著者
瀬崎 啓次郎 小林 弘
出版者
日本水産學會
雑誌
日本水産學會誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.44, no.8, pp.851-854, 1978-08 (Released:2011-03-05)
著者
橋本 樹明 澤井 秀次郎 斎藤 芳隆 稲富 裕光 石川 毅彦 小林 弘明 坂井 真一郎 山川 宏 吉光 徹雄 斎藤 芳隆 石川 毅彦 稲富 裕光 澤井 秀次郎 坂井 真一郎 吉光 徹雄 小林 弘明 藤田 和央 坂東 信尚 山川 宏
出版者
独立行政法人宇宙航空研究開発機構
雑誌
学術創成研究費
巻号頁・発行日
2004

数十秒間の微小重力環境を中程度のコストで実現する手段として、高高度気球から微小重力実験装置を落下させ、自由落下中に微小重力実験を実施するシステムを開発した。飛翔実験にて10^<-4>G以下の微小重力環境を約35秒間実現し、今後の定常的運用に目処を立てた。
著者
小林 弘 中野 和枝 中村 守純
出版者
公益社団法人 日本水産学会
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.43, no.1, pp.31-37, 1977-01-25 (Released:2008-02-29)
参考文献数
8
被引用文献数
20 24

The ginbunas (Carassius auratus langsdorfii) captured in the Kanto district were exclusively females, and the majority of them showed the triploid chromosome number of 156. A few individuals, however, contained 206 instead of 156 chromosomes in the same district. In this connection, we re-examined the chromosomes of ginbunas collected from Chiba prefecture, using scale epithelial cell cultures and have been able to demonstrate a consistent karyotype in ginbunas with 206 chromosomes; they consisted of 22 pairs of metacentrics, 41 pairs of submetacentrics and 40 pairs of acrocentrics. Consequently, these female ginbunas appeared to represent the 4n lineage. In order to find out th productive system of the 4n ginbuna, a cross breeding between a female ginbuna (4n) and a male kinbuna (2n) collected from Kasumigaura was made in a series of this study. The development of the cross-bred eggs was normal, and the larvae grew up normaly. All the grown up offsprings were females and similar to the maternal ginbun in their body shape. Chromosome preparations in the offsprings were made from short term lymphocyte cultures obtained from renal tissues. The results of chromosome counts in 6 offsprings examined revealed the modal chromosome number of 206. Comparing the karyotypes of the offsprings with that of the maternal 4n ginbuna, we could not find out any difference among their chromosome constitutions, so far as the morphological analysis is concerned. Based on the present findings, the most likely explanation would be that the production of the 4n offsprings by a hybrid cross, 4n ginbuna×2n kinbuna, might have arisen by gynogenesis, as has already been pointed out for the production of 3n ginbunas by the authors.
著者
桑原 博道 墨岡 亮 新井 一 小林 弘幸
出版者
一般社団法人日本脳神経外科コングレス
雑誌
脳神経外科ジャーナル (ISSN:0917950X)
巻号頁・発行日
vol.20, no.4, pp.278-288, 2011-04-20 (Released:2017-06-02)
参考文献数
6
被引用文献数
2 2

本邦における脳神経外科領域の医療裁判例30を分析した.裁判上の争点は,いくつかに類型化されるが,このうち説明義務違反に関しては,他の争点に比して肯定されやすい傾向にあった.低侵襲治療もすでに裁判の対象となっており,低侵襲であることのメリットを過度に強調するかのような説明には注意が必要である.判決言渡しまでの期間は大幅に短縮されているが,脳神経外科医などの外科医にとって,裁判を起こされること自体が精神的苦痛であることに変わりはない.また,手技ミスなど,手術に関係する過失を理由とする裁判の増加は,外科手術施行の萎縮,ひいては外科医希望者の減少につながる.そこで,脳神経外科などの外科領域においても,産科領域と同様の無過失補償制度を導入することも考慮に値する.ただし,補償額を算定するにあたって,原疾患や術式の難易をどのように考慮するかが,大きな課題である.
著者
墨岡 亮 桑原 博道 小林 弘幸
出版者
公益財団法人 日本心臓財団
雑誌
心臓 (ISSN:05864488)
巻号頁・発行日
vol.43, no.9, pp.1183-1195, 2011 (Released:2013-01-19)
参考文献数
6
被引用文献数
1

肺血栓塞栓症は, 近年, 認知度が上昇し, 急死の転帰をたどることも多く, 訴訟リスクが高まっているものと考えられる. そこで, 肺血栓塞栓症が裁判上どのような点で問題となっているのか, 検索し得た40例の裁判例(36事例)を検証した.請求棄却判決は22例で, 一部認容判決が18例. 主な診療科は, 循環器科(7事例), 産婦人科(7事例9裁判例), 整形外科(6事例)で, 3診療科で約半数を占めた. 循環器科は, 2004年の判決以降に問題となっていた. 産婦人科では, 5事例6裁判例で, 医療機関側から, 急変した原因が肺血栓塞栓症であるとの主張がなされていた. 整形外科では, いずれの事例も下肢受傷例であった. 争点となったのは, 死因·原因(17事例20裁判例), 予防措置(16事例17裁判例), 診断の遅れ(16事例17裁判例), 救命措置(9事例10裁判例)であった. 2004年以降, 予防, 診断の遅れ, 救命措置に過失があったことを理由とした請求認容判決が7例存在した. また, 2004年以降の判決ではガイドラインに触れられているものがあった. 死因·原因などに関して, 8事例10裁判例で, 医療機関側から, 原因が肺血栓塞栓症であったことを, 過失や救命可能性を否定する根拠として主張していることが特徴であった.医療トラブル防止には, 個々の医師の対応だけでは限界があり, 肺血栓塞栓症の特質について, 患者および社会一般の理解を得る必要がある.
著者
沖田 一彦 小林 弘基 星野 晋
出版者
理学療法科学学会
雑誌
理学療法科学 (ISSN:13411667)
巻号頁・発行日
vol.19, no.1, pp.61-65, 2004 (Released:2004-04-08)
参考文献数
6

代替医療を利用し運動療法に対するコンプライアンスの低さが問題となった症例に対し,インタビューを実施してその理由を質的に分析した。症例は,62歳の左下腿開放性骨折の男性であった。手術後,理学療法室での積極的な運動療法が開始されたが,担当理学療法士の指示を守らず自己流の運動を行なう,院内において民間療法である軟膏を利用するなどが問題となった。非構造化インタビューの結果,患者には,軟膏の効果に関する言説をもとに,それを塗ることで生じる皮膚の変調と症状の軽減とを因果的に結びつけて考える認知構造が存在していると考えられた。代替療法の利用は医療全体の問題となっているが,そのような患者の行動の背景には,感覚,意味付け,身体イメージの形成をキーワードとした認知機構が横たわっていると考えられた。
著者
小林 弘和 北野 正雄
出版者
一般社団法人 日本物理学会
雑誌
大学の物理教育 (ISSN:1340993X)
巻号頁・発行日
vol.21, no.3, pp.130-134, 2015
著者
小林 弘
出版者
英米文化学会
雑誌
現代英米文化 (ISSN:24330728)
巻号頁・発行日
vol.18, pp.115-133, 1988-03-12 (Released:2017-09-07)

In legal theory, law cannot be deduced from right. T. Hobbes may have known this. In Leviathan, however, he draws natural law out of natural right, which makes his political theory complicated. How can we interpret the relation of natural law to natural right in Hobbes? Natural right is definitively considered. What Hobbes calls natural right corresponds to man's behavior in the state of nature. According to his political theory, he defines natural law as the dicates of reason. What he calls reason is deliberation in man7s behavior. Thus, the present author could regard man's behavior as a key to the explanation for Hobbes's concept of natural law and natural right. By mean of the key, the question was worked out whether natural law can be decduced from natural right or not.
著者
小島 孝之 小林 弘明
出版者
一般社団法人 日本航空宇宙学会
雑誌
宇宙技術 (ISSN:13473832)
巻号頁・発行日
vol.4, pp.35-42, 2005 (Released:2006-01-06)
参考文献数
17
被引用文献数
4 1

パルスデトネーションエンジンを航空宇宙用空気吸い込み式推進機関へ利用することを想定し,空気吸い込み式PDEの推力性能を見積もった.PDEは,供給圧が外気圧(大気圧)まで膨張するため,高空で作動する場合,推重比が低下する.この推力低下を軽減するため,新概念PDEを提案した.PDEの出口に高速開閉弁を設け,燃料充填時に弁を閉じることにより,高速飛行時のラム圧力をPDEの推力に有効に利用する.さらに,インテーク捕獲流を燃料を利用して予冷却することにより,エンジン飛行可能領域がM0.5上昇する.これらのシステム解析の結果を踏まえ,PDRJE(Pulse Detonation Ramjet Engine)を提案した.さらに,PDEの基本的な推進性能について調査することを目的として,水素・酸素PDEの燃焼実験を実施した.PDE燃焼器に作用する熱流束は5kW/m2/Hzであった.
著者
米山 一人 大場 良市 清水 宏 小林 弘孝
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.24, pp.21-25, 2000
被引用文献数
1

DVD-RAM(8cm)を記録メディアとして採用した、光ディスクカメラを開発した。ディスクというメディアの利点を活かし、上書きの失敗や、画質の劣化と言った不安をなくし、更にDVDフォーラムで規格化したRTR規格に準拠したフォーマットによる録画データは、4.7GB DVD-RAMドライブを搭載したパソコンによる操作や、次世代のDVDプレイヤでの再生が可能となる。ディスクナビゲーションによる、サムネイル表示と選択して手軽に再生が可能となっている。今回は、ディスクナビゲーションのGUI開発について報告する。
著者
錦見 俊徳 小林 弘明 山田 浩史 石田 亮 山内 裕士 服部 恭介 浅野 彰之
出版者
日本泌尿器内視鏡学会
雑誌
Japanese Journal of Endourology (ISSN:21861889)
巻号頁・発行日
vol.32, no.1, pp.120-124, 2019 (Released:2019-07-27)
参考文献数
7

【目的】ロボット支援下前立腺全摘術 (RARP) は本邦でも広く行われている. 近年では泌尿器科専門医取得前であっても一定の条件下であればRARPを施行することが可能となり, RARPで初めて前立腺全摘術を経験する術者も増えている. 初心者の場合, 膀胱頸部離断の際に前立腺に切り込んだり, 膀胱を大きく開放することがあり, また精嚢剥離の際には精嚢の同定が困難で間違った方向へ剥離を進めると直腸損傷のリスクもある. 初心者にとって比較的難しいとされる膀胱頸部離断および精嚢剥離時に術中ロボット用エコーが有用であったので報告する. 【方法】膀胱頸部離断, 精嚢剥離の操作前に術中エコー (術中用リニア探触子) を使用して部位確認を行う. 【結果】膀胱頸部離断ではエコーで尿道カテーテルや前立腺を確認し, 離断部位の同定が可能であった. 精嚢剥離の場面でもエコーで精嚢の位置を確認することで安全に剥離が可能であった. 【結論】RARP初心者にとってしばしば難関とされる膀胱頸部離断, 精嚢剥離の場面で術中ロボット用エコーの使用は有用であると考えられた. 初心者はもちろんのこと, 比較的慣れた術者であっても前立腺が膀胱に突出した症例や精嚢および精管膨大部が見つかりにくい症例において効果的であると考えられる.
著者
山原 条二 木谷 哲也 小林 弘美 河原 有三
出版者
公益社団法人日本薬学会
雑誌
薬学雑誌 (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
vol.110, no.12, pp.p932-935, 1990-12
被引用文献数
6

During screening for the development of drugs from natural products, methanolic extract of tuber of Stachys sieboldii MIQ. (Labiatae) significantly inhibited the lethal induced by KCN in mice. The methanolic extract was fractionated by column chromatography to identify the active constituents. Acteoside and stachysoside C, phenylethanoid glycoside, have a significant effect on the KCN-induced anoxia model.
著者
小野 真一 伊藤 芳久 石毛 久美子 井口 法男 小菅 康弘 浅見 覚 泉澤 恵 小林 弘子 林 宏行 鈴木 孝 岸川 幸生 畑 春実 小瀬 英司 田畑 恵市
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
YAKUGAKU ZASSHI (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
vol.137, no.11, pp.1419-1423, 2017-11-01 (Released:2017-11-01)
参考文献数
16
被引用文献数
1 1

It has been recommended that active learning methods, such as team-based learning (TBL) and problem-based learning (PBL), be introduced into university classes by the Central Council for Education. As such, for the past 3 years, we have implemented TBL in a medical therapeutics course for 4-year students. Based upon our experience, TBL is characterized as follows: TBL needs fewer teachers than PBL to conduct a TBL module. TBL enables both students and teachers to recognize and confirm the learning results from preparation and reviewing. TBL grows students' responsibility for themselves and their teams, and likely facilitates learning activities through peer assessment.
著者
小林 弘典 藤本 三喜夫 中井 志郎 宮本 勝也 横山 雄二郎 坂下 吉弘
出版者
日本臨床外科学会
雑誌
日本臨床外科学会雑誌 = The journal of the Japan Surgical Association (ISSN:13452843)
巻号頁・発行日
vol.74, no.9, pp.2517-2521, 2013-09-25
参考文献数
16

症例は11歳の男児で,下腹部痛を主訴に受診した.腹部造影CTでSMV rotation signを認め,小腸は右側,結腸は左側に偏在しており,下腹部正中に腫大した虫垂を認めたため,腸回転異常症併存急性虫垂炎と診断し緊急手術を行った.全身麻酔下に臍切開単孔式手術を行い,マルチプルトロカール法にて5mmトロカールを2本穿刺した.腹腔内を観察しnonrotation typeの腸回転異常症であることおよびLadd靱帯やpedicleなどの異常膜状構造物がないことを確認した.虫垂の同定は容易であり,トロカール穿刺間の筋膜を小切開し虫垂を引き出し直視下に虫垂切除を行った.腸回転異常症併存急性虫垂炎に対して腹腔鏡手術を施行した症例の報告はまれであり,腸回転異常症併存急性虫垂炎に対する単孔式腹腔鏡補助下手術の有用性を若干の文献的考察を加え報告する.