著者
森田 鈞
出版者
The Japan Society for Precision Engineering
雑誌
精密機械 (ISSN:03743543)
巻号頁・発行日
vol.23, no.273, pp.524-528, 1957

In this study star-shaped wheel means the wheel with triangular teeth. The object of this study is to decide the positions of the pitch circle to generate the hob profiles for cutting starshaped wheels. By calculation the envelope of the teeth of wheel on rack which makes rolling contact with the pitch circle of the wheel was obtained, and under the condition in which the envelope can exist the allowable range of the position of the pitch circle was decided.<BR>The graph showing the relation among tooth angle, number of teeth, root circle radius and pitch circle radius of the wheel was drawn to faciliate to decide the position of the pitch circle.
著者
森田 耕一郎
出版者
公益社団法人 計測自動制御学会
雑誌
計測と制御 (ISSN:04534662)
巻号頁・発行日
vol.39, no.6, pp.378-383, 2000-06-10 (Released:2009-11-26)
参考文献数
6
著者
森田 安一
出版者
三田史学会
雑誌
史學 = The historical science (ISSN:03869334)
巻号頁・発行日
vol.88, no.1, pp.81-107, 2018-12

はじめに一, 修道士ルターの肖像画二, 博士帽をかぶったルター像三, 「騎士イェルク」としてのルター騎士像三, ルターの結婚式ないし夫婦像四, 一五三二年以降のメランヒトンと対になったルター像五, 老年期のルター像六, 死の床のルター像おわりに2017年度三田史学会大会シンポジウム報告 : シンポジウム「ヨーロッパ宗教改革研究の今日的意義 : 五百周年に寄せて」
著者
森 樊須
出版者
日本ダニ学会
雑誌
日本ダニ学会誌 (ISSN:09181067)
巻号頁・発行日
vol.9, no.1, pp.75-76, 2000-05-25
著者
宮川 良博 森 拓也 川原 勲 國安 弘基
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement Vol.46 Suppl. No.1 (第53回日本理学療法学術大会 抄録集)
巻号頁・発行日
pp.A-83_1, 2019 (Released:2019-08-20)

【背景・目的】 近年、中鎖脂肪酸はその摂取による内臓脂肪の蓄積抑制効果、担癌体での抗腫瘍効果が報告され注目を集めている。中鎖脂肪酸は、カルニチン・シャトル非依存性にミトコンドリア外膜を通過するため、長鎖脂肪酸と比較し急速に代謝される。この特徴から中鎖脂肪酸は豊富なミトコンドリアを有し、ATP産生を行っている心筋に対して強く作用することが考えられる。そこで今回、中鎖脂肪酸の経口摂取が心筋に及ぼす影響を検討した。 【方法】 生後5週齢のBALB/c雄性マウスを用い、標準餌CE-2に中鎖脂肪酸であるラウリン酸を重量比で2%、5%、10%添加した餌を用意しControlを含め4群で比較検討した。安楽死まで1〜2日毎に体重、食餌摂取量を測定、安楽死後に心臓を摘出し重量を測定し、組織学的検討を行なった。組織学的検討では、ヘマトキシリン・エオジン染色により組織の形態、細胞面積の測定を行い、また抗8-OHdG抗体、抗4-HNE抗体により免疫染色を行い酸化ストレスの程度を評価した。測定結果について対応のないt検定により統計解析を行い、有意水準はp<0.05とした。 【結果】 10%群は実験開始より著明な体重減少を認め、5日目にmoribundとなり安楽死した。その他の群については5%群は13日目、2%群、control群は15日目に安楽死した。摂取カロリーに群間差を認めなかったが、体重、心臓重量は5%、10%群でcontrol群と比較し有意に減少した。心臓の組織学的検討では、10%群において心筋細胞の萎縮、酸化ストレスの増大を認めた。 【考察および結論】本実験により、過剰な中鎖脂肪酸の摂取は心筋細胞の萎縮、酸化ストレスの増大を招くことが示唆された。ミトコンドリアへの負荷が増大することにより機能障害が起こり、結果として酸化ストレスの発生が亢進し心筋細胞の萎縮を誘導した可能性が考えられる。今後ミトコンドリア機能について解析を進め、その機序を明らかにする必要がある。 【倫理的配慮,説明と同意】本実験は、奈良県立医科大学動物実験委員会の承認を得た(承認番号:12023)。
著者
吉川 雅之 P0NGPIRIYADACHA Yutana 來住 明宣 蔭浦 禎士 王 涛 森川 敏生 松田 久司
出版者
公益社団法人日本薬学会
雑誌
藥學雜誌 (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
vol.123, no.10, pp.871-880, 2003-10-01
参考文献数
27
被引用文献数
15 63

デチンムル科(Hippocerateaceae)Salacia属植物は,インド,スリランカを始め,タイやインドネシアなどの東南アジア,ブラジルなどの熱帯地域に広く分布し,約120種が知られている.スリランカ,インド,タイなどに多く自生するSalacia(S.)reticulata,S.oblonga及びS.chinensis(syn.S.prinoides)は,つる性の多年性木本で,その根部や幹は,インドやスリランカの伝統医学であるアーユルヴェーダを始め,中国やタイの伝承医学などにおいて天然薬物として利用されてきた.スリランカでは,S.reticulataの根皮は,リウマチ,淋病及び皮膚病の治療に用いられるほか,特に糖尿病の初期の治療に有効であると伝承されている.インドでは,S.reticulataやS.oblongaの根部が,リウマチ,淋病,皮膚病及び糖尿病の治療に用いられている.S.chinensisは,S.prinoidesと同一植物であると言われており,インドや中国及びタイ,インドネシアなどの東南アジアに広く分布している.インドにおいては,S.prinoidesは糖尿病の治療のほかに,堕胎,通経,性病の治療に用いられている.一方,中国伝統医学では,S.prinoidesはサラツボクと称され,リウマチ性関節炎,腰筋の疲労,体力の虚脱や無力感の改善に用いられている.タイにおいてはS.chinensisの幹の煎じ液が緩下や筋肉痛の緩和によいとされているが,糖尿病や肥満の治療に用いられることはない.我々は,代表的な生活習慣病の1つで,現在日本人の約1割が発病又はその予備軍と言われている糖尿病あるいはその主たる因子の1つとされている肥満の予防に役立つ機能性素材を世界各地の薬用食物に求めて解明研究を進めている.その探索研究の一環として,スリランカ産S.reticulata及びインド産S.oblongaの幹及び根部エキスにショ糖負荷ラットにおける強い血糖値上昇抑制活性を見出し,その作用メカニズムが糖質加水分解酵素阻害作用であることを明らかにした.また,活性成分として,新奇なチオ糖スルホニウム硫酸分子内塩構造を有するsalacinol(1)及びkotalanol(2)を単離するとともに,1や2が,市販のα-glucosidase阻害薬と同等の強いα-glucosidase阻害や糖の吸収抑制作用を示すことを見出した.また,糖尿病性合併症である白内障や神経障害に関与するポリオール代謝系の律速酵素であるaldose還元酵素に対する阻害作用成分を探索したところ,Salacia属植物から活性成分としてmangiferin(3)及び数種のトリテルペン類を見出した.さらに,肥満及び肝障害など種々の生活習慣病に関連した活性評価を行い,3やポリフェノール成分などに活性を見出している.これまでに,タイ産S.chinensisの成分として,茎からdulcitol,proanhocyanidin及びleucopelargoninの2量体が単離され,葉からはproanthocyanidinが単離されている.また,インド産S.prinoidesから多数のトリテルペン成分が報告されている.最近,Salacia属植物の幹部や根部がダイエット素材としていわゆる健康食品に利用されるようになっている.しかし,これらのSalacia属植物は,現在のところいずれも栽培化に成功しておらず,もっぱら野生品が供給されているのが現状で,基源植物の同定を始め採取地や採取時期などが明確でないことも多い.また,抗糖尿病関連の活性が伝承されていないタイ産S.chinensisが,ダイエット素材として利用されている.今回,タイ産S.chinensisの80%含水メタノール抽出エキスについて,スリランカ産S.reticulataとインド産S.oblongaとの比較のもとに,抗糖尿病作用や炎症に関連した活性評価試験として,i)糖負荷ラットにおける血糖値上昇抑制作用(in vivo,ii)ラット小腸刷子縁膜由来及びパン酵母由来α-glucosidase阻害活性,iii)ラットレンズ由来aldose還元酵素阻害活性(in vivo),iv)アマドリ化合物及び終末糖化産物[advanced glycation end-products(AGEs)]生成抑制活性,v)DPPH及びO^-_2ラジカル消去活性,vi)マウス腹腔マクロファージからのリポ多糖(LPS)誘発一酸化窒素(NO)産生抑制活性について検討した.また,S.chinensisの80%含水メタノール抽出エキスからsalacinol(1)を単離,同定するとともに,タイ各地で入手したS.chinensisについてラット小腸由来α-glucosidase阻害活性を比較した結果について報告する.
著者
橋本 雅史 上田 克彦 佐竹 勇人 留守 正仁 富樫 昌彦 森 拓也 市川 博之 川原 勲
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement
巻号頁・発行日
vol.2013, 2014

【はじめに,目的】変形性膝関節症は臨床で多くみられる疾患であるが,膝関節内反モーメントと下腿の回旋についての報告は少ない。横山らは,変形性膝関節症患者の立脚期での内反モーメントのファーストピークは健常人の1.5倍と報告している。またSasakiらは,内側変形性膝関節症に対して外側楔型足底板を使用することで,大腿骨頭から踵骨までの荷重線を変化させると報告している。さらにNakajimaらは,外側楔型足底挿板にアーチサポートを付加すると後足部の運動が保たれ,かつ膝関節内反モーメントを減少させ足底挿板の効果を高めると報告している。我々は変形性膝関節症の患者に,Nakajimaらの足底挿板を参考にした簡易インソールを挿入し,下腿内旋角度・膝関節内反モーメントが減少することを三次元動作解析装置にて確認した。膝内反モーメントは下腿回旋に影響されるが,健常人での下腿回旋角度は未だ報告されていない。今回健常者に対し,オイラー角を用いて正常歩行時の下腿回旋角度を明らかにすることを目的とした。【方法】本研究の対象は,下肢に整形外科的既往の無い健常男性9名(年齢28.6±5.97歳,身長173.4±5.43cm,体重66±7.12kg)とした。裸足での歩行を三次元動作解析装置と床反力計を用いて計測し,歩行速度は快適速度とした。三次元動作解析装置(アニマ社 ローカス3D MA3000)を用いて下腿のオイラー角を計測し,同時に床反力計(アニマ社MG100)にて床反力のモーメントを計測した。下腿のオイラー角は,踵接地0.01秒前を基準(0°)とし測定し,制動期終了時を立脚中期としデータを算出した。また,各個人の踵接地から立脚中期までの時間を100%表示に正規化した。オイラー角の平均と膝関節内反モーメントの平均をSpearmanの順位相関係数を用いて統計処理を行った。統計処理ソフトは,R2.8.1を使用し行った。【倫理的配慮,説明と同意】本研究はヘルシンキ宣言に沿った研究であり,阪奈中央病院倫理員会の承認を得た。また,対象者に対して研究の主旨と内容,得られたデータは研究以外で使用しないこと,及び個人情報漏洩に注意することについて十分に説明し,同意を得て研究を行った。【結果】踵接地から立脚中期にかけての最大外旋角度13.71°~0.56°と個人差があり平均4.71±2.6°であった。最大内旋角度は8.41°~-1.03°と個人差が見られ平均は2.03±2.27°であった。今回の計測では大きく分けて3パターン確認され,①下腿外旋-下腿内旋の(2 times of rotation)パターン(5例)②下腿内旋-下腿外旋-下腿内旋の(3 times of rotation)パターン(2例)③踵接地から立脚中期まで常に下腿外旋位である(1 time of rotation)パターン(2例)に分類できた。下腿回旋角度と膝関節内反モーメントはr<sup>2</sup>=0.584と中等度の相関関係にあることがわかった。3パターンのオイラー角の平均を,フリードマン検定より多重比較を行った結果はp<0.01と有意差が認められた。【考察】今回三次元動作解析装置を使用し,下腿と大腿を面として捉えオイラー角を計測することで,踵接地から立脚中期にかけての下腿回旋角度を計測することができた。堀本らは,健常人の70.6%が距骨下関節回外位で踵接地を行い,29.6%が距骨下関節回内位で踵接地すると述べている。今回の結果では9例中7例が踵接地後下腿外旋位に変位し,2例が踵接地後下腿内旋していることが確認できた。運動連鎖から考えると距骨下関節回外位での踵接地により下腿外旋し,距骨下関節回内位での踵接地により下腿内旋していると考えられ,堀本らと同様の結果となった。踵接地以降の下腿回旋角度は,足底圧中心軌跡が足部のどの位置を通過するかにより,下腿の回旋パターンが変化すると考えられる。今回の結果では,下腿回旋角度と膝関節内反モーメントとの相関がみられた。我々が先行して行った変形性膝関節症患者への簡易インソール挿入前後の比較では,挿入により下腿外旋が増加し健常人の下腿外旋-下腿内旋の(2 times of rotation)パターンに近い結果となった。また,内反モーメントの比較では,挿入により内反モーメントの減少がみられ疼痛の減少が確認できた。我々の先行研究と今回の結果より,下腿回旋角度をコントロールすることで,内反モーメントを制御できると考えられた。【理学療法学研究としての意義】今回の研究で歩行時の下腿回旋角度が測定することができ,3パターンに分類することができた。今後さらに研究を進め対象数を増加させることで,より明確なパターン分類が期待できると考える。