著者
嶋田 典司 矢島 聡 渡邊 幸雄
出版者
千葉大学
雑誌
千葉大学園芸学部学術報告 (ISSN:00693227)
巻号頁・発行日
vol.41, pp.15-21, 1988-03-18
被引用文献数
3

水生シダであるオオサンショウモを用いて下水二次処理水及び富栄養化された湖沼の水から栄養塩を除去することを目的に基礎的な実験を行い,以下の結果を得た.1)合成培養液を用いた室内実験から,オオサンショウモはpH4から8の広い範囲で生育が可能であることがわかり,植物体が2倍になる時間は4.5日であった.N源ではNO_3-NよりもNH_4-Nをよく吸収し,生育も良好であった.N,Pの吸収量は新鮮重1gあたりNとし23.5〜5mg,Pとして1〜1.5mgであった.2)下水二次処理水を用いた栽培実験では栽培期間中にNO_2-Nが18ppmになったが,オオサンショウモには障害は発生しなかった.処理水中のPが0.1ppmと低濃度の場合でもオオサンショウモの生育は可能であったが,Pを1ppm添加することにより,Nの吸収が増し,添加したPもほぼ吸収しつくした.3)手賀沼の水を用いた実験ではオオサンショウモの生育は10日で約4倍になり,N,Pの濃度低下も顕著であった.以上の結果から,富栄養化された水からの栄養塩の除去にオオサンショウモの利用はきわめて有効であることがわかった.
著者
金田 章宏 松本 泰丈 HOLDA M・A
出版者
千葉大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2004

当該の研究期間における研究成果の概要は以下のとおりである。1.八丈方言の文法書を作成した。これはまだ草稿段階のものであり、こんごこれをもとに、練習問題や発展問題などを充実させて学校教育における副読本として利用できるレベルのテキストにまで完成度を上げることで、消滅の危機に瀕した方言再生の手がかりとなる可能性がある。2.過去に録音された八丈島の談話資料をローマ字とカナで文字化し、対訳を付した。これまでに代表者がかかわってきた八丈方言民話・談話資料作成の一環であり、研究期間終了後も継続して進められる予定である。3.八丈方言とのかかわりを念頭に、奄美方言の文法を記述した。分担者である松本がこれまでに行なってきた八丈・琉球方言比較研究の一部となるものであり、代表者が現在個人で行なっている八丈・八重山方言比較研究とも深く関連するものである。4.研究成果の一部を国際会議で発表した。関連する内容についてはこれ以前にも国際会議で発表を行なっているが、今回の研究期間にかかわるものだけを報告書に掲載する。さらに、分担者であるホウダは他言語との対照研究に重点を置いた別稿を準備中である。5.国語研究所に保存されていた八丈方言資料(カードで保存)を電子化し、検索可能なものとした。これにより、文法研究の深化に比べて方言辞典作成の面で遅れていた部分を多少なりとも補うという可能性がでてきた。これについては報告書にも掲載するが、代表者のホームページでの公開も予定している。6.代表者のHPを開設し、過去の関連する科研の成果とあわせて、研究成果の公開を開始した。こんごさらに充実させていく予定である。http://student2.international.chiba-u.ac.jp/kaneda/index-htmlのなかの八丈方言資料
著者
久保田 正人
出版者
千葉大学
雑誌
言語文化論叢
巻号頁・発行日
vol.6, pp.1-25, 1999-12-27

The presentation in monograph form of a topic such as agrammatism to which our best neurology textbook does not dedicate much more than three lines and which is touched on only occasionally in comprehensive presentations of aphasia requires a justification even when the topic has been chosen only as the starting-point of a further, far-reaching description. This whole book constitutes such a justification…. The minimal appreciation of agrammatism is apparently based on important arguments, I.e., on the in-frequency of the symptom, the minor significance which comes to it as a disorder, and finally the allegedly still controversial localization of it. The last aspect carries more weight as the inference was added to it that accordingly agrammatism does not have localizational importance in every case…. [It must be stated]….that agrammatism does not represent just a mere "peculiarity" in the area of aphasiology; on the contrary, it will become evident that: the process of the grammatical-syntactic formulation, which is basic to the disorder(s) of agrammatism, forms the bridge, or more specifically, forms a very particular part of a bridge between psychic conception and linguistic alienation of speech. Hence, agrammatism becomes, as it were, the center of aphasiology.
著者
坂本 一之 小田 竜樹 木村 昭夫 木村 昭夫 R.I.G. Uhrberg M. Donath
出版者
千葉大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2008

半導体表面上に作製した低次元ナノ構造体での巨大スピン分裂など、特異なラシュバ効果の観測とその起源の解明を目的に実験と理論の両面より研究を遂行した。その結果、固体表面の対称性に起因した、表面垂直方向に100%偏極したラシュバスピンや、不可欠だと思われていた時間反転対称性がなくてもラシュバ効果が起こることなど、それまでの常識を覆すようなラシュバ効果を報告した。また、ラシュバスピンの向きが原子核近傍の電荷分布の非対称性により決定されることも示した。
著者
沖津 進 百原 新 守田 益宗 苅谷 愛彦 植木 岳雪 三宅 尚
出版者
千葉大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2009

本研究では,本州中部日本海側山地において,高山・亜高山域での最終氷期以降の植物群と環境の変遷史を,湿潤多雪環境の推移および植物地理的な分布要素に基づき整理した植物群の挙動を中心として,固有性の高い植物群落の形成過程に焦点を当てて明らかにし,「乾燥気候が卓越した最終氷期時にも,より湿潤な気候下に分布するベーリング要素植物群が,地形的なすみわけを通じて共存分布していた」との,全く新しい植物群・環境変遷史を提示した.
著者
野田 公俊 盛永 直子 桑原 聡 清水 健 森 雅裕 盛永 直子 桑原 聡 清水 健 森 雅裕
出版者
千葉大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2007

蛍光色素で標識した精製SubABを作製した.この毒素の標的臓器は上部消化管であると推察された.臨床分離株大腸菌におけるSubAB産生株の出現頻度について解析した.使用したEHEC29株中、全株がStxを産生しており、2株だけがsubAB遺伝子を保有し、かつSubAB毒素を産生してた.SubAB産生株を効率良く迅速に検出するためのキット作製には、SubAB毒素の特異的酵素活性による検出法が有効と結論された.
著者
越谷 重夫 野澤 宗平 北詰 正顕 西田 康二 松田 茂樹 大坪 紀之
出版者
千葉大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2005

研究代表者 越谷重夫 は、今回の研究課題に関して、この3年間に以下のような結果を得た。まず第一に、ブルエ予想と大変関連が深い、グラウバーマン対応を通じての2つのブロックの間の関係を、共同研究者のM.ハリス(Harris)と共に研究を行い、対応している2つのブロックの間には森田同値という深い関係がありそして、この関係は明確に捕らえることのできるある両側加群によって誘導されることを証明した。この結果は雑誌Journal of Algebra (Elsevier)に掲載された。また、別の共同研究者の功刀直子と脇克志と共に、有限離散単純群のなかでもかなり大きな群であるヤンコー(Janko)の第4番目の群J4及びすべての素数に対して、ブルエ予想が成立することを証明した。これの結果は、雑誌Journal of Pure and Applied Algebra (Elsevier)に掲載された。また、研究代表者 越谷 は、まず海外では、ドイツ・オーバーヴォルファッハ数学研究所、フランス・リュミニー数学研究所、オックスフォード大学数学研究所、シカゴ大学、イギリス・アバディーン大学、イギリス・ロンドンシティー大学、ドイツ・イェーナ大学、ドイツ・ブラウンシュヴァイク工科大学、イギリス・リーズ大学、アイルランド・国立大学メイヌース(Maynooth)等で、そして国内においては、京都大学数理解析研究所での研究集会等で、上記の結果を講演発表した。また、研究分担者である功刀直子は、第9回代数群と量子群の表現論研究集会(2006年5月)、および日本数学会代数学分科会年会(2006年9月大阪市立)において、ブルエ予想に関しての特別講演を行った。
著者
大熊 真由美 杉田 克生
出版者
千葉大学
雑誌
千葉大学教育学部研究紀要. I, 教育科学編 (ISSN:13427407)
巻号頁・発行日
vol.48, pp.181-192, 2000-02-29

千葉県内の養護教諭76名を対象に,てんかん児の学校生活における現状と対処法についてのアンケート調査を実施した。てんかん発作の発生場所,てんかんのイメージ,てんかん治療薬の副作用,保護者との連携,級友への報告,学校生活での配慮,発作の前兆・誘因,医師との連携についての現状を調査し,現在学校現場ではてんかんについてどのように扱われているのか把握し,てんかん児がよりよく学校生活を送れる為に養護教諭としてどのように配慮していけばよいのか検討した。1) てんかん発作を見た経験については約9割が「ある」と回答し,具体的な場所は「授業中」が約8割と多かったが,その他の回答も多く,てんかん発作は時と場所を選ばず起こり得ることが分かった。2) てんかんという病名のイメージは「不安」約3割,「特になし」約3割であり,社会的に残っているてんかんという病名に対する偏見は今回の調査ではほとんどみられなかった。3) てんかん治療薬の副作用については学校現場では「眠気」が約7割であった。またその他の副作用も少数ではあるがみられ,治療薬により様々な副作用が出現することが分かった。4) 保護者からてんかんであることの報告を受けた経験については「ある」と約9割が回答し,その後の配慮としては「発作時への処置をあらかじめ知ることで心構えができる」と約9割が回答した。逆に報告されずに困った経験としては約4割が「ある」とし,その具体的内容として「学校行事や授業中に発作が起こり大騒ぎになった」と約8割が回答した。てんかんらしいと思われる子供で保護者からの報告がないという経験については「ある」と約7割が回答した。またその理由として「変な目で見られ差別または特別扱いされるのではと過剰防衛的になっていると思われる」が約6割であった。5) 級友への報告については「話す」約4割,「話さない」約5割,「話す・話さない両方」約1割となった。これについてはてんかんの状態,年齢等によって回答は変わると思われた。6) てんかん児の学習傾向については特別な傾向はみられなかった。また,学校行事や運動への参加については「配慮しながら普通にしてよい」が約8割であった。さらに,宿泊行事については約5割が「全員参加させる」とし,その際の注意点として「薬の服用を確認してけいれん発作時の頓服薬を持参させる」が約7割であり,今回の調査ではてんかん児に対し,学校行事への過剰な制限はしていないと思われた。7) てんかん発作の前兆については約8割が何らかの変調を感じていた。また子供の異常に気づいた際の対処として約6割が何らかの対処を行っており,具体的対処法は「担任に連絡して保健室で体ませる」が約6割であった。てんかん児の普段の健康管理については約3割が何らかの指導を行っており,その具体的内容としては誘因と考えられる行動についてできるだけ排除させようとしていることがうかがえた。8) てんかん児の対応についての医師との連携については「とっている」約3割,「とっていない」約4割、「とっていないがとりたい」約3割であった。具体的にどのようなことで連携を図りたいとしているかについては「生活全般」,「発作時の対応」が約7割で多く,養護教諭が積極的にてんかんに対しての知識を深めていこうとする姿勢がうかがえた。
著者
竹内 望
出版者
千葉大学
雑誌
若手研究(A)
巻号頁・発行日
2006

アジア内陸部天山山脈のウルムチNo.1 氷河の雪氷微生物の調査を行った.その結果,氷河表面には3種のシアノバクテリア,2種の緑藻の繁殖が明らかになった.上流部で採取したサンプル分析の結果,春から夏の融解期に緑藻が繁殖し,さらに融解が激しい年にはシアノバクテリアが繁殖することが明らかになった.この季節変化の要因は主に融解量で,大気降下物として供給される窒素も関与している可能性があることが示唆された.
著者
浅野 二郎 仲 隆裕 藤井 英二郎
出版者
千葉大学
雑誌
千葉大学園芸学部学術報告 (ISSN:00693227)
巻号頁・発行日
vol.37, pp.69-78, 1986-03-30
被引用文献数
1

わび茶が創始され,多くの人たちがそれを継承するなかで,わび茶は大きく発展する.わび茶が発展するなかで,やがて,遊芸の茶ともいえる贅と華美に流れる茶が流行する時期を迎える.この時流のなかで,わび茶本来の姿へ立ち戻るべし,とする人達があらわれる.本報告では,このような人達の中から,資料によってその事績を比較的明確にとらえることのできる藤村庸軒と井伊直弼の茶と茶庭について取り上げ,検討した.特に茶庭については現存する西翁院・澱看席と,埋木舎・〓露軒および茶湯一会集を中心にして考察を加えた.そこでは,いずれも,わび茶の原点への回帰を希う真摯な姿勢が,具体的な作例あるいは著書・諸記録を通してうかがい知ることができる.
著者
中間 美砂子 中山 麻衣子
出版者
千葉大学
雑誌
千葉大学教育学部研究紀要. I, 教育科学編 (ISSN:13427407)
巻号頁・発行日
vol.48, pp.95-110, 2000-02-29

家庭科男女共学履修がジェンダー観,家庭科観にどのような影響をもたらしたかを明らかにするため,本研究を行った。研究にあたっては,まず,1 家庭科とジェンダー観のかかわりに関する先行研究にあたり,ついで,2 家庭科男女共学履修制度導入による家庭科カリキュラムの変化について学習指導要領の目標,内容の変化及び教科書の人物画像をジェンダー視点から分析した。そのうえで,大学生を対象に,家庭科男女共学履修によるジェンダー観,家庭科観の変化についての調査を実施した。結果の概要は次の通りである。1 家庭科とジェンダー観に関する先行研究では,「女子必修の家庭科はジェンダーに基づく偏向を伴った教科であった」,「家庭科は,ジェンダーにかかわるテーマを学習題材としており,性平等意識を育てる教科としての特性を持つ」の2点が指摘されている。2 男女共学履修制導入により学習指導要領の目標には,「主体的」「家族」という語が新たに取り入れられ,内容には,高齢者の生活と福祉,消費生活と消費者としての自覚,生活情報の活用,青年期の生き方と結婚,生命の誕生,子どもの人間形成と親の役割が新たに取り入れられた。3 男女共学履修制導入により発行された教科書の人物画像をみると,男性画像,平等場面が増加し,伝統的場面が減少しており,平等意識を育てる役割の一端を担っていると考えられる。4 家庭科男女共学履修によるジェンダー観,家庭科観の変化についての調査結果の概要は次の通りである。(1) ジェンダー観水準は,女子の方が男子に比べて高水準で,家庭科の学習内容の重視度も高い。(2) 男子の共学履修グループは,履修なしグループよりもジェンダー観は高水準で,学習効果の認識は高く,新設項目についての評価が高い。(3) 女子の別学履修グループは,共学履修グループよりも,ジェンダー観は高水準であるが,学習効果の認識度は低い。(4) ジェンダー観水準が高いグループは,男女とも学習効果の認識は高く,新設項目をより重視している。男子の場合,育成する能力の重視度は高く,女子の場合,学習希望は高く,新設項目を重視している。
著者
門間 要吉 慶野 征〓 小林 康平
出版者
千葉大学
雑誌
千葉大学園芸学部学術報告 (ISSN:00693227)
巻号頁・発行日
vol.44, pp.81-91, 1991-03-01

(1)本稿はイチゴの養液栽培農家14戸の収益性を実態調査の資料を用いて検討したものである.収益性の高い農家は収穫量が多いのみならず,その多くを市場価格の高い時期に出荷している.逆に収益性の低い農家は収穫量が少いだけでなく,生産費も高く,かつ出荷期は市場価格の低い時期である.(2)イチゴの市場価格は季節別に大幅に変動し,11月末から翌年1月中旬にかけて高く,春に低い.収益性を高める最大の要因は,市場価格の高い時期に収穫量のピークを合わせることである.しかし,11月末から12月に収穫期を合わせるためには,イチゴ苗の花芽分化を8月末から9月に行わなければならない.ところが,この時期は気温が高く,苗の栄養成長の旺盛なときである.したがって,人工的に苗を冷蔵庫に入れ,あるいは根を切断して,花芽分化を促進させることになるが,これが他方,その後の苗の成長に大きく影響し,収穫の時期と量を左右することになる.イチゴ栽培技術の決定的なポイントである.(3)養液栽培は,多額の資本投入によって経営が成立する.したがって,極めて集約的でかつ高収入獲得可能な経営として展開されなければならない.イチゴ養液栽培の経済的安定のためにはまず,増収技術の確立が重要であり,さらに高価格期に大量収穫を実現する技術的対応が欠かせない.そのためには,経営者は,常に養液栽培の基本的理論に立脚した科学的な施設の利用と同時に,イチゴのもつ生理生態上の特性を完全に理解するとともに,この特性を十二分に発現可能な諸施設の整備充実,適確な技術的対応の可能性を確保されなければならない.たとえば,養液調製補給にしても,メーカーの定める基準や手法を尊守して忠実に実践することも重要であろうし,水質・水温もかなり重要な生育安定要因と考えられるので,常に検定を基礎とした調整をおこたらず,生育の充実と促進のための最適条件を確保することが肝要であろう.また,花芽分化促進の技術対応は極めて重要である.その施設の不備などから充分な効果が得られないこともある.現状では農家個々が,思い思いの施設で冷蔵処理が行われているが,これなどは,生産地域における組織化のなかで,最適処理施設を完備して共同利用による処理機能の高度化なども今後の課題である.(4)養液栽培は土耕栽培にはみられない有利な成果が期待される.すなわち,収益性のみでなく,作業管理の側面でも作業の能率化や作業労働強度の軽減に大きな効果を発揮している.したがって,栽培プラントだけではなく,栽培全般の合理化のために必要な諸設備も含めて総合的な施設設備が永続的かつ安定的なイチゴ養液栽培の可能性を保証するものではないだろうか.
著者
伊藤 直美
出版者
千葉大学
雑誌
語文論叢 (ISSN:03857980)
巻号頁・発行日
vol.22, pp.113-130, 1994-11-15
著者
兪 文偉 横井 浩史 汪 金芳 村田 淳 横井 浩史 汪 金芳 村田 淳
出版者
千葉大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2007

本研究は運動機能及び感覚機能代行における機能補助機器とその使用者間の動的協調の実現を目指すものである。研究期間中,機能補助機器を筋電義手に限定し,(a)様々な動的タスクにおける肩・アーム・手複合体の協調特性の計測や動的補助動作を実現するための使用者運動意図の識別方法の開発,(b)使用者への感覚提示方法の提案,(c)(a)と(b)の統合で,動的協調を実現するためのインタフェースの構築を行い,その有効性を検証した.