著者
大塚 祐輔 毛利 公美 白石 善明 岩田 彰
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. LOIS, ライフインテリジェンスとオフィス情報システム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.114, no.500, pp.1-6, 2015-02-26

地域限定クーポンなどのエリア限定コンテンツを受信するノードから構成される無線ネットワークでは,アクセスポイントに直接通信ができないノードはデータを受信することができない.また,同一のデータを取得するときに遠方のサーバにノードが独立にアクセスするとアクセスとトラフィックの重複が発生する.前者はデータの要求と応答の中継をするマルチホップ機能でノードは受信可能となり,後者は重複を削減するキャッシュ機能によりトラフィックを削減できる.本稿では,これら二つの機能を持つ無線マルチホップキャッシュネットワークを検討している.交通シミュレータと連携したシミュレーションによりトラフィックが削減されることを示している.

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著者
大塚武松 編
出版者
日本史籍協会
巻号頁・発行日
vol.第一, 1931
著者
鈴木 武志 坂 文彦 渡辺 郁夫 井汲 芳夫 藤嶽 暢英 大塚 紘雄
出版者
JAPANESE SOCIETY OF REVEGETATION TECHNOLOGY
雑誌
日本緑化工学会誌 = Journal of the Japanese Society of Revegetation Technology (ISSN:09167439)
巻号頁・発行日
vol.35, no.2, pp.325-331, 2009-11-30
被引用文献数
1

石炭灰の発生量が増加傾向にある現在,その有効利用が一層求められている。石炭灰のうちクリンカアッシュ(以下CA と称す)は,フライアッシュと比較して粒径が粗く飛散のおそれもないため,土壌の代替としての大量利用が期待されるが,利用に際してはホウ素過剰障害の可能性が示唆されている。本研究では,CA を主材料とする緑化基盤で緑化樹木のポット試験を行い,CA の緑化基盤としての有効性を検討した。緑化基盤材料には,CA,真砂土,ピートモス(以下PM と称す)を用い,CA 試験区(CA とPM を混合)をCA 95 %区,CA 90 %区,CA 80 %区の3 区,対照として真砂土にPM を10% 混合したものを設定し,樹木は,アラカシ,ウバメガシ,シャリンバイ,トベラ,マテバシイの5 種を用いて,約7 ケ月間のポット試験を行った。<BR>作製した緑化基盤の化学性,物理性は対照区と比較して有意な差はほとんど無かった。また,国内の法律に照らし合わせると,これらの材料の重金属類濃度は安全であった。緑化樹木の生育に関しては,5 樹種とも,樹高(H),幹直径(D)から表されるD<SUP>2</SUP>H の試験期間中の生長率および試験終了時の新鮮重に,試験区間で有意な差はみられなかった。また,CA 試験区の樹木葉中ホウ素含量は,シャリンバイ以外の4 樹種で対照区に対して高い傾向を示したが,生育障害は確認されず,他の金属類に関しても異常な値は認められなかった。これらのことから,本研究に用いたCA を緑化基盤として大量利用することは十分可能であると考えられるが,実際の利用の段階では,CA ごとの性質の違いを検討していく必要がある。
著者
石井 亮 大塚 和弘 熊野 史朗 大和 淳司
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.57, no.4, pp.1116-1127, 2016-04-15

複数人対話において,これまで着目されていなかった参加者の頭部運動と次話者との関連性を明らかにし,頭部運動の情報を用いて誰が次話者になるかを予測するモデルを提案する.まず,4者の対話のデータ収録を行い,発話情報,および頭部計測センサから取得される頭部位置,回転角からなる頭部運動情報を含む会話コーパスを構築した.コーパスデータを用いて,現話者の発話末の頭部運動と話者交替の関連性を分析した結果,話者継続時と交替時で,現話者の頭部運動が異なることが示された.また,非話者の発話末の頭部運動と次話者の関連性を分析した結果,話者継続時の非話者,話者交替時の非次話者と次話者の3者間で,頭部運動の特徴が異なることが示された.分析で差が見られた現話者,非話者の頭部運動情報を用いて,話者継続と話者交替のどちらが起こるか,さらに,話者交替時に非話者の中で誰が次話者になるかを2段階で予測する次話者予測モデルを構築した.その予測精度の評価の結果,現話者と非話者の頭部運動情報が話者継続/交替の予測に有用であることが示唆された.また,非話者の頭部運動情報が話者交替時の次話者の予測に有用であることが示唆された.
著者
大塚 親哉
出版者
順天堂医学会
雑誌
順天堂医学 (ISSN:00226769)
巻号頁・発行日
vol.42, no.2, pp.182-190, 1996

終戦後間もない1947年から2年間, 第一次ベビーブームといわれた. 第二次ベビーブームは1971年からの3年間で, それ以降の出生数は減少の一途をたどり, 1995年の出生数は最盛期の4割強である119万人になってしまった. 小児科はその影響を受けることになる.1959年からの大学院を含めれば37年間, 1963年, 助手として勤務開始以来33年間, ベビーブームから少子時代への変遷の中に身を置き, 教育・診療・研究の日々を過ごした. 診療実績・研究成果, 思い出はさまざまであるが, 勤務開始以来の33年間を, 1) 紛争のdecade 2) 粛々のdecade 3) 浦安のdecadeの3つに分け, 私の感想と共に回顧したいと思う.
著者
大塚武松, 藤井甚太郎 編
出版者
日本史籍協会
巻号頁・発行日
vol.第7, 1935
著者
大塚 祐輔 横田 賀英子 小野 修一 和智 妙子 渡邉 和美
出版者
日本犯罪心理学会
雑誌
犯罪心理学研究 (ISSN:00177547)
巻号頁・発行日
vol.53, no.2, pp.1-15, 2016

<p>本研究では,文書を用いた恐喝事件に関する基礎的な知見を提供することを目的として,事件の類型化を行い,各類型と犯人特徴の関係について検討した。分析データとして用いたのは,2004年から2012年の間に全国のいずれかにおいて発生して解決した文書を用いた恐喝事件に関する情報である(<i>N</i>=414)。多重対応分析を行った結果,「匿名性の程度」と「罪悪感利用の程度」の2次元が見出された。次に,多重対応分析によって得られたオブジェクトスコアを基に階層的クラスター分析を行った結果,「匿名性低―罪悪感利用低群」,「匿名性低―罪悪感利用高群」,「匿名性高群」の3類型が見出された。類型と犯人特徴の関連について分析したところ,「匿名性低―罪悪感利用低群」は20代以下の犯人が多く,友人・知人を犯行対象としていること,「匿名性低―罪悪感利用高群」は怨恨・憤まんを動機として,配偶者・恋人や情交関係にあった者を犯行対象にしていること,「匿名性高群」は50代または60代以上の犯人が多く,生活費・借金苦を動機として会社等に対する恐喝を行っていることが示された。</p>
著者
小菅 勝典 浜田 善久 大塚 良平
出版者
社団法人 日本セラミックス協会
雑誌
Journal of the Ceramic Society of Japan (日本セラミックス協会学術論文誌) (ISSN:09145400)
巻号頁・発行日
vol.99, no.1148, pp.282-285, 1991-04-01 (Released:2010-08-06)
参考文献数
11

This study was undertaken to obtain kaolinite from serpentinite by treating with AlCl3 solution under various hydrothermal conditions. The serpentinite used as a starting material was from Hidaka district, Kochi Pref. Magnetite included was removed by wet magnetic separation after crushing under 280mesh. Then, 0.4g of the purified serpentinite was sealed in an ample together with AlCl3 solution and heated in an autoclave above 150°C. When this material was treated with 0.5-1.0mol/l AlCl3 solution at 200° and 245°C for 48h boehmite and/or Al24O11(OH)44Cl6 were formed together with kaolinite. Treatment with 0.5mol/l AlCl3 solution yielded only boehmite in addition to kaolinite. To prevent the formation of boehmite, mixed solutions of AlCl3 and HCl were used. When the concentrations of AlCl3 and HCl were 0.5 and 0.3mol/l, respectively, white kaolinite with low crystallinity was obtained at 245°C for 48h or 200°C for 65h. It was found that metallic elements except Si was exracted completely from the starting material into the solutions. About 98% of Si in the starting material was converted to kaolinite. The experimental results indicate that the transformation from serpentine to kaolinite proceeds at low reaction temperature in a short duration. This is presumably because the kaolinization of serpentine proceeds topotaxially as a consequence of virtually indentical crystal structure of serpentine and kaolinite.
著者
鵜飼 重治 大貫 惣明 大塚 智史 皆藤 威二
出版者
北海道大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2007

9CrODSフェライト鋼は硬質相である残留フェライト相を含有する酸化物分散強化複合材料である。残留フェライト相の生成は酸化物粒子によるα/γ異相界面のピン止め作用に因ること、また残留フェライト相の硬質化は酸化物粒子の母相との整合性維持によるナノ粒子化に起因することを明らかにした。熱間圧延により焼戻しマルテンサイト相の一部をフェライト相に変態させることにより、高温強度と延性が著しく向上することを発見し、新たな先進ODS複合材料の製造プロセスを提示した。
著者
浅川 直之 大塚 純 角 将一 水谷 立美 吉澤 和彦 古田 富雄 松本 常男 栗田 晃伸 鈴木 勝也 鈴木 倫 小林 稔秀 金子 公幸 船橋 英行 兼田 憲昌 加藤 幾雄 内田 和美
出版者
日本毒性学会
雑誌
日本トキシコロジー学会学術年会 第37回日本トキシコロジー学会学術年会
巻号頁・発行日
pp.260, 2010 (Released:2010-08-18)

【目的】ペントバルビタール(PB)ナトリウム製剤は実験動物の全身麻酔薬として広く使用されている。我々はヒト・動物用医薬品であ るネンブタール注射液(NT)を繁用していたが,近年,販売中止となったことから,動物用医薬品であるソムノペンチル(SP)を使用す ることとした。しかし,NTとSPでは成分含量や添加物が異なること,これまでNTを用いたマウスの麻酔において,成書で謳われて いる至適投与用量(saline希釈,50 mg/kg,腹腔内投与)を投与しても十分な麻酔効果が得られない個体が出現することから,SPの使 用に先立ち,マウスにおけるSPの最適な麻酔法を確立するため,まず麻酔用量の検討を行った。さらに,マウスでは製剤を希釈して 投与する必要があることから,希釈溶媒をsalineからNTおよびSPの添加物であるEtOH(10%)に変更して比較検討を行った。また, 上記検討において得られた最適な麻酔用量を用いて,希釈溶媒による麻酔効果の差を体内動態の面から解析した。 【方法】10%EtOHまたはsalineで希釈した各用量(50.5,64.8および84.3 mg/kg)のSPを8週齢のCrlj:CD1(ICR)マウスに腹腔内投与 し,麻酔深度の判定基準に従って麻酔効果を比較した。また,最適な麻酔用量(salineまたは10%EtOH希釈)での血漿中および脳中PB 濃度をHPLCを用いて測定し,薬物動態学的解析を行った。 【結果および考察】10%EtOHで希釈したSP 64.8 mg/kgを腹腔内投与する麻酔条件がその効果の確実性,持続性の面から最適であっ た。また,64.8 mg/kgでは,脳のT1/2(消失半減期),AUC(濃度-時間曲線下面積)およびMRT(平均滞留時間)はsaline希釈と比べて 10%EtOH希釈で高値傾向を示したが,血漿中濃度推移は顕著な差が認められなかった。このことから,マウスでのSP投与では,希 釈溶媒がPBの脳移行性に影響を与え,10%EtOHはsalineよりもSPの麻酔効果を増強させることが明らかとなった。