著者
鈴木 賢哉 鬼頭 勤 鈴木 扇太 日比野 善典 森 淳 清水 誠
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. LQE, レーザ・量子エレクトロニクス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.451, pp.33-36, 2002-11-08

1.5%の高い比屈折率差を有する石英系PLC(Planar Lightwave Circuit)により,10段の広帯域・高分解能マッハツェンダ干渉計多段接続型の可変利得等化器を作製した.本可変利得等化器を用いて,EDTFA(Erbium Doped Tellurite Fiber Amplifier)の利得等化基礎実験を行い,EDTFAの自然放出光を69nmの広帯域にわたって残留リプルレベル1dB以下に平坦化できることを確認した.
著者
鈴木 賢哉 鬼頭 勤 鈴木 扇太 日比野 善典 森 淳 清水 誠
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. OCS, 光通信システム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.447, pp.33-36, 2002-11-08

1.5%の高い比屈折率差を有する石英系PLC(Planar Lightwave Circuit)により,10段の広帯域・高分解能マッハツェンダ干渉計多段接続型の可変利得等化器を作製した.本可変利得等化器を用いて,EDTFA(Erbium Doped Tellurite Fiber Amplifier)の利得等化基礎実験を行い,EDTFAの自然放出光を69nmの広帯域にわたって残留リプルレベル1dB以下に平坦化できることを確認した.
著者
秦野 康生 関根 泰樹 金子 敏信
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ISEC, 情報セキュリティ (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.71, pp.5-12, 2002-05-15

Camelliaは2000年にNTTと三菱電機によって開発された128ビットブロック暗号である。256ビット鍵のCamelliaに対しては、FL関数の無い場合であれば高階差分攻撃を用いることによって10段の攻撃が可能であり、FL関数の有る場合でもSquare攻撃を用いることによって9段の攻撃が可能であることが示されている。本稿では、16階差分によるCamelliaの高階差分攻撃について述べ、256ビット鍵のCamelliaに対して、FL関数の無い場合には11段の攻撃が可能であることを示す。また、本攻撃を選択暗号文攻撃の立場で使用した場合、FL関数の有る場合でも11段の攻撃が可能であることを示す。
著者
川端 健 大垣 康博 金子 敏信
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ISEC, 情報セキュリティ (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.47, pp.55-62, 2001-05-10
被引用文献数
1

暗号アルゴリズムCamelliaは、NTTと三菱電機が共同開発したブロック暗号である。高階差分攻撃法は選択平文攻撃一つであり、GF(2)^n上の非線形関数に関する高階差分法を利用した攻撃法である。筆者らはE2に対し、平文を適切に選ぶことによる1階差分攻撃を示している。本研究ではその手法を8階差分に拡張しFL及びFL^<-1>を除いたCamelliaに適用した。6段Camelliaでは2^<12>組の平文,2^<22>のF関数計算量で解読が向可能である。計算機実験の結果、Pentium III 500MHzを用いて約10分程度の計算量である。また、この攻撃こ対し、n段消去型攻撃を適用するならば、鍵の全数探索2^<256>より少ないの暗号化計算量で10段まで攻撃可能であると推定できる。
著者
穴田 哲夫 久保 洋 黒木 太司 出口 博之 内田 浩光 西野 有 山中 宏治 姉川 修 川島 宗也
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ED, 電子デバイス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.522, pp.81-88, 2006-01-13

2005年の欧州マイクロ波会議の概要を報告する。本会議は35回目となり、10月3日から7日まで、フランス・パリのCNIT la Defenseにて開催された。論文数は招待論文及び一般論文の合計706件で、68オーラルセッションと5ポスターセッションで発表された。本報告では、欧州マイクロ波会議の発表を各分野のスペシャリストによって能動・受動デバイス、メタマテリアル、EMC、回路及びアンテナ・伝搬を含めたアクセスシステムまでを概説する。
著者
清川 清 神原 誠之 佐藤 清秀 伴 好弘
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.584, pp.49-56, 2004-01-15

第2回複合現実感国際会議(ISMAR03: IEEE/ACM International Symposium on Mixed and Augmented Reality)が2003年10月7日〜10日に東京の学術総合センターで開催された.本報告では,本会議の主要論文について紹介し,複合現実感研究の最新動向を探る.
著者
石井 方邦 谷田貝 健 笹瀬 巌
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SITE, 技術と社会・倫理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.114, pp.169-174, 2009-06-25

モバイルアドホックネットワークでは,インフラを想定することが難しいため,分散暗号鍵管理方式が用いられるが,従来では信頼できる第三者機関を用いて鍵生成機能を分散するという問題がある.そこで、本論文では,信頼できる第三者機関を無くすために,初期化時に一定数のノードが互いに部分的な初期化用パラメータを送り、鍵生成機能を幾つかのノードに付加する方法を提案する.また,提案方式は、鍵生成成功率を向上させるために,鍵生成機能を持つノードのネットワーク外への離脱を考慮しID廃棄リストを用いることで鍵生成機能の譲渡を可能とする.計算機シミュレーションにより,ネットワーク内の鍵生成機能を持つノードの数を一定に保つことで,提案方式が従来方式に比べ,鍵生成成功率を向上できることを示す.
著者
藤崎 貴章 川島 幸之助
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NS, ネットワークシステム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.10, pp.5-8, 2003-04-11
被引用文献数
6

P2P(Peer-to-Peer)ストリーミングは、 P2Pネットワークを利用し、ストリームデータの発信および中継処理を各ピアに分散させることによって、個人でのストリーム配信を可能とした技術である。しかし、P2Pネットワークはダイナミックに変化するため、ストリーム配信を各ピアに対して維持することが難しい。本稿では、Gnutellaプロトコルを基本としたPureP2Pストリーム配信ネットワークの構成法を提案し、その有効性について示す。
著者
馬場 聡史 浅沼 健一 前田 忠彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. A・P, アンテナ・伝播 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.104, no.201, pp.85-90, 2004-07-14
被引用文献数
2

タブレットコンピュータなど手に持って利用される端末を想定した場合,手部がアンテナ素子に与える影響は大きく人体に吸収される電力も大きい.そこで本報告では液晶ディスプレイの金属フレームに複数のアンテナ素子を設置するモデルにおいて,適応的に人体で吸収される電力を低減することを目的とした給電方法について検討を行なった.給電の構成は複数のアンテナ素子間を伝送線路で並列に接続する方法を用いた.解析手法はFDTD法を用い,相対放射電力を評価の指標として単独給電モデル,同時給電モデル,並列給電モデルの3つのモデルについて比較を行い,並列給電の有用性の検討を行なった.その結果,手部の保持位置が変化する場合でも並列給電を行なうことにより,人体の影響を受けにくいアンテナ素子に励振される電力が適応的に多く分配されることを確認した.また,最も人体の影響が表われる場合において約25%,平均では約20%の相対放射電力の向上を確認することができた.さらに,並列給電を行なった場合の指向性に関して検討を行なった.
著者
梅原 大祐 平野 智也 田野 哲 守倉 正博
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IN, 情報ネットワーク (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.60, pp.19-24, 2008-05-22
被引用文献数
7

無線システムのシステム容量の拡大を目的として,マルチホップによる無線中継ネットワークが検討されている.一方,システム容量の拡大の一つの技術として,ネットワークコーディングが注目されている.本稿では,不均一なトラヒック環境下における,2ホップ無線中継Slotted ALOHAシステムに対して,ネットワークコーディングを適用した場合のスループット,パケット送信回数,伝送遅延を解析的に導出する.解析結果は中継ノードのバッファの状態に関する待ち行列システムを解くことによって導かれる.
著者
新 博行 安部田 貞行 佐和橋 衛
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. RCS, 無線通信システム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.100, no.435, pp.57-62, 2000-11-10
被引用文献数
7

本稿では50-100MHz程度の無線帯域幅で, 多値変調(8PSK, 16QAM), ハイブリッドARQ, およびコード多重を用いて, マルチキャリア(MC)-CDMAに基づいたTD-OFCDM(Time Division-Orthogonal Frequency and Code Division Multiplexing, 512サブキャリア, サブキャリア間隔156.25kHz)により, 最大情報伝送速度100Mbps以上を実現する下りリングブロードバンド高速パケット伝送の提案を行う.シミュレーション結果より, コード多重数が拡散率に近い条件では, コードチャネル間の直交性が周波数選択性フェ-ジングにより崩れる影響で, 多値変調を用いる場合あるいは誤り訂正符号の符号化率を大きくした場合に, スループット特性が劣化することを明らかにした.16コード多重(拡散率16), 8PSKおよび符号化率R=2/3の畳み込み符号化を用いると, 3パスのレイリーフェージング環境下(遅延スプレッドσ=102.1nsec)で平均受信E_b/N_0が約24dB以上の場合に, 約105Mbpsの情報伝送速度を実現できることを示した.さらに, 24パスのレイリーフェージング環境下(σ=205.6nsec)においても, QPSKおよび符号化率R=4/5あるいは8PSKおよびR=1/2の畳み込み符号化を用いると, 平均受信E_b/N_0が約20dB以上の領域で約85Mbpsの情報伝送速度を実現できることを示した.
著者
梅尾 寛之 水頭 一壽 武田 瑛 加藤 真平 山崎 信行
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. DC, ディペンダブルコンピューティング (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.464, pp.55-60, 2009-02-26

リアルタイム処理用プロセッサResponsive Multithreaded Processorは,スレッド数が8スレッド以内であればコンテキストスイッチを行わずに優先度順に同時実行可能なRMT実行機構を持つ.しかしながら,9スレッド以上を実行する場合,ソフトウェアスケジューラによってコンテキストスイッチを行わなければならない.また周期タスクのリリースの為にはソフトウェアスケジューラを定期的に呼び出し,リリース時間をチェックしなければならない.本論文では,RMT Processorを対象としたハードウェアによるスレッドスケジューリング機構の設計と実装について述べる.本スレッドスケジューリング機構では,RMT ProcessorのプロセッシングコアであるRMT PUが全スレッドの周期を保持し,周期スレッドをハードウェアで起床させる.更に,コンテキストキャッシュ内のスレッドと実行スレッドを比較し,ハードウェアでコンテキストスイッチを行う.本スレッドスケジューリング機構によってソフトウェアによるスケジューリングを不要とし,スケジューリングオーバヘッドを大幅に削減する.
著者
大槻 恭士 大友 照彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HIP, ヒューマン情報処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.473, pp.25-30, 2002-11-15

口唇周りのオプティカルフローと単語HMMを用いた駅名発話画像認識システムについて述べる.本システムでは,オプティカルフローの抽出を専用ハードウェア「カラートラッキングビジョン」により行い,得られた特徴ベクトルをベクトル量子化によりシンボルに変換し,離散出力分布型HMMによる学習および認識を行う.特定話者における駅名50単語の認識実験より,平滑化したオプティカルフロー測定値を50画素間隔に間引いた80次元の特徴ベクトルが最も高い認識性能を与えること,状態数26の単語HMMが最も高い認識性能を与えること,また,摂動データを学習データとした場合,位置ずれなしで97%,25画素程度の位置ずれを許容して96.7%,50画素程度の位置ずれを許容しても92.4%と非常に高い認識性能が得られることなどがわかった.
著者
デルクロア マーク 中谷 智広 渡部 晋治
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NLC, 言語理解とコミュニケーション (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.405, pp.55-60, 2007-12-13

一般に、雑音や残響の影響により音声認識率は低下する。これに対し、音声強調を前処理として用いると、時間的に変化する音響的な歪みをある程度低減することができるが、必ずしも音声認識性能を改善できるとはかぎらなかった。また、モデル適応技術を用いることで、音声強調処理後の音声と音響モデルのミスマッチをある程度低減することができるが、動的なミスマッチについては扱うことはできなかった。音声強調とモデル適応のより最適な組み合わせ法の開発が重要であると考えられる。本稿では、動的なミスマッチについても適切に低減できるモデル適応法を提案する。分散を静的な分散と動的な分散で構成されるパラメトリックモデルで表現し、適応処理に基づき、モデルパラメータを最適化する。実験により、残響除去を前処理として用いた場合に、認識誤りを80%削減できること、およびクリーン音声に近い5.4ることを示す。クリーン音声の場合と近い性能が得られた。
著者
中井 孝芳 高尾 諭司
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EA, 応用音響 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.73, pp.15-22, 2001-05-18
被引用文献数
1

この報告では発声者自身がどのように知覚しているかについて述べている。我々はプロープマイクロホンにより外耳道から1cmの位置での音 (空気伝導音声) と、口唇から正面30cmの距離での音 (正面音声) を測定した。また、超小型加速度計で側頭骨の骨振動 (骨振動) を測定した。被験者は6から8名である。結果より, 高周波で空気伝導音声は正面音声に比べ 5から10dB 低いことがわかった。空気伝導音声を発声者自身に聞かせたところ. 自分自身の声に近いが低音が足りないことがわかった。骨振動は300Hzと700Hz付近にピークがあり、1kHz以上はノイズレベルであった。空気伝導音声と骨振動を加えると発声者自身の声に近くなった。この時性からも空気伝導が主な経路といえる。
著者
中谷 裕一 徳永 徹郎 山口 仁 伊東 匡
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CS, 通信方式 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.280, pp.115-118, 2005-09-08

近年ブログ利用者が急速に増加し, ブログの繋がりを利用した情報発信ツールとして注目されている.これに伴い, 今後取り扱う情報に公開情報だけではなく守秘情報も含まれることが考えられる.このため守秘情報の隠蔽が必要となるが, 現行のブログシステムは守秘情報を扱うことがないため, 含まれる情報の隠蔽手法は考えられていない.これに対し本稿ではブログデータにメタデータを付与可能とするCaTaCプラットフォームを拡張し, ブログシステムにおける守秘情報の抽出・隠蔽を実現する手法を検討・提案する.本手法により, 将来の, ブログを使った新しい通信方法技術の確立が行える.
著者
船越 裕介 松川 達哉 渡邉 均
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CQ, コミュニケーションクオリティ (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.153, pp.35-40, 2006-07-06
被引用文献数
4

通信を含む社会基盤系サービスは,サービス障害が社会に及ぼす影響が大きく,報道の対象となることが多い.しかし,報道される明確な基準がなく,報道有無の関係から具体的な通信ネットワークの信頼性向上に展開することが困難である.本稿では影響規模と影響時間,申告件数というパラメータに社会的影響度を測る指標としてトラヒックパターンを組み込み,報道有無に関して判別する方法を提案する.更にその効果についても述べる.
著者
和田 大介 小林 洋
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. DC, ディペンダブルコンピューティング (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.99, pp.7-12, 2008-06-13

本稿では,オンラインゲームをピュア型P2P(peer to peer)ネットワークにおいて行なった場合のプレイヤ間の時間チート(time-cheat)と呼ばれる不正行為の防止を行うプロトコルの一種を提案する.本方式では,分散ゲームにおいて時間チートを防止するための基本的なプロトコルであるロックステップ(lockstep)プロトコルにビザンチン合意(Byzantine agreement)アルゴリズムを組合せて用いており,あるプレイヤが不正行為を行っても他のプレイヤは引き続きゲームを継続することが可能になる.
著者
益田 昭彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. R, 信頼性 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.125, pp.41-46, 2008-07-04
被引用文献数
1

これは、サービスのように、ある事象モードから有益と有害の両方向の影響が及ぼされる場合の解析ツールとして提案したEMEAに関わる報告である。自然変化や非意識的な人為変化に基づく原因系事象の抽出にはHAZOP法を改良した誘導語を用いると可能であるが、悪意や善意に基づく意識的な人為変化に基づく原因系事象は誘導語に加えて意図語を用いることにより可能にできる。しかし、これらには"だまし"の要素が含まれていなかった。この報告では、サービスの供給者が、その受容者に対するだましを含む"ちょい悪"行動について検討した。それにより、期待していた受容者のサプライズを得られずに、想定外の望ましくない影響を招来してしまう愚かな判断過程について考察した。
著者
小池 秀明 大山 航 若林 哲史 木村 文隆
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.57, pp.7-10, 2007-05-17
参考文献数
7

本研究ではアダルト画像検出法を提案する。本手法では、対象とするアダルト画像に肌領域が多く含まれ、これら肌領域は色の均質性・集塊性を持つことを前提とする。まず、GMM(Gaussian Mixture Model)を用いて肌尤度画像を作成する。次に、肌尤度画像中で、色の均質性を有する領域のみを検出する。検出された領域ごとに閥値を動的に生成し、その閥値を用いて色の均質性・集塊性を考慮した肌領域の拡張処理を行い、最終的な肌領域とする。そして、求められた肌領域の肌尤度画像をリサイズして得られた値に主成分分析、独立成分分析を適用し、SVMで学習・分類を行い、アダルト画像を検出する。