著者
李 明 石丸 紀興
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.65, no.537, pp.311-318, 2000-11-30 (Released:2017-02-03)
参考文献数
33
被引用文献数
2 3

In this paper, some studies are done on the activities of architect's office of Akatsuki, the first architecture office in Hiroshima after the war, and the roles in the reconstruction of Hiroshima city, with observing the experiences of the architects, in the establishment and development of the office mainly. As a result, architect's office of Akatsuki was the pioneer of Hiroshima architects, where Mr. T. Murata, Mr. Y. Kouchi and Mr. S. Ohhata were main members. Although it did not influence the main development of the modern architecture history of Japan remarkably, it indeed played a very important role in the formation and organization of the architecture offices in Hiroshima, and also in the revitalization of Hiroshima.
著者
李 明 石丸 紀興
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.72, no.617, pp.215-222, 2007-07-30 (Released:2017-02-25)
被引用文献数
1 5

Yoshinari KOUCHI, who was born in Hiroshima on June 13 in 1913, graduated from Yokohama engineering college in 1935. He studied under Junpei NAKAMURA, who was the famous architect and educator. After his graduation, he worked under Mumoru YAMADA, who was one of the most famous rationalistic architects in Modern Japan, and he went to Manchuria for working as an architect at architecture section in Ministry of Communications Financial Bureau. Since July in 1939, he had designed buildings as an engineer at architecture section in General Bureau of Post Affairs, Manchoukuo. After the Second World War, he returned to Japan and made a great contribution to reconstruction of Hiroshima City by designing many buildings at AKATUKI architecture design institute. In 1951, he established KOUCHI YOSHINARI architecture design institute. He was not only an energetic architect based in Hiroshima but also the person who was active in various fields of the academic studies and the building administration.
著者
李 明輝
出版者
山口大学
雑誌
東亞経濟研究 (ISSN:09116303)
巻号頁・発行日
vol.60, no.3, pp.263-292, 2001-12-31
著者
李 明姫
巻号頁・発行日
2002-03-18 (Released:2014-01-24)

インターネット利用人口の急速な増加と情報の世界的な普及によって,インターネットの新たな媒体としての重要性が高まっている。特に,ブラウザさえあればコンピュータや製作したアプリケーションに依存せずに同じ文書を見ることができ,ハイパーテキスト形式によって自由に文書間を移動し,必要な情報を集めることができるWorld Wide Web の登場がその発展の一因を担っている。 / インターネット上で情報を与えているウェブサイトの多様化が進んでも,情報の伝達やユーザーの説得のための主な手段はやはり文章である。従って文章が画面にどのように表示されるかということは,きわめて重要な問題である。文章は短時間でユーザーの注意を引き,情報を伝える必要がある。 / このような目で改めて見ると,現在のウェブページの文字は,ほとんどが非常に読みにくい。それらは文章の行間があいていないページや文字のサイズが小さいページ,背景が明るすぎているページなどその原因は様々である。 / モニター上のテキストの読みやすい環境について読者であるユーザーにアンケート調査を行った。その結果,例文で最も低い評価を得たのは黄色の背景の文字であった。この結果から,文字を読むのに,モニターの発する光の影響が考えられる。紙の上に印刷された文字と違って,光を発する画面であるモニター上の文字を読むのには光の量に大きく影響される。背景色の項目でグレーの背景の場合が最も高い評価を得ているのもそのためだと思われる。 / 次に低い評価を得たのは,行間の変化による文字の読みやすさの設定をしなかった例で,行間が文字を読むのに大きな影響を与えていると思われる。 / 文字の読みやすさに影響を及ぼす最も重要な要素に,文章の行間と背景の色,つまり画面が発する光の量があることが判明した。 / モニター上テキストの読みやすい環境に関するアンケートの中で,テキストの背景色の変化について,最も高い評価を得たグレーに着目し,背景の明度の変化による可読性の違いを分析した。その結果,明るいグレー(#DDDDDD)の背景が一番多く,白い背景,グレー(#BBBBBB),また黒い背景に白い文字を選んだ人もいた。 / 続いて画面上でテキストを読む際に背景明度の変化だけではなく色の変化は可読性にどのような影響を与えるのかを調査分析した。背景色の変化の段階を明度差による読みやすいアンケートから得たグレーの色相・明度・彩度(8.48GY8.58/0.79)を基に,マンセルシステム基本5 色の変化とグレーで6 段階に設定した。その結果,背景の色相を黄系にしたのが一番多く,その他青系の背景,灰色・紫系の背景,赤系・緑系の背景順に分散された。 / この結果から,モニター上で文字を読むのにモニターから発する光を感じられないような環境,つまり8.5 位の明るい明度と0.8 位の低い彩度の背景が必要なことが分かった。色相については一番読みやすいと選ばれた黄系の背景からみると,赤系や青系のような色より,柔らかく刺激のない黄系の方がよいと思われた。 / 今までのタイポグラフィは,印刷媒体の中で文字を扱う視覚的なデザインのことを示していた。しかし,現在は印刷を通じなくても画面上に表示するような新しい方法が登場している。既存のタイポグラフィの要素と同様に画面上での読みやすい文字の環境が重要になっている。 / インターネット上の情報は数え切れないほど多く,またこの情報を利用する人も急速に増えつつある。しかし,インターネット上のウェブデザインにおけるタイポグラフィに関する研究はまだ進んでない。今まで印刷物のデザインを担当していたデザイナーがそのままウェブデザインを担当することになったが,印刷分野のデザイン技術はウェブページデザインには応用できない部分があると指摘されている。 / そこで,本研究ではウェブページをデザインするときに注意すべき文字に関する画面上のタイポグラフィのあり方について考察し,ユーザーが使用しているコンピュータやブラウザの個人設定によって違って見えるウェブページを制作者が意図した読みやすいテキストや色などで見せるための設定方法を述べた。 / 本研究は,ブラウザ上で理解しやすく読みやすい文字表示を目的に進めてきた。しかし,制作者のデザイン能力により文字を読みやすく表示することだけでなく,コントロールできないユーザーの環境にも文字の見え方が異なるとの問題点もあった。 / そこで今後の課題として読みやすさに関する要素をさらに,モニター上の表示に関わる部分とユーザー個々の環境による部分に分けて研究を進めていく必要がある。 / まず,考えられることは,本論文ではモニター解像度による文字表示の制限で除外した明朝体やゴシック体といった書体について読みやすい程度などを調査することである。また,背景色と文字色のコントラストの差による読みやすさについて注目したい。ウェブページの個性を表すため,また,画面から発する光を感じられないような背景色と,読みやすいコントラストの文字色の関係についてさらに研究を進めなければならない。 / そして,ユーザー側の環境では,モニター画面を照らす照明道具や明るさ,または,ユーザーの目と画面との距離や角度による読みやすさの違いについて検討する必要にも着目したい。 / 本研究によって印刷における読みやすさと画面上における読みやすさの共通点と異なる点が明らかになり,標準的なフォーマットを作ることができたが,この検証と,さらに積み残している研究課題について今後も取り組んで行きたい。
著者
李 明
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会技術報告集 (ISSN:13419463)
巻号頁・発行日
vol.14, no.28, pp.613-616, 2008-10-20 (Released:2009-03-17)
参考文献数
2

This paper tries to consider the urban architecture of the Japanese colonial period seen in a small and medium-sized city in North East (East-North) area of China.The author collected a certain material and information by doing field work on the architecture of the Japanese colonial period in Yanbian Korean autonomous prefecture (old Kandao) about two months. In this paper, the architecture of the consulate general of Japan in old Kandao (in Longjing, China) is reported.
著者
牧野 英二 白 琮鉉 李 美淑 韓 慈卿 李 京珪 李 秋零 廖 欽彬 張 政遠 李 明輝 彭 文本 近堂 秀 相原 博
出版者
法政大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2012-04-01

本研究は、次のような研究成果を挙げた。第一に、日本、韓国、中国・台湾の漢字文化圏におけるカント哲学の翻訳・受容の現状と課題を解明した。第二に、日本、韓国、中国・台湾におけるカント哲学研究の国際的なネットワークを構築することができた。第三に、日本、韓国、中国・台湾におけるカント哲学の翻訳・受容の影響作用史の課題を解明することができた。 最後に、本研究の一部は、すでに『東アジアのカント哲学』に発表された。
著者
石丸 紀興 李 明 岡河 貢
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.67, no.551, pp.335-341, 2002-01-30 (Released:2017-02-04)
参考文献数
16

This project is about the work of the architect- koichi SATO on the Hiroshima Red-Cross Branch Hospital. As refer to the way of its reform and the characteristic of its design, we could explore koichi SATO's activities in Hiroshima. As a conclusion : l)The construction of the Hiroshima Red-Cross Branch Hospital was generally meant for the war's purposes. 2)During the assignment of the work from Showa 8/3/7 to 14/2, koichi SATO's activities not only involved in designing the Red-Cross Branch Hospital, as well as other buildings in Hiroshima. 3)Besides, as refer to the characteristic of its design on the branch hospital, we could exolore the beauty of its classical design as well as a profound impression. Although the primary's plan was meant for the war's purpose. The exterior which is made of the terra-cotta ; the co lour it used and the soecial design for the layout, has admitted by the public.
著者
李 明 石丸 紀興
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.66, no.540, pp.307-314, 2001-02-28 (Released:2017-02-04)

This paper focuses on Mamoru Yamada's architectural design of Hiroshima Post Hospital. As the first series of his design for the hospital, it represented the latest hospital layout including a definite design on the zoning and a movable outline function. Especially when we refer to the layout of consultation rooms. With the internal medicine room as the center, the surgery, ophthalmology, and x-ray room were allocated according to the American 'History Corridor' design. With the sunroof, the technique of catching the sunlight had been used. In order to get enough sunlight for the corridor, in between the border of each room, parapet is used as the upper part of the roof as well as the well-ventilated window. This type of architectural design concept marks the beginning of the modern rationalistic architectural in the modern Japan. In addition, it has a profound impact on the latest rationalistic work such as the architectural design of Tokyo Post Hospital.
著者
石川 徳久 杉谷 広元 李 明杰 松下 寛
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
日本化学会誌 (ISSN:03694577)
巻号頁・発行日
vol.2000, no.6, pp.399-404, 0001-01-01 (Released:2001-08-31)
参考文献数
18
被引用文献数
1 1

試料溶液のイオン強度調整を必要としない標準液添加法と沈殿反応を利用した陰イオン(または陽イオン)の間接電位差定量を提示する。濃度cxの測定陰イオンBを含む体積Vの試料溶液に,既知濃度crの沈殿剤陽イオンAを含む溶液(反応液)の一定量(Vr)を添加する。このとき,生成した沈殿物の組成をAmBnとすれば,cr≥mcxV/(nVr)の条件を満たす必要がある。この溶液に,Aイオン選択性電極-比較電極対を浸漬したのち,既知濃度cs1のAを含む溶液(標準液1)で滴定し,標準液1の添加体積(vs1)に対する起電力(E1)を測定する(標準液1の最終添加体積をvs10とする)。引き続いて,同一試料溶液をVおよび反応液をVr添加したのち,既知濃度cs2(>cs1)のAを含み,標準液1と同じイオン強度をもつ溶液(標準液2)で再び滴定し,標準液2の添加体積(vs2)に対する起電力(E2)を測定する。この二つの滴定曲線から,vs2=2vs1-vs10を満足するvs1, vs2に対応したE1,E2を読み取れば,Bの濃度cxに関して次式が成立する。y=(ncs1/ncrVr-mcxV)x+gここで,y=10ΔE/S,x=vs1{(cs2/cs1)-y},ΔE=E2-E1, SはAイオン選択性電極の応答勾配,gは定数である。y対xの直線プロットの勾配からcxが決定される。沈殿剤として銀イオンを,指示電極として銀イオン選択性電極を用いて,種々のイオン強度の試料溶液中の1×10-2-5×10-4mol dm-3の濃度範囲のヘキサシアノ鉄(II)酸イオンを,誤差約±1%以下,相対標準偏差1%以下で定量した。
著者
渡邉 武 李 明哲 水谷 潤 山田 哲雄 佐藤 秀一 竹内 俊郎 吉田 範秋 北田 哲夫 荒川 敏久
出版者
日本水産學會
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.57, no.4, pp.681-694, 1991
被引用文献数
12 59

Red seabream broodstock were fed various diets of different nutritional quality for either 26 days or shortly before spawning to clarify the effective components in cuttlefish meal and raw krill which aid in quality egg production.<br> The percentage of buoyant eggs was lowest in the control group receiving the white fish meal diet, and was elevated by the addition of 200mg DL-α-tocopheryl acetate. The value was also effectively improved by replacement of white fish meal with defatted or intact cuttlefish meal as a protein source. Feeding broodstock with frozen raw krill after previously being fed control diet resulted in elevation of the percentage of buoyant eggs and normal larvae. Equally good results were obtained by substitution of cuttlefish liver oil in the control diet with 2.5% krill polar lipid or 2.5% krill nonpolar lipid. However, neither defatted krill meal nor fat-soluble fraction of cut-tlefish meal showed the good effect on the egg quality.<br> Consequently, the superior quality of cuttlefish meal to the white fish meal as a protein source for red seabream broodstock diets was reconfirmed. And the effective components in raw krill, aiding the reproduction of red seabream, are suggested to be the polar and nonpolar lipid fractions. In addition, vitamin E was also found to have the same efficiency for improvement of the egg quality.
著者
李 明香 尾崎 明仁 鈴木 香奈子
出版者
社団法人空気調和・衛生工学会
雑誌
学術講演会論文集
巻号頁・発行日
vol.22, no.1, pp.705-708, 2010-08-12

The advanced theories on building physics applying THERB, such as thermal conduction, convection and radiation, for numerical simulation on the hygrothermal environment of buildings are exemplified and verified (to calculation accuracy. The followings are mentioned as the results; the need for calculation of combined heat and moisture transfer to analyze the hygrothermal environment, the importance of time-varying and nonlinearity of the coefficients of convection and radiation heat transfer in each point of buildings, the necessity of the detailed calculation of mutual radiation among the indoor surfaces in condition such as panel heating, the influences of the time shift of sunshine portion and the multiple reflection of transmitted solar radiation among the indoor surfaces.
著者
鈴木 敦夫 李 明哲 佐々木 美裕 鵜飼 孝盛 大山 達雄 三浦 英俊 栗田 治 田口 東 稲川 敬介 小市 俊悟 古田 壮宏 鳥海 重喜 藤原 祥裕 高松 瑞代 田中 健一 腰塚 武志 石崎 文雄 伏見 正則 腰塚 武志
出版者
南山大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2012-04-01

都市内の災害時の人の流動に関する総合的な研究として,本研究ではテーマを3つ設定した.1)交通ネットワークシステムの頑健性と効率性の評価:道路,鉄道,航空網それぞれについて,GISデータ,時刻表,交通量データを用いて頑健性と効率性の評価を行った.2)緊急時の都市内・都市間流動に関するモデル:過大な交通量が流れているときの鉄道の遅延を記述する数理モデルを開発した.また,都市内で早急な避難が必要なほどの重大な事故が発生したときの都市内経路の解析について研究を進展させている.3)コンパクトな都市空間の設計原理:鉄道網の発達が平面を時間的に縮小させる効果について数理的に分析した.
著者
劉 滌源 徐 長生 田中 敏弘 李 明星
出版者
関西学院大学
雑誌
経済学論究 (ISSN:02868032)
巻号頁・発行日
vol.47, no.2, pp.p67-79, 1993-07