著者
庄司 達也 山岸 郁子 中澤 弥 須藤 宏明 山口 直孝 平野 晶子 掛野 剛史 須藤 宏明 中沢 弥 平野 晶子 山口 直孝 和泉 司 杉山 欣也 松村 良
出版者
東京成徳大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2007

研究活動は、合計13回に及んだ勉強会の開催と、関西地方を中心とした実地踏査を2本の柱として展開した。また、本研究課題が対象とした改造社を取り上げ活動する他の研究グループとの連携を進め、情報交換や合同研究会の開催を行うなどした。これらにより、短期間に全国で斉に行われた宣伝活動の実態を広く把握することができ、改造社のみではない、他の出版社による同様の活動に対する広範な情報の収集とその分析の必要性を明らかにした。また、関連する資料の収集により、以後に反復される同種の出版企画についての考察を深めた。
著者
佐藤 貢 山岸 久雄 加藤 泰男 西野 正徳
出版者
国立極地研究所
雑誌
南極資料 (ISSN:00857289)
巻号頁・発行日
vol.36, no.2, pp.251-267, 1992-07
被引用文献数
1

高エネルギー粒子の降下による銀河電波雑音の電離層吸収(CNA)を測定するリオメーターは, 粒子降下領域の空間構造を求めるため, 二次元高空間分解能化への試みがなされ, イメージングリオメーターが開発された。これまでのイメージングリオメーターによるCNA観測は, 観測データを大容量MTやディスクに取り込み, ある一定期間観測後, 持ち帰り, 大型計算機処理により背景となる銀河電波雑音の静穏時の日変化曲線(QDC)を求めて, その差から真の吸収量を導き出し画像化している。本論文のイメージングリオメーター吸収画像QLシステムは, データ収集と画像化処理にパーソナルコンピューターを用いて, あらかじめ観測した十数日間のデータから1日分のQDCデータを作成し, 以後の観測では, データ収集と同時にそのQDCデータを恒星時補正して参照し, 観測データとQDCデータの比を演算する処理を行い, 吸収領域の吸収量及び形状の時間的変動の二次元カラーイメージを実時間で表示することが可能である。これにより, 観測現場で, オーロラTV観測による映像と二次元CNA画像を実時間で比較することができる。
著者
土井 まつ子 八島 妙子 中川 善之 脇本 寛子 篠田 かおる 高橋 知子 近藤 陽子 三善 郁代 三鴨 廣繁 仲井 美由紀 山岸 由佳 根子 亜弓
出版者
愛知医科大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2008

本研究で作成した感染対策支援プログラムを使用して、中小規模の病院5施設と老人保健施設2施設及び軽費老人ホーム1施設の計8施設に対して、感染対策の向上を目指し、1年間の支援を実施した。支援終了後に、支援中の記録、視察、質問紙調査、環境調査の結果を分析し、支援の効果を検討した。その結果、感染対策チームや感染対策マニュアルが整備され、全ての施設において組織横断的な感染対策活動が進展した。
著者
山岸 明子
出版者
順天堂大学
雑誌
医療看護研究 (ISSN:13498630)
巻号頁・発行日
vol.4, no.1, pp.95-101, 2008-03

本研究の目的は,劣悪な環境に長期間置かれて育ってきたにもかかわらず,それにめげずに立ち直った青年について,立ち直りを可能にした外的・内的要因を発達心理学の観点から検討することである。実母から苛酷な虐待を長期間受けながら立ち直ったDave Pelzer氏(「"it"と呼ばれた子」の著者)が書いた5冊の著書を用いて,なぜ彼が立ち直れたのか,何がそれを可能にしたのかについて分析を行った。その結果,まわりからのサポートを得られたこと,本人が心理的強さや肯定的な志向等のresilienceをもっていたこと,そしてサポートや状況要因と本人のもつ逆境に耐えうる資質がうまくかみ合って,マイナス要因を補強しプラス方向に導いたことが示された。また自分の経験を振り返り著書にまとめたり講演をする中で,sense of coherenceをもつようになっていった可能性も示された。更に彼がもつ強さの源はどこにあるのかについても検討を行い,生得的なものもあると同時に虐待を受ける前の幼少期の経験が関連していること,Eriksonの第1,第2段階の発達課題をしっかり達成していたことが強さを培い,その後の劣悪な状況をくぐり抜けさせたことが示唆された。
著者
山岸 俊男
出版者
一橋大学
雑誌
一橋論叢 (ISSN:00182818)
巻号頁・発行日
vol.81, no.2, pp.181-197, 1979-02-01

論文タイプ||論説
著者
長野 秀樹 宝達 勉 土本 まゆみ 井出 誠弥 山上 正 山岸 郭郎 藤崎 優次郎
出版者
社団法人日本獣医学会
雑誌
日本獣医学雑誌 (ISSN:00215295)
巻号頁・発行日
vol.49, no.3, pp.491-497, 1987-06-15
被引用文献数
1

精製ウイルスをトライトンX-100で可溶化したものを抗原とするELISA法により中和試験でほとんど交差性がみられなかったB42株 (マサチューセッツ型), グレイ株 (デラウェア型) およびA5968株 (コネチカット型) の3株間に強い交差反応がみられた。ELISA法ではB42株は血清学的に相互に異なると思われている上記3株以外の8株と強く反応し, 鶏血清のB42株に対するELISA抗体価は中和抗体価と平行して推移した。
著者
中川 道夫 海老原 祐輔 江尻 全機 福田 真実 平田 憲司 門倉 昭 籠谷 正則 松坂 幸彦 村上 浩之 中村 智一 中村 康範 並木 道義 小野 孝 斎藤 芳隆 佐藤 夏雄 鈴木 裕武 友淵 義人 綱脇 恵章 内田 正美 山上 隆正 山岸 久雄 山本 幹生 山内 誠
出版者
宇宙航空研究開発機構
雑誌
宇宙航空研究開発機構研究開発報告 (ISSN:13491113)
巻号頁・発行日
vol.8, pp.75-90, 2009-02

オーロラX線イベントの2 次元イメージを得ることと,30keV から778keV の領域でエネルギースペクトルを得ることを目的として,大気球を編隊飛行させ観測を行うバルーンクラスター計画の下に,2003 年1 月13 日にPPB8 号機とPPB10 号機の2機が南極の昭和基地より放球された.両機は大気深さ9-12 g / cm^2を保ち,磁気緯度55°.5-66°.4 の範囲を飛翔し南極大陸を半周した.両機はフライト中に多くのオーロラX線イベントを観測した.特に,1月22 日から1 月25 日には,数例のイベントが両機で同じ時間帯に観測されている.2003 年1 月23 日には,始めに10 号機,218sec. の間隔をあけて8 号機でイベントが観測された.このとき8 号機は10 号機の西650km に位置していた.このことはオーロラX線源が速さ約3.0km / sec.で西に向かって移動していたことを示唆している.本論文では同じ時間帯に観測された,オーロラX線イベントについてその描像を述べる.
著者
山岸 良一 内田 茂 久我 新一
出版者
一般社団法人日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文報告集 (ISSN:09108017)
巻号頁・発行日
no.384, pp.27-35, 1988-02-28
被引用文献数
10

We examined 1) relations between complexity-order and subjects' evaluation of visual environments, and 2) physical causes of complexity and order by different 3 stages of experiment. In 1st experiment, we employed semantic differential method using 30 color-slide pictures of residential environment in order to examine the 1st purpose. In 2nd experiment, we used 30 pieces of abstract pictures. In 3rd experiment we used 27 series of VTR pictures of abstract models of street environments. Both 2nd and 3rd experiments aimed to obtain the physical causes of complexity and order. As the result of these experiments we found; 1) An orderly and complex environment obtained higher evaluation in a residential environment; 2) The measurement of complexity and order is relative to the measurement of information theory.
著者
山岸 史典 佐藤 真一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.207, pp.47-52, 2003-07-10
被引用文献数
3

ハードディスクに映像を録画するハードディスクビデオレコーダーが盛んに販売されるようになった現在、映像の取り扱いが急速に容易になってきている。ストレージ技術の進歩により、ごく近い将来に個人で数千時間を越える映像を蓄積可能となる。そのような状況下ではより高度な映像アーカイブの利用手法が切実に求められ、さまざまな観点からのアーカイブの構造化や映像データマイニングが盛んに行われるであろう。その手法として同一映像断片探索が有望であることを示すために、ニュース映像アーカイブに対して同一映像断片探索を行い、探索結果を閲覧、検討するためのニュース映像ブラウザを実装した。ニュース映像アーカイブ上での同一映像断片探索結果を例示しつつ、同一映像断片探索のアーカイブ構造化・データマイニングへの利用可能性を論じる。
著者
石田 修己 北沢 祥一 近藤 博司 末松 憲治 辻 幹男 山岸 明洋
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MW, マイクロ波 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.100, no.366, pp.85-92, 2000-10-13

2000年6月11日から16日まで米国ボストンで開催された2000年IEEE MTT-S国際マイクロ波シンポジウムの概要を報告する。今回のシンポジウムは、参加者、発表論文件数ともに昨年の記録を更新し、それぞれ12,500人以上、518件に達した。シンポジウムで発表された内容は、増幅器、発振器、コンバータおよび制御回路、受動回路、電磁界解析の分野に大別し、会議に出席した専門家が概要をまとめている。