著者
松原 仁 松原 健二
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.51, no.6, pp.685-691, 2010-06-15
参考文献数
5
著者
廣近理希 伊藤克亘
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2012, no.1, pp.621-623, 2012-03-06

インターネットの普及と発展により、IPサイマルラジオ放送を通してのAM/FMラジオ放送の受信が定着しつつあるが、インターネットの特色を活かしたコンテンツがあまり見られない。そこで、ラジオ放送から連続音声認識システムを用いてキーワードを抽出し、商品や話題といった実時間情報を表示するシステムの構築を行った。ラジオ音源の音声認識の問題点として、BGMや背景雑音、発声が認識性能を悪化させている。そこで、定常雑音を周波数領域で減算するスペクトル減算法での音声強調を、ラジオ音源や出演者に適応させて認識率向上の解決策とした。その認識結果から、検索キーワードとなる単語を抜き出し、放送中話題となった製品やキーワードとして、検索エンジン用に索引付けを行った。
著者
鈴木 貢
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.56, no.3, 2015-02-15

2014年10月25日に早稲田大学西早稲田キャンパスにて開催された「高校教科『情報』シンポジウム2014秋」では,情報処理学会が実施した教員免許更新講習の報告を中心に,教員の生涯教育について議論された.この記事では,その内容を受けて,教員免許更新講習の意義について読者に問いかける.
著者
恒川 里子
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. CVIM, [コンピュータビジョンとイメージメディア] (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2001, no.36, pp.177-184, 2001-05-10

現在、画像検索に関する研究が盛んに行われているが望ましい成果が得られていないのが現状である。そこで、本研究では「計算機は人間の認識活動を代行するもの」という観点から、画像データ管理者を代行して、計算機が誰にでも理解されやすいキーワードを付加するシステムを作成した。対象となる画像はディジタル風景画像に限定した。その理由は、対象を狭めて実験をしやすくするため、また、風景画の検索はその利便性から特に価値があるからである。本研究では画像中の色と垂直線と領域に注目することで、画像の(1)色構成、(2)情景の時間帯と空模様、(3)緑植物の有無、(4)遠景か近景か、(5)人工物の頻度を特徴として抽出することができた。そして、その特徴をキーワードとして検索システムを作成した。
著者
山田 剛一 森 辰則 中川 裕志
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:03875806)
巻号頁・発行日
vol.39, no.8, pp.2431-2439, 1998-08-15
参考文献数
12
被引用文献数
2

情報検索においては, 検索対象の規模が拡大するにつれ, 検索精度の向上がより強く求められてきている.そこで本論文では, 複合語をまとまりとして扱う手法と, 単語の共起情報を用いる手法を統合することにより, 探索システムの精度向上を図ることを提案する.複合語は全体で1つの概念を表現しており, まとまりとして扱うことが望ましいが, 複合語どうしマッチさせる場合には部分的なマッチングを考慮する必要が生じる.このマッチングを行い文書をスコア付けする手法を考案した.さらに, 単語が複合語を構成せず共起する場合もスコアに反映させるため, 共起情報を利用する手法と組み合わせ, 評価実験を行ったところ, 単語の重みに基づく手法, およびそれに共起情報を加える手法のいずれよりも良い探索精度が得られることが確認できた.
著者
峠 泰成 大橋 一輝 山本 和英
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告情報学基礎(FI) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2004, no.119, pp.43-50, 2004-11-26
被引用文献数
7

意見文であるか否かのタグつきデータをもとにタグなしデータを学習し、ある話題に対する単語データを作成することによって、Web掲示板から意見文を抽出する手法を提案する。タグ付きデータを学習した単語データ、評価表現や強調表現などの重みづけや主題の自動取得による重みづけによって、タグなしデータに対して意見文かどうかのスコアを算出する。そのうち上位5%と下位50%は、それぞれ意見文であること、意見文でないことが判断できると考えそれぞれを学習に用いた。学習によって作成した単語データを用いることによって、最初のタグ付きデータの単語データのみでの抽出結果に比べて、有効性を確認することができた。また、Web掲示板を少量ずつ繰り返し学習をすることで単語データを作成する手法の方が、まとめて学習を行う方法よりも良い結果を得られた。This paper describes a method of extracting opinion sentences from the Web board using iteration learning. We extracted an opinion sentence by creating the word data to a subject by learning from a Web board. These words are weighted for learning of word data by evaluation expressions, emphasis expressions, and themes which are automatically acquired. We performed scoring to create word data, and both highest 5% and lowest 50% of this data are learned again. Effectiveness was able to be confirmed by learning the word data compared with the extraction result of initial word data.
著者
中畑 将吾 中野 裕介 佐川 裕一 垂水 浩幸
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:03875806)
巻号頁・発行日
vol.48, no.1, pp.98-109, 2007-01-15
参考文献数
21
被引用文献数
2

近年の相次ぐ食品事故,偽装表示問題を受け,商品トレーサビリティの充実が強く求められている.しかし現在の商品情報データバンクは,登録型であるため特定の汎用データバンクに情報が寡占される状態が進行しており,登録されるデータ項目,データ形式が限られている.特に,少数の消費者にしか利用されない情報については軽視される傾向があり,これらの改善を図るためには従来手法に変わる情報発信,収集のアプローチが必要である.そこで本研究では,データ項目にしばられないRSSを用いた自由な情報発信と,それをデータバンクが目的に沿って自動的に収集,選別する商品情報流通モデルを提案する.これは,データバンクの運用者によって定義された新たな商品情報のデータ形式に従って生産者が情報発信するものであり,また詳細な情報を扱う専門分野に特化したデータバンクの活性化を図るものである.また提案モデルでは,従来できなかった「業界をまたぐ深い検索」が可能である.この点を評価するために,これを実現するアプリケーションを本モデルに基づいて構築した.さらに,被験者21名による評価実験を通して,実際に構築できたアプリケーションが有効であったこと,情報公開が進めばトレーサビリティの質へと変化すること,専門分野に特化したデータバンクは被験者独特のニーズにあった情報を取得することが示された.
著者
長澤 槙子 渡辺 知恵美 伊藤 貴之 増永良文
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告音楽情報科学(MUS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2007, no.37, pp.69-76, 2007-05-11
被引用文献数
1

近年MP3プレーヤの流行により,多くの人がたくさんの楽曲を聞く機会が増えてきている.楽曲には様々な音楽的特徴があり,楽器の種類,ハーモニーの変化,コード進行,リズムパターン,モチーフなどが挙げられる.そこで我々は,これらの音楽的特徴と作曲者,年代,ヒットチャートとの関係や,あるユーザの好みの楽曲の音楽的特徴の関係やユーザ同士の好みの楽曲の音楽的特徴の関係といったマイニングを行う.本稿では,以上に述べたことのマイニングを行うために,ポピュラー音楽を対象としたコード進行に着目した楽曲クラスタリングシステムを提案する.コード進行の類似度に関して,我々は音楽理論にて定義されている近親調をもとに定義した.Recently we have more chances to listen to a lot of music due to the spread of MP3 players. There are various features in music, including musical instruments, harmony, chord progression, ryhthm patterns, and motifs. Target of our study is mining of relativity among various features of music and their attributes, such as composers, date of release, ranking of hit charts, and among features of listeners' favorite music. In this paper we propose a music clustering system focusing on the chord progression of popular music for mining of the above relativity. We define similarity of chord progression according to relative keys defined by music theory.
著者
安井 希子 寄能 雅文 三浦 雅展
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告音楽情報科学(MUS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2007, no.81, pp.87-92, 2007-08-02

純音又は広帯域雑音に対する変動音の変動感に関する研究は過去に報告されている.そして,遅い速度の変動音に対する変動感の評価指標として変動強度(Fluctuation Strength FS)が過去に提案されてあり,純音に対するAM音(AM SIN)において変調周波数が約 4Hzの時にFSは最大になると言われているしかし,減衰楽器の持続的な時間変動音の変動感とそれに対する主観評価に関する調査報告はほとんどないのが現状である.そこで本研究では,減衰楽器の持続的な時間変動音としてマンドリンのトレモロ音を取り上げ,トレモロ音の変動感とそれに対する主観評価の関係を調査している.The "Fluctuation Strength (FS)" was suggested as an evaluation index of hearing sensation concerning modulated sounds of low frequency. Past studies had been investigated FS of modulated pure tones and broad-band noise, and clarified that FS for amplitude-modulated pure tone (AM SIN) with a modulation frequency within 4-8 Hz is large compared to the range outside of 4-8 Hz. However, few studies have been reported concerning the relation between FS and subjective evaluations for continuous sounds played by musical instruments. Therefore, the tremolo played by the Mandolin is employed here as harmonic sounds fluctuating of low rate, and investigated here is the relation between FS and subjective evaluations for continuous sounds using the Mandolin.
著者
星合 厚 鈴木 敦志 坂根 裕 秡川 友宏 竹林 洋一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.48, no.12, pp.3772-3783, 2007-12-15
参考文献数
14
被引用文献数
2

視覚障碍者向けのタンデム自転車における速度感をギター曲のトレモロ奏法を応用して演出する手法を提案する.晴眼者が景色の流れで速度感を常時得られるのに対し,タンデム自転車の後部座席に乗った視覚障碍者は連続的な速度感を自然に感じることは難しい.速度感をBGM(Back Ground Music)のテンポに結び付ける方法は奏功しなかったが,撥弦楽器のトレモロ奏法に着眼し結び付けることで,景色の流れのような速度感の可聴化を実現できた.自転車のスポークがレーザ光を遮ることで生成されるBGM は,車速を感じるために聞き入ることもできれば,サイクリングをより楽しむためのBGM として聞くことも,あるいは気にすらとめずに聞き流すこともできる.実験を通じ,トレモロの速さによって速度感を得ることが可能であること,機構の直感性が担保されていることが確かめられた.This paper proposes the technique that produces the speed cenesthesia for visually impaired cyclists by tremolo playing method used in guitar music. While a sighted cyclist constantly obtains a speed impression from the scenery, a visually impaired cyclist sat on the backseat of a tandem bicycle has difficulty in perceiving continuous speed impression. Though the first and straightforward way that associates the bicycle speed to a tempo is unsuccessful, the second way that associates the bicycle speed to tremolo speed succeeds in producing speed cenesthesia like scenery. The impaired cyclist can listen to the generated music to know the exact speed, or can simply hear the music as a BGM to enjoy the cycling itself, or can pay totally no attention to the music. Experimental results show that the tremolo is useful to perceive the speed, and also shows that the proposal offers instinct mechanism to hear the speed.
著者
伊藤 日出男 林 新 中田 豊久 中村 嘉志 西村 拓一 山本 吉伸 國藤 進 中島 秀之
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. UBI, [ユビキタスコンピューティングシステム] (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2003, no.115, pp.105-110, 2003-11-18
参考文献数
21

我々は低消費電力携帯通信情報端末(マイボタン)を用いた,近距離測位通信システムによる情報サービスの研究を進めている.このシステムでは,端末局は反射率変調による低消費電力情報送信を行い,基地局である測位通信装置は,端末の位置や方向を取得し,赤外空間光通信でサービス情報の送受を行う.本報告では,液晶ディスプレイの背面の散乱板を再帰光反射板に交換した小型PDAを用いた,反射率変調による空間光通信の実装について述べる.
著者
尾崎 浩和 富永 浩之 林 敏浩 垂水 浩幸
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告エンタテインメントコンピューティング(EC) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.26, pp.1-8, 2008-03-07
被引用文献数
4

応用プログラミング課題として,ボードゲーム戦略を題材とする問題解決型のJava 演習を提案する.五五ゲームの着手メソッドの実装を通して,アイデアの算法による実現,実行結果に基づく試行錯誤的な修正を習得させる.予備戦期間を設け,公開対戦を通して,持続的な戦略修正に取り組ませ,演習過程の活性化を図る.最終大会の総当り対戦の勝敗順位で得点を決め,競争意欲を刺激する.上記の方法による授業実践に向けて,大会運営サーバ WinG-CS を改良した.We propose an applied Java programming exercise by board-game strategy for problem solving learning. During implementation of hand method of Gogo game, students learn realization of idea as algorithm and revision with trial and error by execution result. We found preliminary league by open playing, before final league, which decides students' score by the result of round-robin playing. It keeps students' motivation to revise repeatedly and raises activity of the exercise. We improved the contest server WinG-CS for league management and ranking view to perform the exercise in this year.
著者
中川 聖一 Reyes Allan A. 鈴木 英之 谷口 泰広
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:03875806)
巻号頁・発行日
vol.38, no.8, pp.1649-1658, 1997-08-15
参考文献数
16
被引用文献数
19

本論文では, 音声認識技術を利用した英会話CAIシステムについて述べる. これは, システムが, 学習者の発話を自動音声認識により理解し, 待ち時間なしで適切な応答を音声で出力し, 対話を進めることにより, スピーキングとヒアリングの能力を高めるものである. まず, 日本人の発声した英語の音声認識を行うためには日本人の英語発音モデルを用いる必要のあることを示す. 次に, 評価実験として4人の日本人男性にこの英会話CAIシステムを使用してもらった評価実験結果について述べる. 使用前と使用後のスピーキングとヒアリングの能力の差を比較したところ, 全員に能力向上がみられた. またアンケートの結果, 本システムを引き続き利用したいとか, システムの応答時間はちょうど良いといった意見が多く得られた.
著者
松田 健 佐藤 暁 森 健介 堤 利幸
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. SLDM, [システムLSI設計技術] (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2007, no.2, pp.67-72, 2007-01-17
参考文献数
9

情報処理技術者試験で用いられている仮想計算機COMET IIとそのアセンブリ言語CASL IIは、シンプルで理解しやすい構造のため多くの教育機関でCPUやアセンブリ言語の学習に広く活用されている。しかし現在組込みソフトウェアの開発では、C言語でCPU制御プログラムを記述することが一般的である。しかし実用的なCOMET II用Cコンパイラはこれまでなかった。そこで本研究では実用レベルのCOMET II用Cコンパイラの開発を行い、C言語を用いたCOMET IIマイコンの制御を可能にした。
著者
坂庭 紳悟 笹倉 万里子
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. MPS, 数理モデル化と問題解決研究報告 (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.126, pp.89-92, 2008-12-10
参考文献数
7

男子体操競技における各種日の「演技」は次々と実施される「技」によって構成される.演技構成の採点は演技構成内のそれぞれの単独の技に対して点を与えるものと技の実施の並びに対して点を与えるものからなる.採点対象となる技は採点規則で明記されている.本研究では,採点対象を「技の列」であるど捉え,その列を走査する機能を持つコンピュータプログラムにより体操競技における演技構成に対して採点を行うシステムを構築する.採点規則は,主に自然言語を用いて記述されているが,本研究ではそれを形式的に表現する.構築するシステムは演技の「技」の列を入力とし,形式的に表現された規則を用いてそれを自動的に採点する.このシステムを用いることにより採点の曖昧性を排し,誤採点をなくすことが可能である.
著者
河原 英紀 片寄 晴弘
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.43, no.2, pp.208-218, 2002-02-15
参考文献数
40
被引用文献数
12

音楽としての歌唱の魅力は,歌詞をともなうことに多くを負っているといわれる.しかし,歌詞の理解できない外国語の歌唱であっても,楽器としての人間の声の魅力を楽しむことができることも事実である.ここでは,楽器としての声そのものの魅力を楽しむスキャット,ヴォーカリーズ,口三味線,鼻歌等を対象として取り上げ,音声処理技術を用いて,その魅力の分析,再合成,加工を行うシステムの開発を狙う一連の研究構想を提案し,実現技術の予備検討結果を紹介する.具体的には著者らが開発している高品質音声分析変換合成システムSTRAIGHTをエンジンとして利用し,基本的な反射弓を修飾する発声制御モジュール,韻律制御モジュール,音楽情報処理モジュール,インタラクション制御モジュール等を逐次更新していく生態学的枠組みに基づく開発戦略を提案する.様々な研究者が,このようなシステムの実現を意識して研究を進めることは,計算機音楽の範囲を拡大するだけではなく,音声に含まれる非言語情報やパラ言語情報の処理技術に対する有力なベンチマークの機会を提供するものと考えられる."A research program to develop a versatile system for analysis, manipulation and generation of a specific vocal music genre;scat, vocalease, {\it kuchi-jamisen} and humming, is introduced.One of the major aim of the program is to explore why vocal music is still attractive,even if their lyrics are not intelligible when they are sung in a foreign language.This may sound peripheral to the usual belief that lyrics is the centralcharm point of vocal music.However, we argue that this type of research is indispensable forunderstanding roles of non-linguistic andpara-linguistic components in speech and vocal music.The proposed program uses STRAIGHT as its central analysis, modification andsynthesis engine, and will refine its constituent modules like voicing control,prosodic control, musical information processing, interaction control, and so on,organized as modifiers of the basic reflex arc,in an evolutional and developmental process.This research program,that can be understood as a global load-map for various individual research projects,provides a unique common ground for benchmarking non-linguistic and para-linguisticprocessing algorithms as well as a wide variety of opportunities in computer music applications.
著者
朝永聖也 中島伸介 稲垣陽一 中本レン 小倉僚 張建偉
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告データベースシステム(DBS)
巻号頁・発行日
vol.2013, no.1, pp.1-8, 2013-11-19

有望な流行語候補を早期に発見する手法の一つとして,流行語先読みブロガーの発見を目指している.この流行語先読みブロガーの発見を行うために,過去の流行語に対してどの程度早くから言及していたのかを分析することによる,ブロガー先読み度判定手法を提案する.具体的には,その流行語が語り始められた時点を推測し,その時点から流行のピークを迎えるまでの期間において,対象となる流行語に関してどの程度早期に言及していたのかを評価する.本稿では,提案する先読み度判定手法について説明すると共に,本手法で必要となる流行語候補のカテゴリ分類について評価を行ったので,報告する.The purpose of this study is to discover good predictors in blogosphere, as one of methods to detect promising buzzwords. In order to find good predictors, we propose a method for evaluating bloggers' buzzword prediction ability by analyzing how early bloggers mentioned past buzzwords. Concretely, we predict the time when a buzzword began to be mentioned, and evaluate how early the buzzword was mentioned in the period from the beginning time to the peak. In this paper, we describe the analysis method of bloggers' buzzword prediction ability, and report the evaluation on buzzword classification.
著者
Wing Jeannette M. 中島 秀之
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.56, no.6, pp.584-587, 2015-06

このエッセイはコンピュータ科学者だけではなく,すべての人が学び,そして使いたいと考えるに違いない一般的な態度とスキルに関するものである.
著者
矢野 郁子 北山 暁子 藤代 一成
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告グラフィクスとCAD(CG) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.1997, no.19, pp.19-24, 1997-02-21

近年,リアルタイム画像生成の新しいアプローチである,画像ベースレンダリング(mage?based renderin)が注目されている.これは,あらかじめ獲得した射影像のセットから新たなビューを再構成する考え方である.視点を変えるごとに照明計算を伴う3次元ビューイングを実行していた従来のレンダリング法に比べ,計算コストの削減が可能であり,また計算コストがシーンの複雑さに依存しない,などの特長をもつ.本論文では,この画像ベースレンダリングの一方式であるライトフィールドレンダリング(evoyら,199)の実装上重要なポイントとなるリサンプリング法について,3通りの方式を設計し,それらの間に成り立つ時間効率と画質のトレードオフの関係を,簡単なオブジェクトを含むシーンを用いて実験的に検証する.Image-based rendering has recently attracted much attention as a novel approach to real time images synthesis. The approach uses a set of pre-acquired views to reconstruct a new scene for an arbitrary viewpoint. The required calculation for interactive viewing the scene is generally less time-consuming than traditional 3D viewing transformation with illumination models, and also being inherently indepedent of the scene complexity. This paper focuses on a relatively new image-based method, termed Light Field Rendering (Levoy and Hanrahan, 1996), and designs three schemes for resampling a discrete space of lines (pre-computed pairs of viewing vector and radiance at the intersection point with an object) to determine an adequate intensity value for each pixel. Temporal complexity v.s. image quality tradeoffs held among these resampling schemes are analyzed empirically with the rendition of a simple geometrical object.
著者
竹森 敬祐 藤長 昌彦 西垣 正勝
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. マルチメディア通信と分散処理研究会報告 (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.21, pp.61-66, 2008-03-06
参考文献数
9
被引用文献数
1

Source IPを詐称した攻撃対策として,ネットワークを通過する攻撃パケットを被害者側(Destination)から加害者側(Source)へと遡って追跡するIPトレースバックが注目されている.しかし,トレースバックに必要な機能を,通信経路上の多数のルータに組み込むこと,もしくは専用の装置を多数設置することが導入への障壁となっている.そこで本研究では,既存のDNSサーバのログ,もしくは,DNS通信をキャプチャする装置だけでSource IPを探し出す,詐称IP探索方式を提案する.これは,攻撃の直前に被害者ホストのFully Qualified Domain Name(FQDN)に該当するDestination IPをDNSサーバに問い合わせたログから,Source IPを探し出す手法である.また,Source IPが詐称されていることを,通信に関与しないドメインに漏洩しないように,Source IPとFQDNのハッシュ値を用いて確認する手法と,複数のDNSログを照合することで探索結果の信頼性を向上させる手法についても検討する.本手法の有効性を確認するために,Botから発信されるパケットを収集することで,DNS検索型の攻撃割合を調査する.