著者
久恒 靖人 松下 恒久 野田 顕義 天神 和美 佐治 攻 榎本 武治 民上 真也 福永 哲 大坪 毅人
出版者
日本腹部救急医学会
雑誌
日本腹部救急医学会雑誌 (ISSN:13402242)
巻号頁・発行日
vol.35, no.7, pp.875-878, 2015-11-30 (Released:2016-03-02)

性的嗜好により経肛門的異物挿入で直腸穿孔となった症例を経験した。症例1,64歳男性。以前よりホースを肛門に挿入する自慰行為を行っていた。受傷当日も,ホースを使用した自慰行為を施行していたが,行為後より腹痛を認め,経過観察するも症状悪化したため近医へ救急搬送された。近医で処置困難と診断され当院へ紹介となった。精査にて直腸穿孔を認め,ホースによる直腸穿孔と診断し,緊急開腹術を施行した。症例2,75歳男性。友人に肛門へソーセージを挿入された。その後,ソーセージの排泄は認めず,腹痛増悪したため近医を受診された。イレウスと診断され,当院紹介受診。精査にてソーセージによる直腸穿孔と診断し,緊急開腹術を施行した。性的行為による経肛門的直腸異物挿入での直腸穿孔はまれであるため若干の文献的考察を加え報告する。
著者
小笠原 悠 市村 一雄 福永 哲也 永田 晶彦 井上 守
出版者
一般社団法人 園芸学会
雑誌
園芸学研究 (ISSN:13472658)
巻号頁・発行日
vol.11, no.4, pp.577-583, 2012 (Released:2012-12-28)

日本国内の生花店では,水揚げの促進を目的として‘水切り’作業を行っているが,切り花を取り扱う際の大きな負担になっている.実際に水切りを行っている生花店の割合とその効果に関するアンケート調査を行ったところ,62%の生花店で水切りは行われており,72%の生花店では水切りに品質保持の効果があると考えていた.次に,キク,バラ,ユリ,トルコギキョウ,ガーベラ,ストックおよびアルストロメリアを乾燥により水分を損失させた後,生体重の回復と品質保持期間に及ぼす水切り処理の影響を調べた.その結果,水切りによりキクとガーベラ切り花のみは生体重の回復が促進された.しかし,他の品目では有意に促進される効果はなかった.また,どの品目においても,水切りにより品質保持期間が長くはならなかった.以上の結果から,‘水切り’が切り花の水揚げと品質保持に及ぼす効果は極めて限定的であることが明らかになった.
著者
久恒 靖人 松下 恒久 野田 顕義 天神 和美 佐治 攻 榎本 武治 民上 真也 福永 哲 大坪 毅人
出版者
日本腹部救急医学会
雑誌
日本腹部救急医学会雑誌 (ISSN:13402242)
巻号頁・発行日
vol.35, no.7, pp.875-878, 2015

性的嗜好により経肛門的異物挿入で直腸穿孔となった症例を経験した。症例1,64歳男性。以前よりホースを肛門に挿入する自慰行為を行っていた。受傷当日も,ホースを使用した自慰行為を施行していたが,行為後より腹痛を認め,経過観察するも症状悪化したため近医へ救急搬送された。近医で処置困難と診断され当院へ紹介となった。精査にて直腸穿孔を認め,ホースによる直腸穿孔と診断し,緊急開腹術を施行した。症例2,75歳男性。友人に肛門へソーセージを挿入された。その後,ソーセージの排泄は認めず,腹痛増悪したため近医を受診された。イレウスと診断され,当院紹介受診。精査にてソーセージによる直腸穿孔と診断し,緊急開腹術を施行した。性的行為による経肛門的直腸異物挿入での直腸穿孔はまれであるため若干の文献的考察を加え報告する。
著者
沢井 史穂 実松 寛之 金久 博昭 角田 直也 福永 哲夫
出版者
日本体力医学会
雑誌
体力科學 (ISSN:0039906X)
巻号頁・発行日
vol.53, no.1, pp.93-105, 2004-02-01
被引用数
8 or 0

若年男女12名を対象として,携帯型表面筋電計を用い,日常生活の基本動作である姿勢保持・姿勢変換・体重移動動作計27種類について身体8部位から筋電図を導出し,各動作における筋ごとの活動水準を明らかにした.筋活動水準は,各動作で導出された筋電図の時間当たりの平均積分値(mEMG)を各筋の等尺性筋活動によるMVC発揮時の筋電図積分値で正規化して評価した.その結果,以下の知見が得られた.1.対象動作における時間当たりの平均活動水準は,ビラメ筋において一部40%MVCを越える動作があったものの,総じて低く,20〜30%MVC程度だった.2.動作間で各筋の活動水準を比較すると,速い速度での'階段昇り・降り'及び'坂の上り・下り'と'ジョギング'が総じてどの筋でも相対的に高い活動水準を示し,坂や階段を急いで上る(昇る)と,下肢の筋には自然歩行時の2〜3倍の負担がかかることが判明した.3.体幹の筋でぱ立ち座り',脊柱起立筋と大腿直筋でぱ中腰'と'立ちしゃがみ'の活動水準も相対的に高かった.また,腹直筋と大腿直筋は,階段と坂の上り下り動作において昇り(上り)より降り(下り)動作の方が筋の活動水準が高いという特徴が認められた.4.以上の結果は男女に共通するものであったが,筋活動水準の平均値は多くの動作で女性の方が有意に高く,同じ動作を行ったときの筋への負荷は女性の方が相対的に大きいと考えられた.5.本研究の結果から,日京生活の中での速い体重移動動作,特に勾配のある路面での移動動作は,下肢筋群の筋機能の維持・向上に有効な運動刺激となり得るのではないかと推察された.
著者
石田 良恵 金久 博昭 福永 哲夫 西山 一行
出版者
日本体力医学会
雑誌
体力科學 (ISSN:0039906X)
巻号頁・発行日
vol.36, no.1, pp.18-24, 1987-02-01
被引用数
2 or 0

本研究では,身体組成,皮下脂肪厚および体肢組成における女子長距離ランナーの特徴について検討し,次のような結果を得た. 1. ランナーは一般女子より有意に少ない%Fat及び体脂肪量を示した. しかしBMには,ランナーと一般女子との間に有意な差が認められなかった. さらに競技成績のすぐれているランナーほど,%Fatは低くなる傾向がみられた. 2. 皮下脂肪厚は,上腕背部,背部,腹部中央,側腹部、大腿背部において,ランナーが一般女子より有意に薄い値を示した. 皮下脂肪厚におけるランナーと一般人の差は,体肢より体幹において大きく,その差が最も顕著にあらわれたのは側腹部であった. 3. 体肢の皮下脂肪断面積は,前腕,上腕,下腿,大腿のいずれの部位においても,ランナーが一般女子より有意に小さな値を示した. これに対し,筋断面積は下腿のみランナーが一般女子より有意に小さな値を示した. 4. 以上のように,女子長距離ランナーは一般女子に比較して、筋はほとんど発達していないものの,体脂肪が著しく少ない. これは主に有酸素性トレーニングの影響を反映したものであると結論した.
著者
平山 邦明 杉崎 範英 加藤 えみか 金久 博昭 福永 哲夫 川上 泰雄
出版者
一般社団法人 日本体育学会
雑誌
体育学研究 (ISSN:04846710)
巻号頁・発行日
vol.55, no.1, pp.33-43, 2010 (Released:2010-07-20)
被引用数
1 or 0

The purpose of the present study was to examine the influence of tendon elasticity, muscle strength and muscle activities on the amount of mechanical work enhancement associated with a counter movement. Twenty-one athletes performed a unilateral maximal jump using only the ankle joint with (CMJ) and without (no-CMJ) a counter movement on a sledge apparatus. Mechanical work done by the ankle joint was calculated from the ground reaction force and ankle joint kinematic parameters, and the difference between CMJ and no-CMJ conditions (ΔWork) was determined. During the exercise, electromyographic (EMG) activities were recorded from the triceps surae muscles. The maximal isometric plantar flexion torque and Achilles tendon stiffness were also determined using a torque meter and ultrasonogram. No significant correlation was found between ΔWork and either tendon stiffness or the maximal torque. In addition, neither the difference between CMJ and no-CMJ in iEMG nor mEMG was correlated with ΔWork. On the other hand, ΔWork was significantly correlated with the integrated EMG during the braking phase (r=0.52, p<0.05) and both the integrated (r=0.55, p<0.01) and mean (r=0.53, p<0.05) EMG during the push-off phase of CMJ. These results suggest that individual differences in ΔWork are influenced not by differences in the mechanical properties of the muscle-tendon unit, but by the individuality of muscle activities during CMJ.
著者
琉子 友男 福永 哲夫
出版者
日本体力医学会
雑誌
体力科学 (ISSN:0039906X)
巻号頁・発行日
vol.35, no.3, pp.168-174, 1986
被引用数
3 or 0

トレーニング経験のない16名の健康成人男子を用いて, 脚伸展筋の等尺性最大筋力に対する筋断面積の影響, および, 筋断面積あたりの等尺性最大筋力に対する外側広筋の筋線維組成の影響について検討し, 次の結果を得た.<BR>1.等尺性最大筋力と筋断面積との間には, 先行研究と同様, 有意な正の相関係数 (r=0.61, p<0.05) が得られた.<BR>2.筋断面積あたりの等尺性最大筋力と外側広筋の筋線維組成との間には, 統計的に有意な相関係数は得られなかった.<BR>以上の結果から, 静的な最大筋力を発揮することに対しては, 筋線維組成よりも筋断面積の方がより重要な影響を及ぼしていること, さらに, 筋断面積あたりの等尺性最大筋力の大きな個人差の生ずる原因は, 筋線維組成以外の要因に依るものであることが示唆された.
著者
角田 直也 金久 博昭 福永 哲夫 近藤 正勝 池川 繁樹
出版者
日本体力医学会
雑誌
体力科學 (ISSN:0039906X)
巻号頁・発行日
vol.35, no.4, pp.192-199, 1986-08-01
被引用数
7 or 0

本研究では,スポーツ選手89名(短距離5名,長距離10名,バレーボール8名,サッカー12名,ボート22名,スピードスケート16名、相撲16名)と一般男子14名を対象に,大腿四頭筋(MQF)とそれを構成する大腿直筋(RF),外側広筋(VL),内側広筋(VM),中間広筋(VI)の各断面積における種目差および等尺性脚脚伸展力(KES)との関係について検討し,以下の結果を得た. 1.MQF断面積は,相撲(110.18cm^2)が最も高く,ついでスピードスケート(104.09cm^2),バレーボール(99.36cm^2),ボート(96.30cm^2),サッカー(89.92cm^2),短距離(86.34cm^2)の順であり,長距離(73.86cm^2)が最も低い値を示した. 短距離および長距離を除く他の種目は,一般人(75.32cm^2)より有意に高い値であった. 2.MQFを構成する各断面積は,相撲,バレーポール,スピードスケートが高い値を示し,短距離と長距離は,一般人とほば同様な値であった. 3.大腿部の全筋断面積に対するMQF断面積の比率は,バレーボール(58.66%)およびボート(57.53%)が高く,サッカー(53.81%)が低い値を示した. しかし,MQF断面積比率は,いずれの種目も一般人との間に有意な差を示さなかった. 4.MQF断面積に対する各構成筋群の断面積比率では,サッカーがRFで,スピードスケートがVLで,それぞれ一般人および他の種目より有意に高く,種目によって特異的に発達する筋が認められた.
著者
西嶋 尚彦 鈴木 宏哉 大塚 慶輔 田中 秀典 中野 貴博 高橋 信二 田渕 裕崇 山田 庸 加賀谷 淳子 福永 哲夫 久野 譜也 松田 光生
出版者
日本体力医学会
雑誌
体力科學 (ISSN:0039906X)
巻号頁・発行日
vol.52, pp.213-224, 2003-08-01
被引用数
3 or 0

The purpose of this study was to confirm the causal structure model of muscle, motor and living functions utilizing structural equation modeling (SEM). As subjects, 103 community-dwelling older men and women, aged 65.7±6.9 years of age, participated in the study to measure muscle cross-sectional area, maximum voluntary contractions, muscle power, 4 physical performance tests, and 16 questionnaires regarding ability of activities of daily living. The causal structure model of muscle, motor and living functions was hypothesized to be a hierarchical causal structure. The causal structure model of muscle function was hypothesized to be a hierarchical causal structure consisting of 3 sub-domains of muscle mass, muscle strength, and muscle power. Data analysis procedures were as follows : a) testing of construct validity of muscle function variables using confirmatory factor analysis (CFA) in SEM ; b) testing of causal structure using SEM ; c) testing of factor invariance using multi-group analysis for gender. The highest goodness of fit indices was obtained in the causal structure model of muscle, motor and living functions (NFI=.928, CFI=.978, RMSEA =.061). The causal coefficient of muscle function to motor function was. 98 (p<.05), followed by .34 for motor function to living function. From the results of multi-group analysis, the measurement invariance model indicated the highest goodness of fit indices (TLI=.968, CFI=.977). It was concluded that the hierarchical causal relation was among muscle, motor and living functions, and in which muscle function was consisted of 3 sub-domains.