著者
広瀬 洋一
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子 (ISSN:04541138)
巻号頁・発行日
vol.36, no.2, pp.116-116, 1987-02-01 (Released:2011-10-14)
参考文献数
1
被引用文献数
1
著者
神鳥 和彦 松木 美栄 石川 達雄 広瀬 明浩
出版者
大阪教育大学
雑誌
大阪教育大学紀要. 第III部門, 自然科学・応用科学 (ISSN:13457209)
巻号頁・発行日
vol.55, no.1, pp.23-32, 2006-09-29

今日,教育現場における大きな問題の一つである理科離れの原因として,子供達の身の回りのものに対する好奇心の低下が考えられる。理科の授業で行われる実験は,理科に村して好奇心を子供達に持たせる機会となるにも関わらず,その実施状況は分かっていなかった。そこで,大阪,京都,奈良の3府県の公立中学校で,これまで行われてきた化学・生物・物理のアンケート調査に続き,地学の実験実施状況を調査した所,これまでに行われてきた実験よりも大きく実施率が低下している事が分かった。これは,地学分野が時間的,地理的,経済的に実験を授業で取り入れ難い教科であるというばかりでなく,教師の経験や知識の深さ等も影響しているものと考えられた。今回の結果から,地学という教科が,今日の教育においてどのような位置付けをされているのかを,今一度考える必要性が示唆された。
著者
広瀬 弘忠
出版者
日本社会心理学会
雑誌
社会心理学研究 (ISSN:09161503)
巻号頁・発行日
vol.5, no.2, pp.83-95, 1990-03-20 (Released:2016-11-25)

AIDS presents a fundamental challenge to the Japanese society as well as any other societies in the world. The 30th Annual Meeting of The Japanese Society of Social Psychology had a plenary session on "AIDS and Current Japanese Society". The aim of the report is to set ourselves an assignment of "what should we do about AIDS problems" through describing the three and a half hours presentations and discussions. We had five paper givers who were a clinical doctor of AIDS ward, a representative of a hemophilia support group, a government's public health official, a journalist and a social psychologist. We also had two discussants who were a AIDS researcher and a social psychologist. Indeed, the cross-disciplinary symposium on AIDS is the first attempt in the field of social psychology of Japan, but it could offer a good opportunity to arouse our concern to this problem.

2 0 0 0 OA 航南私記

著者
広瀬武夫 遺著
出版者
松平直亮
巻号頁・発行日
1904

2 0 0 0 OA 吉原細見記

著者
広瀬源之助 編
出版者
広瀬源之助
巻号頁・発行日
vol.1冊, 1895
著者
田中 純夫 平島 健一 広瀬 幸雄 MURA Toshio
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集 A編 (ISSN:03875008)
巻号頁・発行日
vol.58, no.549, pp.745-752, 1992-05-25 (Released:2008-02-21)
参考文献数
11

This paper presents an analysis of in-plane problems for isotropic semi-infinite body due to single force, single dislocation, dipole-force, dipole-dislocation, and so forth, with various surface boundaries such as free, fixed and two sliding conditions. Distributions of stresses and displacements under applied singular forces for the above four boundaries are illustrated by some graphical representations as numerical examples.
著者
齋藤 大輔 松浦 良 朝川 智 峯松 信明 広瀬 啓吉
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SP, 音声 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.406, pp.189-194, 2007-12-13
被引用文献数
6

本報では,ケプストラムベクトルの方向成分が声道長の変化に対して強く依存していることを理論的,実験的に示す.さらにこの依存性がn次元のケプストラム空間における回転として表出されることを示す.音声認識の研究においては,年齢や性別の違いといった歪みを取り除くため,声道長正規化(VTLN)とよばれる技術が広く用いられている.VTLNはスペクトルドメインにおける周波数ウォーピングによって実現されるが,ケプストラムドメインでは線形変換c=Acとして表現する事ができる.しかしこの変換行列Aの幾何学的な性質に関しては今まで十分に議論されてこなかった.本研究ではn次元空間における幾何学を通して,これらの変換が全てのケプストラムベクトルをおよそ等しく回転させる事を示す.さらに分析再合成音を用いて,実際にケプスラムベクトルが回転している事を実験的に確認した.身長180cmの話者と身長120cmの話者を比較した場合,そのケプストラムベクトルがおよそ直交していることがわかった.本報の結果から従来の音声認識システムが子供の声のような特異音声を苦手とする一因を定量的に示す事ができた.
著者
広瀬 孝三郎 江戸 孝昭 玉那覇 圭一 松原 仁 原 久夫
出版者
日本計算工学会
雑誌
日本計算工学会論文集 (ISSN:13478826)
巻号頁・発行日
vol.2016, pp.20160007-20160007, 2016

The fracture morphologies of mud pastes show significantly complicated patterns in nature. The mud pastes have initially fluid-like properties, but gradually change from "fluid" to porous "solid" in their drying process. However, although it has been considered that this phenomena may be induced by the differences between shrinkage ratios of soil skeletons, the mechanical details remain unknown. In this work, we attempt to develop a novel numerical model based on three dimensional finite element method for crack propagation phenomena in bentonite pastes. In order to validate the proposed method, Hausdorff's fractal dimension of the numerical cracking patterns was compared with those of the experiments. As a result, the numerical results showed reasonable cracking patterns, and the fractal dimension of the patterns by numerical simulation was almost consistent with the experimental results.
著者
広瀬 通秀
出版者
大分県立芸術文化短期大学
雑誌
研究紀要 (ISSN:02869756)
巻号頁・発行日
vol.15, 1978-03-31
著者
広瀬 智久
出版者
神戸大学
雑誌
神戸大学農学部研究報告 (ISSN:04522370)
巻号頁・発行日
vol.10, no.1, pp.31-35, 1971
被引用文献数
1

1) 貯蔵トマトの追熟中のペクチン質並びにペクチン酵素の変化を追究する目的で, 樹熟果の成熟中の変化を調べ, これと比較検討した。2) 水溶性ペクチンは, 未熟果からDark Pink stage頃まで, ほとんど増減がなく, それ以後次第に減少した。追熟果では樹熟果に比較して, Breaker stageからTable Ripe stageにかけて, かなり低い値であった。3) Calgon 可溶性ペクチンは, 未熟果では少く, 成熟につれて増加した。全期間を通じて追熟果の含量がやや大であった。4) 塩酸可溶性ペクチンは, 成熟に従って減少した。追熟果の減少速度は樹熟果に比べてかなり緩慢であった。5) Calgon抽出, 塩酸抽出を行った後のしゅう酸アンモニゥーム可溶性ペクチンは, 成熟とともに減少した。追熟果は樹熟果との間に全く差異が認められなかった。6) 全ペクチンは成熟とともに減少したが, 追熟果の減少の方が緩慢であった。7) ペクチンエステラーゼ活性は, 成熟の初期に急増し, Breaker stage以後変化がなかったが, 追熟果は全期間を通じてやや小さい値をとった。8) ポリガラクツロナーゼ活性はBreaker stageまで, わづかづつであったが, それ以後成熟未期まで著しく増加した。追熟果もほぼ同様であったがDark Pink stage頃やや低かった。
著者
広瀬 裕子
出版者
日本教育政策学会
雑誌
日本教育政策学会年報
巻号頁・発行日
no.21, pp.25-46, 2014-07-15

This paper inquires into the education reform case carried out using the method of New Public Management (NPM) in the London Borough of Hackney in the UK. During both the Conservative and the Labour Governments in the 1990s, education reforms with the NPM method were adopted widely. The Hackney case was an extreme case of them. The Hackney Council became the first local authority to be judged as failing in running local education, as a consequence, its power to deliver education services was removed from the Council by the central government to be transferred to a private company. Eventually, in 2002, and independent non-profit organization, the Hackney Learning Trust, took over all the power from the Council to run education, under a ten-year contract. Although the Learning Trust undoubtedly had improved the whole range of education in Hackney, the Trust was closed without extending the contract when the contract ended in 2012. The education services in Hackney were returned to the Council. In this NPM education reform case, it should be noted that the private company was not considered to be the permanent agent to deliver education in the local area, but a temporary effective operator to work intensively to recover the malfunctioning local authority. The closure of the successful Trust suggests that the Hackney case was not a simple case of NPM privatisation in educational administration, but this should be interpreted as a case of an education governance reform by the private sector in an emergency, in which the local government had lost their ability to improve their malfunctioning public services.
著者
新原将義 太田礼穂 広瀬拓海 香川秀太 佐々木英子 木村大望# 高木光太郎 岡部大介#
出版者
日本教育心理学会
雑誌
日本教育心理学会第57回総会
巻号頁・発行日
2015-08-07

企画趣旨 近年,ヴィゴツキーの「発達の最近接領域(ZPD)」概念はホルツマンによって「パフォーマンス」の時空間として再解釈され,注目を集めている(e.g., Holzman, 2009)。パフォーマンスの時空間という考え方によってZPDは,支援者によって「測定」されたり「支援」されたりするものから,実践者らによって「創造」されるものへと転換したといえるだろう。 こうした潮流において現在,パフォーマンスの時空間を創造するための手法として,インプロ及びそれを題材としたワークショップ形式の実践が注目されている(Lobman& Lundquist, 2007)。こうした試みの多くは,単発的な企画として実施される(e.g., 上田・中原,2013;有元・岡部,2013)。 こうしたインプロ的な手法は,確かに対象についての固定化された見方から脱し,新たな関係性を模索するための手法として有用なものであり,また直接的には協働しないがその後も互いに影響し合う「触発型のネットワーク」を形成する場としての機能も指摘されつつある(青山ら,2012)。しかしインプロやワークショップを,単発の企画としてではなく実践現場への長期的な介入の手法として捉えた場合,ただインプロ活動やワークショップを実施するのみではなく,「それによって実践現場に何が起こったのか」や,「インプロやワークショップは実践現場にとって“何”であったのか」,そもそも「なぜ研究者の介入が必要だったのか」といったことも併せて考えていく必要がある。インプロという手法がパフォーマンスや「学びほぐし」のための方法論として広まりつつある今,問われるべきは「いかにインプロやワークショップ的な手法を現場に持ち込むのか」だけではなく,「パフォーマンスという観点からは,介入研究はいかにあり得るのか」や「インプロやワークショップの限界とは何か」といった問いについても議論するべきであろう。 社会・文化的アプローチではこれまでも,コールの第五次元(Cole, 1996),エンゲストロームの発達的ワークリサーチ (Engeström, 2001) など,発達的な時空間をデザインすることを試みた先駆的な実践が複数行われてきた。本企画ではこうした知見からの新たな取り組みとして,パフォーマンスの時空間の創造としての介入研究の可能性について考える。長期的な介入の観点としてのパフォーマンス概念の可能性のみではなく,そこでの困難や,今後の実践の可能性について,フロアとの議論を通して検討したい。公園で放課後を過ごす中学生への“学習”支援:英語ダンス教室における実践の記録広瀬拓海・香川秀太 Holzman(2009)の若者を対象とした発達的活動には,All Stars projectにおける「YO!」や,「ASTSN」といった取り組みがある。これらの背景には,学習・発達を,社会的・制度的に過剰決定されたアイデンティティや情動をパフォーマンスによって再創造することとしてとらえる哲学および,このような意味での学習・発達の機会を,学校外の場において社会的に奪われた人種的マイノリティの若者の存在がある。近年,日本においても経済的な格差が社会問題化しはじめている。これらの格差は,日本においても子ども達の学校外の体験格差としてあらわれ,特に情動性・社会性といった面での発達格差をもたらすと考えられる。 話題提供者はこのような関心のもと,2014年3月から,放課後の時間に公園で屯する若者を主な対象とした計6回の活動を実施してきた。これは,調査対象者の「英語学習」に対する感情の再創造を目的として,彼らが「興味あること」として語った「ダンス」を活動の基礎に,外国人ダンサーがダンスを英語で教える学習活動を組織したものである。外国人ダンサーとのやりとりの中で,子ども達がデタラメや片言で英語を「話している」状態を作り出すことによって,学校での経験を通して形作られた彼らにとっての英語学習の意味が解放され,新たに創造されることが期待された。 本シンポジウムでは特に,これらの活動に子ども達を参加させることや,ダンスというアクティビティに子ども達を巻き込むうえでの困難に注目してこの活動の経過を報告する。そしてそれらを通して,日本においてこのようなタイプの学習の場を学校外に組織していく上で考慮すべき点について議論したい。パフォーマンスとしてのインプロを長期的に創造し続ける: 方法論から遊びの道具へ木村大望 話題提供者は,2010年10月にインプロチームSAL-MANEを組織した。発足当初のチームは,子どもから大人までを対象とした対外的なワークショップ活動を積極的に行っていた。インプロは「学びほぐし」の方法であり,それを通じた自他の学びや変容が関心の中心であった。しかし,2012年に話題提供者が海外のインプロショーを鑑賞したことをきっかけに,チームは定期公演を主軸としたパフォーマンスとしてのインプロの追究へ活動の方向性をシフトさせた。ここでインプロはチームにとって「遊び」の道具となり,それ以前の方法論的理解は後景に退くこととなった。それに伴い,チームの活動は対外的なワークショップ活動から対内的な稽古的活動に転換していく このようにSAL-MANEの活動はインプロを方法論的に用いて第三者の学習を支援するための場づくりから,チームに携わるメンバー自らがパフォーマンスを「創造」する場づくりへ変遷している。この背景には,インプロに対するメンバーの理解や認識の変化が密接に関連している。インプロを手法として用いながら,自らがインプロによって変容した事例と言えるだろう。 本シンポジウムでは,この経過の中で生じた可能性と課題・困難について報告する。パラダイムシフトする「場」:21世紀のドラマへ佐々木英子 2000年前後から,同時多発的に世界各地で急速に発達してきた応用演劇という分野がある。この多元的な分野は,演劇を応用した,特定のコミュニティや個人のための参加者主体の参加型演劇であり,産業演劇とは一線を画している。この現象は,急速なグローバルチェンジの波を生き延びるための,多様性の中で相互作用によりオーガニックに変容し,持続可能な未来を「再創造」しようとする人類の知恵かもしれない。 話題提供者は,英国にて,応用演劇とドラマ教育を学ぶと共に,それに先駆け,2000~2003年,この21世紀型ドラマの「場」を,社会への「刺激」として,勉強会を行い身の丈で提案活動をした経験がある。社会から突然変異と見られたその活動は,子ども時代,正に「ZPD」において手を差し伸べられず,発達しようとする内的衝動が抑圧され腐らされるような苦痛の中,どうすれば生き延びるかを,体験と観察,思考を積み重ねた末に行った自分なりの代替案でもあった。 本シンポジウムでは,提案活動のきっかけとなった自身の子ども時代のドラマ体験,2001年の発達障害の子ども達が参加した演劇,また,最近では2014年に中学校で行った異文化コミュニケーション授業を通して経験・観察された可能性や困難などについて報告する。
著者
兼松 義典 笠井 唯克 田中 四郎 毛利 謙三 広瀬 尚志 兼松 宣武
出版者
朝日大学
雑誌
岐阜歯科学会雑誌 (ISSN:03850072)
巻号頁・発行日
vol.30, no.3, pp.232-235, 2004-02-20
参考文献数
10

今回,われわれは,根管治療中に誤ってビタペックス^<[○!R]>を下顎管に圧入したために,下唇麻痺を惹起した1例を経験したので,その概要を報告する.治療は,(1)ビタペックス^<[○!R]>の除去(2)ビタミンB複合剤などの薬物療法(3)星状神経節ブロックと低周波通電による理学療法を行った.治療開始12週後に根管充填材が消失,20週後に下唇,〓部皮膚の知覚麻痺がほぼ完全に消失した.
著者
小澤 清水 石井 茂 平田 公典 広瀬 正宜
出版者
日本農薬学会
雑誌
Journal of Pesticide Science (ISSN:1348589X)
巻号頁・発行日
vol.11, no.2, pp.175-178, 1986-05-20 (Released:2010-08-05)
参考文献数
8

Cyano-(6-phenoxy-2-pyridyl)methyl trans-3-(4-t-butylphenyl)-2,2-dimethylcyclopropanecarboxylate の4種の光学異性体を合成した. このエステル体の殺ダニ活性および殺虫活性の発現は, 酸部分の絶対配置に大きく依存するが, アルコール部分の絶対配置にはほとんど依存しないことが判明した. 一方, このエステル体の対応するcis体には殺ダニ活性は認められなかった.
著者
小澤 清水 石井 茂 平田 公典 広瀬 正宜
出版者
日本農薬学会
雑誌
Journal of Pesticide Science (ISSN:1348589X)
巻号頁・発行日
vol.11, no.2, pp.169-174, 1986-05-20 (Released:2010-08-05)
参考文献数
21
被引用文献数
1 1

Cyano-(6-phenoxy-2-pyridyl)methyl trans-3-aryl-2,2-dimethylcyclopropanecarboxylates の殺ダニ活性について定量的な構造活性相関の解析を行なった. 酸部分のフェニル基のパラ位の置換基について Hansch-Fujita 法による解析を行なった結果, 適当な疎水性を有し, かつα位に分岐を有する置換基, たとえば tert-ブチル基が殺ダニ活性に有効であることが判明した. 本化合物は殺ダニ活性に加えて, さらに農園芸上有害な昆虫の防除にも有効である.