著者
高橋 克昌 岡本 彩子 新國 摂 岡宮 智史 紫野 正人 高安 幸弘 近松 一朗
出版者
一般社団法人 日本めまい平衡医学会
雑誌
Equilibrium Research (ISSN:03855716)
巻号頁・発行日
vol.74, no.1, pp.8-14, 2015-02-28 (Released:2015-04-01)
参考文献数
20
被引用文献数
2

The episodic vertigo of Meniere's disease is related to stress. Although the questionnaire method is useful in the evaluation of mental stress, it is hard to assess physical stress, in other words, fatigue. Human herpes virus-6 (HHV-6) and -7 (HHV-7) are the cause of Roseola infantum. Latent infection of those viruses is established in all Japanese adults, and viruses are re-activated and secreted into saliva under conditions of severe fatigue. Detection of HHV-6 DNA in saliva represents short-term fatigue which lasts for a week, and that of HHV-7 DNA indicates long-term fatigue which lasts for a month. Objective evaluation of fatigue is achieved by measurement of the levels of HHV-6 and 7 DNA in saliva. Patients who suffered from vertigo attacks within a week were divided into two groups, namely Meniere's disease with depression (D (+) Meniere) and without depression (D (-) Meniere), using questionnaires and investigation of mental problems. Saliva samples were collected, and viral DNA was amplified with the Loop mediated isothermal amplification method using specific primers as reported previously. HHV-7 DNA was detected at the high rate of 89% in the D (-) Meniere group, whereas it was 17% in the D (+) Meniere group, and 0% in healthy subjects. HHV-6 DNA was also detected at a higher rate of 64% in the D (-) Meniere group compared with 17% in the D (+) Meniere group and 33% in healthy subjects. A high rate of virus DNA in saliva indicated accumulated fatigue in Meniere's disease patients.
著者
五十嵐 大 高橋 克巳
出版者
日本ソフトウェア科学会
雑誌
コンピュータ ソフトウェア (ISSN:02896540)
巻号頁・発行日
vol.29, no.4, pp.4_40-4_49, 2012-10-25 (Released:2012-12-25)
被引用文献数
1

近年,プライバシー保護とデータ活用を両立するための技術である,プライバシー保護データマイニング(PPDM, Privacy Preserving Data Mining)の研究が盛んとなってきている.この分野で特に重要な研究テーマのひとつは,技術的に何を満たせばプライバシーが守られていると言えるのかということを解析する,プライバシー概念の研究である.そんな中現在最も注目を浴びているプライバシーの概念が,2006年にDworkが提唱したDifferential Privacyである.本稿ではPPDM分野の概要および,Differential Privacyの簡単な紹介を行う.
著者
高橋 克行
出版者
[出版者不明]
巻号頁・発行日
2013-02

制度:新 ; 報告番号:甲3932号 ; 学位の種類:博士(工学) ; 授与年月日:2013/3/15 ; 主論文の冊数:1 ; 早大学位記番号:新6304
著者
古宮 成 土生田 晴比古 北浦 英樹 土居 由佳子 高橋 克幸 中村 敦史 宮川 直康 西内 健一 山田 昇
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MR, 磁気記録 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.466, pp.11-16, 2007-01-11

我々は、記録材料Te-O-Pdを用いた追記型ブルーレイ・ディスクBD-Rの応用検討を行った。500Mbpsを超える高速データ記録チャネルに必要なレーザパルス条件を示して単層BD8倍速記録で実用的な再生ジッタを達成し、また、記録膜材料の透過率設計の自由度を活かして片面4層で100GBの大容量を実現した。更に、メディアに記録したデータの高温高湿環境の加速試験により推定寿命100年以上の長期安定保存が可能なことを示し、本記録材料が、高速化/多層化/保存信頼性のすべての面で優れたポテンシャルを有することを実証した。
著者
高橋 克也
出版者
埼玉大学図書館
雑誌
図書館と県民のつどい埼玉2009 : 展示説明
巻号頁・発行日
2009

図書館と県民の集い埼玉2009平成21年11月28日(土)、浦和コミュニティセンター(浦和駅東口 浦和パルコ/コムナーレ)官立浦和高等學学校記念資料室資料特別出展の展示説明
著者
尾崎 誠 岩崎 勝郎 手島 鍛 土井口 祐一 山田 健治 高橋 克郎 貞松 俊弘
出版者
West-Japanese Society of Orthopedics & Traumatology
雑誌
整形外科と災害外科 (ISSN:00371033)
巻号頁・発行日
vol.42, no.2, pp.521-525, 1993-03-25 (Released:2010-02-25)
参考文献数
8
被引用文献数
1 2

To assess the cause of hip lesions when combined with pelvic posterior inclinatiop such as osteoarthritic and rapidly destructive coxopathy-like changes, coverage of the femoral head to the acetabulum was measureed on computed torn ograms of 35 patients, and the relationship between degree of inclination and coverage was investigated. Patients were divided to in three groups according to their degree of pelvic posterior inclination: Group 1; less than 20° of inclination, 18 hips; Group 2; 21-25°, 6 hips; Group 3; more than 26°, 11 hips.There was no statistical difference in total coverage of the head among the three groups. Coverage of the anterior part of the head decreased and coverage of the posterior part of the head increased with an increase in posterior inclination.These findings suggest that the decrease in anterior coverage of the head with increasing pelvic inclination may lead fo the developmenf of some hip lesions.

3 0 0 0 OA ImageMagick

著者
高橋 克彦
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.61, no.12, pp.1725-1728, 2007-12-01 (Released:2010-01-29)
参考文献数
1
被引用文献数
1
著者
高橋 克弥
出版者
法政大学史学会
雑誌
法政史学 (ISSN:03868893)
巻号頁・発行日
vol.44, pp.79-96, 1992-03-24

3 0 0 0 OA 注意する意識

著者
高橋 克也
出版者
日本哲学会
雑誌
哲学 (ISSN:03873358)
巻号頁・発行日
vol.1995, no.46, pp.91-100,4, 1995-10-01 (Released:2009-07-23)
被引用文献数
1

L'attention, chez Kant, est un acte où l'entendement et la volonté s'entrecroisent essentiellement. C'est-à-dire que d'abord, elle appartient à la faculté de la connaissance, et elle est déroulée grâce à l'effet du vouloir. Ensuite, il faut remarquer que l'attention volontaire se réalise dans divers objets dont l'existence l'entendement saisit préalablement, et que par suite l'entendement est une des conditions nécessaires de la volonté. En analysant cet entrecroisement, on peut avoir une clef pour s'approcher de la problématique de l'humanité.
著者
高橋 克巳
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.66, no.11, pp.585-590, 2016-11-01 (Released:2016-11-01)

個人情報の活用と保護の技術に関して,個人情報の取り扱いの原則を解説し,個人情報の定義を述べた上で,原則に基づいたデータ収集,データ処理,データ保管の技術的観点からの解説を行う。個人情報取り扱いの原則はOECD8原則やISO/IECプライバシーフレームワークを参照しながら,利用目的,データ最小化などという独特の概念を説明し,個人情報保護法が求める保護の技術的意味に迫る。さらにこれらに対してデータ最小化に貢献する匿名化技術や情報セキュリティに貢献する暗号技術の概要を解説する。
著者
三浦 信幸 横路 誠司 井上 香織 高橋 克巳 高橋 健司 島 健一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. HI,ヒューマンインタフェース研究会報告 (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.86, pp.39-44, 1999-11-25

本稿では,インターネット上に存在する雑多な形式の情報を,位置に応じて適切に提供するための情報構造化や情報フィルタリングを行う手法を検討する.このような情報を適切に提供するためには,雑多な形式の情報に対して構造化を行い,構造化された結果を利用して,位置を含めた様々な観点から情報を分類・フィルタリングする必要がある.検討した手法では,情報構造化に際してパターンマッチや特定分野の辞書を用いた形態素解析などを行う.また,情報フィルタリングに際しては,構造化された情報と構造化されなかったHTMLファイル中の名詞や固有名詞の中からtfidf値を参考に頻出する情報を抽出する.さらに,検討した手法のプロトタイプである,モーバイルインフォサーチ3実験(MIS3)について紹介する.
著者
高橋 克壽
出版者
史学研究会 (京都大学文学部内)
雑誌
史林 = THE SHIRIN or the JOURNAL OF HISTORY (ISSN:03869369)
巻号頁・発行日
vol.71, no.2, pp.259-294, 1988-03-01

個人情報保護のため削除部分あり
著者
高橋 克巳
出版者
公益社団法人 応用物理学会
雑誌
応用物理 (ISSN:03698009)
巻号頁・発行日
vol.91, no.8, pp.484-490, 2022-08-01 (Released:2022-08-01)
参考文献数
25

デジタルツインコンピューティングは機能の技術開発が牽引(けんいん)してきたが,その未来像や影響に関しては,議論が世の中から注目され始めたところである.本稿は先行するAIやプライバシーの規律を紹介し,デジタルツインコンピューティングの課題を安全,インテグリティ,責任,ネットワークなどの側面から述べる.
著者
喜早 ほのか 別所 和久 高橋 克
出版者
京都大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2015-04-01

哺乳類の歯には、通常は退化・消失する第3歯堤が存在する。通常の歯数よりも多く形成される歯を過剰歯といい、実際にヒトにおける第3歯堤由来と考えられる過剰歯症例を経験し、報告した。本研究では歯数の制御に着目し、機能を抑制することで歯数が増加する分子と、逆に機能を亢進することで歯数が増加する分子を標的とした。USAG-1とBMP-7は歯の形態形成と大きさに重要な役割を果たす可能性があることを報告した。さらにヒトの多発性過剰歯の発生由来として幹細胞が関与する可能性を報告した。また、CEBP/βとRunx2の解析により、上皮間葉転換が離脱した歯原性上皮幹細胞に過剰歯を発生させることを報告した。
著者
脇 遼太朗 楠本 泰士 高橋 克弥 加藤 愛理
出版者
一般社団法人日本理学療法学会連合
雑誌
理学療法学 (ISSN:02893770)
巻号頁・発行日
pp.12292, (Released:2023-02-13)
参考文献数
27

【目的】股関節筋解離術前後の歩行パターンの変化をEdinburgh Visual Gait Score(以下,EVGS)を用いて明らかにすることとした。【方法】対象は股関節筋解離術を施行したGross Motor Function Classification System(以下,GMFCS)レベルI・IIの脳性麻痺患者16名とし,手術前と退院時にEVGSの評価を行い,合計・各関節・各項目のスコアを対応のあるt検定,χ2検定にて検討した。【結果】手術前の総EVGSスコアは28.9±7.4点だったのに対し,退院時は18.5±8.0点と有意に改善が見られた。各関節の変化では全ての関節で有意な変化が見られた。【結論】GMFCSレベルI・IIの脳性麻痺患者では,股関節筋解離術と術後早期の理学療法介入によって,歩行パターンが術後9週において有意に改善した。また,股関節筋解離術後に理学療法介入を行う際は,股関節のみに注目するのではなく,全体的な歩行パターンの変化を考慮する必要があると考えられる。
著者
伊藤 毅志 斎藤 大 高橋 克吉 村松 正和 松原 仁
雑誌
情報処理学会研究報告ゲーム情報学(GI)
巻号頁・発行日
vol.2006, no.23(2006-GI-015), pp.17-24, 2006-03-07

本研究では、囲碁を題材にして2つの認知科学的実験を行った。1つ目の実験では、アマチュア初心者(ルールを覚えたて)の被験者に対して、初心者向けの囲碁プログラムを用いて学習させ、その視線と発話データを分析した。その結果、初心者は相手の打った場所周辺に視線が集まっているのに対して、上達するにつれて相手の手につられずに広く盤面を見られるようになることがわかった。2つ目の実験では、アマチュア中級者(級位程度)の被験者から上級者(五段程度)の被験者に対して次の一手課題を与え、どのように思考するのかを視線と発話データを分析した。この結果から、上級者ほど盤面を広く見る傾向が見られた。一方、先行研究から、将棋では局面認識の過程では上級者ほどあまり広く盤面を見ずに思考していることがわかっている。このことは、囲碁と将棋のゲームとしての違いを表わしていると考えられる。