著者
田口 裕起 鈴木 久貴 小川 耕作 白井 暁彦
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.38, no.10, pp.9-11, 2014-02-25

本研究ではHMDのセンサフュージョンをそのまま利用し,普及しているコンテンツ開発環境であるUnity3Dにおける首の動きを利用したジェスチャ入力の認識方法を提案する.最も基本的な方法として,絶対的な回転角度によって「肯定」,「否定」,「疑問」の3つのジェスチャを認識する.
著者
田口 裕功 堀内 満水雄 熊谷 治己 石塚 栄一
出版者
一般社団法人 国立医療学会
雑誌
医療 (ISSN:00211699)
巻号頁・発行日
vol.23, no.6, pp.829-832, 1969 (Released:2011-10-19)
参考文献数
2

Four cases of bladder foreign body were reported. In all cases, onanism was motives from which they inserted foreign bodies into the bladder. First two cases had the bladder calculi might be formed by the bladder foreign bodies.Case 1: -A 21 years old male had a piece of metal wire in the bladder for almost 10 years which introduced through the urethra. The bladder stone removed through suprapubic vesicotomy sized 7.0×4.5×4.0cm.Case 2: -A 26 years old male had a bladder stone produced by the pin like needle which might be introduced almost 10 years ago. A stone removed transvesically sized 4.0×4.0×4.3cm.In these 2 cases, the ureters were definitely dilated and vesico-ureteral refluxes were visualized in X-ray examiations.Case 3: -A 14 yers old male inserted a candle into the bladder due to onanism. This was visualized to be broken into several pieces by the cystoscopic examination and was removed with the endoscopic technique.Case 4: -This 34 yers old male stated that he inserted a fine elastic string 15 cm in length into the bladder accidentally. Despite it had been in the bladder only for 20 days, massive urine crystals attached around the elastic string. It succeeded to withdraw by transurethral approaches.
著者
白木 毅 北澤 修司 高木 勝則 田口 裕隆 田所 敏行 高安 勲
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.50, pp.289-290, 1995-03-15

従来、ベクトル地図データは利用目的に応じて、個別に作成運用されてきた。この為、地図データ作成費用が膨大となり、他の分野への適用が進んでいなかった。そこで、市販の地図帳をイメージスキャナにより入力して利用するイメージ地図処理システムが開発、運用されてきた。しかし近年、カーナビゲーション等の普及によるベクトル地図の利用増等により、ベクトル地図の整備と低価格化が進んで来た。これに伴い、高度な施設情報管理が可能なベクトル地図の表示ニーズが高まりつつある。そこで、安価なイメージ地図と高度に利用可能なベクトル地図を同時に表示可能な地図表示ユーティリティを開発した。本論文では、地図操作で多用するスクロールについて、イメージ地図とベクトル地図を融合表示した状態で、操作性を良く高速にスムーズスクロールする方式について述べる。
著者
田口 裕 相原 玲二
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告インターネットと運用技術(IOT) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2000, no.62, pp.19-24, 2000-07-10
被引用文献数
1

広島県内の児童・生徒と教育関係者のみが利用できる学校間ネットワーク(イントラネット)とインターネットを利用して情報収集・発信ができる機能を持たせた,教育情報ネットワークシステムの基本構想を紹介する.このシステムの特徴は利用者の増加に伴うシステムの増設に対して柔軟な対応ができる点である.また,サーバは教育センターに集中して設置し,児童・生徒用のメール設定やWebページの運用・管理は各学校から行える.We describe fundamental concept of an educational information network system. This system consists of school networks or intranets for only students, teachers and related persons in Hiroshima Prefecture, and provides the Internet accessibility for their purposes. The main feature is feasible extension of the system corresponding to increase of users. Also, even though centralized servers, all administrative items, i.e., e-mail addresses of students and Web server configuration, are remotely set up by teachers.
著者
吉川 雅博 田口 裕也 阪本 真 山中 俊治 松本 吉央 小笠原 司 河島 則天
出版者
一般社団法人 日本ロボット学会
雑誌
日本ロボット学会誌 (ISSN:02891824)
巻号頁・発行日
vol.32, no.5, pp.456-463, 2014 (Released:2014-07-15)
参考文献数
14
被引用文献数
1 2

At present, there are body-powered hooks and myoelectric prosthetic hands that trans-radial amputees can use for work. Though the body-powered hook has good workability in detailed works, the design of the hook spoils its appearance and the harness impairs the feelings of wearing. The myoelectric prosthetic hand has a natural appearance similar to the human hand and intuitive operability with a myoelectric control system. However, it is high cost and heavyweight. Because of these problems, many amputees use cosmetic prostheses especially in Japan. In this paper, we report a low-cost and lightweight electric prosthesis with three opposed fingers considering functionality and design. A simple mechanism to control fingers by a linear actuator contributes to satisfactory workability, lightweight, and low cost. A control system using an inexpensive distance sensor allows intuitive operability as the myoelectric sensor at low cost. A socket is easily removable so that users can wear properly as the situation demands. It has a sophisticated appearance as a tool and can be produced by a 3D printer. The total weight of the hand and socket is 300[g]. Evaluation tests utilizing Southampton Hand Assessment Procedure (SHAP) demonstrated that developed prosthesis was effective to operate light objects for daily use.
著者
田口 裕一 高橋 桂太 苗村健
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告コンピュータビジョンとイメージメディア(CVIM) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.27, pp.79-86, 2008-03-10
被引用文献数
5

64台のネットワークカメラアレイを用いた実時間全焦点自由視点映像合成システムについて報告する.本システムでは,所望の視点位置における画素単位の奥行きマップを実時間で推定し,高品質な全焦点自由視点映像を合成する.画像合成処理をすべてGPU上で実装することにより,CPUとGPUで効率的な並列計算を行うシステムを1台のPCで実現した.これにより,解像度QVGAの入力多視点映像を用いて,フレームレート24fpsでの自由視点映像合成が可能となった.さまざまなシーンにおける高品質な自由視点映像を実験結果として示す.We present a real-time video-based rendering system using a network camera array. Our system consists of 64 commodity network cameras which are connected to a single PC through Gbit Ethernet. To render a high-quality novel view, we estimate a view-dependent per-pixel depth map in real-time based on a layered representation. The rendering algorithm is fully implemented on GPU, which allows our system to efficiently perform independent and parallel processing of CPU and GPU. Our system renders free-viewpoint videos at 24 fps using QVGA input video resolution. Experimental results show high-quality images synthesized from various scenes.
著者
田口 裕紀子 城丸 瑞恵 澄川 真珠子 成松 英智
出版者
一般社団法人 日本臨床救急医学会
雑誌
日本臨床救急医学会雑誌 (ISSN:13450581)
巻号頁・発行日
vol.22, no.3, pp.481-492, 2019-06-30 (Released:2019-06-30)
参考文献数
18

背景・目的:プレホスピタルケアは救急患者の転帰を左右するため,救急救命士には資格取得前から取得後も病院実習が義務づけられている。実習項目は看護から習得できるものが多く,指導医師の不足などから看護師が実習指導に携わる施設は多い。そこで看護師による救急救命士の病院実習指導の現状を明らかにするため質問紙調査を行った。方法:救急救命士の病院実習指導に携わる全国の救命救急センターに勤務する看護師490名に質問紙調査を実施。結果:実習教育プログラムがない,または不明確と認識している者は63.8%,実習の説明を受けていない者は69.2%であった。また,救急やプレホスピタルに関する資格・経験がない者は実習指導について十分に把握していない傾向にあった。考察:救急救命士の病院実習の充実化のためには,指導に携わる看護師が実習目標や指導内容を把握できるような体制整備や臨床経験の少ない者への支援など実習指導体制構築の必要性が示唆された。
著者
澤井 恭兵 菅野 のぞみ 田口 裕大 柳内 充 櫻井 圭祐 深澤 雄一郎 中村 茂夫 高橋 俊司
出版者
一般社団法人 日本臨床衛生検査技師会
雑誌
医学検査 (ISSN:09158669)
巻号頁・発行日
vol.66, no.2, pp.158-162, 2017-03-25 (Released:2017-03-29)
参考文献数
4

培養継続中であった血液培養にグラム染色を行い,菌の染色性と形態から早期に侵襲性肺炎球菌感染症(invasive pneumococcal disease; IPD)を診断することができた症例を経験した。症例は60歳代男性。全身に紫斑が出現し,急激に全身状態が悪化した。培養継続中であった血液培養にグラム染色を行ったところグラム陽性双球菌が認められ,尿中肺炎球菌抗原検査と併せてIPDが早期に診断できた。しかし,全身状態が改善することなく永眠された。本症例から培養継続中である血液培養にグラム染色を行うことで,血液培養自動分析装置で陽性を示すよりも早期に原因菌を推測できることが示唆された。実施には課題もあるが,検討に値する方法であり,この方法を臨床に周知・啓蒙したい。
著者
山田 哲夫 田口 裕功 臼田 和正
出版者
社団法人 日本泌尿器科学会
雑誌
日本泌尿器科學會雑誌 (ISSN:00215287)
巻号頁・発行日
vol.73, no.2, pp.216-220, 1982 (Released:2010-07-23)
参考文献数
11

硬結がほとんど全部の陰茎海綿体に及んだ成形性陰茎硬結症の1例を報告した. これに対し, 亀頭及び尿道海綿体を残し大部分の陰茎海綿体を切除した. 術後約2年を経過し性交は不可能であるが陰茎痛や排尿困難は消失し, 陰茎の形状も保たれている. 陰茎と皮膚の血管病変は膠原病の血管病変と類似し, 成因として膠原病が考えられた.
著者
田口 裕美 鈴木 啓史 黒田 克利
出版者
The Kansai Plant Protection Society
雑誌
関西病虫害研究会報 (ISSN:03871002)
巻号頁・発行日
vol.54, pp.53-59, 2012 (Released:2012-09-01)
参考文献数
11
被引用文献数
2 1

イチゴ炭疽病に登録されている12種類の殺菌剤をイチゴ苗に散布した後菌接種し,その防除効果から有効な殺菌剤を選抜した。2010年,2011年のイチゴ苗接種試験の殺菌剤散布7日後菌接種で,マンゼブ,プロピネブ,キャプタンの防除効果が高かった。さらに,2010年はアゾキシストロビンと有機銅が,2011年はフルジオキソニルの防除効果が高かった。一方,殺菌剤散布10日後菌接種で効果の高い殺菌剤はフルジオキソニルのみであった。 圃場試験の結果,マンゼブ,プロピネブ,キャプタン,有機銅の7日間隔の防除体系が,最も効果が高く,さらに27日後の枯死株率も7日間隔が最も低かった。 以上の結果から,イチゴ炭疽病に対する防除体系は,マンゼブ,プロピネブ,キャプタンを中心に7日間隔でローテーションを組み,有機銅,フルジオキソニルを臨機防除とすることが有効と考えられた。
著者
山田 哲夫 田口 裕功 清水 章治 信太 隆夫
出版者
一般社団法人 日本アレルギー学会
雑誌
アレルギー (ISSN:00214884)
巻号頁・発行日
vol.34, no.1, pp.47-51, 1985-01-30 (Released:2017-02-10)

約10年間にわたり難治性の膀胱刺激症状を有し, 膀胱壁の好酸球増加を伴った間質性膀胱炎の1治癒例を経験した.この症例は13歳頃より扁桃炎を反復し生来アレルギー素因も有していた.扁桃局所々見や扁桃誘発試験などから発症に扁桃の関与が示唆された.扁桃摘出後約2週間で膀胱の潰瘍性病変が消失し, 術後約6年の経過を観察しているが全く異常は認められず, 扁桃性病巣感染の関与が証明された.