著者
上原 秀夫
出版者
一般社団法人 日本時計学会
雑誌
日本時計学会誌 (ISSN:00290416)
巻号頁・発行日
vol.151, pp.1-10, 1994

Until now, the sundial has hardly been made especially in pursuit of accuracy and function. The typical sundial indicating the time at the angle of the shadow of edge lines has no structure to correct the atmospheric refraction. On the other hand, the sundial using a two-dimensional dial for reading at the center position of the shadow of a sphere provides a precise design so that not only the time difference by equation of time and longitude but also atmospheric refraction can be corrected. This"astronomical precise sundial"uses a two-dimensional dial, and it is a precise and highly functional sundial designed and manufactured in pursuit of the possiblity of the sundial from the viewpoint of astronomers. As the functions of this sundial, the local sidereal time can be directly read for the first time in the world, and the various information such as the sunrise and sunset times and the azimuth and altitude of the sun can be obtained.
著者
川原 秀夫
出版者
明和学園短期大学
雑誌
明和学園短期大学紀要 (ISSN:13488791)
巻号頁・発行日
vol.15, pp.A1-A65, 2003-12-01
著者
河合 利幸 山下 伸一 大野 廣司 吉村 浩 西村 仁志 下條 真司 宮原 秀夫 大村皓一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.29, no.8, pp.729-740, 1988-08-15
被引用文献数
3

コンピュータグラフィックスの普及に伴い 高品位な画像をより高速に生成することが要請されている.我我は 視線探索法を用い 並列処理により画像を生成するシステムLKNKS-1を試作し 数多くの実験を重ねてきた.この結果を基に 飛躍的な処理速度の向上を目指し 新たなシステムを設計した.本システムのユニットコンピュータ(UC)は LINKS-1のUC と比較して 演算能力と通信機能が大幅に強化されている.本UCは 32ビット浮動小数点演算を並列処理するデータプロセッサ アドレス計算を行うインデックスユニット 通信を制御するチャネルプロセッサ等主要ユニットが非同期に並列パイプライン動作する・メモリアクセス競合を削減し データ転送を並列化するため 各ユニットはクロスバースイッチにより 4ウェイにインタリーブされたデータメモリと結合されている.これら主要部分は カスタムVLSIを用いて実現した.その結果 本UC1台の画像生成速度はLINKS-1の約50倍に達する.また 並列処理効率についても改善が認められた.本論文では その高速化の手法について述べ シミュレーションによりその効果を明らかにする.
著者
河合 利幸 山下 伸一 大野 廣司 吉村 浩 西村 仁志 下條 真司 宮原 秀夫 大村皓一
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.29, no.8, pp.729-740, 1988-08-15

コンピュータグラフィックスの普及に伴い 高品位な画像をより高速に生成することが要請されている.我我は 視線探索法を用い 並列処理により画像を生成するシステムLKNKS-1を試作し 数多くの実験を重ねてきた.この結果を基に 飛躍的な処理速度の向上を目指し 新たなシステムを設計した.本システムのユニットコンピュータ(UC)は LINKS-1のUC と比較して 演算能力と通信機能が大幅に強化されている.本UCは 32ビット浮動小数点演算を並列処理するデータプロセッサ アドレス計算を行うインデックスユニット 通信を制御するチャネルプロセッサ等主要ユニットが非同期に並列パイプライン動作する・メモリアクセス競合を削減し データ転送を並列化するため 各ユニットはクロスバースイッチにより 4ウェイにインタリーブされたデータメモリと結合されている.これら主要部分は カスタムVLSIを用いて実現した.その結果 本UC1台の画像生成速度はLINKS-1の約50倍に達する.また 並列処理効率についても改善が認められた.本論文では その高速化の手法について述べ シミュレーションによりその効果を明らかにする.
著者
河原 秀夫 斉藤 靖弘
出版者
公益社団法人 応用物理学会
雑誌
応用物理 (ISSN:03698009)
巻号頁・発行日
vol.62, no.4, pp.343-351, 1993-04-10 (Released:2009-02-05)
参考文献数
32

昨今の地球環境問題から,エネルギー効率との関連で光を制御する窓ガラスが重要視されはじめた.中でも,次世代ガラスとも称される“調光ガラス”へは多くの分野から熱い期待が寄せられ,研究も一段と活発になってきた.現状では,実用性を考えエレクトロクロミズム,分散型液晶の応用を中心に研究が進み,異方性微粒子の分極配向を利用した複合ガラスなど新しい試みも現れはじめた.ここでは調光技術の中でも,特に人為的に光制御が可能な技術を取り上げ,調光の原理,特徴および実現までの技術的課題などについて述べる.
著者
上原 秀夫
出版者
一般社団法人 日本時計学会
雑誌
日本時計学会誌 (ISSN:00290416)
巻号頁・発行日
vol.151, pp.1-10, 1994-11-25 (Released:2017-11-09)

Until now, the sundial has hardly been made especially in pursuit of accuracy and function. The typical sundial indicating the time at the angle of the shadow of edge lines has no structure to correct the atmospheric refraction. On the other hand, the sundial using a two-dimensional dial for reading at the center position of the shadow of a sphere provides a precise design so that not only the time difference by equation of time and longitude but also atmospheric refraction can be corrected. This"astronomical precise sundial"uses a two-dimensional dial, and it is a precise and highly functional sundial designed and manufactured in pursuit of the possiblity of the sundial from the viewpoint of astronomers. As the functions of this sundial, the local sidereal time can be directly read for the first time in the world, and the various information such as the sunrise and sunset times and the azimuth and altitude of the sun can be obtained.
著者
名部 正彦 馬場 健一 村田 正幸 宮原 秀夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. B-1, 通信1-情報通信システム・理論 (ISSN:09151877)
巻号頁・発行日
vol.80, no.6, pp.pp.428-437, 1997-06-25
参考文献数
12
被引用文献数
107

インターネット・インフラの高品質化を目指すためには, インターネット・トラヒックの特性を考慮した容量設計が重要であるにもかかわらず, 十分に明らかにされていなかったのが現状である. 本論文では, インターネット・アクセスネットワークにおけるWWWトラヒックの分析とモデル化を行い, アクセスネットワークの遅延特性について検討している. まず複数の組織のサーバの利用記録を分析し, モデルの作成に必要となるWWWのトラヒック特性を明らかにしている. 次いで分析結果に基づき, アクセスネットワークをM/G/1/PS (プロセッサシェアリング) システムでモデル化しネットワーク設計に必要な遅延時間特性について検討している.
著者
笹 健児 川原 秀夫 箕浦 宗彦
出版者
神戸大学
雑誌
挑戦的研究(萌芽)
巻号頁・発行日
2018-06-29

当該年度は研究の4年目としてコンテナ船での実船実験について、1年目に設計した実験システムをアジア~欧州航路のコンテナ船(20,000TEU)に搭載、2019年5月 より実海域での実験を開始し現在も継続している。実船実験では船橋における気温、湿度、日射量をはじめ、本船位置、速力、海水温度、風向風速、 船体運動 等を時々刻々に観測、データを蓄積している。2019年12月にデータ回収し、分析を進めた。(1) 2019年5月~12月に至るアジア~欧州間の航海(3往復)における実海域データが計測できた。外気温、湿度、日射量についての変動特性を季節および航海ごとに 整理できた。また2018年度~2019年度に実施した大島商船高等専門学校で実施した陸上実験の結果についても同様に整理を進めた。(2) 陸上実験の結果をもとにコンテナ内外の関係を重回帰分析にて季節ごとにモデル化した。これを季節・海域ごとに組み合わせ、実船実験にて計測された3往 復の航海についてコンテナ内(日射の影響を直接的に受けるコンテナ)の温湿度、露点温度、汗濡れの状況を推定した。 (3)計測したパラメーター間の相関分析を行い、各パラメータ間の関係を明らかとした。この結果、コンテナ内の状態は単独のパラメータではなく、気温、水蒸 気圧、日射量の3変数からなる重回帰推定が最も高精度になることを明らかとした。 (4)この結果、季節および往航・復航による違いは見られるが、一航海にて30~50%の期間にて汗ぬれが生じうる結果となり、特に温度変化が著しく発生するスエ ズ運河~地中海を境界とした欧州前後で結露現象が顕著となりうるものと考えている。
著者
笠原 秀夫
出版者
公益財団法人 日本醸造協会
雑誌
日本釀造協會雜誌 (ISSN:0369416X)
巻号頁・発行日
vol.58, no.7, pp.583-586, 1963-07-15 (Released:2011-11-04)
参考文献数
7
被引用文献数
6 7
著者
藤原 秀夫
出版者
同志社大学
雑誌
社会科学 (ISSN:04196759)
巻号頁・発行日
no.92, pp.1-39, 2011

歴史的には信用創造・貨幣創造モデルは部分的なモデルとして確かに存在していたし、テキストにもしばしば現れるが、従来の信用創造および貨幣創造の説明の本質的な弱点は、この部分的モデルがマクロの同時決定モデル(一般均衡モデル)にどのように結合されるのかという点を、不均衡調整過程も含めて全面的に明らかにしていないということであった。部分的な信用創造・貨幣創造モデルをマクロ信用創造一般均衡モデルへと展開していく上で、歴史的にみて、重要な方法の1つは、フィッシャー=フリードマンの貨幣乗数の定式化であった。多くのモデルがこれを踏襲している。もう1つは、預金供給に関して、民間銀行部門の預金需要への受動的行動態度を仮定する方法である。いずれも、貨幣供給の構成要素である預金供給がマクロ経済でどのように決定されるのかが、核心的な論点である。本稿では、部分的な信用創造・貨幣創造モデルを一般均衡モデルへと展開していく上で、基本的には、上記の2つの方法を検討している。これらの方法によって、部分的な信用創造・貨幣創造モデルを一般均衡モデルへと整合的に展開することは十分に可能であったが、部分的な信用創造モデルが持つ本源的預金と派生預金の区別を重視した展開は、民間銀行部門の預金供給に関する受動的な行動態度を仮定するモデルであった。多くの論者が、一方では部分的な信用創造モデルでは本源的預金と派生預金を区別しながら、他方、一般均衡モデルでは、フィッシャー=フリードマンの定式化に従って、派生預金供給のみとして、その代替的な方法を試みないことは、整合的な議論であるとはいえない。
著者
菅野 正嗣 西田 竹志 宮原 秀夫
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 A (ISSN:03736091)
巻号頁・発行日
vol.J70-A, no.2, pp.278-288, 1987-02-25

地上回線と衛星回線とが結合された,大規模な地上/衛星系通信ネットワークシステムを設計するにあたって,従来様々な手法が提案されてきたが,これらの手法では対象とするネットワークの大きさや,設計時における制約条件が非常に限られていた.そのため,得られた解が現実性に乏しいという欠点を持っていた.そこで本論文では,制約条件としてネットワーク性能基準の他に,実際に構築する際に生ずる様々な制約条件をも考慮して,構築費用が最小となるネットワークシステム形態を発見的手法によって得るためのアルゴリズムを提案した.更に,このアルゴリズムによって実際にネットワークシステムを設計し,アルゴリズムの妥当性を示した.また,得られたネットワークシステムにおいて,トラヒック量が増加したり,地上局や地上回線などのネットワーク構成要素の費用が低下した場合,どのようにネットワーク形態を変更すべきかを示した.
著者
松岡 猛 栗原 秀夫 末藤 晴子 三浦 裕仁 日下部 裕子 穐山 浩 合田 幸広 一色 賢司 豊田 正武 日野 明寛
出版者
[日本食品衛生学会]
雑誌
食品衛生学雑誌 (ISSN:00156426)
巻号頁・発行日
vol.42, no.3, pp.197-201, 2001-06-25
参考文献数
10
被引用文献数
4 30

現在我が国で,食品及び飼料として安全性の確認されていない遺伝子組換えトウモロコシCBH351系統を特異的に検知するプライマーを開発し,PCR条件を設計した.PCR用プライマーは,2又は3生物種由来のDNA配列部分を増幅するように設計し,安全性が確認されている他の遺伝子組換えトウモロコシ,ダイズ,コメ,コムギ,オオムギに対して偽陽性がなく,特異的な検知を行うことができた.検知下限を調べるため,CBH351粉末とnon-GMトウモロコシ粉末の混合試料を調製し,DNAを抽出後,PCRを行った.その結果,CBH351を0.05~0.1%混合したものまで検知可能であった.
著者
笠原 秀夫
出版者
公益財団法人 日本醸造協会
雑誌
日本釀造協會雜誌 (ISSN:0369416X)
巻号頁・発行日
vol.68, no.9, pp.659-661, 1973-09-15 (Released:2011-11-04)

きょうかい清酒酵母の生立ち, 特長, 使い方について簡明にまとめている。また種菌の保存, 種菌からスタートしてアンプル詰めにするまで, その後の検査を含めて酵母製造の道程は長く純粋培養の責務の重いことが窺われる。開発の問題では酒質に個性のある優良酵母の探究がとりあげられている。
著者
若宮 直紀 村田 正幸 宮原 秀夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SSE, 交換システム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.99, no.428, pp.79-84, 1999-11-15
被引用文献数
5

通信品質保証のないインターネットにおいては,高品質な通信を求めるデータ系アプリケーションはTCPを,高速な通信を求める実時間型アプリケーションはUDPをそれぞれ利用するため,ネットワークにはTCP,UDPの異なるプロトコルが存在している.そのようなネットワークにおいては,動画像通信に代表されるマルチメディアアプリケーションの生成する大量のトラヒックがUDPによりなんの制御も行なわれないまま転送されるため,輻輳制御を行なうTCPの使用帯域を圧迫し極端な品質劣化を招く. そこで,本稿ではTCPと公平な動画像転送を実現するため,TCP-friendlyの概念を導入したレート制御を対象に,動画像転送への適用可能性や効果的な制御手法について検討した.動画像の品質を保ちつつ,TCPと公平な通信を実現するレート制御を行なうためには,(1)制御間隔を適切に設定し,(2)ネットワークの状態を推測し,(3)TCPのスループットを推定して(4)動画像データの生成レートを調整しなければならない.シミュレーションによる評価により,動画像をRTTの約32倍の制御間隔でTCPの推定レートにあわせてMPEG-2イントラスライス符号化して送出すれば,TCPとの公平性を実現しつつ,高品質な動画像転送が可能であることを明らかにした.
著者
岡本 道也 鎌原 淳三 植田 和憲 下條 真司 宮原 秀夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. B, 通信 (ISSN:13444697)
巻号頁・発行日
vol.85, no.8, pp.1269-1276, 2002-08-01
参考文献数
4
被引用文献数
11

短時間で概要を把握するための映像コンテンツとしてダイジェストがある.スポーツダイジェストの場合,試合のもつストーリーをダイジェストにおいてユーザに提示する必要がある.本研究ではスポーツの試合のストーリー決定に教師付き学習プログラムC4.5を利用し,決定したストーリーに対応するシナリオテンプレートを用いて,ダイジェストを自動的に生成する手法を提案する.また,本手法を野球に適用しシステムを実装した.このシステムを用いて実際に行われた試合のスポーツダイジェストを生成し,朝日放送による試合へのコメントと比較を行った.その結果,本システムによって生成されたスポーツダイジェストと朝日放送によるコメントとの間に多くの関連性が見られることがわかった.
著者
門林雄基 山口 英 宮原 秀夫
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.37, no.5, pp.822-829, 1996-05-15
被引用文献数
3

Internetが商用化され ネットワークに関する専門知識を持たない一般ユーザによる広域ネットワークの利用が進むにつれて セキュリティをはじめとする様々な問題が表面化している. 今日のInternetでは このような一般ユーザからのアクセスを支援する機構が求められている. 本論文では 広域ネットワークにおける資源アクセスの複雑な部分を隠蔽し LAN環境における資源と同様に簡単に扱うことを可能とする「アクセス装置」を提案する. NFSに基づく分散ファイルシステム上にアクセス装置を実現し 実装に基づいてアクセス装置の有効性を確認した.The commercialization of the Internet promoted the use of wide area networks by naive users without networking expertise, which exposed various problems, typically in the security aspects. In today's Internet, some mechanisms are needed to solve these problems by supporting naive users. This paper proposes "access engine", which hides complex access procedures in wide area networks, thereby enabling simple access to resources in wide area networks. We implemented access engine in our NFS-based distributed filesystem, through which we confirmed its effectiveness.
著者
藤田 靖征 村田 正幸 宮原 秀夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. B, 通信 (ISSN:13444697)
巻号頁・発行日
vol.82, no.3, pp.347-357, 1999-03-25
被引用文献数
11

近年インターネットユーザ数の急伸やマルチメディア化の進展により, インターネットプロバイダはインフラ整備の対応に追われている.品質の高いネットワークシステムを構築するためには, ネットワーク特性やWebサーバ特性を十分に把握したうえで, システム資源をバランス良く配備し, ボトルネックを解消していくことが重要である.本論文では,そのためにWebサーバに着目し,そのモデル化と性能評価を行う.まず, Webサーバの処理性能に関する基礎データをベンチマークによって収集した結果を示し, 特にWebサーバに対して要求されたドキュメントサイズがWebサーバの処理能力に与える影響を明らかにしている. 更に, 実験結果に基づいてWebサーバモデルを提案し, その妥当性の検証を行うとともにWebサーバの性能を明らかにしている.