著者
宮部 金吾 工藤 祐舜
出版者
札幌博物學會
雑誌
札幌博物学会会報
巻号頁・発行日
vol.4, no.2, pp.97-104, 1913-04-30
著者
宮部 金吾 工藤 祐舜
出版者
札幌博物學會
雑誌
札幌博物学会会報
巻号頁・発行日
vol.9, no.1, pp.61-69, 1924-11-10
著者
宮部 金吾 工藤 祐舜
出版者
札幌博物學會
雑誌
札幌博物学会会報
巻号頁・発行日
vol.7, no.1, pp.23-35, 1917-05-30
著者
宮部 金吾 工藤 祐舜
出版者
札幌博物學會
雑誌
札幌博物学会会報
巻号頁・発行日
vol.6, no.2, pp.119-127, 1916-07-31
著者
韓 昌完 太田 麻美子 金 彦志 權 偕珍
出版者
一般社団法人 アジアヒューマンサービス学会
雑誌
Journal of Inclusive Education
巻号頁・発行日
vol.10, pp.29-42, 2021

本研究の全体的な体系として、大学における学修成果指標として「Employability based on Student Learning Outcome; ESLO」を作成し、主観的・客観的側面を踏まえた評価方法を確立することを目的とする。本論では研究の全体像のうちESLOの構成概念の検討を第1の目的とし、検討した構成概念に基づき主観的評価尺度(試案)の作成及び内容的妥当性と信頼性検証までを第2の目的とした。ESLOの概念を構成するために経済産業省が提唱する「社会人基礎力」やThe Partnership for 21st Century Learningが提唱する「21st-Century Skills」や「21st Century Learning」、ハーバード大学が提唱する「Employability Skill」などの概念を整理・検討した。その結果、ESLOの構成概念を「自己理解・自己管理能力」、「イノベーション力」、「情報・メディア・テクノロジーリテラシー」、「国際力」及び「専門力」の5領域15下位領域で構成した。ESLOの構成概念に基づいて主観的評価尺度(試案)の項目を作成し、尺度開発の専門家及び学部学生を対象に内容的妥当性の検証を行った。国公私立の3大学で122件のデータを収集し、内的整合性法を使用した信頼性検証の結果、全項目及び各領域でα> 0.700(α=0.755~0.971)となり信頼性が確認された。
著者
杉本 海晴 監物 万里香 金子 佳世 塚本 康子
出版者
新潟医療福祉学会
雑誌
新潟医療福祉学会誌 (ISSN:13468774)
巻号頁・発行日
vol.17, no.2, pp.56-59, 2018-03

本研究は、看護女子大学生4 年生に焦点を当て、1)「子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)接種」「子宮頸がん検診受診」の状況を明らかにし、2)「HPVワクチン接種決定者(自分/母親)」「HPVワクチン接種の有無」「子宮頸がん検診受診の有無」で、子宮頸がんに関する基礎知識の平均得点を比較し、検討することを目的とした。71名に質問紙を配布し69名から回答を得た。結果、HPVワクチンの接種率は73.9%、子宮頸がん検診受診率は17.4%であった。HPVワクチン接種年齢は15歳1名(2.0%)、16歳11名(21.6%)、17歳15名(29.4%)、18歳12名(23.5%)、19歳2名(3.9%)、20歳7名(13.7%)、不明3名(5.9%)であり、公的助成の対象でない年齢時や大学に入学してから接種をした学生もいることが明らかとなった。HPVワクチン接種済みの学生51名のうち、ワクチン接種を「母親」が決定した者は27名(52.9%)、「自分」で決定した者は23名(45.1%)、「不明」1名(2.0%)であった。ワクチン接種決定者が「自分」である場合、関連基礎知識の平均得点は3.39点と、「母親」がワクチン接種を決めた場合の平均得点2.48点に比べ、有意に高かった(p<0.05)。「自分」でワクチン接種を決定した場合は、「母親」による決定に比べ、基礎知識の保持状況が良好であったことは、本研究により得られた新たな知見である。子宮頸がんを自らの問題として捉え、必要な知識を所持し、自ら正しい予防行動を取れるよう、青年期からの啓発教育の必要性が確認された。
著者
金子 格 白井 克彦 阪本 秀樹
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.43, no.9, pp.981-987, 2002-09-15
参考文献数
14
被引用文献数
1

本稿ではMPEG-21国際標準化プロジェクトの現状を報告する.同標準は各国のコンテンツサービス技術全般に関係する企業,研究機関が参加し,メディア・地域横断型のマルチメディア・フレームワークの実現を目指している.現在パート7までの標準化が計画され,パート6までの委員会原案が完成している.
著者
頭金 正博 斎藤 嘉朗
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
YAKUGAKU ZASSHI (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
vol.135, no.5, pp.649-653, 2015-05-01 (Released:2015-05-01)
参考文献数
10
被引用文献数
2 1

New drug development (NDD) for intractable diseases such as cancer and Alzheimer's disease has been challenging in recent years because it is difficult to evaluate the therapeutic efficacy of new drugs and the response of individual patients. Thus biomarkers might be a useful tool to facilitate NDD because they can be used to evaluate accurately drug responses. Biomarkers include proteins, metabolites, and genetic targets; imaging data and can also be used in pre-clinical studies, clinical trials, and post-marketing surveillance. In pre-clinical studies, biomarkers are used as an index of the pharmacological and toxicological effects of a new drug, which may help to predict the clinical response. In clinical studies, biomarkers are widely used as an index of clinical efficacy and safety for dose-adjustment and for patient selection. In post-clinical studies, biomarkers may facilitate the evaluation of drug responses, as well as aid improvements in drug efficacy. Several points should be considered for biomarker-guided NDD. First, the clinical study design is very important and must be suitable to permit the use of the relevant biomarkers. The analytical methods should be carefully evaluated, and evidence should be provided regarding the physiological significance and relevance of the biomarker with regard to its intended use. Regulatory sciences are required to resolve these issues and bridge the gap between basic science and clinical studies that involve biomarkers.
著者
金澤 勝則
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
ファルマシア (ISSN:00148601)
巻号頁・発行日
vol.51, no.12, pp.1184, 2015

黄色ブドウ球菌(<i>Staphylococcus aureus</i>,以下SA)は,市中感染および院内感染の原因菌として,人類が歴史的に最も長く戦ってきた病原細菌の1つである.古くは1940年代にペニシリンの発見により画期的な治療手段を手にするも,早々にペニシリン耐性菌が出現し,その後もメチシリンをはじめとする新たな抗菌薬の開発とSA側の耐性獲得が交互に繰り返されてきた.感染症の克服において目指すべきゴールは,その予防法の確立である.メチシリン耐性株(MRSA)を含めたSAに関しても,長年多くの企業や研究組織により,予防ワクチンの研究,開発が試みられてきたが,いまだその実用化には至っていない.本稿では,SAワクチンの候補の1つであるNDV-3ワクチン(NovaDigm Therapeutics社)のMRSA皮膚・皮膚組織感染の予防効果および重症化防止効果ならびにその作用機序に関するYeamanらの研究論文を紹介する.<br>なお,本稿は下記の文献に基づいて,その研究成果を紹介するものである.<br>1) Jansen K. U. <i>et al</i>., <i>Vaccine</i>, 31, 2723-2730 (2013).<br>2) Schmidt C. S. <i>et al</i>., <i>Vaccine</i>, 30, 7594-7600 (2012).<br>3) Yeaman M. R. <i>et al</i>., <i>Proc. Natl. Acad. Sci. U.S.A</i>., 111, E5555-5563 (2014).<br>4) Yeaman M. R. <i>et al</i>., <i>Front. Immunol</i>., 5, doi : 10.3389/fimmu.2014.00463 (2014).<br>5) Lin L. <i>et al</i>., <i>PLoS. Pathog</i>., 5, doi : 10.1371/journal.ppat.1000703 (2009).
著者
菊地 基雄 脇田 充史 坂野 章吾 小川 久美子 金井 美晴 上田 龍三
出版者
一般社団法人 日本糖尿病学会
雑誌
糖尿病 (ISSN:0021437X)
巻号頁・発行日
vol.43, no.8, pp.687-693, 2000-08-30 (Released:2011-03-02)
参考文献数
23

症例は男性, 69歳 (1985年) 時にインスリン非依存型糖尿病と診断され, 74歳時からインスリン治療を続けていた. 72歳時にC型慢性肝炎を指摘された. 1993年12月肝機能の悪化を認め入院し, 80mgのグリチルリチン (GR) の連日投与を開始した. 投与後30日目から偽性アルドステロン症と低血糖発作を発症し, インスリンとGRの減量により血圧と血糖値は正常化した. インスリンを減量しGRを再投与したところ, 再び低血糖を来した. GRの減量後には低血糖発作はなかったが, 1994年8月に急性心不全により死亡した. 病理解剖で活動性慢性C型肝炎と糖尿病性腎症を認めた. GRには糖代謝に影響する多くの薬理学的作用があるが多臓器の機能低下を伴つた高齢者の糖尿病患者にGRとインスリンを投与する場合には, 血糖値の変動に注意する必要があると考えられた.
著者
金田 栄祐 平尾 邦雄 足原 修 清水 幹夫 伊藤 富造 小田 稔 KANEDA E. HIRAO K. ASHIHARA O. SHIMIZU M. ITOH T. ODA M.
出版者
宇宙科学研究所
雑誌
宇宙科学研究所報告. 特集: ハレー彗星探査計画報告 (ISSN:02859920)
巻号頁・発行日
vol.19, pp.111-124, 1987-03

The Ultraviolet Imager aboard Suisei, the first Japanese interplanetary spacecraft, successfully ended ist mission by continuously observing the Ly α intensities of comet Halley. The major findings obtained from these observations are as follows : 1) Strong short-term variation of the Ly α intensities of comet Halley; Such a rapid variation was quite unexpected in the knowledge of the past Ly α observations of comet. In relation to this variation, an accurate determination of the rotation period of this comet was attempted (52.9 hours). 2) The first measurement of the Ly α intensities from within a thick hydrogen cloud of comet. While the intensity distribution as a function of the distance from the nucleus approximately follows that predicted by the Haser model, it is also compatible with the jet repetition model. 3) Existence of a fine structure in the above photometry data, which possibly represents local enhancements of the atomic hydrogen density. 4) Brightness variation within one rotational period was pursued, producing an outburst occurrence diagram. The rapid variation of the Ly α intensities as observed suggests that in an outburst event there must be involved a small amount of hydrogen-containing molecules whose photodissociation lifetimes are quite short. 5) The observed images are brighter (overally twice) than those expected from the nominal model by IACC/WG.
著者
清水 新二 金 東洙 川野 健治 関井 友子 服部 範子 廣田 真理
出版者
奈良女子大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2001

1.アルコール関連問題の一つとして位置づけられたドメスティック・バイオレンス(DV)に関する研究は、わが国で初めての試みである。それに加え、全国データが収集されたことは今後の研究のベースラインを設定するものであり、研究成果の集合的蓄積上大きな貢献と考えられる。2.実践的な実態調査が中心であったこれまでのDV研究に対して、今回の調査研究は学術的、研究的視点から実施された。その結果、(1)特にDVと過剰飲酒の相関性が明らかになったこと、ならびに(2)全国一般住民のDVの経験率はこれまでの行政を中心にしたどの全国調査よりも低い事実が判明したこと、などは大いに論争的なものであり、今後さらに展開するDV研究の第二段階開始を刺激するインパクトをもつ。3.上記の研究上のみならず、現実の問題解決に向けた対策上の示唆が明らかな形で導き出されたことも、確実な成果といえる。具体的には、(1)DVの世代連鎖に関する分析からは、16歳前の家族暴力の目撃経験、被害経験は本人のDV被害とは無関連だが、DV加害に最も強く関与していることが判明した。DVの世代的再生産を抑止する上で、現在のDV予防、介入の重要性が示唆された。また(2)臨床調査の結果からは、アルコール依存症の場合断酒が成功するとDV行為も劇的に減少する事が確認され、DVと過剰な飲酒の関連性が浮き彫りにされたのみならず、今後アルコール臨床がDVの防止、介入に有効であることが示唆された。4.国際比較の点では、日本は米国、英国などとともに行動的というよりも言葉による暴力が比較的に多く観察された。身体的暴力の自己申告ではアフリカ諸国が目立つが、アメリカは相当に高い経験率が観察されている。日本は英国、チェコ、などとともに中位の上位国に位置づけられる。アフリカ諸国では性的虐待を含めて、多くの被害体験が報告されている。また国際共同調査の観点からは20数カ国もの多国間の共同性の確保の難しさと問題点も整理された。
著者
宇野 雄博 湯本 哲夫 片桐 麻紀子 金刺 祐一朗 藤田 桂一 山村 穂積 佐藤 常男 酒井 健夫
出版者
公益社団法人 日本獣医師会
雑誌
日本獣医師会雑誌 (ISSN:04466454)
巻号頁・発行日
vol.58, no.6, pp.401-404, 2005-06-20 (Released:2011-06-17)
参考文献数
13

市販フードを主食とする平均年齢10.5カ月齢 (6カ月~1歳4カ月齢) の猫4例に, 黄色脂肪症を認めたので, 給与食餌との関連について検討した.発症猫2例に給与されていた2種類の市販フードの分析では, 推奨量のビタミンEが含有されていたが, 療法食メーカーの成猫用フードに比べて, リノール酸の含有率が低く, ドコサヘキサエン酸の含有率が高く, ω3系の比率はω6系に比べて高かった.次に, 健康な成猫2頭に, 発症猫に給与していたフードを70日間給与したところ, 血中のアラキドン酸, エイコサペンタエン酸, ドコサヘキサエン酸の濃度が著しく高く, ω3系の比率はω6系に比べて高くなった.以上, 推奨量のビタミンEが含有されていても, リノール酸含有率が低く, 高度不飽和脂肪酸含有率が高く, ω3系の比率がω6系に比べて高い飼料を継続給与すると, 黄色脂肪症を発症する可能性があると考えられた.
著者
矢澤 卓也 柳 富子 砂金 秀章 徳田 均 飯原 久仁子
出版者
特定非営利活動法人 日本肺癌学会
雑誌
肺癌 (ISSN:03869628)
巻号頁・発行日
vol.55, no.4, pp.233-240, 2015-08-20 (Released:2015-09-24)
参考文献数
12

背景.肺リンパ腫様肉芽腫症は悪性リンパ腫と鑑別困難なことがあり,その病態も複雑である.症例.66歳,女性.11年前に健診で左中肺野の結節影を指摘され,ALアミロイドーシス(肺限局型)と診断された.6年前には右中肺野に新出の結節影が出現し緩徐に増大していたものの,症状ないため経過観察されていたが,乾性咳嗽が出現するようになり多発結節影の新出も確認されたため,確定診断目的に20 mm大の結節性病変が切除された.病理組織学的には壊死,血管破壊像を伴うリンパ増殖性病変であり,高度に浸潤するCD4+主体の小型Tリンパ球および少数介在する大型異型Bリンパ球が見られ,EBV-encoded small RNA(EBER)は大型異型Bリンパ球のみならずCD4+ Tリンパ球にも陽性であった.またクロナリティー解析により,T細胞受容体β鎖に微弱なクローナルシグナルが検出された.悪性リンパ腫として化学療法が施行されたが,腫瘍の増大および繰り返す閉塞性肺炎により,治療開始から23ヶ月後に呼吸不全により死亡となった.結論.本例では背景に何らかの免疫異常の存在が示唆され,EBV感染Bリンパ球およびCD4+ Tリンパ球が肺内で異常増殖し多発結節性病変を形成したものと考えられ,T細胞リンパ腫への移行が示唆された点が特異であった.今後同様の症例が集積され,効果的な治療法が確立されていくことが望まれる.