著者
荒木 栄一
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.109, no.3, pp.419-426, 2020-03-10 (Released:2021-03-10)
参考文献数
8
被引用文献数
1
著者
荒木 晶 松浦 修平
出版者
九州大學農學部
巻号頁・発行日
vol.49, no.3/4, pp.125-132, 1995 (Released:2011-03-05)
著者
荒木 純子
雑誌
人文
巻号頁・発行日
no.16, pp.87-106, 2018-03

1953 年初演のアーサー・ミラーの戯曲『るつぼ』は、1692 年のセイラムでの魔女狩りを扱ったものである。1940 年代50 年代にアメリカで起きたいわゆる赤狩りにも触発されたことが知られている。本稿は、現在も再演されることが多いこの古典作品の意義を、これまでのピューリタン研究の文脈にも照らし、1つの歴史解釈として検討してみる。1930 年代にピューリタンの原典読み直しにより、ピューリタンはより人間的な存在として捉えられるようになった。さらに1960年代以降の新しい社会史の台頭により、セイラムの魔女狩り研究も17 世紀末の社会的政治的不安への心因性の反応という観点から説明されるようになった。そのようなピューリタンの知識に照らしてみると、ミラーはこの作品の中で、意図した通りに事件の「本質」を描いているようである。そしてその「本質」が、今日不寛容になっている社会で、人々の心に強く響くのであろう。
著者
荒木 一視
出版者
東北地理学会
雑誌
季刊地理学 (ISSN:09167889)
巻号頁・発行日
vol.71, no.2, pp.53-73, 2019

<p>近代工業勃興期にある1920年代の中国の食料の海外依存を検討した。その背景には,増加する鉱工業労働者への食料供給をどのようにして担ったのかという問題意識がある。当時の中国の穀物生産は拡大していないものの,鉱工業労働者は大きな増加を見るからであり,輸入穀物によってそれを賄ったのではないかと考えた。そこで中国の北京大学図書館で閲覧した『中國各通商口岸對各國進出口貿易統計』によって当時の食料貿易を把握した。期間を通じて上海を中心とした中部の港では欧米からの輸入拡大が認められた。従来それは中国の工業化に伴う工業原料の輸入とみられていたが,食料貿易も大きなシェアを持っていたことが明らかになった。特に小麦,米,小麦粉などの穀物の輸入がその主力であった。小麦においてはオーストラリアをはじめとしてアメリカ合衆国やカナダ,米においては香港をはじめとして英領インドやフランス領インドシナなどアジアからの輸入が中心であった。このように,20世紀初めの中国の近代工業化の一翼を支えたのは海外からの食料供給であったといえる。同時にそれは今日経済成長を遂げる中国とその食料の海外依存という文脈にも当てはまる。</p>
著者
小野寺 政行 須田 達也 荒木 英晴 木村 篤 草野 裕子 下田 星児 小南 靖弘 広田 知良 中辻 敏朗
出版者
北海道農事試驗場北農會
巻号頁・発行日
vol.86, no.2, pp.122-130, 2019 (Released:2019-11-14)

雪踏みは雪割りと同じく,土壌凍結を促進でき,野良イモ防除に有効である。雪踏みは雪割りに比べ使用機が安価で共同利用しやすいが,積雪が深い場合や傾斜地などでの実施にやや難があるため,立地条件や作付体系等を考慮して凍結深制御手法を選択する。雪踏み,雪割りに関わらず,土壌凍結深30cmを目標に制御すると,土壌物理性の改善や窒素溶脱抑制を介して圃場の生産性は向上する。土壌凍結深推定計算システムは汎用性を高め,広域で活用できるように改良した。
著者
平岡 照久 阿部 倫之 荒木 伸也 中村 和裕
雑誌
第77回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2015, no.1, pp.545-546, 2015-03-17

テレビ番組の放送中に発言された反響ツイートを利用して番組の視聴傾向を把握するための手法を提案し、評価システムの構成と実験結果について述べる。本システムでは、TwitterのストリーミングAPIを用いてテレビ番組のハッシュタグを含む反響ツイートを収集しており、番組セッション中において、ハッシュタグと良く共起しているワードのランキング結果から視聴ワードと視聴ユーザを推定するための手法やハッシュタグの更新手法について述べる。さらに、軍師官兵衛などの高視聴率番組を題材にして視聴ツイート数や視聴リツイート数の推移を示し、ビデオリサーチ社の視聴率との連動性について考察する。
著者
宮崎 武 荒木 俊輔 上原 聡 野上 保之
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告 = IEICE technical report : 信学技報 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.114, no.470, pp.97-102, 2015-03-02

素体上のロジスティック写像は,一般的に実数上で定義されるロジスティック写像を素体上で定義し,入力値と写像値を素体の元として計算機上で演算しやすい繰り返し写像である.この写像より得られる擬似乱数系列は,低い演算精度でも十分な乱数性を有していることを示したが,その系列については,まだ十分な解析がなされていない.本稿では,素体上のロジスティック写像における自己相関値により,演算精度に近い周期を持つループの存在を示し,そのループの種類を分類する.また,素体を構成する素数がメルセンヌ素数である場合は,それらのループが同じ種類になることを実験的に示す.
著者
荒木 不二洋
出版者
科学基礎論学会
雑誌
科学基礎論研究 (ISSN:00227668)
巻号頁・発行日
vol.13, no.4, pp.140-144, 1978-03-25 (Released:2010-01-22)
参考文献数
2