著者
新田 均
出版者
皇学館大学人文学会
雑誌
皇学館論叢 (ISSN:02870347)
巻号頁・発行日
vol.27, no.2, pp.p61-76, 1993-04
著者
新田 均
出版者
皇学館大学人文学会
雑誌
皇学館論叢 (ISSN:02870347)
巻号頁・発行日
vol.27, no.2, pp.61-76, 1993-04
著者
新田 康博
出版者
観光学術学会
雑誌
観光学評論 (ISSN:21876649)
巻号頁・発行日
vol.6, no.1, pp.35-46, 2018

都市近郊の中山間地域における自転車アクティビティ(とりわけヒルクライム)を取り上げ、既存の場所がその意識的な働きかけによっていかに捉えられているかという問いに答えつつ、モビリティ(移動性)の身体的な経験や空間性について考察する。人と自転車の組み合わせによって生み出されるサイクリングの経験は、物質的な景観のみならず、その時どきの身体の状態とともに場所の印象が構成され、身体的な動きと場所を通した感覚的な経験により、場所に関する具体的な地理感覚が認識されている。身体が経験する異なる感覚によって呼び起される場所という視点は、空間・場所・景観を研究し、解釈する方法を考えるうえで重要な意味を持つ。静的に「存在する」だけでなく、積極的に参加するなかで様ざまに変化し、様ざまな経験により内在的に構成されるものなのである。
著者
新田 真弓 安部 陽子 佐々木 美喜 千葉 邦子 髙田 由紀子 辻田 幸子 古谷 麻実子 鶴田 惠子
出版者
一般社団法人 日本看護研究学会
雑誌
日本看護研究学会雑誌 (ISSN:21883599)
巻号頁・発行日
pp.20210421133, (Released:2022-01-07)
参考文献数
36

目的:病院に勤務する女性看護職の妊娠継続を困難に感じた体験を明らかにする。方法: 平成27年〜29年度日本学術振興科学研究費補助金(基盤研究(C)15K11569)「病院看護職の個人および職場の特性と妊娠・出産に関する階層モデル」第1段階の面接調査で収集したデータの2次分析を行なった。結果:7名の語りから,【妊娠前と同じように働くことを自分に課してしまう】【業務の中で母児ともに危険にさらされる】【切迫早産の不安を抱えながら,子宮収縮抑制剤内服の副作用に耐えて働く】【妊娠による体調変化を相談しても,これまで通りの働き方が求められる】【上司の言動で,働き続けることがつらくなる】のテーマが抽出された。結論:看護職者は周囲に迷惑を考慮し妊娠前と同様に業務を遂行しようとしていた。一方で診療報酬による制限や人材不足により妊婦の負担軽減が難しい状況があることも示唆された。
著者
山本 勢津子 楳木 美智子 新田 愼 荒金 太
出版者
日本産科婦人科内視鏡学会
雑誌
日本産科婦人科内視鏡学会雑誌 (ISSN:18849938)
巻号頁・発行日
vol.35, no.1, pp.199-205, 2019 (Released:2019-06-08)
参考文献数
32

Well leg compartment syndrome (WLCS) is a rare but potentially devastating complication that is seen after gynecological, urological, and colorectal operations. We report a case of a 31-year-old woman presenting with right lower limb WLCS after laparoscopic myomectomy. The operation was performed in the lithotomy position combined with the Levitator and Trendelenburg positions and the duration of the procedure was approximately 6 hours. Both legs were attached with elastic stockings and intermittent pneumatic compression applied for prevention of deep vein thrombosis.Hemodynamic parameters of the patient were stable during the procedure. The Trendelenburg position was suspended, with the aim of preventing WLCS, for 5 minutes and 50 minutes at about 3 hours and 4 hours, respectively, from the beginning of the operation.  Immediately after the operation, the patient complained of right crural pain, yet serum creatine phosphokinase (CPK) was detected to be within the normal range (100 IU/L). The following morning, on examination, we observed foot drop, paresthesia, swelling of the right calf, and an increased CPK (5316 IU/L). Three-dimensional computed tomography (3D CT) revealed the right lower limb muscle to be swollen and edematous in the posterior compartment. Acute arterial occlusion or deep vein thrombosis was not found. Fortunately, the patient did not need to undergo fasciotomy as the foot drop recovered after 3 months.  WLCS is believed to be a life-threatening iatrogenic complication following surgery in the lithotomy position. As a result of this clinical experience, we have decided not to use elastic stockings, to mobilize the legs every 2 hours, and to take the supine position without Trendelenburg for 10 minutes at 3.5 hours from the beginning of the operation in this position. Moreover, to prevent irreversible damage, 3D CT angiography should not be delayed if WLCS is clinically suspected even in cases in which CPK is within the normal range.
著者
松田 雅弘 新田 收 古谷 槇子 楠本 泰士 小山 貴之
出版者
公益社団法人日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学 (ISSN:02893770)
巻号頁・発行日
vol.45, no.4, pp.248-255, 2018 (Released:2018-08-20)
参考文献数
18
被引用文献数
2

【目的】発達障害児はコミュニケーションと学習の障害以外にも,運動協調性や筋緊張の低下が指摘され,幼少期の感覚入力問題は運動協調性の低下の原因のひとつだと考えられる。本研究は幼児の運動の協調性と感覚との関連性の一端を明らかにすることを目的とした。【方法】対象は定型発達の幼児39 名(平均年齢5.0 歳)とした。対象の保護者に対して,過去から現在の感覚と運動に関するアンケートを実施した。運動の協調性はボールの投球,捕球,蹴る動作の25 項目,80 点満点の評価を行った。5,6 歳児へのアンケート結果で,特に感覚の問題が多かった項目で「はい」と「いいえ」と回答した群に分けて比較した。【結果】「砂場で遊ぶことを嫌がることがあった。手足に砂がつくことを嫌がった」の項目で,「はい」と回答した群で有意に運動の協調性の総合点が低かった。【結論】過去から現在で表在感覚の一部に問題を示す児童は,児童期に運動の協調性が低い傾向がみられた。
著者
楠本 泰士 松田 雅弘 高木 健志 新田 收
出版者
日本保健科学学会
雑誌
日本保健科学学会誌 (ISSN:18800211)
巻号頁・発行日
vol.21, no.2, pp.82-88, 2018 (Released:2019-03-25)
参考文献数
20

【目的】青年期軽度発達障害児と健常児の静的・動的バランスの特徴を明らかにすることとした。 【方法】対象は軽度発達障害児24 名(15 ~ 16 歳),健常児29 名(15 ~ 16 歳)とし,膝伸展トルクと重心動揺検査を対応の無いt 検定,線上歩行の失敗の有無をχ2 検定にて検討した。また,発達障害児における線上歩行の踏み外しの有無で2 群にわけ,各パラメータを対応の無いt 検定にて検討した。 【結果】発達障害児は健常児と比べて,重心動揺が多くの項目で開眼・閉眼ともに発達障害児の値が大きく,ロンベルグ率に差はなかった。線上歩行の踏み外しは発達障害児が多かった。線上歩行を踏み外した発達障害児は,閉眼での左右軌跡長が長かった。 【結論】青年期軽度発達障害児は健常児と比べ下肢筋力や静的・動的バランスが低下していた。線上歩行を踏み外した発達障害児は,踏み外さなかった発達障害児と比べて静的バランスが低下している可能性が示唆された。
著者
新田 哲夫 木部 暢子 久保 智之
出版者
金沢大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2013-04-01

研究期間を通じて、福岡県宗像市鐘崎から移住し、閉鎖的な社会を保ってきた輪島市海士町の「言語の島」の様子について、海士町のルーツ問題、アスペクト形式「ヨル」、語末母音と助詞の母音融合、アクセント体系、人称詞等について、考察を行った。移住と言語の関係について、ルーツの側の言語がどんどん変化していく一方で、移住先の言語がむしろ古形を保存する興味深い現象が見られた。その一方で能登方言の特徴を取り込みながら、閉鎖的な社会の中で独自の変化を遂げた特徴の存在も明らかになった。
著者
加藤 智章 新田 秀樹 西田 和弘 石田 道彦 稲森 公嘉 田中 伸至 石畝 剛士 国京 則幸 関 ふ佐子 原田 啓一郎 水島 郁子 石畝 剛士 片桐 由喜
出版者
北海道大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2012-04-01

本研究の研究成果として、各国の診療報酬体系は原価計算に基づく報酬設定というスタイルを取っていない点で共通であるという知見を得た。ここで日本の診療報酬体系は統一的で極めて精緻なシステムを構築していることが理解できたものの、医療保障を実現するための供給サイドに対しては、診療報酬に偏重しているため、医療施設等のスクラップアンドビルドに柔軟性を欠くとの仮説を獲得するに至った。このため、本研究はテーマを、医療施設をはじめとする医療保障体制全般にシフトチェンジし、基盤(A)の研究に転換することとした。
著者
平田 勇人 新田 克己
雑誌
第81回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2019, no.1, pp.77-78, 2019-02-28

判例は法律解析のための重要な知識源である。判例には双方の主張と論理展開、裁判官の判断理由と結論が示されている。判例は多くの情報を含んだ情報源にも拘らず、その利用方法が十分に開拓されていなかった。その数少ない例である米国の判例に基づく論争システムにHYPOやCATOがあるが、判例主義の国では妥当しても、日本のように法令に基づくルールベースの国においては妥当ではない。そこで過去の判例で使われた法的判断の価値観の要素(法的トポス)を抽出し、法的トポス間の関係を整理した。ファクタに基づく判例の記述に、新たに法的トポスの概念を導入して、判例の解析を行い、判決予測の可能性を調べることを目的とする。
著者
中野 晋 内田 剛 石ヶ森 勲 菅原 敏 新田 慶治
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集. B編 (ISSN:03875016)
巻号頁・発行日
vol.64, no.617, pp.107-114, 1998-01-25
参考文献数
9

It is necessary to develop a small positive pressure control system for the closed ecology experiment facilities because of the needs to prevent contamination from the atmosphere and to protect against over differential pressure loading. In the present study, a numerical analysis method was developed to calculate the quantity of state of the closed module which is fitted with rubber buffers for the small positive pressure control system. Experiments to examine the pressure change of the closed module caused by rapid temperature control of an air conditioner were carried out at Biosphere-J. Comparison of calculated and experimental results showed that the present dynamic simulation is suited to estimating the quantity of state of the closed module.
著者
村上 恭通 大村 幸弘 安間 拓巳 槙林 啓介 新田 栄治 笹田 朋孝
出版者
愛媛大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2013-10-21

この研究は、製鉄の起源地である中近東から東方へ伝わる技術の足跡と変化の画期を考古学的に明らかにすることを目的としました。ヒッタイトに代表される青銅器時代の鉄は、紀元前12世紀頃にコーカサス地方を経て、中央アジアに伝わることを発掘により明らかにしました。これを技術伝播の第1波とすれば、黒海・カスピ海北岸地域のスキタイで育まれた技術の東方伝播が第2波といえます。東アジアは第1波の技術を基礎に発展させ、第2波を受容していないことも判明しました。ユーラシア北部における製鉄技術の伝播が鉱山を求めて移動する遊牧民族の生活様式に起因することが想定できるようになりました。