著者
高木 信二 山岸 順一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告音声言語情報処理(SLP)
巻号頁・発行日
vol.2015, no.2, pp.1-6, 2015-02-20

近年,Deep Neural Network (DNN) を用いた手法が様々な分野で高い性能を示しており,統計的音声合成においても DNN を用いた手法が注目を集め,盛んに研究されている.従来,統計的音声合成システムでは音声特徴量の 1 つであるスペクトルは,低次元のスペクトルパラメータ (例えば,メルケプストラムや LSP) によって表現され,隠れマルコフモデル (Hidden Markov Model; HMM) や DNN によってモデル化される.本論文では,振幅スペクトルの微細な特徴を捉えるため,DNN の枠組みを用いて振幅スペクトルを直接モデル化することを検討する.本モデル化手法では,スペクトルパラメータ抽出器である Deep Auto-encoder と音響モデルのための DNN を連結し,テキストから得られた言語特徴量から振幅スペクトルを直接合成する巨大な DNN を構築する.分析再合成実験による Deep Auto-encoder を用いて抽出された低次元特徴量の評価,及び,テキスト音声合成実験による提案スペクトルモデリングの評価を行った.
著者
山岸 則夫 入江 陽一 能登 はる菜 浪岡 徹 岡田 啓司 大澤 健司 内藤 善久
出版者
日本家畜臨床学会 ・ 大動物臨床研究会
雑誌
日本家畜臨床学会誌 (ISSN:13468464)
巻号頁・発行日
vol.29, no.1, pp.16-19, 2006-06-10 (Released:2009-04-22)
参考文献数
13
被引用文献数
1 1

30日齢のホルスタイン種子牛1頭(雄)が、急性に落ち着きなく寝起きを繰り返し、起立時には腹部を蹴り上げるなどの疝痛症状を示した。排便量は少なく、腹部は進行性に膨満し振盪にて拍水音が聴取された。血液一般検査では、白血球数の著しい増加が顕著であった。腹部X線検査では、ガスが膨満しループ状になった小腸が腹腔内全域に観察された。右〓部切開による試験的開腹では、ガスで膨満した小腸が腹腔内に充満していた。触診にて腸問膜根の約180°反時計方向への捻転を確認し、これを用手的に整復した。術後、症例は速やかに回復した。
著者
青木 正和 片山 透 山岸 文雄 横田 総一郎 亀田 和彦 斎藤 肇 原 耕平 江崎 孝行 河合 忠 四元 秀毅 関口 進
出版者
一般社団法人 日本結核病学会
雑誌
結核 (ISSN:00229776)
巻号頁・発行日
vol.69, no.10, pp.593-605, 1994-10-15 (Released:2011-05-24)
参考文献数
8
被引用文献数
8

Recently, a new kit to detect and indentify mycobacteria in clinical specimens was developed by Japan Roche Co. Limited. The new method is based on amplification of DNA of mycobacteria in clinical specimens by PCR and hybridization of amplified DNA b. microwell plate hybridization method, which is the “AmplicorTM Mycobacteria, Roche. (AMP-M) ”. Cooperative study was organized with 15 tuberculosis hospitals and institu tions throughout Japan, and 349 clinical specimens from newly admitted tuberculosis patients and/or suspects were collected during July and August, 1993. All the specimens were examined by smear microscopy (Ziehl-Neelsen's staining), culture on Ogawa egg media, culture on variant 7H9 liquid media and by AMP-M. Excluding 25 specimens which had failed to identify the species of mycobacteria because of contamination, disability to multiply on the transplanted solid media and so on, the results of the examinations in 324 specimens consisting of 167 specimens from previously untreated cases and those of 157 specimens from previously treated cases were analysed. Main results obtained were as follows;1. Of 70 smear positive specimens from previously untreated cases, culture positive on Ogawa media and 7H9 media, and by AMP-M positive were 59 (84.3%), 61 (87.1%) and 66 (94.3%), respectively. Of 97 smear negative specimens, culture positive were 20 (20.6%), 22 (22.7%) and 27 (27.8%), respectively. The AMP-M showed the highest positive rate in both groups.2. The sensitivity and the specificity of AMP-M in previously untreated cases were calculated by assuming that positive on Ogawa and/or variant 7H9 media is “positive”. The sensitivity was 95.8% (68/71) and the specificity was 94.8% (91/96) for M. tuberculosis in previously untreated cases. The sensitivity and the specificity for M. avium and M. intracellulare were all 100%, although the numbers observed were small.3. So-called false positive of the AMP-M were observed in 5 cases out of 96 culture negatives on both Ogawa and variant 7H9 media. However, all 5 cases were positive by repeated AMP-M, 3 become culture positive later, and another 2 showed clinical findings consistent with tuberculosis. Hence, the authors considered that the false positive rate of the AMP-M method is to be very low in previously untreated cases.4. Of 86 smear positive cases with history of previous chemotherapy, the positive culture on Ogawa media, variant 7H9 media and that by AMP-M method were 64 (74.4%), 77 (89.5%) and 85 (98.8%), respectively. In the smear negative cases, culture positive was 10 out of 71 (14.1%), 13 (18.3%) and 24 (33.8%), respectively.5. The sensitivity and the specificity of the AMP-M were 98.7% (77/78) and 81.0% (64/79) for M. tuberculosis in previously treated cases calculated by the same method as in previously untreated cases. They were 77.8% (7/9) and 100% (148/148) for M. avium, and 100% (4/4) and 100% (153/153) for M. intracellulare.Based on these results, the authors concluded that the AMP-M is a very efficient and rapid method to detect and identify M. tuberculosis, M. avium and/or M. intracellulare in clinical specimens. This method will be useful to diagnose tuberculosis and diseases caused by mycobacteria other than M. tuberculosis rapidly.
著者
内田 宏 山岸 敏宏
出版者
Japanese Society of Animal Science
雑誌
日本畜産学会報 (ISSN:1346907X)
巻号頁・発行日
vol.64, no.8, pp.819-825, 1993
被引用文献数
1

黒毛和種の子牛市場成績,繁殖雌牛の体型,肥育成績などの経済形質に対して近親交配がどのような影響をもたらすかを調べた.材料牛は宮城県内の市場に上場された15,142頭の子牛,県内の11の改良組合の改良基礎雌牛(3歳以上)1,042頭および986頭の去勢肥育牛である.子牛では叔姪交配(近交係数6.25%以上)による近親交配が全子牛の16.4%を占めている.また,繁殖雌牛および肥育牛では,近交係数が6.5%以上のものが,それぞれ13.3%と13.4%を占めている.子牛の日齢体重は,近交度が上昇するにつれて小さくなっており,子牛市場上場時の発育形質に,近交退化が認められた.繁殖雌牛における近交係数に対する体測定値の一次回帰係数は,体高を除いた部位がすべて負となり,近交係数の高いものほど体測定値は小さくなる傾向にあったが,かん幅の体高比を除いて有意性は認められなかった.肥育牛の近交係数に対する発育形質の一次回帰係数はすべて負で有意となり,近交度の上昇にともない発育が低下しており,肥育牛の発育形質においても近交退化が認められた.一方,脂肪交雑の近交係数に対する一次回帰係数は正で有意であったが,種雄牛と一次回帰との間に交互作用が見られ,脂肪交雑に及ぼす近交の影響が種雄牛によって異なることが分った.
著者
畑 大二郎 佐藤 千絵子 山岸 真貴 大城 菅雄
出版者
日本獣医皮膚科学会
雑誌
獣医臨床皮膚科 (ISSN:13476416)
巻号頁・発行日
vol.22, no.1, pp.7-10, 2016 (Released:2016-05-11)
参考文献数
15
被引用文献数
1

沖縄県名護市の屋外生活主体の飼い猫に脱毛や掻痒の症状が認められ,セロファンテープを用いた皮膚検査により猫柔皮ダニ(Lynxcarus radovskyi)が確認された。フィプロニル・(S)-メトプレンのスポットオンとドラメクチン連日経口投与により症状は寛解し,その後の経過も良好であった。日本でも,沖縄のような亜熱帯地域では,臨床現場で本種ダニ寄生例に遭遇する可能性がある。
著者
山岸 光 吉田 善一 坂上 榮松 守屋 俊浩 増澤 恒明 矢島 正男 池田 博通 尾坂 一 小口 京吾 若林 優治
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2008, pp.955-956, 2008

超精密微細な表面構造を持つ光学部品や、マイクロ医療用デバイスなどの加工を実現するために、ミリメートルからセンチメートルサイズの面積を、ナノメートルからマイクロメートオーダーで加工できる「レーザー・集束イオンビーム複合加工機」を開発した。この加工機は、FIBと3種類のレーザー、そしてAFMを有し、工作物の着脱無しで機上計測しながら、デバイス形状の全体に亘り、超精密微細三次元構造を加工できる。
著者
山岸 恵美子
出版者
長野女子短期大学出版会
雑誌
長野女子短期大学研究紀要
巻号頁・発行日
vol.8, pp.27-55, 2000-12-20

終戦直後における食教育としての調理実習は、食材料である食品が著しく不足していたために、全国的に非常に困窮していた。その一端を旧制、長野県女子専門学校(県立、3年制)の調理実習ノートで検討すると、つぎの通りである。1)乏しい材料下でも調理の基本から応用、ハレの日の料理、テーブルマナーなどの専門教育が実施されている。2)料理に使った食品の残り物や廃棄物の再利用、調理過程における熱源の節約指導が徹底している。3)1・2年次とも地場生産物である豆類・種実類・野菜類の使用量は多いが、動物性たんぱく質源である魚介類・獣鳥肉類・卵類・乳類などは使用量が非常に少なく、入手困難であったことが認められる。4)米に代わるエネルギー源として、じゃがいも・さつまいも・かぼちゃなどが出現頻度高く、使用量も多い。いも麺・三色いも餅・かぼちゃの寄せ物などの料理がある。5)1年次には放出物資(ガリオア資金によるアメリカからの食料援助物資)である脱脂大豆粉やとうもろこし粉を使用した料理が目立つ。例えば、脱脂大豆粉を材料とした、とうふ・ちくわ・おやき、とうもろこし団子のおはぎなどがある。6)紅茶、コーヒーなどの飲み物は、小麦粉・大麦粉・脱脂大豆粉・黒豆粉を妙って代用している。7)さとうの使用量は1年次では非常に少ないが、2年次になると他の調味料の出回りと共に使用してきている。人工甘味料であるズルチン・サッカリンも料理に取り入れている。8)マヨネーズは塩と酢に小麦粉やじゃがいものうらごし、脱脂大豆粉などを混ぜたもので代用している。9)1食当たりの米の使用量は150gで、現在の女子学生の使用量よりも多い。また、みそ汁の濃度も、水180mlにみそ20~30gで塩分濃度は高く、当時の食生活状況が推測される。10)代表的な料理を6種類選んで作成再現し、デジタルカメラで撮影して画像で示すとともにその料理の栄養摂取状況等を検討した。その結果、脱脂大豆粉・とうもろこし粉・いも類・かぼちゃ・その他の野菜類の大量摂取によって、たんぱく質・ビタミン類・ミネラル・食物繊維などはかなり多く摂取できていることが認められた。また、脂質の摂取量が少なく、アミノ酸スコアやPFCエネルギー比率が良好な料理もあり、現在の食事改善の参考になる。
著者
山岸 宏光 伊藤 陽司
出版者
The Japan Landslide Society
雑誌
地すべり (ISSN:02852926)
巻号頁・発行日
vol.30, no.2, pp.1-9_1, 1993-09-15 (Released:2011-02-25)
参考文献数
15

筆者らは4万分の1空中写真判読により北海道全域で12, 843個の地すべり地形を認定し, その分布図を基礎に地質分帯を試みた。結果として, 19地質区に区分し, さらにつぎの4地質帯に要約できた;1) 火山岩地帯, 2) “グリーンタフ” 地帯, 3) 泥岩地帯, 4) 蛇紋岩- “緑色岩” 地帯。
著者
山岸 常人
出版者
史学研究会
雑誌
史林 (ISSN:03869369)
巻号頁・発行日
vol.98, no.5, pp.675-707, 2015-09
著者
清成 透子 山岸 俊男
出版者
日本社会心理学会
雑誌
社会心理学研究 (ISSN:09161503)
巻号頁・発行日
vol.15, no.2, pp.100-109, 1999
被引用文献数
2 1

The purpose of this study is to examine the relationship between general trust and trustworthiness. According to the traditional psychological as well as economic approaches, trust has been regarded as simple reflection of trustworthiness. On the other hand, Yamagishi's (1998) "emancipation theory of trust" assigns trust significance of its own, beyond simple reflection of trustworthiness. We developed a device, which we call "game of enthronement," to measure trustful behavior independently from trustworthy behavior, and used it to compare the levels of trust and trustworthiness between American and Japanese Ss. The results show a higher level of trust among American than Japanese Ss, whereas no difference was found in the level of trustworthy behavior between the two samples, implying that trust has its own significance beyond simple reflection of trustworthiness.

1 0 0 0 OA ふところ鏡

著者
山岸荷葉 著
出版者
金港堂
巻号頁・発行日
1903

1 0 0 0 OA 女優

著者
山岸荷葉 著
出版者
春陽堂
巻号頁・発行日
1913

1 0 0 0 OA 金蒔絵

著者
山岸荷葉 著
出版者
今古堂
巻号頁・発行日
1907

1 0 0 0 OA 失恋境

著者
山岸荷葉 (惣次郎) 著
出版者
春陽堂
巻号頁・発行日
1903

1 0 0 0 OA 五人娘

著者
山岸荷葉 著
出版者
文禄堂
巻号頁・発行日
1903

1 0 0 0 OA 新作女判任官

著者
山岸荷葉 (惣次郎) 著
出版者
春陽堂
巻号頁・発行日
1907
著者
山岸荷葉 著
出版者
博文館
巻号頁・発行日
1911

1 0 0 0 OA 反魂記

著者
山岸荷葉 著
出版者
青木嵩山堂
巻号頁・発行日
1903