著者
大塚 正之 井出 祥子 岡 智之 櫻井 千佳子 河野 秀樹 Hanks William. F.
出版者
早稲田大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2014-04-01

本研究では、主客非分離、自他非分離の場の理論に基づき、言語及び非言語コミュニケーションが場の影響を深く受けていること、日本語は、場の影響が大きく場内在的な言語であり、英語は場の影響が小さく場外在的な言語であり、それが日英翻訳を困難にしていることが明らかとなった。また日本語のコミュニケーションでは、複雑系における自己組織化現象が多く起きていること、当初場の影響を強く受けて活格、能格であった言語が場の影響が小さくなるに連れて対格言語化したこと、異文化コミュニケーションを行う上で、それぞれ文化が持っている場の違いがコミュニケーションの障害となっていることなどの点もある程度分かってきた。
著者
大塚 正博
出版者
Waseda University
巻号頁・発行日
2002-06

制度:新 ; 文部省報告番号:乙1713号 ; 学位の種類:博士(工学) ; 授与年月日:2002/6/20 ; 早大学位記番号:新3401 ; 理工学図書館請求番号:2725
著者
大塚 恭男
出版者
社団法人日本東洋医学会
雑誌
日本東洋醫學雜誌 (ISSN:02874857)
巻号頁・発行日
vol.47, no.1, pp.5-11, 1996-07-20

東洋医学が現代医療の中で再び注目を浴びるようになって久しい。 ここでは, 今日の東洋医学, 特に漢方の復興に関わった幾人かの先哲を簡単に紹介した。 時代に即応した東洋医学のあり方と考える一助となれば幸いである。
著者
藤田 淳 稲垣 恭孝 米井 嘉一 大塚 征爾 中澤 敦 塚田 信廣 鈴木 修 桐生 恭好 水野 嘉夫
出版者
The Japanese Society of Gastroenterology
雑誌
日本消化器病學會雜誌 = The Japanese journal of gastro-enterology (ISSN:04466586)
巻号頁・発行日
vol.97, no.4, pp.472-477, 2000-04-05
被引用文献数
2

症例は45歳男性の特発性ヘモクロマトーシス.皮膚色素沈着,糖尿病,肝線維化,下垂体性腺機能低下を呈しHLAはA11,A31(19),B46,B60(40),Cw1,Cw7でHFE遺伝子変異(C282Y,H63D)を認めなかった.更にHLAの記載のある本邦報告25例につき文献的に検討した結果欧米症例で高率なHLAA3,B7,B14の頻度は本邦症例では極めてまれであり人種差が認められた.
著者
宮崎 収兄 大塚 真吾 高久 雅生
出版者
千葉工業大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2009

フリーペーパーやテレビなど、身近なメディアからの情報をもとにインターネットへアクセスを行うユーザの行動解析や分析を行った。その結果から、ウェブ空間と実世界を動く人々の行動パターンを明らかにし、ウェブ空間における紙メディアなど実世界の影響力を分析することができた。
著者
大塚薬品工業株式会社開発研究部
出版者
日本農薬学会
雑誌
日本農薬学会誌 (ISSN:03851559)
巻号頁・発行日
vol.17, no.4, pp.S319-S321, 1992-11-20

ダイファシノン原体の急性毒性, 亜急性毒性は比較的高いが, 製剤は0.005%と非常に低い濃度であり, 急性経口LD_<50>はマウス, ラットとも5000mg/kg以上, ラットの急性経皮LD_<50>は2000mg/kg以上であることから, 人畜に急性毒性中毒の起こる危険性はきわめて低い.ダイファシノン0.1%中間体の眼刺激性はきわめて軽度で, 0.005%製剤の皮膚一次刺激性, 皮膚感作性ともに陰性であった.変異原性に関しては復帰変異原性試験, DNA修復試験ともに陰性であった.ダイファシノンは抗血液凝固剤であり, 0.005%というきわめて低濃度で使用され, 連日摂取することにより毒性が発現すること, さらにビタミンK_1という解毒剤が確立していることから, 定められた使用基準を遵守すれば安全性を確保できる有用な殺そ剤であるといえる.
著者
山城 雄一郎 大塚 宜一 永田 智 清水 俊明
出版者
順天堂大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2001

インフォームド・コンセントの得られた川崎病患児14例中9例の小腸粘膜から,患児末梢血単核球を有意に刺激する4種のグラム陰性桿菌,3種のグラム陽性球菌,3種のグラム陰性球菌を検出した.このうち患児2例からはスーパー抗原活性を有するS.aureusが検出された.また検出された細菌のうち1種は偏性嫌気性菌で通常の咽頭/後鼻腔,便培養では得られない細菌群であった.これらの培養上清を同一患児血清と反応させ,Western blottingにより反応した蛋白成分をIgG抗体を用いて検出した.その結果,9例全例からγグロブリン投与前の血清で検出されなかった各細菌の産生物に対するIgG抗体が投与後の血清にて検出されていた.以上より,小腸粘膜から検出された細菌の産生物が,患児単核球を増殖させ,何らかの免疫学的活性をもたらしていること,しかもその細菌産生物の産生時期は川崎病急性期であること,γグロブリンによりその中和抗体が供給されたことより,川崎病が治癒を迎えた可能性が大きいことが推測され,これら細菌産生物が川崎痛の原因物質であることを強く示唆する結果と考えられた.これらのうち2例から得られた56kDa,47kDa,37kDaの3種のバンドについてのみアミノ酸分析が行い得たが,これらはいずれも細菌の内因性蛋白であった.以上のことから,川崎病の病原菌は単一なものではなく極めてheterogeneousなものであることが推察された.
著者
齋藤 智之 石川 裕 Gerofi Balazs 三好 建正 大塚 成徳 富田 浩文 西澤 誠也 八代 尚
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)
巻号頁・発行日
vol.2014, no.2, pp.1-6, 2014-02-24

実時間ゲリラ豪雨予測システムを実現するために,100 ケースの 30 秒アンサンブル気象シミュレーション結果と 30 秒毎の最新気象観測データを同化し,その結果から 30 分後の気象予測をする.将来の並列計算機において,5000 プロセスから構成される気象シミュレーションジョブと 5000 プロセスから構成されるデータ同化ジョブの間でデータ転送が行われると見積もっている.ファイル渡しによる非効率なデータ転送ではなく,ファイル I/O API を維持しながら 2 つのジョブのプロセス間で効率の良いデータ転送を提供する File I/O Arbitrator を提案する.We are designing and developing an innovative real-time severe weather forecasting system that updates 30 minute later severe weather conditions every 30 second. In this system, the results of 100 cases of 30 second ensemble numerical weather simulations and observational data obtained by modern weather equipment's are assimilated every 30 minute, and 30-second weather prediction is performed using the assimilated data. In a next generation supercomputer we assume, it is estimated that data are transferred between 100 case ensemble simulations running on 5000 processes and an assimilation job running on 5000 processes in order to meet required realtimeness in terms of computation. Shortening the execution time of simulations and assimilation, the execution time of transferring data via files becomes bottleneck. In this paper, efficient data transfer middleware called file I/O arbitrator is proposed in order to eliminate exchanging files.
著者
西 満正 長野 稔一 大塚 直純 吉井 紘興 石沢 隆 山本 四郎 黒木 克郎 大山 満 渡辺 研之
出版者
一般社団法人日本消化器外科学会
雑誌
日本消化器外科学会雑誌 (ISSN:03869768)
巻号頁・発行日
vol.8, no.3, pp.259-264, 1975-05

大腸にはポリープが多い. しかも癌との区別が困難なもの, 多発するものが多い. これらの処置については外科医がしばしば悩まされている. 大腸のポリープと癌には疫学や腫瘍発生学の面からも興味のつきない点が多々ある. 今回われわれは入院手術症例, 直腸鏡集検例, 大腸ポリポージス症例, ソテツ毒による大腸発癌実験例などについて検討した. 私はポリープの癌化率をうんぬんする前にポリープの種類をよく知ること, 癌の判定基準を明らかにすること, 何よりもポリープを慎重に取り扱うことを強調したい.
著者
大塚 智子 隋 偉寧 山成 實
出版者
一般社団法人日本建築学会
雑誌
学術講演梗概集. C-1, 構造III, 木質構造, 鉄骨構造, 鉄骨鉄筋コンクリート構造 (ISSN:1341447X)
巻号頁・発行日
vol.2008, pp.1017-1018, 2008-07-20

本報告は、円形鋼管柱・H形鋼梁を用いた外ダイアフラム柱梁接合部を重層骨組のエネルギー吸収要素と捉え、その設計要件について静的骨組解析結果から得た知見を報告する。
著者
リム アンジェリカ 水本 武志 大塚琢馬 古谷 ルイ賢造カイエ 尾形 哲也 奥乃 博
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.52, no.12, pp.3599-3610, 2011-12-15

聞く,見るは,共演者が仲間の演奏者とテンポを合わせて演奏するために重要なスキルである.画像キュー(cue,合図)を検知し,他の演奏者に耳を傾けることによって,演奏者はいっせいに演奏を始め,テンポの緩急の合図に合わせ,さらに,いっせいに演奏を終えることができる.本稿では,人間のフルート奏者がアンサンブルリーダを担い,ロボットは伴奏者として人間の演奏に追従する問題を扱う.まず,フルート奏者の3種類のジェスチャを提案し,画像キューによる認識,音響ビートと画像キューとの統合によるテンポ推定について述べ,テルミン演奏共演ロボットのジェスチャ認識について報告する.初期実験で3タイプの画像キューが83%以上で検出できること,また,画像キューと音響ビート検出とを組み合わせることにより,テンポ検出が0.5秒以内に行えればビート追跡が安定することが分かった.この結果,フルート奏者の指示に合わせて共演者音楽ロボットがテルミンを演奏し,歌を歌うことが可能となった.Listening and watching are important skills for co-players to play in time with fellow musicians. By detecting visual cues and listening to other players, musicians can start together, stop together, and follow a leader's visual cues of changes in tempo. In this paper, we formalize three visual cues for the case of flutists, and describe how our thereminist robot co-player system detects them. Initial experiments show over 83% detection rates for our 3 types of visual cues. Additionally, by coupling visual cues and acoustic beat detection, the robot can extract a tempo in half a second. The resulting robot co-player can play theremin and sing a song with the lead of a human flutist.
著者
大塚 裕子 藤倉 仁
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.28, 2014

物語自動生成のために必要な文体特徴、文章構造、物語展開のパタンなどの知識について、複数の代表的なショートショート作家の作品を対象に、情報を整理・分析し、ショートショート作品の特徴を明らかにする。とくに、星新一に焦点を当て、他の作家作品との類似点、相違点を明らかにする。
著者
大塚 基 加藤 直樹
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
no.16, pp.94-97, 2000-11-11

可児市では「しなやかで魅力あふれる情報交流都市」という地域像を実現するために市民主体の情報環境の整備に取り組んでいる.そのための一つのコミュニケーションツールとして,ケーブルテレビを光・同軸ハイブリットとし,市全域を網羅した双方向ネットワーク(コミュニティネットかに)を構築している.このネットワークを活用することで,小中学校と教育研究所,社会教育関係の施設,その他市内の公共施設・機関などが連携し,情報交流を行いながら地域社会の中で学校教育を推進していくことが求められている.小学校における授業実践事例をもとに,学習指導における地域の通信ネットワークの利用方法や授業構成のあり方等について提案する.
著者
大塚 淳史
巻号頁・発行日
2013

筑波大学修士 (情報学) 学位論文・平成25年3月25日授与 (30957号)
著者
鳥越 兼治 富川 光 大塚 攻
出版者
広島大学大学院教育学研究科附属教育実践総合センター
雑誌
学校教育実践学研究 (ISSN:1341111X)
巻号頁・発行日
vol.19, pp.271-277, 2013

The on-site training for high-school students in the Takehara Marine Science Station of Hiroshima University roused their interest of the sea. Especially, anatomy of fishes, animal collections from the uninhabited island, and generating experiment of sea urchin were the most popular among students. As a result of this training, understanding and the interest of marine organisms and environments in almost all students have increased, so the on-site training might be effective in the prevention of high school student's losing interests in science.
著者
大塚 邦明
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.86, no.5, pp.648-658, 2006-08-20

この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。研究会報告