著者
竹内 洋
出版者
社会学研究会
雑誌
ソシオロジ (ISSN:05841380)
巻号頁・発行日
vol.16, no.3, pp.45-66, 1971-05
被引用文献数
2
著者
竹内 洋 稲垣 恭子 細辻 恵子 目黒 強 末冨 芳 佐藤 八寿子 細辻 恵子 目黒 強 末冨 芳 佐藤 八寿子 冨岡 勝 高山 育子 井上 好人 石井 素子 野口 剛 山口 晃子
出版者
関西大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2006

学生生活調査や校友会誌、新聞記事、書簡集、小説などを資料として1930年代、1960年代の学生文化の転換点を明らかにした。これらの作業にもとづいて、明治期から現在にいたる学生小説の流れを確認し、代表となる学生小説を選定して各時代の特性についてまとめるとともに、学生文化の構造的変容を明らかにした。これらから、戦後日本社会における知識人界と「学問」の変容についてそのダイナミズムを描き出し、現在の社会における大学と大学界のゆらぎについて検討した。
著者
竹内 洋
出版者
京都大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
1994

本研究はまず旧制高校とパブリック・スクールの誕生の経緯と発展の概観をなし、とくに明治時代の旧制高等学校とビクトリア朝時代のパブリック・スクールにさまざまな点で類似性があることを指摘し、つぎに両者の類似と差異について学籍簿などのデータを集計、分析し実証的に比較研究している。知見のひとつは、旧制高校がかならずしも貧困層に開かれていたわけではなく、逆にパブリック・スクールが上流階層の独占学校でもないことである。旧制高校に社会的再生産の、パブリック・スクールに社会移動のメカニズムが働いている。もうひとつの知見はつぎのようなものである。パブリック・スクールは政治家や行政官などのジェネラリスト・エリートとくに父権的指導者を育成するのに成功したが、科学者などのスペシャリスト・エリートを育成するのに失敗した。旧制高校は自然科学や知識志向が強かったぶんいずれのエリートの育成にも対応できた。パブリック・スクール・エリートは伝統文化(ジェントルマン文化)と接続することによって安定したエリートであったが、革新能力を欠いた。一方、旧制高校の「教養」は西洋文化の吸収にあったから、伝統文化から切断され、そのぶん旧制高校エリートは軍国主義時代のショービニズム=伝統の創造の対抗力となりえなかった。これからの日本のエリート教育を考えるには、現在もサバイブしているパブリック・スクールの戦後社会の変貌を参考にしながら、もし戦後日本社会に旧制高校が存在したら、日本社会はどのようになっていただろうか、という思考実験をすることがよいだろう。
著者
竹内 洋文
出版者
公益社団法人日本薬学会
雑誌
ファルマシア (ISSN:00148601)
巻号頁・発行日
vol.26, no.4, pp.362-363, 1990-04-01
著者
竹内 洋
出版者
社会学研究会
雑誌
ソシオロジ (ISSN:05841380)
巻号頁・発行日
vol.55, no.2, pp.114-116, 2010-10-31 (Released:2015-05-13)
著者
竹内 洋
出版者
北海道社会学会
雑誌
現代社会学研究 (ISSN:09151214)
巻号頁・発行日
vol.7, pp.1-32, 1994-04-15 (Released:2010-07-27)
参考文献数
63

近代社会は雇用や地位達成において学歴が大きな規定力を持つ学歴社会である。では、なぜ学歴が地位達成におおきな比重を占めるのか。この問については技術機能主義や人的資本論、スクリーニング理論、訓練費用理論、葛藤理論など様々な説明がなされてきた。しかし、本論はこれらの伝統的アプローチに大きな欠陥があり、むしろジョン・マイヤー(John Meyer)をパイオニアとし、代表者とする制度論派の「教育論」(制度としての教育論)と「組織論」(制度的同型化論)を学歴主義の説明理論として読み直すことが重要という指摘をおこなっている。そこでまず複数の伝統的アプローチを整理するためにふたつの前提(メタ理論)から考察している。ひとつは学校効果についての前提(学歴の供給の理論)であり、それを社会化と配分に分類している。もうひとつは、雇用についての前提(学歴の需要の理論)であり、それを効率と統制に分類している。このふたつの前提を組み合わせることによって複数の伝統的な説明理論を整理するとともに、その欠陥が明らかにされる。そのあとに、学校効果と雇用の理論について異なった前提をおく制度論的アプローチの新しさと有効性を示している。最後にこうした制度論的アプローチを導きの糸としながら、日本社会における学歴主義の誕生と展開についての経験的研究の方向と可能性について若干の提言をおこなっている。
著者
竹内 洋
出版者
日本教育社会学会
雑誌
教育社会学研究 (ISSN:03873145)
巻号頁・発行日
vol.49, pp.34-56, 1991-10-20 (Released:2011-03-18)
参考文献数
42
被引用文献数
2
著者
竹内 洋平 溝口 仁志 尾原 明子 中原 麻衣 大倉 亮一 南木 伸基 岡内 泰弘 中尾 克之 井上 利彦 徳田 道昭
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.107, no.1, pp.88-94, 2018-01-10 (Released:2019-01-10)
参考文献数
11
被引用文献数
2 2

43歳,女性の不明熱患者.持続する発熱に加え,慢性蕁麻疹と無菌性・非腫瘍性の多発する骨髄炎を認めた.さらにIgM-κ型のM蛋白が検出され,自己炎症症候群であるSchnitzler症候群と診断した.トシリズマブによる治療にて上記の症状は消失し,以後,寛解を維持している.しかし,長期的にはリンパ増殖性疾患を発症することがあるため,注意深い観察が必要である.
著者
竹内洋著
出版者
中央公論新社
巻号頁・発行日
1999
著者
竹内 洋
出版者
The Japanese Society for the History of Economic Thought
雑誌
経済学史学会年報 (ISSN:04534786)
巻号頁・発行日
vol.30, no.30, pp.46-54, 1992 (Released:2010-08-05)

J. S. Mill says “That an increase of the quantity of money raises prices, and a diminution lowers them, is the most elementary proposition in the theory of currency…” in his Principles of Political Economy (1848). However he should not be understood as a supporter of such “Simple Quantity Theory of Money.” He was rather an opponent of that theory. Because Mill was first a diciple and later a colleague of Thomas Tooke (1774-1858)—who is regarded as the strongest opponent of the “Simple Quantity Theory of Money.” Tooke's influence to Mill is shown clearly in his early papers, “Paper Currency and Commercial Distress” (1826) and “The Currency Question” (1844). In these papers, he demonstrates how the concept of “hoard” and the “law of reflux” invalidate the “Simple Quantity Theory.” Moreover he mentioned the two aspects of the circulation, the circulation of income and that of capital. These facts show that Mill held the same theoretical views as Tooke. And when his Principles is reread more carefully, it will be found that he did not revised this early position. My next subject is to make clear how he built those theoretical points into Principles and placed the role of money in it.
著者
山本 博徳 阿部 孝 石黒 信吾 内田 恵一 川崎 優子 熊谷 秀規 斉田 芳久 佐野 寧 竹内 洋司 田近 正洋 中島 健 阪埜 浩司 船坂 陽子 堀 伸一郎 山口 達郎 吉田 輝彦 坂本 博次 石川 秀樹 岩間 毅夫 岡﨑 康司 斎藤 豊 松浦 成昭 武藤 倫弘 冨田 尚裕 秋山 卓士 山本 敏樹 石田 秀行 中山 佳子
出版者
一般社団法人 日本遺伝性腫瘍学会
雑誌
遺伝性腫瘍 (ISSN:24356808)
巻号頁・発行日
vol.20, no.2, pp.59-78, 2020 (Released:2020-09-25)
参考文献数
88

Peutz-Jeghers症候群は,食道を除く全消化管の過誤腫性ポリポーシスと皮膚・粘膜の色素斑を特徴とする希少疾患である.STK11遺伝子の生殖細胞系列の病的バリアントを原因とし,常染色体優性遺伝形式をとる.また,がん遺伝子パネル検査によって診断される可能性がある. 本症候群でみられる過誤腫性ポリープは小腸に好発し,ポリープが大きくなると出血,腸閉塞,腸重積の原因となる.初回の消化管サーベイランスは症状がなくても8歳頃を目安に行い,10〜15mm以上の小腸ポリープは内視鏡的ポリープ切除術を行う.消化管,乳房,膵,子宮,卵巣,肺,精巣などに悪性腫瘍の発生が認められ,適切なサーベイランスが必要である. 本診療ガイドラインでは,小児から成人にかけてシームレスに,正確な診断と適切な治療・サーベイランスが行われるよう, 基本的事項を解説し,4個のクリニカルクエスチョンと推奨を作成した.
著者
竹内 洋輔
出版者
日本スポーツ運動学会
雑誌
スポーツ運動学研究 (ISSN:13407163)
巻号頁・発行日
vol.20, pp.69-81, 2007

<p> The purpose of this study was to refer to the problems in the ISU Judging System by considering effects of the technical and artistic marks over total scores, studying the whole tendency found in the Singles evaluated through ISU Judging System.</p><p> I studied the performances and scores of top six skaters of Singles Free Skating at each Grand Prix competitions 2006 (n=72). The ofncial scores, "Judges details" were found on ISU website.</p><p> The point of this study is below;(1)this study found that Technical Score accounts for higher percent of Total Segment Score than Program Component Score does, in top- ranked skaters for both Men and Ladies at Grand Prix 2006, (2) considering about the virtual best score and the possible highest score expected from scores of Grand Prix 2006, it is suggested that the percentage of Technical Score will rise extremely if skaters will execute more and more difficult elements, (3) by classirymg the 7 marks of the virtual best score into 2 categories (technical marks and artistic marks), it became clear that the technical marks account for about 80% of the virtual best score, and (4) by comparing the performances of two skaters who have similar Program Component Score and signiticantly different Technical Score, it became clear that the difference between their Total Segment Score came from the difference in the base value of jumps, which means that the evaluation of jumps greatly affects the Total Segment Score. It should be concluded, from what has been said above, that in ISU Juagmg System, Total Segment Score is mainly affected by technical marks.</p><p> On these grounds, to make the ISU Judging System artistically and technically well- balanced, I believe that the ISU Judging System needs to be changed as below;(1)delete the technical marks of elements from Program Component Score, (2) reexamine the upper limit of Program Component Score or reexamine the evaluation standards, (3) upgrade the factor for artistic marks or set additional artistic mark (s) in Program Component Score, and (4)lower the base value of jumps.</p><p> By taking these steps, the effects of evaluation of jumps on Total Segment Score will become less and the percentage of artistic marks in Total Segment Score will rise, thus the artistic evaluation will have more effect on Total Segment Score.</p>
著者
竹内 洋介
巻号頁・発行日
vol.2019, pp.1-53,

富山でひとり暮らしをはじめた皆様のためのオリエンテーション講座2019年版(五福キャンパス編)。使用したスライド資料。富山県の簡単な紹介とともに、独自の文化・風習や富山弁、富山の名産品、観光地についても紹介している