著者
新谷 康浩
出版者
日本教育社会学会
雑誌
教育社会学研究 (ISSN:03873145)
巻号頁・発行日
vol.58, pp.65-85, 1996-05-20 (Released:2011-03-18)
参考文献数
21
被引用文献数
1 1
著者
川村 知裕 桃實 徹 舟木 壮一郎 別所 俊哉 新谷 康 井上 匡美 南 正人 中尾 篤典 奥村 明之進
出版者
一般社団法人 日本臓器保存生物医学会
雑誌
Organ Biology (ISSN:13405152)
巻号頁・発行日
vol.22, no.2, pp.117-120, 2015-07-10 (Released:2016-04-01)
参考文献数
8

Because hydrogen provides potent antioxidative eff ects against acute lung injury, we hypothesized that treatment of organ donors with hydrogen during mechanical ventilation would reduce graft injury after lung transplant. Orthotopic left lung transplants were performed using an allogeneic rat model. Donors were exposed to mechanical ventilation with 98% oxygen plus 2% nitrogen or 2% hydrogen for 3 hours prior to harvest and the lung grafts underwent 4 hours of cold storage. The combination of mechanical ventilation and cold ischemia resulted in marked deterioration of gas exchange when the donors were ventilated with nitrogen, which was accompanied by upregulation of proinfl ammatory cytokines. These lung injuries were significantly attenuated by ventilation with hydrogen. Hydrogen induced heme oxygenase (HO)-1 in the grafts prior to implantation, which may contribute to protective eff ects aff orded by hydrogen. Hydrogen inhalation during ventilation prior to organ procurement eff ectively protected lung grafts from ischemia/reperfusion injury.
著者
池 晃弘 大瀬 尚子 新谷 康 奥村 明之進
出版者
特定非営利活動法人 日本呼吸器外科学会
雑誌
日本呼吸器外科学会雑誌 (ISSN:09190945)
巻号頁・発行日
vol.33, no.1, pp.74-79, 2019-01-15 (Released:2019-01-15)
参考文献数
15

排卵期に発症した月経随伴性気胸の症例を報告する.症例は40歳女性.39歳時,月経の3日前に右胸痛と呼吸困難感が出現した.右気胸の診断で胸腔ドレナージを施行されたが,気漏が遷延し,前医で胸腔鏡下右上葉部分切除術を施行された.術中,横隔膜に菲薄化病変を認め,ポリグリコール酸シートを貼付された.その4ヵ月後,月経終了後約10日目の排卵期に右気胸が再発し,胸膜癒着術を施行された.しかし,その2ヵ月後の排卵期に右気胸の再々発を認め,当院で再手術を行った.横隔膜腱中心に網目状の多数の小孔を認め,腹腔と交通し肝臓を視認できた.横隔膜病変を切除後縫縮し,酸化セルロースシートで横隔膜及び全肺胸膜を被覆した.病理組織学的に横隔膜内に子宮内膜様間質組織を認め,異所性子宮内膜症と診断した.排卵期に繰り返し発症した本症例は,月経周期に依存しない異所性子宮内膜症の存在を示唆する1例である.
著者
井上 匡美 新谷 康 中桐 伴行 舟木 壮一郎 須﨑 剛行 澤端 章好 南 正人 奥村 明之進
出版者
特定非営利活動法人 日本呼吸器外科学会
雑誌
日本呼吸器外科学会雑誌 (ISSN:09190945)
巻号頁・発行日
vol.27, no.7, pp.799-804, 2013-11-15 (Released:2013-12-02)
参考文献数
15
被引用文献数
1 2

胸腺腫術後再発に対する標準治療はない.我々は再発後治療成績を明らかにすることを目的に遡及分析を行った.対象は当施設で手術を施行した胸腺腫190例中再発を認めた25例(13.2%).病理学的WHO分類は,type AB 2例,B1 2例,B2 9例,B3 12例,正岡病期は,I期3例,II期2例,III期9例,IVA期8例,IVB期3例.無病期間中央値は26.2ヵ月.初期再発部位は胸膜播種17例,縦隔局所6例,肺転移2例.再発後治療は,外科切除14例(播種切除20回,局所切除2回,肺転移切除1回,リンパ節郭清1回),化学療法10例,および放射線治療4例であった.全体の再発後3年・5年生存率はそれぞれ86%・79%で,切除例・非切除例の3年生存率はそれぞれ100%・68%であった(p=0.06).胸腺腫術後再発形式では胸膜播種が最も多く,再切除可能な症例では生存期間の延長が期待できる.
著者
奥村 明之進 南 正人 井上 匡美 川村 知裕 舟木 壮一郎 松浦 成昭 新谷 康 中桐 伴行
出版者
大阪大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2014-04-01

慢性閉塞性肺疾患COPDの新たな治療法の開発は急務であり、今回COPDに対する細胞治療を用いた再生医療を考案することを目的とした。COPD誘導マウスに対して、健常なマウスより脂肪幹細胞を分取し、経静脈的、経気管的に投与すると、移植細胞は障害肺へ集積し気腫肺を改善した。さらに、人工多能性幹細胞iPS細胞を様々な成長因子を用いて肺胞上皮細胞への分化誘導法を検討した。分化誘導した細胞を標識して、上記と同様に肺障害マウスへの移植を施行し、肺胞への生着および呼吸機能の改善を確認した。肺の再生医療を考案する上で、脂肪幹細胞やiPS細胞が重要なツールになり得ると考えらえた。
著者
吉本 圭一 亀野 淳 稲永 由紀 塚原 修一 村澤 昌崇 椿 明美 藤墳 智一 江藤 智佐子 酒井 佳世 木村 拓也 志田 秀史 三好 登 川俣 美砂子 飯吉 弘子 濱中 義隆 新谷 康浩 伊藤 一統 松高 政 坂野 慎二 長谷川 祐介 沼口 博 内田 由理子 安部 恵美子 渡辺 達雄 永田 萬享 飯田 直弘 舘 昭 小方 直幸 伊藤 友子 立石 和子 有本 章 赤司 泰義 秋永 雄一 佐藤 弘毅 杉本 和弘 竹熊 尚夫 ジョイス 幸子 吉川 裕美子 菅野 国弘 TEICHER Ulrich LE MOUILLOUR Isabelle SCHOMBURG Harald 石 偉平
出版者
九州大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2013-04-01

本研究は、ユニバーサル化した第三段階教育システムを対象とし、大学型・非大学型の教育プログラム単位での機能的分化と質保証のあり方を探究した。教育の目的・方法・統制の観点で、学術型とキャリア・職業型の教育を実証的に把握した。(1)共同IR型卒業生調査から学修成果の修得と活用、コンピテンシーの必要と修得という2つのベクトルがみられた。(2)非大学型教員調査の結果から機関の職業・地域志向性と個人の研究志向性との葛藤がみられた。(3)WILなどカリキュラム調査から教育高度化と内外ステークホルダー関与の方向性について、分野別の特徴を把握した。(4)国家学位資格枠組(NQF)から日本への示唆が得られた。