著者
三木 孝 山田 泰宏 服部 哲 速水 治夫
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告エンタテインメントコンピューティング(EC) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2014, no.58, pp.1-5, 2014-03-06

Twitter は身の回りの出来事などを手軽に投稿できる Web サービスである.Twitter では投稿することをツイートと称し,利用者は様々な場面でツイートすることができる.本論文ではTV番組を視聴しながらツイートしている実況者といわれるユーザに着目する.近年,実況者によるツイートを用いた TV 番組のネタばらしが多い.大抵の実況者は特定のハッシュタグを付加したツイートをするが,中にはハッシュタグを付加せずツイートをする実況者も存在する.実況者をフォローしているユーザは自身のタイムラインが放映時間中に実況者のツイートで埋まってしまい,必要なツイートが見ることができなくなってしまう.また,リアルタイムで観ることができず,後日録画した番組を観る場合,話の筋や結末を知ってしまっているので観る楽しさが減少する.現状で特定のキーワードを含むツイートを非表示に設定できるクライアントは存在するが,それだけではネタばらしのツイートのすべてを非表示にできない.本論文では,ハッシュタグ付加ツイートをTV番組放送時間中に取得と解析を行い,頻繁にツイートされているキーワードを抜き出し,自動的に非表示する.解析した結果から共通するキーワードが含まれるツイートをタイムライン上から非表示にすることでネタばらしを防止するシステムを提案する.提案システムはネタばらしツイートの非表示を優先することとした.このため,ネタばらしでないツイートも非表示になることも多少あるがそれは致し方ないこととした.2 種類の評価実験の結果,提案システムは高評価を得た.Twitter is a Web service that can post with ease and events around us. It can be called tweets to be posted on Twitter, user Tweets in various situations. Attention is paid to the user which is said to live who tweeted while watching a TV program in the present study. In recent years, spoilers of the TV program using a live tweet by the person in many cases. Live 's most a tweet obtained by adding a hash tag of particular, who live a tweet it without adding the hash tag is also present in. Timeline of itself would be filled with tweets live person to broadcast during the time, a user who follows live person can no longer be seen is required tweet. Further, pleasure to watch is reduced if it can not be viewed in real time, and view the recorded program later, because it has known consequences or story line. Client that can be set to hide the tweet that contains specific keywords in the present circumstances exist, but it can not hide all of the tweets spoilers. In this paper, we analyze and get to a TV program broadcasting time in the hash -tagged tweet, extracting keywords that are frequently tweet, it is automatically hidden. We propose a system for preventing the spoilers by hide from timeline tweets keywords in common from the results of the analysis and the like. The proposed system was decided to give priority to the non-display of tweet spoilers. For this reason, there is also some that tweet you do not spoilers also be hidden, but it was decided can not be helped. Results of the evaluation two experiments, the proposed system is to obtain a high evaluation.
著者
竹渕瑛一 鈴木浩 服部哲 速水治夫
雑誌
研究報告グループウェアとネットワークサービス(GN)
巻号頁・発行日
vol.2013, no.24, pp.1-5, 2013-01-09

近年,投稿されたコンテンツに対して利用者が自由にタグを付けられるサービスが増加している.それに伴い,コンテンツに付けられたタグ群を自動分類する研究も盛んになっている.自動分類の一つとしてタグの階層化が挙げられる.タグの親子関係を構築することにより,検索の利便性を向上させる研究である.一方で,現状の研究では不特定のタグを階層化するため,目的のタグが見つからない問題がある.本論文は Pixiv を対象に,二次創作イラストに付けられるジャンルタグを自動分類する手法 (ジャンルタグ分類法) について述べる.ジャンルとは, 2 次創作における原作を意味している.ジャンルタグ分類法とは,対象のイラストのタグ群から,対象のイラストと同様なタグを付けたイラストとの相互関係によりジャンルタグの推定を行う手法である.ジャンルタグの分類を行うことによって,階層化されたタグのうち,どの階層にジャンルタグが存在するか特定できるようになる.
著者
横田 正 服部 哲也 衛藤 英男
出版者
科学・技術研究会
雑誌
科学・技術研究 (ISSN:21864942)
巻号頁・発行日
vol.10, no.1, pp.53-56, 2021 (Released:2021-07-01)

麦茶は、日本では特に人気がある飲料のひとつである。夏には、喉の渇きを潤す非常に一般的なものである。コーヒーよりも健康的であると推奨され、香りと栄養素が得られる。日本人は健康長寿で有名である。カフェインで興奮する敏感な人にとっては、それが含まれていないため安全である。抗酸化作用、ペルオキシナイトライトの抑制活性および血糖値の通常レベルへの活性効果があると言われている。それに加えて、ほろ苦い香りは、朝の今日一日の始まりをリフレッシュする。今回、麦茶の現在までの研究結果を機能性とそれに関連した成分について議論した。
著者
竹渕瑛一 山田泰宏 猪狩知也 鈴木浩 服部哲 速水治夫
雑誌
マルチメディア、分散協調とモバイルシンポジウム2013論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, pp.84-88, 2013-07-03

イラスト投稿型SNS の一つであるPixiv では,多くの二次創作イラストが投稿されている.Pixivでは,ユーザがイラストに対し自由にタグ付けできる.また,二次創作イラストが多いため,タグの特徴として作品タイトルを表すジャンルタグと,そのキャラクターを表すキャラクタータグがよく付けられる.一方で,Pixiv ではこの2 種類のタグについて区別を行なっていない.本研究では,与えられたイラストのタグ群からキャラクタータグを検出する手法(キャラクタータグ分類法)について検討を行った.提案手法は与えられたタグ群のジャンルタグに対して,よく付けられやすいタグをキャラクタータグとする.実験では提案手法の適合率と再現率,F 尺度について求め,評価を行った.
著者
青柳 翔 服部 哲 速水 治夫
雑誌
研究報告グループウェアとネットワークサービス(GN)
巻号頁・発行日
vol.2012, no.6, pp.1-7, 2012-03-14

近年,SNS として流行している Twitter は,日々思ったことや出来事などを自由に文章として投稿できるサービスであり,いろいろな目的を持って利用できる.しかし,その Twitter において,悪ふざけや冗談で犯罪を告白するようなツイートをするユーザーが後を絶たない.犯罪の告白の真似をし,自らネット上における炎上を起こしたり,周囲の評判を悪くするような投稿ができるのは問題がある.そこで,Twitter を利用する上で,この問題点を解決した擬似犯罪発言抑止システムの提案をする.In recent years, Twitter which is in fashion as SNS is the service which can contribute having considered every day, an occurrence, etc. as a text freely, and it can use it with various purposes. However, in the Twitter, the user who does tweet which confesses a crime with a practical joke or a joke does not sever the back. Imitating a criminal confession, it has a problem that cause the destruction by fire on a network oneself, or contribution which worsens the surrounding reputation is made. Then, when using Twitter, the false criminal utterance deterrence system which solved this problem is proposed.
著者
竹渕瑛一 鈴木浩 服部哲 速水治夫
雑誌
研究報告グループウェアとネットワークサービス(GN)
巻号頁・発行日
vol.2013-GN-86, no.24, pp.1-5, 2013-01-09

近年,投稿されたコンテンツに対して利用者が自由にタグを付けられるサービスが増加している.それに伴い,コンテンツに付けられたタグ群を自動分類する研究も盛んになっている.自動分類の一つとしてタグの階層化が挙げられる.タグの親子関係を構築することにより,検索の利便性を向上させる研究である.一方で,現状の研究では不特定のタグを階層化するため,目的のタグが見つからない問題がある.本論文は Pixiv を対象に,二次創作イラストに付けられるジャンルタグを自動分類する手法 (ジャンルタグ分類法) について述べる.ジャンルとは, 2 次創作における原作を意味している.ジャンルタグ分類法とは,対象のイラストのタグ群から,対象のイラストと同様なタグを付けたイラストとの相互関係によりジャンルタグの推定を行う手法である.ジャンルタグの分類を行うことによって,階層化されたタグのうち,どの階層にジャンルタグが存在するか特定できるようになる.
著者
Yang Chen Ning 服部 哲弥 向後 久美子
出版者
一般社団法人 日本物理学会
雑誌
日本物理学会誌 (ISSN:00290181)
巻号頁・発行日
vol.37, no.3, pp.214-220, 1982-03-05 (Released:2008-04-14)

今世紀の前半に物理学的世界像に関する人類の認識に三つの大きな革命的進歩がありました. それは特殊相対性理論, 一般相対性理論, および量子力学です. 最初の二つはEinsteinが提唱したものであり, また彼は量子力学にも大きく貢献しています. しかし今日はこれらのことについてお話するのではありません. (皆さんよくご存知でしょうから.)私がお話したいのは, 理論物理学とは何であるかの理解に対してEinsteinのなした貢献についててす. それは今日の物理学の発展に大きな影響を及ぼしました. 私の話の構成は次の通りです. 1. 「対称性が相互作用を規定する」という原理 2. 場の理論の統一の必要性 3. 物理学の幾何学化 4. 「理論物理学の方法」に対するコメント
著者
小林 拓夢 鈴木 浩 服部 哲 速水 治夫
雑誌
研究報告グループウェアとネットワークサービス(GN)
巻号頁・発行日
vol.2013, no.16, pp.1-5, 2013-03-11

ライフログとは,毎日の出来事などをデジタルデータに記録することであり,ログを見直すことで,これからの行動に役立てることもできる.Twitter は,日々何か思ったことや,出来事などをつぶやくサービスであり,筆者は,先行研究において Ttwitter のツイートを利用したライフログシステムを試作した.このシステムは,システム利用者に関連のあるツイートを自動取得し,ライフログとして見やすい形で表示することができるものである.評価は良好であったが,ツイートのタグ付けを自動で行ってほしいという意見が多かった.また,Twitter に関連する分類は盛んに行われているが,Twitter ユーザの分類であったり,ハッシュタグの分類であったり,ユーザ個人が利用するタグ付け手法は提案されていない.そこで,本研究では Twitter のツイートの自動タグ付けできる 「ツイートの自動タグ付け」 を提案する.本研究では,Twitter のツイートを形態素解析し,はてなキーワードと,はてなキーワードカテゴリデータベースを使用することで,ツイートの自動タグ付けを実現した.タグ付けされるカテゴリは,食・コンピュータ・スポーツ・映画など17種類で,ユーザはカテゴリ別に過去のツイートを検索し,一覧で表示することもできる.評価実験からツイートを自動タグ付けすることができ,検索方法を変更することでライフログとして有用なツイートを容易に検索することができることが分かった.また,本システムの課題や改善点も見つかった.Life-log is a memory of daily happenings. It is kept in digital data. When you review the life-log you can help you to action in the future. Twitter is service of tweets that are full of daily happenings, thinking and places. Authors have developed a life-log system using the tweets Twitter in previous studies. That system can Automatically obtain the tweets and can easy-to-see twitter's tweet. Many opinions on the evaluation were good but some opinions said want to automatically tagging tweets. In addition, related to Twitter classification has been done, but that are classification of Twitter user or hash tag. Tagging for tweet has not been proposed. In this paper, we propose "automatic tagging of Twitter's tweet". In this study was achieved. This study has morphological analysis of Twitter tweets and use "Hatena keyword" and "Hatena keyword category database" tags are 17 types, such as movies, sports, computer, food categories and user can also search past tweets by categories, displayed in a list. The evaluation shows This system can be tagged automatically tweets and be able to easily search for tweets. In addition, we also found issues and improvement of this system.
著者
服部 哲 柴田 邦臣 庄司 昌彦 松本 早野香 吉田 仁美
出版者
駒澤大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2014-04-01

本研究では、発話や聴覚に障害があったり認知に障害があったりするため、コミュニケーションや活動の見通しを立てることが困難であったりする人を支援するためのタブレット・アプリを開発した。本アプリの基本機能は、音声認識システムによって単語を認識し、それに対応する写真やイラストを順番に並べて表示することであり、これによってコミュニケーションや予定の見通しを支援する。本研究では仙台市のNPOと協力し、本アプリの評価実験を行った。その結果、本アプリの有効性が示唆された。これらの成果は、これまでデジタル・メディアから縁遠いと思われてきた高齢者・障害者のコミュニケーションの質を高めうると思われる。
著者
竹渕瑛一 山田泰弘 鈴木浩 服部哲 速水治夫
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, no.1, pp.381-383, 2013-03-06

昨今,いくつかのWebAPIを組み合わせることで新たなWebサービスを立ち上げるマッシュアップの事例が増えている. 提供されるWebAPIの多くは,特定のURLに対しリクエストを発行することによって,リクエストに応じたデータを得られる方式を採用している.取得時の処理はサーバサイドで行われている. 本研究ではWebAPIをクライアントサイドで動作させる方式の検討と評価を行った.試作システムとしてPixivを対象に提案方式によるWebAPIを実装した.従来方式ではWebAPIをサーバサイドで動作させるが,提案方式ではクライアントサイドにWebAPIを設置し,逐次サーバサイドのWebページにアクセスすることでデータを取得する.
著者
桑原 一聖 服部 哲 速水 治夫
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告グループウェアとネットワークサービス(GN) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2009, no.33, pp.109-114, 2009-03-11
被引用文献数
2

近年,Google マップ API やタイムライン API などの登場により,それらの Web サービスを用いて情報を管理・表示する研究は数多く存在するようになった.しかし,それらの情報を同時に表示し,その 2 つの関係を感覚的に理解できるようなシステムの研究は少ない.本論文では,地理位置情報と時系列情報を表示し,その関係が感覚的に理解できるように,地図 API とタイムライン API のマッシュアップによる時系列地理位置情報表示システムについて述べる.評価実験の結果,本システムを用いて時系列情報と地理位置情報の 2 つの情報を同期させて表示することにより,各 API 単体で動作するシステムより 2 つの情報の関係が感覚的に理解できるという結果を得た.Recently, a number of Web service API such as Google Maps API have been developed. And there are many systems which use these APIs. However, as long as we know, there is no system which uses both APIs to manipulate a map and a timeline. Using them together enables us to understand geolocation information along with a timeline. In this study, we propose a system using Google Maps API and TimeLine API and developed a prototype system. As the results of the experiment using our prototype, we found that handling a map and a timeline synchronously was effective for providing information.
著者
竹渕瑛一 山田泰弘 鈴木浩 服部哲 速水治夫
雑誌
第75回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, no.1, pp.381-382, 2013-03-06

昨今,いくつかのWebAPIを組み合わせることで新たなWebサービスを立ち上げるマッシュアップの事例が増えている. 提供されるWebAPIの多くは,特定のURLに対しリクエストを発行することによって,リクエストに応じたデータを得られる方式を採用している.取得時の処理はサーバサイドで行われている. 本研究ではWebAPIをクライアントサイドで動作させる方式の検討と評価を行った.試作システムとしてPixivを対象に提案方式によるWebAPIを実装した.従来方式ではWebAPIをサーバサイドで動作させるが,提案方式ではクライアントサイドにWebAPIを設置し,逐次サーバサイドのWebページにアクセスすることでデータを取得する.
著者
森下 伊三男 服部 哲明 亀谷 みゆき 米田 真理
雑誌
朝日大学一般教育紀要 = Journal of Liberal Arts and Science Asahi University (ISSN:13413589)
巻号頁・発行日
no.46, pp.1-17, 2022-03-31

朝日大学教養教育開発室(以下「開発室」という。)は、発足から一般教育課程における英語教育の在り方について調査研究をおこない、その成果を「朝日大学一般教育紀要第42号」[1 ]にて報告した。その後、一般教育に限らず、大学教育の場における日本語教育の在り方について調査検討を行い今日に至っている。本稿は、開発室が2019年1 月31日付で学長に提出した報告書を基に、更に日本語教育についての方向性を開発室で検討しまとめたものである。本学の教養教育は、人文科学・社会科学・自然科学・語学・保健体育等の広い分野・領域を占めているが、本稿では、それらの教養教育に限らず、専門教育を含めたあらゆる教育活動において日本語教育を推進していくための指針を検討した。その結果として、縦軸に「文字情報」・「音声情報」、横軸に「理解する(Input)」・「表現する(Output)」をとり、そこにさまざまな日本語活動をマッピングし、それらの活動を有機的に結び付ける図を作成した。その図をベースに何種類かの科目について、本来の科目指導とともに付帯的に指導できる日本語活動とその流れを具体的に示した。それらの図を活用することにより、朝日大学での日本語教育活動がますます充実し、学生の日本語力増強に繋がることを期待している。
著者
小川 昭正 度會 正人 中村 麗亜 大江 英之 服部 哲夫 城所 博之 久保田 哲夫 加藤 有一 宮島 雄二 久野 邦義
出版者
一般社団法人 日本農村医学会
雑誌
日本農村医学会学術総会抄録集 (ISSN:18801749)
巻号頁・発行日
vol.56, pp.55, 2007

〈緒言〉小児における上室性頻拍はしばしば経験するが、乳児期に発症するものは急激にうっ血性心不全が進行し、重篤な状態となる。また年長児では、ときに再発が多く日常生活のQOLが障害される。近年小児でもカテーテルアブレーション治療が行われるようになり年長児の生活のQOLが改善され福音となっている。<BR>そこで、最近7年間に当科で経験した上室性頻拍症の15症例について臨床像、短期治療、長期治療につき検討した。<BR>〈結果〉乳児期発症は9例(男児4例、女児5例)、幼児期以降の発症は6例(男児4例、女児2例)であった。乳児期発症例はすべてが生後3ヵ月以内に発症していた。3例は初診時に著明なうっ血性心不全を呈していたが、残りの6例は、偶然に発見されていた。うち1例は胎内で一時頻拍を指摘されたが出生時は不整脈は認めず生後4日から上室性頻拍発作を発症した。急性期の治療は、1例は治療開始前に自然軽快したが、他の8例は digoxinの急速飽和とATP急速静注をおこない発作は治まった。 幼児期以降発症の6例の年齢は4歳から13歳で、発作時心拍数は毎分160から270であった。症状も腹痛や胸部不快感・動悸で、循環呼吸状態への大きな影響は認められなかった。薬物治療は、ATPの急速静注、又はATPとDigoxinの併用であった。乳児期発症の9例のうち非発作時の心電図から副伝導路の存在が示唆されるものは3例であった。発作予防薬は、digoxinが5例、digoxinとpropranololの併用が3例 頻回に再発した1例はdigoxin,propranolol,disopyramide の併用をおこなった。digoxinは血中濃度に注意して全員が内服した。予防内服の期間は 全例で8ヶ月~1歳までで、内服中止後 発作が再発した例は、なかった。幼児期以降発症例では、1例がmanifest WPWであった。発作予防薬は原則的には無しとしていたが、経過中発作が頻回になった2-3ヶ月間のみ、やむをえず予防内服を行った。2例では、薬物が必要な発作の頻度が高く、年齢が高くなるにつれて生活に支障を来たすようになった。そのため高周波カテーテルアフ゛レーションの適応と考え、施行したが、その後は上室性頻拍発作はなく良好な経過をたどっている。<BR>(結語)□乳児期早期の発症例では重症の心不全に陥る前の発見が重要でその後数ヶ月を良好な発作予防をすることが重要であり、年長児では頻回発作する例ではカテーテルアブレーション治療にもちこむことがQOL改善のため重要であることを再確認した。
著者
服部 哲郎
出版者
経営史学会
雑誌
経営史学 (ISSN:03869113)
巻号頁・発行日
vol.35, no.4, pp.82-106, 2001-03-25 (Released:2010-11-18)

Although a great deal of effort has been made to apply the “scientific management” devised by Frederick W. Taylor, little attention has been given to the “scientific office management” of William Henry Leffingwell. The purpose of this paper is to examine early phases of scientific office management in the life insurance industry during the interwar period, and to indicate its effects on the relationship between “office management” and “personnel management.” As the first step in my analysis, the scheme of scientific office management needs to be examined in detail. Scientific office management was the first unified theory of office management and clearly copied “scientific management, ” that is, a total system initially designed for industrial applications. Its essence was reflected in the Examination and Rating Plan proposed by Leffingwell in 1923 to evaluate, as justly and accurately as possible, the efficiency of any office.In the following pages, to test the validity of its claim, I explore the impact of the examination and rating plan on the life insurance industry through a certain association's activities. The Life Office Management Association (LOMA) was an international association of life insurance companies founded in 1924 and also one of the leading office management associations that eagerly promoted such schemes for offices in the years before World War II.In conclusion, the following three points were reached. First, it may be presumed that there is a gradual stage from “office management” to “personnel management.” Second, there might be some correlation between “office management” and “personnel management.” Third, the first two hypotheses remain topics to be discussed further on the grounds that it is difficult to apply them to other industries. Further study should provide more evidence for these hypotheses.
著者
竹渕瑛一 山田泰弘 鈴木浩 服部哲 速水治夫
雑誌
第75回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, no.1, pp.381-382, 2013-03-06

昨今,いくつかのWebAPIを組み合わせることで新たなWebサービスを立ち上げるマッシュアップの事例が増えている. 提供されるWebAPIの多くは,特定のURLに対しリクエストを発行することによって,リクエストに応じたデータを得られる方式を採用している.取得時の処理はサーバサイドで行われている. 本研究ではWebAPIをクライアントサイドで動作させる方式の検討と評価を行った.試作システムとしてPixivを対象に提案方式によるWebAPIを実装した.従来方式ではWebAPIをサーバサイドで動作させるが,提案方式ではクライアントサイドにWebAPIを設置し,逐次サーバサイドのWebページにアクセスすることでデータを取得する.