著者
鳥塚 通弘
出版者
奈良県立医科大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2011

本研究に対して同意能力がある統合失調症患者11名、および本研究の趣旨に賛同する健常対照者12名から参加の同意を得た。同意を得た全例の上腕内側部から皮膚生検を行い、皮膚線維芽細胞を培養し、保存した。このうち4名の線維芽細胞にエピソーマルプラスミドベクターを用いた方法でiPS細胞を樹立し、保存した。そのうち、患者・健常者各1名のサンプルを用いて解析した。iPS細胞の多能性細胞マーカーの発現や、神経幹細胞への分化誘導性に差は認めなかった。いずれのサンプルから誘導したニューロンも、数カ月の培養の後に電気生理学的解析を行うと、活動電位を連発する成熟したニューロンが得られた。
著者
平山 勉
出版者
慶應義塾大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2011

地方史資料を入手して基本的史実の整理・理解に努めた上で、資料残存状況を把握して、新たな仮説を検討した。区裁判所による商業登記公告などから県内会社の設立・増資・減資・解散・倒産のデータベースを構築し、郷土資料などの収集を通じて農家や商工業者などの株式投資行動を分析するとともに、地元紙に提供された株価情報などをもとに証券業者の機能を分析した。その上で、富山県在住満鉄株主のデータベースとの接続を図り、仮説の再検討を展開した。
著者
宮田 仁美
出版者
京都大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2009

TLR4は、最近肝線維化に関与していることが示され、水腎症モデルマウスにおける腎線維化にも関与しているのではないかと仮定し研究をすすめた。野生型、欠損、低発現マウスに分けて、片側尿管結紮にて水腎症マウスを誘導し血行動態的な変化、ならびに組織学的、分子生物学的な変化について比較を行った。欠損マウスならび低発現マウスにおいては、線維化の進行が有為に遅れたがその作用は早期に限られた。
著者
秦 邦生
出版者
津田塾大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2009

本研究は、<情動>についての近年の批評的関心の台頭を踏まえて理論的枠組みを構築しつつ、英国モダニズム文学が同時代の「公共性」の変容過程に積極的に参入するさまを検証した。<情動>を個別作品の内面性や自律性を掘り崩す要素と見なすことで、シンクレア、ワイルド、ウルフなど、さまざまな作家の作品が同時代社会に批評的に介入し、それらが共同体の再編に向けたユートピア的衝動に駆動されているさまを浮き彫りにした。
著者
安永 薫梨
出版者
福岡県立大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2006

本研究では精神疾患を持つ患者が看護師に暴力を振るってしまった状況や引き金,感情を明らかにし,暴力を振るってしまった患者に必要な看護ケア,また再び暴力を振るわないようにするための取組みについて検討することを目的して,質問紙調査と面接調査を実施した。質問紙の回収数は157部,回収率は87.7%であった。収集したデータについては,量的と質的に分析した。その結果,看護師に暴力を振るってしまった患者の体験については,精神疾患を持つ患者157名中,過去に看護師に暴力を振るったことが「ある」と答えた人は,29名(18.5%)であった。患者が看護師に暴力を振るった状況では,看護師の状況判断,接遇,注意や説明の技術,アセスメント能力の問題が明確になった。また,具体的な暴力の種類については,「にらむ」が29名中14名,患者が看護師に暴力を振るった引き金としては,「看護師の対応が気に入らなかった」が29名中9名,患者が看護師に暴力を振るった際の感情については,「悪いことをしたと後悔した」が29名中14名,その後に取った患者の行動については,「謝った」が29名中13名と最も多かった。看護師がどのように対応してくれれば,殴ったり,ひどいことを言わずにすんだと思うかという問いに対しては,「優しく接してくれる」が29名中10名,看護師に暴力を振るいたくなった時の対処法については,「いらいらしている自分に気づく」が29名中11名と最も多かった。以上より,暴力を看護師に振るってしまった患者に必要な看護ケア旨としては,患者に暴力を受けた看護師が辛い思いをしているのは当然だが,それと同時に暴力を振るってしまった患者も辛い思いをしていることを念頭におき,まずは患者一看護師関係の修復から始めることが大切と考える。また,再び患者が暴力を振るわないようにするための取組みとしては,患者を一人の人間として尊重し,優しく思いやりを持って接することが最も重要と考える。
著者
村上 尚史
出版者
北海道大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2011

系外惑星の直接観測を目指し,すばる望遠鏡のための8分割位相マスクコロナグラフの開発を行った。まず,8分割位相マスクコロナグラフの性能を最大限引き出すため,望遠鏡瞳変換レンズを製作した。また,フォトニック結晶技術を利用した1.6μm波長帯用8分割位相マスクを設計,製作した。フォトニック結晶マスクは,地上観測だけでなく,将来のスペース系外惑星探査計璽においても利用できると期待される。さらに,低次の光波面乱れを高精度に測定するための低次波面センサの開発を行った。
著者
長濱 浩平
出版者
東京大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2011

歯科矯正治療では、歯および骨の三次元的な形態・位置・方向を正確に把握することはきわめて重要であり治療結果に直結する。矯正歯科医の新しい目として歯および骨の位置情報をリアルタイム三次元ディスプレイで患者に重ね合わせて表示できれば、歯科矯正治療の操作性を著しく向上させると考えられる。本研究は、リアルタイム三次元ディスプレイを用いたコンピュータ・グラフィックスで作られた物体が現実に実在するかのように感じられる拡張現実感技術を矯正歯科領域に導入し、矯正歯科医が患者から目を離さず直接的に、三次元画像を患者に重ね合わせて立体的に視覚化できるシステムを開発し、未来の新しい治療環境を実現することが目的である。本研究では、立体画像表示システムを用いて歯の三次元拡張現実感表示に向けたシステムの構築を行った。CTや歯列を三次元スキャニングした画像データを収集し、高精度3Dプリンタを用いて歯・骨・歯肉を再現した実物大立体モデルを造形した。三次元画像を構築して客観的かつ定量的な予知性・安全性の高い治療計画を正確に実現するため、コンピュータシミュレーションにより最適設計を行なった。埋入矯正用アンカーインプラントの植立の際の埋入位置や方向の三次元的な位置関係を重畳提示してナビゲーションの精度を埋入目標と埋入位置の平均値と標準誤差を求め検証した。歯および骨を立体映像として実空間に立体表示し、空間的な位置関係を立体的に理解することが可能であった。
著者
はしもと じょーじ
出版者
神戸大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2007

多様な条件下にある惑星大気について鉛直1次元の放射対流平衡の大気構造を計算するコードを新規開発した.また放射輸送計算に必要とされる大気成分の吸収線パラメタ、断熱温度勾配の計算に必要な熱力学データ、雲その他の粒子による散乱特性を計算するのに必要な凝結成分の複素屈折率など、大気構造計算に必要なデータの収集をおこなってデータベースを構築した.
著者
分藤 大翼
出版者
京都大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2005

本研究の目的は、アフリカ狩猟採集社会における文化変容を、仮面儀礼や音楽舞踊の実践といった人々の社会的相互行為の実態に即して解明することである。また調査地域の現状を記録し、後年、文化変容の比較研究がおこなえるようにビデオによる撮影を行い、民族誌映画(記録映画)を作成することも目的としている。本年度は、カメルーン共和国において仮面儀礼や音楽舞踊、集落の人口動態や歴史に関する聞き取り調査をおこない、あわせて撮影もおこなった。また、映像による記録とその活用について知見を深めるため、ニューヨーク(USA)で開催された世界屈指の民族誌映画祭(Margaret Mead Film and Video Festival)に参加し、情報の収集と関係者との情報交換をおこなった。また、報告者の制作した民族誌映画を国内外の上映会、映画祭で上映し、専門家、一般の観衆とともに討議を重ねた。本年度の成果としては、「カメルーン東部州、バカ・ピグミー社会における音楽の実践と継承」という題目で、ポスト狩猟採集社会の文化変容の一面を仮面儀礼や音楽舞踊の実践の分析から明らかにした論文を発表した。また、バカ・ピグミー社会において最も重要視されている「ジェンギ」という精霊儀礼と音楽舞踊に関する民族誌映画『Jengi』を制作し、日本アフリカ学会、日本文化人類学会の学術大会において上映し討議した。同作品は、2008年3月に沖縄大学で開催された日本映像民俗学の会でも上映され、5月にはドイツのゲッティンゲンで開催される国際民族誌映画祭でも上映されることになっている。また、その後ヨーロッパ諸国で上映される予定である。
著者
高井 直樹
出版者
横浜市立大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2011

シアノバクテリアの概日時計は KaiA, KaiB, KaiC を用いて試験管内で再構成できる.中でも KaiC の ATPase 活性は概日リズムの周期を規定しており,温度補償されている.本研究では KaiC の ATPase 活性が広い温度レンジの下でも安定的にリズムを生み出すメカニズムを明らかにするため,温度ジャンプ時の ATPase 活性の挙動を調べると共に,概日リズム異常型のKaiC 蛋白質を精製し,野生型 KaiC 蛋白質との挙動の差異を生化学的に解析した.その結果,温度ジャンプ時の ATPase 活性は一過的に上昇するが,即座に抑制される過渡応答が見られた.また,温度補償異常型では過渡応答が見られなかったことから,KaiC は ATPase 活性を用いた分子内フィードバックにより,周期の温度補償性を獲得し,その機能には C2 ドメインが重要な働きを担うと考えられた.
著者
向井 理恵
出版者
徳島大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2011

本研究では、フラボノイドを用いてユビキチンリガーゼの発現抑制を通じて廃用性筋萎縮を予防することを目的とした。研究計画では、フラボノイドのなかでもケルセチンを中心に研究を進めるとした。ケルセチンを摂取させることによりユビキチンリガーゼの発現を抑制するかは明らかにできなかったものの、筋萎縮にともなう酸化ストレスを抑制することが分かった。筋萎縮を抑制した場合でも骨格筋成長に関わる体液性因子であるIGF-1の量に変化は無かったことから、この効果は骨格筋に直接影響した結果によると考えられた。骨格筋の分解と合成との分岐点であるAktのリン酸化については、ケルセチンによってリン酸化が向上した。この結果は、骨格筋の分解よりも合成の経路が活性化されていることを意味する。このように、食事性ケルセチンは、骨格筋での酸化ストレスを抑制し、骨格筋の分解を予防しうることが明らかとなった。さらに、効果の高いフラボノイドとしてプレニルナリンゲニンを見出した。ユビキチンリガーゼの発現を抑制した。ユビキチンリガーゼの発現抑制には、PI3K-Akt経路が関与する可能性を明らかにし、学術論文として発表した。食品成分としての効果を考えるうえで重要な生体利用性についても検討したところ、血中への吸収は少ないものの、標的組織である骨格筋へ蓄積することがわかった。本研究の計画では、筋萎縮した場合にフラボノイドの蓄積性が変わるのではないかと予測を立てたが、その点については、正常な筋肉と萎縮のかかった筋肉との間に差は無かった。本研究の成果は、フラボノイドが廃用性筋萎縮を予防するメカニズムとして、PI3K-Akt経路の活性化を見出した。抗酸化フラボノイドは、骨格筋内の酸化ストレスを減弱することも明らかにした。これらの成果が得られたのでフラボノイド含有食品の臨床試験を進めており、研究の発展につなげることができた。
著者
伊藤 美由紀
出版者
東北工業大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2007

がん患者は意思決定の時期を幾度もむかえる。彼らのスピリチュアルペイン(自己存在の意味や生きる意味に対する苦しみ)について看護師を対象に調査した。時間存在喪失の苦悩では【限られた時間しかない】,【時間が有効に使えない】,【将来の時間がほしい】,【時間を終わらせたい】,関係存在喪失の苦悩では【関係を拒む】,【関係を持ちたい】,【関係を疑う】,【関係が変わる】,自律存在喪失の苦悩では【身体症状が変化する】,【変化する自分を認められない】,【将来の生活が考えられない】,【自分らしさや役割が果たせない】があげられた。
著者
市原 美恵 ビダル バレリー
出版者
東京大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2008

非ニュートン性流体中の連続的な気泡の上昇・破裂に伴う音波を調べる室内実験を行い,音波発生の時間間隔,波形,前兆信号,それらを支配する記憶効果やフィードバック機構を明らかにした.また,浅間火山に空振観測システムを設置し,研究機関中である2009年2月に発生した噴火,及び,その後の火口活動をとらえた.独自の計測方法や解析方法を試み,微弱な空気振動から火口活動の発生を検知できるようになった.
著者
室井 寿明
出版者
一般財団法人運輸政策研究機構
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2011

首都直下地震を想定し,首都圏における鉄道の長期途絶時における代替輸送手段としてバスによる輸送を検討するための技術的課題を整理し,またその効果について検証した.まず,鉄道は大量輸送交通機関であり,一般的にバスは鉄道と比較して輸送力が極めて小さいため,バスで鉄道を完全に代替することは困難である.しかし,バスの運用の方法によって効果的な輸送が可能になること,および首都圏は鉄道網が高密に存在するため,鉄道が被災しても他の鉄道による迂回が利用可能であれば,バスによる代替輸送手段も有効になるということが分かった.
著者
瀬川 高弘
出版者
大学共同利用機関法人情報・システム研究機構(新領域融合研究センター及びライフサイエンス統合データベースセンター)
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2008

アイスコア試料からコンタミネーションを極力排除した遺伝子分析や,生物種同定のプロトコルを確立するための解析をおこなった.南極アイスコア中に含まれるバクテリアの16SrRNA遺伝子解析をおこない,バクテリア群集構造解析をおこなった.その結果,間氷期と氷期で検出されるバクテリアの種類や起源に大きな違いがあり,南極氷床アイスコア中バクテリアを古環境指標として利用できる可能性が示された.
著者
犬塚 美輪
出版者
大正大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2011

指導要領の改訂以来,さまざまな言語活動が提案される一方で,それらの提案は十分に整理されているとは言えなかった。そこで本研究課題では,論理的言語力の育成という観点から言語活動の課題を整理し,教科横断的な枠組みと日常的な活動が重要であることを示した。内容理解を高め,教科横断的に実施できる言語活動の枠組みとして「説明を中心とした言語活動」を提案し,数学や文章理解課題での効果を検証した。また,日常的な言語活動を促進するツールとして「マイ・ディクショナリー」と「付箋ノート」を提案した。
著者
村上 健太郎
出版者
東京大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2009

食環境データセット(店舗名と住所をもとに開発)と既存の女子学生のデータセット(約300の市区町村に居住する約1000人)を用いて、食環境と栄養素摂取量(24時間畜尿による)との関連を検討した。近隣に駄菓子屋/パン屋が多いひとほど、尿中カリウム排泄量が少なく、尿中ナトリウム・カリウム比が高かった。また、米屋が多いひとほど、カリウム排泄量が少なく、スーパー/食料品店が多いひとほど、カリウム排泄量が多かった。さらに、八百屋が多いひとほど、ナトリウム・カリウム比が低かった。
著者
徳田 規夫
出版者
金沢大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2008

プラズマCVDを用いたダイヤモンド結晶成長モードを制御することで、ダイヤモンド表面を原子レベルで制御することを行った。その結果、デバイスサイズ100×100μm2のステップフリーダイヤモンド(111)表面の形成に成功した。また、単原子ステップを持つ正三角形島構造を世界最小のナノメートルスケールの物差しとして提案した。
著者
船越 幹央
出版者
(財)大阪市文化財協会
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2002

皇陵巡拝の動向に関して、昨年度に引き続き、各陵およびその周辺における道路等の整備状況、道標等の設置状況などについて現地調査を行い、また関連する文献調査を実施した。昨年度、神代三陵(鹿児島県)のうち可愛山陵・高屋山上陵を調査したが、本年度は残余の吾平山上陵(鹿児島県吾平町)の現地調査を実施した。本研究では、大阪をはじめとする関西の皇陵巡拝団体が各地で道標等の設置にどのように関与していたかが一つの課題となっているが、吾平山上陵の接続道路において、大阪の団体が道標を設置していることが確認された。当該団体は、これまで確認されていない団体であり、その実態については現在不詳であるが今後調査を進めたい。また、関西の天皇陵の接続道路においても各種団体の道標が確認されている。一方、文献調査においても、これまで知られていなかった堺市にも皇陵巡拝団体があることが分かった。この団体は大正末に設立されたものであるが、その組織、構成員、活動内容等の詳細についても、今後調査を進める予定である。さらに、調査の過程で、京都西部の宮内省田邑部に関する文書綴を発見した(個人蔵)。内容は、現地で陵墓を管理する田邑部が宮内省へ提出した書類の写しであり、陵墓の日常管理(現地管理者の雇用、陵墓関係施設の修繕・手入れ、参拝者の日計表など)にかかわるものである。本資料こついては、その重要性に鑑み、所蔵者の同意を得てマイクロフィルム撮影を実施した。内容の分析については、今後他の研究者とも共同しながら進めていく予定である。本年度の調査成果については、昨年度の成果とあわせて、今後論文化するなどして公表していく予定である。
著者
米虫 敦 谷川 昇 澤田 敏 狩谷 秀治 野村 基雄 鎌田 実 中谷 幸 吉田 理絵
出版者
関西医科大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2009

経皮的椎体形成術後に放射線治療を施行を可能とするための基礎データを得ることが本研究の目的である。本研究により、骨セメントが放射線治療時の線量分布に与える影響を明らかにした。この結果を基にして、椎体転移による激しい疼痛の集学的治療として経皮的椎体形成術と放射線治療の併用療法が可能となり、疼痛緩和治療のイノベーションが創出される。本研究結果は、Radiology Research and Practice誌に公表した。