を踏まえ,本研究は,船舶動静データに,津軽・関門海峡におけるAIS(船舶自動識別装置)データを組み合わせることにより,北米航路コンテナ船の日本周辺での通航海域を把握・分析したものである.さらに,過去の通航海域についても推計を行った.</p>
著者
西村 かおる 倉沢 正樹
出版者
日経BP社
雑誌
日経ドラッグインフォメーションpremium
巻号頁・発行日
no.106, pp.24-26, 2006-08-10

——西村さんは看護師、保健師でありながら、「コンチネンスアドバイザー」という肩書で幅広く活動されています。この道に進もうと思われたきっかけからうかがえますか。西村 きっかけは、1986年からの2年半、訪問看護を勉強するために留学した英国で、コンチネンスアドバイザーというスペシャリストに出会ったことです。
著者
高井 紘一朗 大川 洋史 岡倉 徹
出版者
特定非営利活動法人 グローバルビジネスリサーチセンター
雑誌
赤門マネジメント・レビュー (ISSN:13485504)
巻号頁・発行日
vol.5, no.6, pp.401-440, 2006-06-25 (Released:2018-03-11)
参考文献数
6

アサヒビール株式会社の成功はこれまで多くの文献で取り上げられているが、それらはマーケティングやTQC、CIに注目するものが主である。本論はアサヒビール株式会社の「太鼓判システム」という品質保証システムについてケース研究を行い、品質保証という生産現場に近い観点からの成功の分析を提言する。
著者
小倉 義雄 中井 英幸 柳川 眞 川村 壽一 Ogura Yoshio Nakai Hideyuki Yanagawa Makoto Kawamura Juichi
出版者
三重大学教育学部
雑誌
三重大学教育学部研究紀要. 自然科学 (ISSN:03899225)
巻号頁・発行日
vol.45, pp.63-77, 1994-03-10

Urinary calculi, as biocrystals, are grouped into several types and named based on their chemical compositions and the mineralogical features. Among them, calcium that contained calculi showed maximum amount. Mineralogical study on calculi both of the calcium oxalate (partly contained uric acid) and magnesium ammonium phosphate have been described and some genetic process are also discussed. Calcium oxalate samples mainly composed of whewellite and amorphous-like substances, lacking in weddellite. Most of the samples can be divided into crust and based on their in ternal structure which is similar to that of marine manganese nodules. The core zone contains several concentric stripes of light and dark materials, showing so-called colloform and zonal structure. Spherulitic structure which is composed of aggregate of needle whewellite crystals were also observed at the boundary between core and crust. Magnesium ammonium phosphate calculi consists struvite and amorphous-like substances. In cross section, it showed banded structure which is composed of alternate zone of two materials. In both calculi, Ca, Mg, P, C and F were detected by EPMA method. Ca content in generally high with uniformly distribution, and some correlation between Ca and other elements such as Mg and P were observed, locally, in the calcium oxalate samples. In magnesium ammonium phosphate calculi, Mg and P were almost uniformly distributed with high concentration. All elements in calculies probably exist as state of very micro particles.生体結晶として、現在尿路結石にはその種類別にいろいろな構成成分、化学式、鉱物名が与えられている。これらの結石類ではカルシウム系成分が最も多く見出されている。本報文では蓚酸カルシウム(一部尿酸を含む)および燐酸マグネシウム・アンモニウム結石に関する鉱物学的性状を検討し、生成過程についても考察している。蓚酸カルシウム結石は非晶質様物質とwhewellite(1水化物)より構成され、weddellite(2水化物)は特定されない。多くは内部が、内核、外核、外殻部に区分される構造を示し、核部の周りにコロフォーム構造、累帯構造、球顆状構造等が顕著である。燐酸マグネシウム・アンモニウム結石は非晶質様物質とstruviteから構成され、内部にはこれらの互層による多重の帯状構造がみられる。EPMAによる元素分析で、両結石ともCa,Mg,P,O,C,Fが検出される。蓚酸カルシウム結石では試料粒全般にCaが高濃度で均一に分布し、部分的にCaと他のP,Mg,Fが相関関係を示す。また燐酸マグネシウムではMg,P全体に均一に高濃度で分布する。これら結石を構成するすべての元素は極めて微細な粒子として含まれている。
著者
古谷 尊彦 大倉 博
出版者
公益社団法人 日本地すべり学会
雑誌
地すべり (ISSN:02852926)
巻号頁・発行日
vol.28, no.4, pp.29-36, 1992
被引用文献数
2 2

The relationships between the differential erosion topography and the slope failures on the Mt. Kano-zan and its environs in the Boso peninsula, Japan have been discussed. The results are as follows.<BR>The geology consists of sedimentary rock formations can divided into two types. First one is sandstone rich formation type and the other type is mudstone rich formation. The former area is formed high relief, low slope angle and low valley density. The later is formed low relief, high slope angle and high valley density. It is considered that the main facter is based on the low potential of erosion derived from decreasing surface stream which caused on permeability of unconsolidated sandstone.<BR>The phenomena of slope failures are main agency of the processes beneath the surface layer on the mountain slope of the Kano-zan and its environs. The distribution of the slope failures are consolidated on the mountains which composed of low relief, high slope angle and valley density. This is very important phenomena of the main agency of the aifferetial erosion topography in the humid temperature area.
著者
桂 圭佑 Bonifacio A. 藤倉 雄司 安井 康夫 藤田 泰成
出版者
養賢堂
巻号頁・発行日
vol.93, no.11, pp.951-958, 2018 (Released:2019-04-18)

キヌア(Chenopodium quinoa Willd.)はその高い栄養学的価値と幅広い環境適応性から,近年注目を集めている。また,2016年にキヌアのゲノム概要配列が解読されたことから,今後有用遺伝子の単離などの研究も急速に進むことが期待されている。そのような中,世界最大のキヌア生産地の一つであるボリビア多民族国(以下ボリビア)のアルティプラノでキヌア栽培の視察を行った。現地では主に高地型(Altiplanoタイプ)キヌアと塩地型(Salarタイプ)キヌアが栽培されている。高地型キヌアは比較的降水量の多い地域(年間約400mm)でバレイショやムギ類と輪作して栽培されている一方で,塩地型キヌアはウユニ塩湖畔の降水量が少ない地域(年間約200mm)において単作で栽培されている。近年のキヌアブームにより栽培面積の拡大や休閑期間の短縮が進み,現地では土壌劣化の進行が指摘されており,キヌア栽培の持続性の低下が懸念されている。そのため,育種による耐病性の付与や早生化,生物農薬や生物資材の開発,現地に自生する植物を利用した風食対策や土壌肥沃度の維持・向上,耕畜連携による持続可能性の向上などの数多くの取り組みがなされている。また,キヌアの遺伝資源の管理やその効率的な利用体制の構築は喫緊の課題である。